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津波、洪水から身を守る。もしもの時に備えた「サバイバル・カプセル」

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(著) (編集)

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津波や洪水から身を守るサバイバル・カプセルimage by:survival-capsule
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 自然災害はいつ何時やってくるかわからない。ましてや今、我々は気候変動の真っただ中にある。前例のない規模で、突然襲ってくる可能性もある。

 日ごろから身の安全を確保する備えはぜひともしておきたいところだ。

 そこでこの「Survival Capsule(サバイバル・カプセル)」だ。赤いボディのポッドが、津波や洪水のような水害からあなたや大切な家族の命を救ってくれることだろう。

航空機グレードのアルミ製カプセル

 津波研究の世界的権威である米国NOAA PMEL(太平洋海洋環境研究所)元所長のエディ・バーナード博士監修のもと、熟練の航空機技師によって設計・開発されたボディは、航空機にも適格なグレードのアルミ製。

 災害によって加わる最初の衝撃だけでなく、鋭利な物体の貫通、鈍器の衝突による衝撃、さらには熱や急激な減速といったことから内部の人間を守ってくれる。

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image by:survival-capsule

 カプセルのサイズは2名から10名までの5種類。2重のハッチを開けば、どこかレーシーな雰囲気を醸し出すシートが置かれており、1人あたり5日間分の食料と水を保管できるスペースがある。自分だけでなく、大切な家族の身を守ることだってできる。

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image by:survival-capsule

災害用可変ソリューション

 カプセルは「災害用の可変ソリューション」であると説明されている。基本的に水に浮くよう設計されているが、万が一、カプセルが沈むようなことがあっても、水深に応じて姿勢を変化させ、中に浸水するようなことはない。

 だが、いくら安全であっても、津波にさらわれてからの漂流生活は孤独で、つらい時間であるはずだ。

 オプション扱いだが、係留用の装備、ソーラーパネル、ドライパウダー・トイレ、照明、サラウンド・オーディオを取り付けることもできるので、いくらかは快適に過ごすことができるだろう。

 BGMを慰みに、あるいはソーラーパネルで充電したスマホで情報を集めながら、暖かく安全なカプセルの中で救助隊の到着を待てばいい。

Ultimate tsunami escape pod survival test

生き残りをかけて

 サバイバル・カプセル開発のきっかけは、2004年に発生したスマトラ島沖地震であるという。地震によって高さ10メートルを超える津波がインド洋沿岸部を襲い、それによる死者は22万人を超えている。

 サバイバル・カプセルは家庭用を想定した小型サイズから、オフィス・市役所・学校・病院などを想定した大型サイズまで揃っている。あの時、もしもこのカプセルがあれば、津波の犠牲になる人はもっと少なかったに違いないと推測されている。

 2011年にNASAが開催したコンテスト「Create the Future」にエントリーして、ベスト10にまで残った実績もある。お値段は2人用で1万3500ドル(約140万円)だそうだ。

 ちなみに日本でも、東邦マーカンタイル株式会社が総販売元となっており、株式会社増田酸素工業所でも取り扱っているようだ。ただし値段は掲載されていなかったので、興味のある人は問い合わせてみると良いと思う。

References:survival-capsule/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 54件

コメントを書く

      1. >>14
        というか、映像の最後のほう明らかに波酔いしてるの我慢してる。

        • 評価
  1. 窓らしい窓が無いのと圧迫感から
    球形の棺桶になりそうな恐怖を感じる

    • +7
  2. 俺は多分だけどね、地震が起こって津波が来ると警報出て、コレが自宅に有っても
    走って高所に逃げるかこれに乗るかで迷って、結局高台に逃げると思う

    足元まで水が来てるならまだしも、逃げる時間がある時にコレに乗って津波が来るまで待つ勇気は俺には無いような気がする

    • +21
    1. たしか日本製のもあったはず

      ※5
      私もこれは緊急時の物という認識だな

      • +2
      1. ※12
        防災シェルター「ノア」のこと?
        気になって調べたら紆余曲折あって開発した所とは別会社が、防災・救命シェルター「HIKARi」って名称で販売してる

        • +1
    2. >>5
      外航の貨物船に付いてるフリーフォール的救命艇みたいなスリルは平気で味わえそうだもんな。

      • +2
      1. ※15
        それで、思い出しました。
        常陸国はらやどり沖合いに漂う虚ろ船を。

        • +3
        1. ※38
          近未来の大地震でタイムスリップしたカプセルがうつろ舟の正体だった……!?

          • +1
    3. ※5
      高台が近くにあるなら そこへ避難するに越したことは無いが、
      もし こないだの東日本並みに、酷い所は20~30mの津波で
      4~5階の建物でも危ない、周囲は平地で山まで遠い、
      というような場所だったりしたら。
      あるいは、迅速な避難が難しい身体障害者や高齢者だったら。
      …といったような状況を想定すると、
      選択肢の一つとして研究開発があっても良い気はする。

      • +3
  3. ううむ、閉所恐怖症のワイ
    津波や洪水から生きのびてもこのシェルターにいるのが耐えきれず、中で発狂してタヒにそう
    つか、この狭いなかで同じ姿勢で何時間もじっとしてなきゃいかんと思うだけで、心身ともツラいわ

    • +8
  4. 津波の恐ろしさは、一緒に流れてきた瓦礫に体がズタズタにされることだよな。

    • +8
  5. 親父ィ…どこへ行く気ダァ…?
    お、お前と一緒に脱出の準備を…!
    1人用のポッドでかァ…?

