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施設で出会った歩けないチワワと飛べない鳩がベストフレンドになるまでの物語(アメリカ)

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(著) (編集)

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image credit:The Mia Foundation – Love For Mia/Facebook
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 ブリーダーのもとで障害を持って生まれてきた犬猫などの動物は、安楽死させられるケースが多いという悲しい事実がある。しかし、そうした動物たちを救おうと日々を捧げる人たちもまた存在する。

 アメリカのニューヨークにある非営利の財団では、障碍を持って生まれてきた動物たちを積極的に引き取り、特別なケアを行いながら、可能な限り引き取り先を見つけようと尽力している。

 その財団が運営する救済施設に、脚が不自由な1匹のチワワがやって来た。チワワに、施設の永住者となっている鳩と引き合わせたところ、出会ってすぐに意気投合し、両者は強い絆を育むようになったそうだ。

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image credit:The Mia Foundation – Love For Mia/Facebook

歩けないチワワ、ブリーダーから拒否され救済施設に

 1月中旬、ニューヨークのロチェスターにある非営利財団『Mia Foundation』に、1匹のオスのチワワ“ランディ”がやって来た。

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 生後2か月のランディは、サウスカロライナ州のとあるブリーダーのもとに生まれたが、潜在的な水頭症のために後ろ脚を動かすことができない障碍を抱えていた。

 それに気付いたブリーダーは、永久的なケアが必要になるランディの世話をすることを拒否し、財団の創設者スー・ロジャーズさんに引き取りを頼んだ。

 サウスカロライナ州からニューヨークにある救済施設までランディを無事に連れてきたスーさんは、施設に居住している鳩のハーマンと引き合わせてみた。

ハーマンと強い絆を育むようになったランディ

 ロジャーズさんは、最初に鳩のハーマンを犬用のベッドの上に置いて、ランディのお世話をし始めた。

 そして次に、ランディをハーマンの隣に注意深く置いてみたところ、1匹と1羽はあっという間に意気投合し、仲良くし始めた。

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 現在、ランディとハーマンの間には深い友情が育まれ、お気に入りのフカフカの毛布の上でいつも一緒に寄り添っているという。

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 まるで母親のように愛情を注ぎランディをケアするハーマンの様子を見て、ロジャーズさんは、オスだと思っていたハーマンが実はメスかもしれないと最近は思うようになったそうだ。

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ハーマン、2018年に怪我で施設へ持ち込まれる

 ロジャーズさんは、Mia Foundationを2012年に立ち上げた。ロジャーズさんが飼っていた今は亡き愛犬Mia(ミア)を記念して設立されたのだ。

 当時、Miaは口蓋裂で生まれ、獣医院に連れて行ったロジャーズさんは安楽死を薦められ、愕然とした。

 奇形や障碍を持って生まれた動物は、そのほとんどが安楽死させられてしまうのが事実だ。しかしロジャーズさんは、Miaの安楽死を拒否し、最期まで愛犬の世話をすることを決心した。

 そのおかげで、Miaは旅立つまでの22か月間を幸せに過ごせたようだ。ロジャーズさんは、Miaの世話をしながらこのような状況を少しでも救いたいと思い、口蓋裂やその他の先天性欠損を持って生まれたペットに利用できるケアの選択肢について学んだ。

 そして、獣医学の教科書から学ぶよりも、ケアについての可能性や希望があることを発見したのだ。

 ロジャーズさんはこれまで、障碍を抱える犬猫や馬、ロバ、山羊、七面鳥などあらゆるペットを引き取り、ケアしてきた。

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 時に、怪我をした鳥やリスなども持ち込まれることがあり、2018年に引き取ったハーマンも、怪我をしている状態だった。

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 野生生物のリハビリ専門家らからリハビリを受けたものの、ハーマンは脳の損傷もしくは西ナイルウイルスが原因で、ハーマンは二度と飛べなくなってしまった。

 それ以来、ハーマンは施設の永住者となり、後から施設にやって来る動物たちを温かく歓迎する役割を担っているという。

ゆくゆくはランディに飼い主を見つけてやることが目標

 今はランディの体重が450グラムほどで、車椅子の使用を少し待たなければならない状態だが、いずれは車椅子を使って動きを取り戻すようになったランディに、いい引き取り先を見つけてやることがロジャーズさんの目標だ。

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 これまで、財団は1000匹以上の動物を救済し、養子縁組に成功してきた。同時に、ペットの先天異常に関する貴重な情報を、多くの飼い主や獣医に提供してきた。

