メインコンテンツにスキップ

Googleでカラパイアを「お気に入りサイト登録」

1つの動画だけではわからない事実がある。ランボルギーニとアウディの追突事故の全貌が後に明らかに

記事の本文にスキップ

44件のコメントを見る

(著)・ (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube
Advertisement

 9月30日、アメリカ・フロリダ州タンパの交差点で、ランボルギーニ・アヴェンタドールとアウディの衝突事故が発生した。

 その後、ランボルギーニを運転していた男性が追突事故の様子を撮影した映像をあらゆるSNSに投稿した。アウディの運転手女性が男性を怒鳴っており、彼女は、追突して逆切れした加害者として多くのユーザーから非難されていた。

 ところが、事実はそうではなかったようだ。実際にアウディがランボルギーニと追突したのは事実だが、その前にある出来事が起きていた。

 複数の防犯カメラが全てを捉えていたことで、その全貌が明らかになったのである。

Matt from Hornblasters gets rear ended in Lamborghini Aventador

ランボルギーニとアウディの追突事故が発生、SNSに投稿される

 9月30日、フロリダ州タンパのノースセントラルアベニューにある交差点で車の追突事故が発生。その様子を捉えた動画がSNSで拡散した。

 動画を投稿したのは、追突事故の当事者で、ランボルギーニを運転していたマット・ヘラーさんである。

 自動車のクラクションや列車の汽笛を製造するアクセサリ会社『Horn Blasters』の創設者である彼は、この日はレンタルしたランボルギーニ・アヴェンタドールで夕食に向かう途中だったという。

一部分の映像のみが拡散され、アウディの女性に非難の声が高まる

 事故後、アウディを運転していたマディ・ギルソウルさんが車から降りて、少し離れたところに止めたランボルギーニに向かってやってくる姿がヘラーさんにより撮影されている。

 ランボルギーニのサイドガラスを叩いたギルソウルさんは、「買ったばかりの私の車にぶつかったでしょ!」とヘラーさんに怒鳴っている。

 しかしヘラーさんは、「僕の車が君の車に後ろから衝突したってのかい?逆だろ?」と笑いながら言い返してた。

 そんなヘラーさんにギルソウルさんは「何が面白いのよ!あんたが、私の車にぶつかってそのまま走ろうとしたんでしょう!?」と怒っている。

 この動画の最後には、アウディがランボルギーニに後ろから衝突した映像が示されており、当初SNS上でギルソウルさんは「自分が追突したくせに逆切れした女」という形で広まった。

 ところが、真実は異なるものだった。複数のカメラが、全てを捉えていたのだ。

先にランボルギーニがアウディの横部をこすっていた

 確かに、最初に拡散した動画を見る限りではヘラーさんが被害者のようにも見える。

 だが、追突事故が発生した近くのガソリンスタンドの防犯カメラと民家に設置されたリングドアベルカメラにより、最初の動画で示されていた事故の前後が明らかになった。

 ガソリンスタンドの防犯カメラを巻き戻した形でシェアされた動画では、別の角度から撮影されたアウディとランボルギーニが映っている。

Lamborghini side swiped Audi first

 アウディは、横断歩道を渡ろうとしている自転車を待っており、停止中だった。

 しかし、真後ろにいたヘラーさんのランボルギーニはアウディを追い越そうとした。

 その瞬間、ランボルギーニはアウディの車体に接触。また横切っていた自転車にも危うく衝突しそうになっている。

 つまり、ギルソウルさんが言うように、先にアウディと接触し傷つけたのはランボルギーニだったのだ。

 その後、怒ったギルソウルさんが追い越したランボルギーニに後ろから追突するという流れとなっていたのだが、この部分だけが切り取られて、ヘラーさんがSNSに投稿したのだ。

 続いてヘラーさんは、近くの民家のリングドアベルカメラの映像をシェアし、このように綴った。

Matt from hornblasters gets side swiped while over taking a stopped car.

