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この画像を大きなサイズで見る戦場に向かう兵士たちは、自分の装備品にはっきり自分のものだとわかるようにな工夫を施していた。
16トン爆撃機の鼻づらに芸術的な模様を入れたり、食器やライフルの台尻に自分のイニシャルを刻んだりしたそれらの装飾品は、「トレンチ(塹壕)アート」と呼ばれ、第一次大戦以降、こうした戦場アートはよく見かけるようになった。
第二次世界大戦を戦うアメリカ軍兵士たちの間で流行したトレンチアートの中に「スイートハート・グリップ」と呼ばれるものがある。自分の拳銃のグリップを細工して、そこに恋人、あるいはピンナップガールの写真を忍ばせたのだ。
トレンチアートの歴史
トレンチ(塹壕)アートの起源は、ナポレオン戦争時代からと言われている。イギリス軍の廃船に閉じこまれたフランス軍兵士10万人の捕虜たちは、10年に及ぶ監禁生活の中で、配給されるものの利用して様々な物を作り、それらを物々交換していたという。
盛んになったのは第一次世界大戦のときだ。4年にわたる塹壕戦となった西部戦線時、塹壕で過ごす兵士たちの間で、暇つぶしとして、手元にあるものを利用して様々な物が作られていった。
薬莢や使えなくなったナイフ、ドッグタグなどの金属片を利用し、エンブレムや文字などを彫って細工したり、小皿やサイコロ、レターナイフやペンなど、実用的なものを作り上げた。
第二次世界大戦時には「トレンチアート」という言葉は、兵士、あるいは捕虜や市民たちによって作られたお土産品や記念品のことを示す言葉として使われるようになった。
この画像を大きなサイズで見る第二次世界大戦中、米軍が考案した「スイートハート・グリップ」
カメラが発明されて以来、兵士たちは自分の愛する人の大切な写真をしのばせるようになった。恋人がいない場合は、たいていピンナップガールの写真だった。
ヘルメットの下、ポケットの中、シガレットケース、聖書など、大切な人の面影を常に身近にキープしておく方法はさまざまだったが、第二次大戦中、アメリカ軍の兵士たちが透明なプラスチックのプレキシガラス(アクリル樹脂)のユニークな使い方を考案した。
これは1928年に、ウィリアム・チャルマーズ、オットー・ローム、ワルター・バウアーといった化学者たちによって、複数の研究所で開発された素材で、ローム&ハース社が「プレキシガラス」の名前で商標を取り1933年に市場で売り出したものだ。
これは画期的な発明品で、第二次大戦中に重宝され、とくに戦闘機の窓に使われた。軽量で柔軟性もあったため、車両の窓、軍用機の両サイドの窓、操縦席の上の円蓋、砲塔、航空機全般の窓部など、ガラスが必要な場所によく利用された。
兵士たちは、墜落した戦闘機のプレキシガラスを使って、自分のコルトM1911のグリップを改造した。
もともとあった木のグリップを取り外し、自作の透明グリップに付け替えたのだ。このとき、ピンナップガールの写真を下にはさむこともあり、これらは「スイートハート・グリップ(恋人グリップ)」として知られるようになる。
右側に恋人の写真を入れ、左側にはなにも入れない場合もあった。こうすると、右利きの兵士が脇から弾倉を見て、あと何発残っているかを把握することができる。
写真に残されたスイートハート・グリップ
スイートハート・グリップは、第二次大戦の歴史の中でも興味深いものだ。大量のコレクションがあるわけでもなく、ほとんどの人はこのようなグリップがあることを知らない。
この画像を大きなサイズで見る祖父が持っていたコルト1911には、グリップのところに祖母の写真がつけられている(一番左)。ルガーのグリップは、戦闘機のガラスと同じ素材のもので作られていて、ナチの兵士から取り上げたものだという。ジャネットという名の女性は誰なのかわからないが、きっと、その兵士の妻なのだろう。
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この画像を大きなサイズで見る上の写真のグリップにまつわる話はこうだ。戦争から帰って来たジェームズ・L・モリスは、愛用の銃を生涯手元に置いていた。
透明のプラスチックがついたグリップには、恋人ヴェルマの写真をずっとしのばせていた。戦後はヴェルマと新たな結婚生活を始め、戦争の遺物であるこの銃は、二度と戦争など起こらないで欲しいと彼が望んだ時代の古い思い出としてしまいこまれた。