    • +5
    1. ※11
      それな!誰か絶対に言うと思った~。

      • 評価
  6. いきなり本番で乗ったら中ゲロまみれになりそう

    • +10
  7. 自分も自力で思い付いてた
    しかし足のばせないと
    エコノミークラス症候群になりそう

    • 評価
  8. なぜ球形なのだろう? 水上ではゆらゆら揺れて酔いそう。
    そもそも宇宙から脱出して海上に着地するわけでも無いよね?
    丸みはあったとしても立方体の方が安心感あるような気がする。

    購入したとしても置き場に困りそう

    • 評価
    1. >>20
      障害物に強いから。
      つか、酸素どうすんだこれ?
      あと沖合に流されたら、、、、、

      • +2
      1. ※24
        確かにね。
        5日分の水とあるけど、真夏にピーカンの洋上で5日閉じ込められてたら熱が大変そうだ。その辺もなんか考えてあるんだろうか?

        ただ、2名用が140万円というのは相当安いから、よりサバイバル適性を求める向きにはオプションをいろいろと用意すれば良さそう。

        • +1
        1. >>31
          動画みたら、天窓が開いて空気が取り入れられるようにはなっていた。
          浸水もしてたけど(笑)

          • 評価
    2. ※20 ※30 ※34
      そりゃ、球体が一番 耐衝撃力が強いからでは?

      多面体で角があれば、そこに物がぶつかったり引っ掛かったりして
      力が掛かれば、外枠が割れたり 変形して浸水したりしやすい弱点になる。

      津波の時って、
      泥水・岩・車・船・家の塊なんかが混然一体となって
      もの凄い勢いで引っ搔き回していく洗濯機状態だから、
      そんな重量物のミキサーの中で外傷を負わずに生存するシェルター
      となると、酔うだの何だの贅沢言ってる場合ではないんだろう。

      もっと潤沢な資金を掛けられるなら、外枠と内枠の二重層にして
      外枠とは別に内枠は常に水平を保つ、とか出来るかも知れんが…。

      • +5
    3. >>20
      津波の死者の大半は溺死では無く、衝突による頭や腹の打撲、骨折、衝撃で体の一部を失って失血死。
      それを避ける為のカプセル。

      また、カプセルに角があると漂流物にぶつかり衝撃を受ける度合いが高くなる。
      丸いと流れにも乗りやすい(逆らわないので安定する)し、強度もある。
      底に重心を配置すると安定。
      窓は欲しいが万が一の浸水やピンポイントで鉄パイプ等が突っ込んでくる可能性がある。

      • +3
  9. 安全が確保された状況でないと蓋を開けられないのかな。これ乗って流されてる時に他の漂流者が取り付いて助けを求めてきたら…

    • +2
  10. これきついな。。。
    足が伸ばせないのがとってもきつい

    • 評価
  11. 各周波数で救助を要請する発信機とかもあったほうがいいと思うけどついてんのかな?

    • +3
    1. ※25
      装置があっても状況的に救助が来るとは思えん。まあ骨は拾ってもらえるかもしれんが。

      • 評価
  12. 津波の引き潮で大海原まで流されそう
    平常時ならまだしも大災害直後に海まで救助は来るのだろうか…

    • +2
    1. ※27
      むしろ逆で、大災害直後だからこそ組織的に捜索してもらえる可能性が高いんじゃないかな。

      • 評価
  13. 確か東日本大震災のちょっと前からこの手の企画、商品もあったはずだが…。

    • 評価
  14. 球形の利点は何だろうと考えたら、陸地から転がって海まで到達する可能性が高そうだってこともあるのかな、とか思った。
    それなら、ドングリ型とかどうかなあ?w

    • 評価
  15. 入口をグリーンの強化アクリルにして
    マニピュレータを2つ付けてみてはどうだろうか

    • +1
    1. ※33
      瓦礫から脱出するために低反動キャノン砲とかも付けてみたらどうだろうか

      • +1
  16. こんな事言ったらつまらなくてアレだけど
    単純に流線型に近い横幅に余裕がある船の形の方がいいはず。
    浮釣りに使う球形の浮きを想像してほしい。
    すごく微妙な波の動きにも反応して、かなり敏感に動く。
    そんな浮きの中に入ったら酔うどころの騒ぎではない!(特に海では)
    非常時に拷問ボールはキツすぎる。

    • +1
  17. 耐圧耐水耐衝撃が揃っているなら、地面にアンカーで固定したほうが・・・
    わざわざ流されなくてもいいと思うが
    脱出用に中に油圧ジャッキとか必要になるけど

    • 評価
  18. この球体にシームレスな感じで張り付いたイカリをあれだよ。
    津波でいったん超内陸に運ばれたときにそれ使って引き潮から踏ん張るんだよ。
    いいアイデアだろ?

    • 評価
  19. 扉が外側に押して行かないといけないのが
    脱出できなくなりそうで怖いな

    • 評価
  20. 津波によって水上ではなく陸地に流されること。
    地震の衝撃で地面に放り出されること。そこが問題。
    球形だから何か大きい障害物に衝突しない限り転がり続ける。
    水上なら衝突が少ないと仮定しても
    陸上では避難している人に対して凶器となる。
    ついでに転がり続けた先が高い崖だったら…?

    • 評価
  21. これを買うくらい怖いなら引っ越す
    これに入って津波来るまで待機した後まず内地に残骸と一緒に運ばれるのは厳しすぎる

    • 評価
  22. 高台に引っ越ししたいが我が家で死にたいからお前はどっか行けという親族を
    最後まで見捨てたくないという方に生死の選択肢を与えるなら悪くはない

    • 評価
  23. このシェルターが川の上流からどんぶらこどんぶらこと流れてきたら面白いだろうなぁ
    気分はまるで桃太郎w

    • 評価

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