運命の出会いや奇跡的な出来事は、映画の中でならともかく現実世界ではめったに起こらない。
しかし神様の気まぐれなのかなんなのか、まったく起こらないわけでもないようだ。
時はさかのぼり2015年10月のことである。イギリス・ダービーに住むハンバーさん一家は奇跡としか考えられないハプニングを体験した。
2014年5月に行方不明となった猫のフェニックス(10歳)に、偶然に偶然が重なって再会できたのだ。
突然行方不明になってから18ヵ月間も探し続けた愛猫の姿
Little boy finds long-lost cat in rescue centre
フェニックスがいなくなってから18ヵ月もの間、母・ミシェルさん(当時33歳)は息子のロニーくん(当時5歳)とレジーくん(当時2歳)とともにその行方を探し続けた。
フェニックスの写真入りポスターを何十枚も配ったり貼ったりもしたが、いよいよフェニックスを見つけるのはもう無理だと絶望的な気持ちになった。
もう1匹の愛猫だったディトも亡くなり、ミシェルさんは前向きに新たな子猫を飼うことを決意。
子どもたちとも相談し、地元にある猫の保護施設からオーランドという名の猫を引き取ることにした。
たまたま訪れた保護施設でまさかのフェニックスに奇跡の再会
奇跡が起こったのは、ミシェルさんのロニーくんが保護施設にオーランドを引き取りに行ったときのことだ。なんとそこに、フェニックスがいたのだ。
ほんの数日前、その保護施設に保護されたばかりだったという。
ロニーくんはフェニックスの姿が目に入った途端、大好きな猫にやっと会えたと感動の涙を流した。
ミシェルさんは、
それは素晴らしい瞬間だったわ。ロニーはすぐにフェニックスだと分かったようで、叫んで興奮していた。再会できるなんて信じられなかったし、とてもうれしかったとコメントしている。
マイクロチップで確認。やっぱりフェニックスだった!
ミシェルさんとロニーくんはそれが間違いなくフェニックスだと確信していた。しかし念のため、猫の耳に埋め込まれていたマイクロチップを確認すると、やはりその猫はフェニックスだった。どうやらフェニックスが行方不明になった後、ハンバーさん一家は引っ越しをしたらしい。
登録されていたのが以前の住所だったため、保護施設としてはもしすでに飼い主が分かっていたとしても連絡の取りようがなかったようだ。
そんなわけでミシェルさんとロニーくんはもちろんフェニックスを連れ帰り、またオーランドも家族として迎え入れた。
ミシェルさんによるとフェニックスは本当にフレンドリーで楽しい猫なのだそうだ。きっと、ハンバーさん一家と今も仲良く暮らしていると思うんだ。
written by usagi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
フェニックス「チッ、せっかくあの家から逃げだせたのに……」
2.
3.
4. 匿名処理班
まさに不死鳥の如きカムバック
5. 匿名処理班
名前なり電話番号なり入れんとチップの意味なくない…?
6.
7. 匿名処理班
保健所に住所変更の届け出しとけばよかっただけの話を美談にしてるだけだろ
8. 匿名処理班
オーランドくんも引き取ったのが素晴らしい
オーランドくんにとっては絶望だったわけだから
9. 匿名処理班
なんで猫おらんなったのに引っ越すんや?
ほんまに探す気あったんけ?
10. 匿名処理班
何度でも蘇るさ
11. 匿名処理班
>>1
フェニックス「……しょうがにゃいにゃー、こんな泣き虫にはまだまだ俺が付いててやるかにゃ」
12. 匿名処理班
>ほんの数日前
奇跡だ
>引っ越して住所が変わってた
探した末に諦めてたから住所変更してなかったのかな
いずれにせよ保護されたの数日前だし
そんなうっかりさんの為に奇跡はあったりするのよね
引きが強いからうっかりさん化するというかw
13. 匿名処理班
※5
チップにはid情報だけ入れといて、専用のDBにアクセスして読み取る形にすれば引っ越し等で情報更新されても追いかけられるのにな
14. 匿名処理班
※9
引っ越しが決まってたか、経済的な理由で引っ越さざるをえない場合でしょ。趣味で引っ越す奴は少数派でしょ。チップまで入れときながら住所変更の手続きしないのはあれだけど
15. 匿名処理班
再開したあと家に連れてってないの?なんで写真とか映像にフェニックスいないんだ?
16. 匿名処理班
子供にいらん心労をかけさせるな
17. 匿名処理班
あっぶねーな、二度と会えなくなる可能性もあっただろこれ
18.