ジェームズとヴェルマは幸せな人生を送り、その息子は成長して米海軍に入った。2005年、ヴェルマが亡くなり、2007年9月にはジェームズも後を追った。このピストルは、息子のジムに引き継がれた。
ところが、10月、モリス家は強盗に入られ、この貴重なM1911A1を含む3挺の銃が盗まれた。「ぼくにとって、あれほど感情的に大切なものはほかになかった」ジムは言った。「あの銃は、ぼくにとってすべてだったのに」
この画像を大きなサイズで見る1944年、イタリア戦線でドイツの要塞部隊攻撃に従事した米軍第88歩兵師団のリーダー、ジョン・エルンサー中尉(26)の銃。よく見ると、ガールフレンドの写真をグリップにつけている
image by:thevintagenews
この画像を大きなサイズで見る第二次大戦中、南太平洋で衛生兵として従事していた父は、日本の8ミリ口径の十四年式ナンブ銃を持ち帰った。グリップに恋人の古い写真を入れていた。
image by:forums.1911forum
この画像を大きなサイズで見る米海軍の対潜哨戒機のパイロットが持っていた1918年製コルト。プラスチックのグリップに作り替えられている。穴を通して、弾倉に残された弾丸の数を確認できるようになっている
image by:forums.1911forum
この画像を大きなサイズで見るワルサーモデル9のグリップの写真
image by:crazyfacts
ちなみに、2014年の映画『フューリー』では、ブラッド・ピットが演じるウォーダディーが持っているスミス&ウェッソンM1917のグリップに女性の写真が見える。
この画像を大きなサイズで見るReferences:thevintagenews written by konohazuku / edited by parumo















ラストシューティスト
こういうのを見ると、「人間が戦争をやってたんだな」と実感できて、何とも切ない気分になる。妻や恋人の写真を仕込んだ銃で敵を撃つ時、彼らは何を思ったのか。
>>2
その撃った敵にも懐に妻や恋人や子どもの写真が入っていたんだろうからやりきれないね
刀の茎に恋人の名前を彫る習慣が日本にもあったかもしれない(妄想)
※3
日本だったら、もっと直球で
妻や恋人の“下の毛”を弾除けの御守りにしてたそうだが。
ただまぁ、個人的な思い入れというだけでなく
春画を武具と一緒に収めたりとか、昔から
生殖器に魔除け的な武運の祈りを込める信仰もあったけど。
>>9
いやいや、もっと古くて三國志の張飛が妻の下の毛を御守りにした記述(演出)があるよ。
※3
戦闘機に奥さんの名前を書くのは各国であった
日本にも1人か2人位いたはず
※22
戦闘機のアクリル窓に、良かれと思って工員が「武運長久」と彫って、搭乗員が「視界が悪くなる!こっちは命懸かってるんだ!」と激怒した話はある。
自分が恋人だったら、人を殺す凶器に自分の写真が貼られてたなんて気分が悪くて嫌だけど…
当時の若い兵士たちは、この手の中にいる故郷の恋人を守るためと思って引き金を引いてたのかな~
※4
そもそも兵士が拳銃って、予備的な護身用程度で
前線で敵兵を殺すのに主用する物じゃない気が。
それに使うのはライフル銃じゃない?
>>10
場合によっては自決用。
フューリーでもシャーマン(戦車)乗車中に少年兵にパンツァーファウストくらって火達磨になって拳銃で自決してたね。
※4
とても共感できる感覚です。
お守りとして肌身離さないという意味なら、少しは理解できますが・・・
使う兵士がどう思っていたとしても、それが銃だろうがライフルだろうがナイフだろうが、相手を傷つける道具そのものなら、自身がその行為に加担しているようで嫌ですね。
写真の当人がどう思っていたかは知る由もありませんが、世界中が殺し合いの渦の中、という暗い時代がまた来ないことを祈ります。
※4 そのとても嫌な事を恋人がやりに行くんだから形だけでも一緒に泥くらい被ってやれや
だから戦争から帰って来て病んだ恋人を理解できずに別れ、英雄なのに一生を孤独に過ごす退役軍人なんかが出るんだよ
やりたくも無いのに家族恋人の為に文字通り命を張ったものに最上の敬意と理解を示せ、出なけりゃ相手が良い奴ほど自ら去っていく、全てお前の為にだ。
※26
共同体から見たなら祖国を守った英雄かもしれませんが、そのような当時の社会的な価値観を剥がした、いち個人の感覚からしたら、血に汚れた武器に自分の一部が張り付いていたら嫌悪感を抱くのはごく自然じゃないですか?
