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EU(欧州連合)の食品安全機関がトノサマバッタを新たに食品として認定(バッタ出演中)

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47件のコメントを見る

(著) (編集)

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 SDGsの実現に向け世界各国で様々な取り組みがなされている中、地球環境を考えた上での継続可能な代替食品として昆虫食が注目されている。

 たんぱく質を豊富に含む昆虫は、アジアや中南米、アフリカなどでは日常的に食用されているが、西欧諸国では浸透していなかった。

 今年4月、EU(欧州連合)は、「ミルワーム」を人間の食用原料とすることを正式認証したが、11月12日、第二弾として、トノサマバッタも食品として正式認証したという。

ミルワームに続いてコオロギを昆虫食を認定

 EU(欧州連合)の『欧州委員会』は、ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)を、安全で環境に配慮された持続可能な食品として、食用とすることを正式に認証した。

 ミルワーム(ゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫)に続いて昆虫食が認められたは2度目となる。

 欧州委員会は、トノサマバッタはスナックとして、またレシピで使用される材料として販売されると発表。

 昆虫は、既に羽根と脚部分が取り除かれた状態で、乾燥または冷凍、更には粉末として購入することが可能になるという。

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image credit:Wikimedia.org

今後の持続的供給源となる昆虫食に市場拡大が期待

 2019年、オーストラリアのクイーンズランド大学の研究者は、コオロギやイナゴ、その他の様々な代替タンパク質を使用して、既存のたんぱく質源を「置き換える、もしくは補完する」方法に関する研究を発表した。

 当時、同大学の食肉科学教授であるローレンス・ホフマン博士は、「私たち人間が食へのアプローチを広げ始めない限り、従来の畜産業は世界の食肉需要を満たすことに苦労する」と説いていた。

 昆虫食は、健康的で栄養価の高い持続可能な食品源であり、脂肪やタンパク質、ビタミン、繊維、ミネラルを豊富に含んでいる。

 欧州食品安全機関(EFSA)には、他にも9種の異なる昆虫を食品として認定されるための申請が提出されており、今後更にヨーロッパでは、昆虫が食品として市場に出回る可能性が期待されているという。

 日本でも昆虫食は一部地域で食べられており、特に長野県は「ざざ虫」「蜂の子」「イナゴ」「カイコ」など伝統的な昆虫のおいしい食べ方が今に伝えられている。

 北関東な私もイナゴの佃煮なんかは普通に食べていたけども、昆虫という概念をとっぱらえば、香ばしくてエビとかとそう変わらないような気もするけどどうなんだろう?

 粉末にしちゃえば、アレルギーさえなければいけるんじゃないかな。

References:Approval of second insect as a Novel Food /written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 47件

コメントを書く

  1. 猫も食べてるよ。
    口から半分出てる油虫
    うまいのかな。

    • +2
  2. せめて頭も取ってくれ
    そこが一番キツいんだ

    • +5
  3. まぁ…イナゴの佃煮も有るくらいだしね。
    美味しいよね。

    • 評価
  4. EFSAは、トノサマバッタの摂取がアレルギー反応を引き起こす可能性があると結論付けました。これは、甲殻類、ヒョウヒダニ、軟体動物に対する既存のアレルギーを持つ被験者に特に当てはまる可能性があります。さらに、飼料からのアレルゲン(グルテンなど)は、消費される昆虫に含まれる可能性があります。

    したがって、この新規食品の認可はこの問題を明確にし、アレルギー誘発性に関する特定の表示要件を定めています。

    • +6
  5. 海無し県は虫を食べるものなのか…
    それよりピーナッツ食ったほうがいいっぺよ
    でも虫を食べなきゃならん時がくるのかうごご

    • +2
  6. 食品や資源として注目するのはとても良いことだと思うけど
    見た目そのままでドンと皿に出して敢えて賛否を呼び起こさせる手法は思想やオサレさ、話題性優先に見えてあんまり好きじゃない…
    鮮やかな赤がとれるからとコチニール…カイガラムシを姿のまま使うようなことは無かったと思う

    • +4
  7. エビのように背ワタを取る/フンを流すのに時間かかって
    トータルコストがいいのがブロイラーだったりしますね。

    • +7
  8. 粉末状にしたり見た目を分からなくする工程を経てから
    食品に加工すれば大多数の人間は食べられるんじゃなかろうか
    味次第だけど(最重要)

    • +4
    1. >>8
      バッタで一番美味いと言われるイナゴですら佃煮でしか食われてないってのがね
      要するに濃い味付けで誤魔化す必要があるという事よ

      素炒りのイナゴ食った経験あるけど青臭くてキツかったぞ
      殻は硬いし卵の潰れる感触はマジで最悪だった
      虫食がメジャーじゃない理由は単に不味いからだと実感したわ

      • +6
      1. >>20
        蜂の子なら味も良いし硬くないし下拵えも比較的簡単なんだけど、そんなに取れる訳じゃ無いからなぁ

        後は虫じゃ無いけどミミズは泥抜きが面倒な点を除けばかなり食用に向いてる

        • +1
  9. これがアメリカなら「イナゴスナックの袋の中に虫がたくさん入っていた!」って訴えられそう。

    • +1
  10. 洗礼者ヨハネがバッタを食べていたよね。

    • 評価
    1. >>10
      あれ、イナゴ豆だって説があるみたいよ

      • +1
  11. 私は水素菌に注目だな。
    日本の企業が水素菌からタンパク質を生産するシステムを開発して数年後に量産化するらしい。バイバイン状態で増えて、水素菌をCO2を餌に培養すると1グラムが24時間後には16トンになるらしい。味はとくにないらしいから味付け次第で美味しいものができそうだし。