私の車は、左折するのを待っていた数台の車の後ろにあった。最前線の車はなかなか曲がろうとせず、私は待つことにイライラし、クラクションを鳴らして「今曲がれるじゃないか」と知らせた。

だが、私の前にいたアウディの女性は、自分がクラクションを鳴らされたと思ったのだろう。

ついに最前線の車が曲がったが、アウディは信号が青なのに動こうとはしなかった。だから私はイラついてクラクションを鳴らしてアウディを抜こうとした。

左に追い越しをかけた時、彼女の車は前に進み、私が追い越せないように車を私の方へ向けた。

その瞬間、私はアウディの車体と接触したようだが、当初は気付かず後になって気付いた。ランボルギーニの車体にはアウディのタイヤ痕がついていたんだ。

この映像では、アウディがどのように私の車に接触したのかが明らかだ。その後、彼女は私に後ろから衝突したんだ。

2度も追突しようとする彼女の動機がわからないけど、明らかにクラクションを鳴らしたことを不快に感じ、私に追い越されるのが癪に障ったんだろう。

確かに、私はせっかちになっていたしクラクションも鳴らしたが、自分の会社でクラクションや汽笛を製造して生計を立てている身として、こうした暴力ではなく、音を使って相手に伝えるのが最善だと常々学んでいる。

結局どっちもどっち?

 ヘラーさんいわく、対向車がなかった時に追い越そうとして、前のアウディが方向を変え阻止しようとしたということだが、現場でのギルソウルさんの主張は、自転車の横断を待ってから曲がろうとしていた矢先に、後ろのランボルギーニが追い越しをかけてきて接触されたということだった。

 今回の事故については、ギルソウルさんはSNSやメディアでほとんど主張を伝えていないが、一度だけTikTokで、「あんたが私の車をこすったからやったのよ」と、接触された後に意図的にアヴェンタドールに追突したことを認めるメッセージをシェアしている。

 一方、動画をメディアやSNSでシェアしているヘラーさんは、追突された側の被害者としての主張を譲らない。

 しかし、複数のカメラの映像を見た多くのユーザーらからは、両者の主張について次のようにコメント。

・後ろからアウディが衝突してきただけの映像見て驚いたけど、こういう背景があったのなら、どっちもどっちでしょ。

・サイクリストは赤の信号なのに横断しようとしたってこと?もう、何がなんだか…。

・ここで、このタイミングで追い越しかけるのは違法じゃないのかな。

・アウディが後ろから追突したのは意図的だし、事故ではないから、やっぱり女性に非があるんじゃない?

・追い超しされてこすられた時点で、アウディの女性は警察に通報すればよかったのに。故意に追突したら分が悪くなるだけじゃないか。

・男性は、次から次へと自分が被害者だという「証拠」の映像をシェアしているけど、墓穴を掘っているのも同じ。対向車線で追い越しかけようとして、前のアウディをこすったのは自分だよね?しかも、サイクリストを轢きそうになってる。それでも被害者を演じ、アウディの所有者を誹謗中傷して正当化。訴訟では、彼女が勝つことを願っているよ。

・自分が正しいと主張しているけど、アウディは明らかに曲がろうとしている時に無理やり追い越そうとしているじゃないか。車の運転を最初から学習した方がいいんじゃないか。

・もうちょっと我慢すればこういう事態にならないのに。他人に命のリスクを負わせた男性ドライバーが悪い。

・リングドアベルカメラを見れば明らかだと思う。いい加減自分が先にアウディに接触したことを認めて、これ以上被害者ぶる動画シェアは止めた方がいい。

・これ、アウディの女性が後から追突しなければ、当て逃げして終わってただろうね。

・アウディの女性ももっと賢く立ち回れば良かったものを…。

・どちらも悪い。追い越しかけて先に当たったのは男性だし、追突したのは女性。その事実はカメラから明らかだからね。

 なお、タンパ警察によると、事故当事者2名からの通報は受けていないということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 44件

コメントを書く

  1. どちらも悪いけどより腹が立つのはランボルギーニの運転者のやり口

    • +60
    1. ※1
      現実世界の一部を切り取って、事実を捻じ曲げてる点に置いては、
      ランボルギーニの所有者のほうが凶悪だよなぁ。

      • +1
  2. アウディのマディ・ギルソウルさんは
    ランボルギーニのマット・ヘラーさんに抗議に行く際
    道の真ん中に車を停めて
    他の車の往来を邪魔していないですか?