これはいつどのような時代であろうが、普遍的な感覚だと思いますが。
大戦時から時を経て「心の底から拒否し、それを表明する」ことができる今の時代にあって、誰かのため、国のために戦う以前に、人倫感覚、皮膚感覚をもって殺戮を否定していくことは、ますます重要です。
「じゃあ攻められたらどうするんだ」論は、この話題から外れていくのであしからずご了承下さい。
>>30
当時の社会的価値観の中で生まれた風習に対して、戦争を経験してない世代が一個人の感覚としてはどうこうなんて言うのは馬鹿馬鹿しいと思うけどな
※36
その価値観も、非常時においては都合よく「作られた」ものだろうことは念頭に置いたほうがいい。戦時下では個人の思想は脇に置かれ、正義の為にと一方向に雪崩を打つことがどれだけ悲惨な結果をもたらしたか、戦後世代でもそれくらいは理解できます。
相方の手が血に染まる、自分もその飛沫を浴びたことになる。それを望まなかった者は、当時も必ず存在したはずです。
>>30
社会的価値観を剥がしたら、
前線って全勢力をかけて自分の生命を狩りに来る世界だし、当然の如く狩られる前に狩らないと生存出来ないので正気を保つために持った御守りなんだよなぁ。
そういった事を全否定ってのも悲しいね。
それこそ戦地から帰還した兵士たちに、人殺しと石を投げるようなもんじゃないのかね?
綺麗ごとをならべるより、事実を受入れて少しでも理解しようとし、それを踏まえた上でどうしていくべきかだよね。
※26
戦地帰りで恋人と元の関係に戻れず別れたり
社会に馴染めず孤立したりするのは、
「女の理解が足りない!」とかいう単純な問題ではなく
PTSDも絡んだもっと根の深いものだと思うがなぁ…。
腹を痛めて産んだ母親の場合でさえ、
激戦地からアメリカの自宅に帰還した息子を
朝起こしに行ったら、ビクッと飛び起きて咄嗟に首を絞められ
愕然として「このままじゃ俺は家族を殺してしまう…」
と思い悩んだ末に、結局また傭兵として戦地へ戻って行った
――といったエピソードも聞いたことがある。
※4
理解も共感もするけど、それが半世紀以上戦争の無い国で育った幸福ゆえの常識で時代や環境が違えばそれは常識的感覚ではない、それは何故か?という客観性と問いかけを持つことが大事だと思います
※4
戦場の兵士にとっては銃こそが一番のお守りなんやで
※4
最初はね、あなたの事非道い人だと思った。
「誰のために命かけて戦ってると思ってんだ!!」ってね。
でも、もうちょっと考えているうちに、アレ?これってただの
自己満?独りよがり?って事に思い至った。
全女性があなたみたいな考え方になれば、戦争無くなるかもしれないね。
>>4
WW2当時は今より暴力が身近な時代だったからね
徴兵で半ば強制的に戦争行かされた挙句死ぬ覚悟しなきゃいけないんだもんな
軽い気持ちでちょっとカッコいいかもと思ってしまった事を反省した
※5
いうてその時点では社会全体がなんというか熱狂してるから…
殺人のための武器と、愛する人を合体させるのって、違和感しかない
原爆投下した飛行機には、機長の母親にちなんだ名前が付けられてたな~
なんという死亡フラグ
そういや手塚治虫の友人の明石君も手塚が描いたくみ子ちゃんの絵を懐にしまって戦地に赴いたんだっけ
必ず生きて帰ると自らに力付けるお守りの意味もあるのかな、、、
>>12
離れていてもいつもそばにいると思えるとかそれを見てまだ戦えると士気上げる効果とかもあるんじゃないかなと思った。
「フューリー」何回か観たけどそこまでさすがに目がいかなかったわwww
…それは別として、日本のトイガンにはこういうアクセはあまりないね
ウケると思うんだけど
※13
入れる写真があればなぁ。
※18
ピンナップガールの写真を忍ばせた人もいたとあるではないですか
※13
トイガンに嫁(2次元)のステッカーを貼った痛い文化は昔からあるよ。
また、ぐり子さんというレリーフになってるハンドガンのグリップも存在するよ。
※25
>ぐり子さんというレリーフになってるハンドガンのグリップ
めちゃくちゃ懐かしいアイテムだな
「ワルサーモデル9のグリップの写真」
コルトポケットの間違えです。
戦闘機なんかは操縦席のところに小さく写真を貼り付けたというが…
