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オーストラリア発見前のものだった。2万円程度で買った地球儀がオークションで1740万円に

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(著) (編集)

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image credit:hansonsauctioneers.co.uk
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 すでにギリシャ時代に存在したとされる地球儀だが、現存する世界最古のものは、1492年にドイツのマルティン・ベハイムが作成したものだ。同年、コロンブスがアメリカ大陸を発見している。

 ヨーロッパ人が最初にオーストラリア大陸を発見したのは1606年と言われており、それまでは地球儀にはオーストラリア大陸は記されていなかった。

 イギリスの女性がアンティークショップで150ポンド(約22500円)ほどで購入した地球期はまさにそれだった。1550-60年頃のものと思われるその地球儀はオークションにかけられ、1740万円の値がついたという。『artnet news』などが伝えている。

古い地球儀をお宝鑑定

 イギリスのウェールズに住む女性(匿名)は、去年、夫と友人らと一緒にアンティークフェアに行き、古い地球儀を150ポンド(約22500円)で購入した。

 この時、女性はその地球儀がとんでもなく価値があるものだと知る由もなかった。

 しかし今年初め、女性がイギリス各地で開催されているオークションハウス『Hansons Auctioneers』の無料鑑定ライブイベントに参加した時、その価値を知り驚いた。

 その地球儀には、オーストラリアが含まれていなかったのだ。

 オーストラリアがヨーロッパ人に発見されたのは、1606年とされており、1770年、イギリスのキャプテン・クックがボタニー湾に上陸し、英国領有宣言した。(余談だが、クックよりも150年も前に山田長政が先にオーストラリア大陸を発見していたという説がある)

 つまり、その地球儀はそれよりも前の1550~1560年の間に作られたもので非常に価値があると専門家は鑑定したのだ。

 Hansons Auctioneersの責任者、ジム・スペンサーさんは、このように述べている。

地球儀がどれほど昔に作成されていたのか、その歴史を知ると本当に驚かされます。

イギリスのエリザベス朝でこの地球儀を手にした人々は、まだひだ襟がついた服や、股袋(15~16世紀のぴったりした男性用半ズボンの前に着けた袋)を着用していたのです。

16世紀の地球儀が市場に出回ることなどほとんどないために、価値を決めるのは非常に難しいことです。

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image credit:hansonsauctioneers.co.uk

購入額の770倍の高値で落札

 古い地球儀の完全な歴史は知られていないが、研究者が調べたところでは、 この木製の彫刻された球体は、有名なフランスの地理学者フランソワ・デモンジュネットによって作成された地球儀だと判明した。

 更に、大英博物館の版画と素描の元管理人であり、第二次世界大戦中にナチスの攻撃から歴史的遺物の保存を守ろうとしたエドワード・クロフト・マレー少佐(1980年に他界)が、かつてこの地球儀を所有していた可能性が高いこともわかった。

 150ポンドで購入した女性は、「まさかこれほどまでに価値あるものだとは」と驚きを隠せない。

 今年12月、その地球儀をオークションに出したところ、当初の見積額をはるかに上回り、最終的に購入額の770倍の154000ポンド(約1740万円)で落札されたという。

夫も友人も、もうショックで言葉もないほどです。友人は、涙さえ流していました。私?もちろん大喜びですよ!(女性)

 なお、5人の入札者の間で争われた地球儀は、最終的にニューヨークを拠点とする匿名コレクターが手にしたということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 15件

コメントを書く

  1. 東鳩のドアップ佐藤 雅史顔とか雛山 理緒の登場シーンなど
    今ですら無価値扱いなセル画でも将来的に価値出て来るのかな
    何で俺もこんなもん買ったのだろう

    • 評価
  2. いやあ、なんでも買ってみるもんだな
    思えば、よく宝くじ当たったら何しようか想像してニヤニヤするんだけど、今だに宝くじ買ったことが無いんだよな

    • +3
  3. 今から450年以上前の地球儀
    素敵に南蛮の風味がする

    • +1
  4. ほう
    オーストラリアの部分にオーストリア
    オーストリアの部分にオーストラリアという海外でも定番の間違いやジョークでは無かったのか

    • -1
  5. 毎回思うが、最初に安値で売ってしまった人の家は修羅場になっているのではないか。

    • 評価
    1. ※7
      お宝や財産に一定の価値を見いださない人も居るからねぇ
      「へーあれそんなご大層なもんだったんだ、惜しいことしたなぁ」
      くらいでからっとしているかも知れない。
      まぁ、インタビューでもして聞いてみたいところだね

      • 評価
  6. 1550-1560だと織田信長がルイス・フロイスに地球儀を献上される少しだけ前か。
    献上された頃もオーストラリア再発見以前だし、ほぼ同型の地球儀かもしれないと思うとロマンがあるな。

    • +1
    1. >>9
      日本だといつ頃だろう、本能寺の辺?

      って書こうと思ったのに…(笑)

      • 評価
  7. 面白い怪物みたいな絵描いてあるな。もっとよく見てみたい

    • 評価
    1. ※10
      多分ポセイドンとかシーサーペント、あるいはクラーケンかと思われ。

      • 評価
  8. 俺なら半分寄付するな

    金銭的な幸せを得たのだから、次は貧しい人に寄付をして心の幸せを得る

    幸せを分かち合う。そんな心の広さを持ってほしいね

    • -2
    1. >>12
      いざ自分の金になるとなかなか手放せんよ。
      自分や家族が何らかの苦境に陥った時に「あのお金が満額あればどうにかなったのに」ってなるかもしれないし。

      • +1

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