19. 匿名処理班
これは教訓でもある
犬や猫が行方不明になったときはまず保護施設を探すようにな
保護施設は無料のペットショップじゃないってことを理解しようぜ
20. 匿名処理班
会えてよかったけど、元気に暮らしてる不死鳥さんも動画で見たかったっすね(欲張り)
21. 匿名処理班
※13
日本のものは最初からそうなってるので、イギリスもそういう仕組みだと思うよ
引っ越した場合は住所変更を管理する団体に届けるだけ
引っ越した段階でもう諦めてたのかもね
22. 匿名処理班
フェニックス「フッ、飼い主? 負け犬どもが集まって傷を舐めあっている、惰弱な奴らよ。」
23. 匿名処理班
※13
ちょっと調べたみたところ、最初からそういう仕組みらしい。RFIDでユニークな識別番号のみが発信されるんだって。まあ、飼い主がその仕組みを理解していたり、引っ越しの時にデータベース更新の手続きを取る方法を知っているとは限らないってことだろうねw
24. 匿名処理班
飼い主は猫がわかったようだけど、猫は飼い主のことを覚えていたんだろうか。猫がどんな反応したか気になる。
25. 匿名処理班
これ美談か?チップの意味とは…
26. 匿名処理班
※25
ねこ「ちっ!」プッ
27. 匿名処理班
まいっかもう一匹いるしの精神
28. 匿名処理班
※14
ネコは環境の変化を嫌う。だから引っ越しも大嫌い。
フェニックスは荷造りの様子、あるいは新しい家を探してバタバタしたりそわそわ落ち着かない様子から引っ越しを察し「いややねん」と逃げ出した可能性がある。
ドイツでもそういう猫いたよ。ハリーというオス猫で、飼い主が町中の家から隣町の庭付きの家に引っ越したら、猫が「前のうちに帰してニャ」と12km先にある古巣に舞い戻っちゃったという話。
ドイツ語のニュースですが、関心ある方はこちらをどうぞ。
ttps://www.hr-fernsehen.de/sendungen-a-z/maintower/sendungen/kater-harry-vermisst-heimat,video-79066.html
29. 匿名処理班
5歳のロニー君が一年半前に別れた猫を覚えていたって、すごいなー。
何はともあれ、良かったね。
30. 匿名処理班
>>26
ここにマイナスボタンなくてよかったね
31. 匿名処理班
マイクロチップ様さまだな
32. 匿名処理班
※8
動画のインタビューを見る限りオーランドは猫エイズと呼ばれるFIVポジティブで、それを承知で引き取る予定だったらしい。しかし期せずしてフェニックスと再会してしまったため「2匹を一緒に飼うことはできない」とスタッフに言われて泣く泣くオーランドは諦めた。彼の幸せを願っていると語っています。
まぁオーランドはこの家族をもともと知らない訳だからフェニックスを連れて帰るのが正解でしょうね。マイクロチップの住所変更をしなかったことをやたら批判されているけど、今後は気を付ける事でしょう。そんなに責めないであげて!
33. 匿名処理班
動画に出てくるのがフェニックスの写真だけなのはなぜなんだ
34. 匿名処理班
この記事、肝心のフェニックスさん側のリアクションや心情の推察等が書かれてないんだよな。
再会した瞬間「ギニャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」とか声を荒げて嫌がってる可能性もありそうやん。
35. 匿名処理班
そりゃ引っ越してるなら18か月見つからんわなって感じで施設にいた偶然は凄いけど
多分引っ越した直後は前の家の付近にいただろうし
なんか猫視点だと悲しい気持ちになるな
36. 匿名処理班
猫って何が可愛いのかわからん
嫌いだ
37. 匿名処理班
猫は家につく
38. 匿名処理班
5歳と2歳の男の子がいて、その前に1年半も猫探すって大変だと思うよ。マイクロチップのことなんかたぶん忘れてたんじゃないかな。
でも見つかってよかったね。縁があるんだと思う。
39.
40. 匿名処理班
馬鹿な親
子供は親を選べないからな
41. 匿名処理班
必死に探したと言うわりに、引っ越してたんかい!マイクロチップの住所変更してなかったんかい!とモヤモヤしてしまう。
42. 匿名処理班
引越しは趣味じゃない、引っ越さなきゃならない理由があるから引っ越すんだよ仕方ない。それに長い間見つからないと死んでしまったのか他の人に飼われてるのかって思うのが普通だろうし、見つからない可能性のほうが高い、引越しもチップの届けもすでにあきらめた後の可能性もある
43. 匿名処理班
マイクロチップの手続きを怠ってたのは当然責められても仕方ないけど、様々なこと事情がからむ引っ越しを責めるのは、大人のやることじゃない
ヒステリックになるのは良くない
44. 匿名処理班
※7
偶然再会できたのは奇跡なんだから「だけの話」ではない
発端は不注意だとしても顛末はニュースに足る話