kiss me goodbyeand write me while i’m gone
goodby, my sweetheart, hello warzone
武器にこういう事をすると、相手にとってはトロフィーにもなってしまったり戦後「ぜひ遺族にお返ししたい」という事にも
爆撃機の機首の美女のノーズアート
美女は落とせない(撃墜できない)というゲン担ぎ
これ、今は「痛銃」と言って、美少女キャラ入れる形に進化してるぞ
日本の痛車&痛モノとか、モデルガンのカスタム経由で一周回った形のスタイルだけど、
アメリカは本物で作れるから。
フューリー作り込みこまかいな本当…
これが、持ち歩く死亡フラグってやつですか。
制圧した土地でお土産探ししてる描写あるけど、殺した相手からこれ出てきたら精神的にヤバそう
>>31
遺骨でペーパーナイフ作ったりする精神だから何とも思わんだろう。
4.や23. の感覚は、女性の立場から全く共感できないわ。
これを普遍的な感覚だ、とするという30の感覚も同様。
個人の自由だから議論する気はないけれど、こういう女性とは、仮に戦争の極限状態でも相いれないだろうな、と思う。
なんだかコメント欄で現代的価値観をもとに当時の人々の感情を妄想してる人がいますね…
この記事に限りませんけど
当時はそれこそ「敵兵をぶっ殺して英雄になってくるぜ!」というノリなのでそんな辛気臭いことをあれこれ勘繰ること自体がずれてますね
敵国=殺されて当然の悪魔として扱い洗脳するのは枢軸国だけではないということ。あのディズニーもそういう観点でプロパガンダアニメ作ってましたしね
敵兵の頭蓋骨を兵士がポピュラーなお土産にしていたくらいです
23.30.39.です。長文失礼します。
表現が難しいですが、言いたいのは果たしてこれが「昔話」で済ませられるのか?ということです。
当時の兵の皆が皆、勇猛な戦士とは限らず、むしろ葛藤に苛まれながら引き金を引く者も多かったでしょう。無残な戦いに心身ともに引き裂かれ、その苦痛はいかばかりか。少しでも慰めになったなら、掌の写真も絶望を癒やす薬にはなったでしょう。そこまで否定するつもりは毛頭ありません。
それから70年の時が過ぎても、少なくとも国内は平和な現代、そんな暗黒時代が再びやってくる恐れが全く無いなどと考えるほど、能天気でいられるはずもない。シリアの惨禍も記憶に新しく、分断を煽る為政者の大声が聞こえる今、この国にあってさえ、より一層現実感を伴う。
「WW2当時とは感覚や考え方が違う」と突き放してしまえばそれまで。しかし今まさに暗闇へと知らず識らずのうちに我々が進んでいたとしたら、彼らと同じ轍を踏まないと誰が確信できるだろうか?
アフガンやイラクの戦死者や復員軍人の自殺を見るまでもなく、近年形が変わろうが、戦争なぞ我々には苦痛しかもたらさないことに代わりはない。
ならば件の銃の主ジェームズの「二度と戦争など起こらないで欲しい」という望みを叶えるべく努力するのが最善と考えます。綺麗事と言われたらその通り。理念だから当然です。
よって、敵を作って非難するような指導者や世論への違和感を感じ取ったら、血で血を洗うような武器の交歓は御免だという、ナマの感情に、私は従うことにします。
号令に従い、不承ながらともに血を浴びて突き進むのを受け入れるのなら、戦争は永久に地球上から消えないでしょう。
>>47
いつまでも貴方のお気持ち表明だけされても正直言って邪魔なのでこれから現実の話をする
戦争は建前は正義だ!とかは言われてるが
現実は地政学でほぼ決まっている
これだけはどんなに貴方のお気持ち表明ばかりされても国同士の国益のぶつかり合いだから変わることはない
※50
さようですか失礼しました。
もともと個人の思慕感情に立脚した記事だったので、偉い人の研究には無知の私でも、対応してパーソナルな思いを述べることは差し支えないと思ったのですが。
現実をすべてご存知のお方には目障りでしたね。
※51
>よって、敵を作って非難するような指導者や世論への違和感を感じ取ったら
私は、あなたに上記を感じ取った。
※30「嫌悪感を抱くのはごく自然」「普遍的な感覚」とかね
※38と同じ様な話を俳優の西村晃さん(元海軍で特攻隊員として鹿屋に配属)もしてましたね
※53
※38では無く※36です