    Youtubeの45秒付近です

    • -16
  3. 争いは同じレベルの者同士でしか発生しないってやつだろ。
    どっちもどっち。どちらも程度が低いからこうなる。

    • -15
  4. どっちが悪いかは明白、どっちも完璧に悪い
    先のランボルギーニ側の追い越し接触は完全な危険運転、アウト
    かと言って逃げ去った相手に追突して良い免罪符には成らないのでアウディもアウト
    せっかちで注意力不足なランボルギーニも激高し警察に任せず追突しに行くアウディも共に車を運転するには不適合、資格はお持ちの様だが自主返納して頂きたい

    特にアウディ側は警察に任せず意図して追突した事が悪いと理解出来ていないなら、意図した追突は普通に免許停止だから今は乗って無いと思うけど

    • +8
  5. 日本でも一部のツイ民や5chの 野次馬共がやらかしそうな事件だなあ
    ニュースはまず見聞するだけに留めて、深く考察したり調べたりする時間を持てないなら一方的避難や誹謗中傷はやっちゃいけないよ

    • +6
  6. 遠い日本のおっさんの意見としては
    >最前線の車はなかなか曲がろうとせず、私は待つことにイライラし

    いやそんな事でイライラするな
    そして追い越すな
    て言うか乗らなくて良い
    おおもとはこいつが悪い

    • +48
  7. 最後の追突がホントに意味不明 警察に通報すれば100%勝てたろ

    • +9
  8. 横擦られた後警察に通報しないで追突したら分が悪くなるだけだろ
    10対0で保証してもらえただろうにもったいない

    • +13
  9. 最初の事故は過失事故に見えるけど
    第二の激昂して故意に車をぶつけるのはどんな場合でもダメでしょうね。
    日本だと故意の物損事故になるから、保険もおりないね。

    • +2
  10. 一人称視点ではなく。俯瞰をw、認知ではなくメタ認知をw、広がれ人類の心の視野w

    • -5
  11. こういうのもある意味、運命的な出会いよね。
    お互い低姿勢で揉めないこともあるのにややこしい者同士で面倒なことになったり。
    面白いなと思う。

    • -5
  12. どっちも警察を呼んで現場検証するのはまずいと思ったようだねw
    どっちもどっちだ

    • +6
  13. まずネットリンチが良くない
    ネット上で人を叩きたいだけの行為だと感じてしまう
    確かに批判されるべき事件や事故はあるが正義の名のもとにストレス解消してるように思える
    他人を叩いて一時的に爽快感を感じストレス解消になるかもしれないが
    それは根本的なストレス解消にはなってないし、幸せにはなれない
    爽快感を感じる人にとっては中毒性もありそうな気もするし
    他人を叩くよりも、まずは自分の幸せを追求する事を優先したほうが幸福な人生だと思う

    • +18
  14. 追い越ししなきゃいいだけの話
    これは日本の自動車事故でもよくあるよね

    • +8
  15. 早く人類の手からハンドルを取り上げてくれ

    • +11
  16. >私はせっかちになっていたしクラクションも鳴らしたが
    >暴力ではなく、音を使って相手に伝えるのが最善

    ??
    差し迫った危険を注意喚起するため以外に
    「早く行け」でクラクション鳴らすのも アメリカでは合法なの?
    (日本でも往々にしてあるが、目的外使用だという認識はあって
    クラクション製造会社の人が堂々と推奨はしないだろう…。)

    >アウディは信号が青なのに動こうとはしなかった。
    >だから私は~アウディを抜こうとした。

    交差点で追い越しってアリなの??…と思ったら、
    現地人のコメントから察するに、やっぱり違法なんだよね?
    というか、青信号なのに前車が動かないなら、イラつく前に
    何か動けない理由があるんじゃないかと危険予知しろよ…。

    • +13
  17. この記事を読んだ上でどっちが悪い論争をしてる人がいて驚きます
    切り取った情報で判断する危険性やその後のネットリンチの危険性に関しての記事だと思わないでしょうか?