    • 評価
  12. 虫だからというより、頭付いててかつ一口に食べられるサイズのものが辛い
    なんでかは自分でも解からないけど
    全体像が見えてしまうことで自分に置き換えてしまうことを潜在的に意識してしまっているのかも

    • +2
  13. まっ食えるよな。
    できれば頭も落としてくれ。

    • 評価
  14. 食いもんなくなっても絶対に食いたくねぇ
    バッタなんて食うくらいならバッタ食ってる人間を食うわ

    • -8
  15. 要は外見だよな
    わからないレベルにまで
    細かくするか加工すれば
    問題は解決するだろう

    • +2
  16. 食感抹殺した粉末なら頑張るよ
    あと、出来れば良い調理法確率して下さい

    • +4
  17. 昆虫食も有り派だけど途中の画像見て頭はヤベェと思ったわ
    慣れればエビの頭程度のモノに見えてくるのかな?でもまだゾワゾワが止まらん

    • +3
  18. さすがに姿がそのままでは忌避する人が多そうなので、粉末に加工した後うまく整形したり、増量の素材として使用したりすれば、高タンパクだしエルシーだしエコなので、これからは「昆虫素材食」が脚光を浴びるだろうね。
    昆虫素材整形ステーキvs培養肉ステーキのシェア争いとかになるんじゃないかな。

    それでも、例のヴィーガン教の連中は「虫を食べてはいけない!」「培養肉もダメ!」とかなんとか騒ぐのだろうかね?

    • -3
    1. ※21
      コウロギ粉末が売っているが、独特の匂いがきつくて食えない。
      これなら普通に素揚げしてる方がマシ。
      犬の餌にもなるってんで振りかけたら犬も食わなかった。

      • 評価
  19. まあ、おっさんの自分が生きてるうちはこれ食べずに済むとは思う。

    • 評価
  20. 虫嫌いだけどMAN vs. WILDを見てからはちょっと食べてみたいかもと思うようになった
    虫をチョコでコーティングしたお菓子や潰して煎餅なるものがあるみたいだし
    そのままじゃちょっとって人向けに良いと思う

    • 評価
  21. 地球環境を考えるならまず人口を減らす事を考えようよ…

    • -3
  22. イナゴの佃煮、小さい頃食べたことあるけど苦手だったなぁ

    • +1
  23. 食感が問題かな、サクサクしてれば食べれるよ。プチッとして内容物ドロリは抵抗ある、カミキリの幼虫はそれがいいらしいけどね。

    • +1
  24. イナゴと蜂の子は食べたことあって思ったより美味しかった記憶あるけどトノサマバッタはちょっとデカすぎない?
    一口で食えるサイズじゃないときついと思う

    • +1
  25. 自分なら飢えでもしなきゃ食べないかな。
    ちょっと無理。

    • +1
  26. バッタは普通に上手いからオススメだぞ。発展途上国でムシャムシャ食ってるのも納得する

    • +1
  27. 昆虫食がエコなのはジビエ(自然採集)の場合のみ。
    養殖するとなると餌代・燃料代で途端にコストが跳ね上がる。
    コストあたりのカロリーは鶏肉はおろか豚肉にさえ及ばず、
    牛肉はまだしも仮に豚肉や鶏肉を昆虫食で置き換えようとしたら、
    果たして世界で何億人が餓死するか分かったもんじゃない。

    • +2
  28. 要は美味しく食べられる調理法があればよいのだ
    どんな食材もピーナッツの如くそのまま食べられなくちゃいけない訳じゃないんだし、かまぼことか豆腐っぽい形態だと抵抗感薄そう
    正直そうやって原型わからなく調理された食用昆虫は積極的に食べてみたい

    • 評価
  29. イナゴと違ってトノサマバッタは普通のでも不味いと聞くが
    特に群生相のやつともなると毒でも何でも食ってしまうから不味いどころの話ではないとか

    • +1
  30. 虫が食べていたものの風味が反映されやすいから、ミルワームなんかは天然物だと調理しても臭いしエグみが出てくるね
    バッタは草食なので、草の風味が地域差として出てくると思う

    • +1
  31. おれ「虫食べると宇宙人に支配されるぞ」
    つま「おれダー、あなた疲れているのよ」

    • 評価
  32. カミキリムシの幼虫むちゃ美味いらしい
    古代ローマの珍味でファーブル先生も昆虫記でオススメしてた
    あれを量産できれば・・

    • 評価
  33. 近い将来、環境変動の影響で従来の家畜肉が食べられなくなる可能性出てきてるからね、その準備って気がする。
    まぁ日本は昆虫食の歴史があったからそんな抵抗ないんだけどさ。

    • 評価
    1. >>45
      欧州だけに、

      「肉がなければ虫を食べればいいじゃない」

      って感じか。

      • 評価
  34. みんな大好きエビだって、地球上に無数にいる種のうち「ウマーイ!」って種は数えるほどしかない。
    バッタだってそうだろう。全体的に比較的美味であるトノサマバッタの種類のうちのいくつかには、味の方向性はともかく、クルマエビとかに匹敵するくらい美味い種類があるかもしれん。

    とりあえず品種改良だな。食味向上。
    今はまだほぼ野生種のママだけど、虫は世代交代がすごく速いから、
    品種改良もグイグイ進むだろう。

    • 評価
  35. コオロギパウダーのスナック菓子食ったが、少しクセはあるがうまかったよ

    • 評価

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