 現在、施設ではハーマン以外に、9匹の動物が永住者となってロジャーズさんにフルタイムのケアを受けて暮らしている。

 この10匹は“Foever10”と呼ばれ、ロジャーズさんと一緒に複数の学校を訪問し、異なりを持って生まれたことやいじめへの悪影響についてなど、子供たちに教えているということだ。

The Mia Foundation

追記:2020/02/19の記事を再送してお届けします。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 25件

コメントを書く

  1. 障害のある動物には少しでも幸せに生きてほしいよね
    先天性の奇形で足指が欠損した爬虫類と奇形で口が閉じないカエルを飼ってるので
    個人的に刺さった

    • +62
    1. >>1
      部外者のワイが言うのも何やけど、
      カエルちゃん達はきっと幸せなんやろうなって思うわ

      • +20
  2. 鶏ってオスかメスか分からないもんなの???

    • 評価
    1. ※2
      フクロウは血液検査しないと性別がわからないと聞いたことがある。見た目に違いが出ないと鳥類は判別難しそう。

      • +15
    2. ※2
      性別で外見的特徴が異なる種類の鳥以外は、血液検査したり実際に卵を産んでようやく雄雌が分かるケースが多い
      むしろ外見で雌雄の判別可能な鳥の方が種類が少ないくらい

      • +18
      1. >>6
        文鳥とかは歌ったら雄だなって思う
        ヒナのときに多少クチバシがゴツいかな?ってのが雄の確率高いかも

        卵詰まりに悩むのは大変なんで、クチバシ大きめの子を選んだのがうちの雄文鳥だよ(他の種類の鳥はどうかよくわからんけど)

        • +2
      2. ※6
        その鳥同士はどうやって雄雌見分けてるのかな……。

        • 評価
    3. >>2
      ハトは体がメスよりわずかにでかくて鼻の白いのがオスのほうがやや広い
      あとは求愛行動みないとわかんないね

      • +5
  3. チワワは人間が作り出したものやからなぁ

    • +6
  4. なんだか涙出てきた。
    なんだろう…かわいそうで、という涙じゃなくて、
    これが、愛というものなんだろうね。
    将来的にはこのチワワは誰かに貰われる予定だとか言ってるけど
    仲の良い鳩と引き離さないでほしいな。

    • +16
  5. 日本でも、見た目や機能の問題で商品にならない犬猫をペットショップから引き取って世話してる団体あるよね
    古いタオルなど寄付したよ

    • +10
  6. ほんとうに仲良しなら、鳥は相手を失うとご飯食べなくなったりするから
    ランディちゃんが引き取られるころには、新しい子に出会わせてあげてほしい

    • +7
  7. キリスト教的な博愛だよな
    知り合いのクリスチャンも目の見えないプードル世話してるからなぁ
    なんかわれわれが忘れた神への義心って感じがする

    • +5
  8. 見た感じこの施設でケアされているのは室内向けの小型犬が多いねえ
    先天的な事情で持ち込まれてる子が多数みたいだけど、ブリーダーも無闇な交配は止めて欲しいところだ
    きちんとしたブリーダーも居るだろうし一概にそうだとは言えないけどね

    • +4
  9. 動物も優しさや愛をストレートに表現するね
    駆け引きとか見返りを求めない優しさに涙出てくる

    • +6
  10. そらこんな可愛いのが寄り添って甘えてきたら鳩でもほだされるわ

    • +6
  11. 消えそうな命を救う。がんばってMIAのスー・ロジャーズさん。
    どの命もこの世に生まれてきてよかったのだから。

    • +3
  12. 心温まるお話
    ハトウォーミングだけに
    なんつって

    • +4
  13. 寄り添うランディとハーマンの表情よ
    泣けてしまう

    • +3
  14. 我が家の生まれつき骨の曲がったオイカワも今年で6年目になるが毎朝見るたびにこっちが元気貰える。

    • +5
  15. アメリカの人は割と保健所から引き取った足のない犬とか自作の車椅子つけて飼ってるよ
    アメリカいた時近所でもどこでもよく見た
    うちの犬も精神病を患ってた
    逆に疑問なのは日本の愛護団体で身体不自由犬猫がほぼいないことと、日本でそういう犬を全く見ないことと、愛護団体様の多くが日本では犬猫1匹5万円からって値札つけてることだ
    アメリカだと去勢代2万程度でお薬とかは1ヶ月分フリーよ
    色々おかしいだろ…

    • 評価

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