    • -2
  18. イギリス駐在の友人は高速道路で追突された
    ・・・が加害者から訴えられて裁判に
    訴追は「高速道路にて友人君が速度を出し過ぎていた為に当方は追突してしまった、悪いのは友人君」ってな内容で笑ったのですが、当事者の友人は体調を崩すぐらい憤慨していましたわ

    西洋は訴訟社会な事もあって自らの非を隠すことが日常、そして瞬間的に自らの非など頭から消し去る精神構造な人々も多いのが実情ですね

    • +8
  19. 最後の、当事者から通報をうけてないってのがマジでなんなんだ
    アメリカでは事故っても通報の義務はないのか?
    全てがおかしい

    • +8
    1. ※22
      経験によると、事故現場に警察官が訪れても、それだけでチケットを切ることはなかったです。州によって違うかもしれませんが。その場合、損害の補償は当事者双方の保険会社で扱われ、警察がその後に関与してくることはありませんでした。保険会社間だけで話がついたようです。
      確かに日本とはやり方が異なります。
      もう一つ、別の話。
      交通違反でチケットを受け取り、罰金の支払いに行った時に見た話。簡易裁判所みたいな部屋から、顔を真っ赤にした若い警察官と、弁護士(多分)に連れられたティーンエージャーが出てきました。チケットに異議申し立てして、警察官の言い分が認められなかったのだと思います。
      日本でもあることでしょうが、その場に居合わせて、米国社会の一面を見た気がしました。
      お邪魔しました。

      • +2
  20. 車高の低いランボルギーニが自転車に気付かずに追い越しをかけた次の瞬間
    自転車に気付いて咄嗟にアウディ側にハンドル切ってるな
    まぁそれでも意図的な追突の擁護は一切できないけどな

    • +2
  21. 記事のオチでとても優しい笑顔になれたよ。

    ありがとうアウディ、ランボルギーニ。

    • 評価
  22. 「何もしてないのに煽られた!」って騒いでるやつも大概はこれ

    • +2
  23. 巨額の賠償が待っているからどっちも必死だな
    裁判になるんだろうけど、負ければ破産確実だろうし

    • 評価
  24. どちらかが銃を持っていればすぐに解決&刑罰が確定したんだろうな

    • 評価
  25. 現在、アウディもランボルギーニもVWグループの一員。
    同門ブランドのオーナー同士の諍いってのがまたなんとも。

    • 評価
  26. てか、車両感覚も無い奴がランボなんて乗るなよ。
    こいつ日本では乗らしたら、そこら中にぶつけてるだろ。

    • +3
  27. どっちも免許を返納してダンボルギーニに乗るべき

    • +9
  28. わかった事がある

    車が可哀想

    車は悪くない

    車は運転手を選べない

    • +2
  29. 日本でも最近、毎日のようにドラレコ映像をテレビで見るようになったけど、逆の視点から見たらこの件みたいに違う真実が見えてくるんだろうなといつも思ってる。映像提出者に都合の良い部分しか映してないんだと思う。半分ぐらいは映像提出者側にも原因がありそう。

    • +1
  30. 故意に追突しておいて被害者面は出来ないだろうよ

    • +1
  31. 高級車って言っても乗ってる人のレベルが高いわけじゃないんだなあ

    • +3
  32. 金持ち喧嘩せず。
    真の金持ちは心にゆとりがあるので喧嘩したり小さな事で苛ついたりしない
    いくらでも反証が出てくる格言

    • -1
  33. 仕返しの追突で済んでよかったな、下手すりゃ射殺されるのによくやるわ

    • +1
  34. 面倒だ、どっちも罰金一千万円。はした金だろ

    • -1
  35. 自動車免許もっと難しくしてよこんなメンタルゴミ人間と同じ道走りたくねえよ

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。