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流れ流され560キロ。海を漂流していたデジタルカメラには、その持ち主と漂流したいきさつが記録されていた。(続報追記あり)

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(著) (編集)

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image credit:facebook
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 小さなデジタルカメラが、ドイツ沖の小さな島スーデルークの海岸に流れ着いた。それを島の唯一の住人である農夫、ホルガー・シュプレアとネレ・リーの夫婦が拾い上げた。

 話はこれで終わりになるはずだった。

 ところがこのカメラ、どうして流されていたのか、その持ち主は誰だったのかをしっかりと記録していたのだ。

 防水加工のデジタルカメラの中にあったメモリーカードはまだ生きており、それは海に流されるまでの映像が残っていたのだ。

錆び付いたデジタルカメラ、ドイツの小さな島にたどり着く

 奇妙なものが海岸に流れ着くことは常々よくある。だが、その出所やどのような旅路だったのかは、はっきりしない。

 ドイツ沖のとても小さな島、スーデルーク島にはいろんなものが流れ着く。ホルガー・シュプレアとネレ・リーは海岸にたどり着いた、気球、漁具、ハイヒールなどの漂流物を集めてちょっとした博物館をつくっている。

 このカメラも博物館に飾っておこうと夫妻らによって拾い上げられた

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image credit:youtube

メモリーカードは生きていた!漂流のいきさつがしっかりと記録されていた。そして持ち主が誰なのかも…

 さて、このデジカメ。防水になっていて、中のメモリーカードは無傷だったのだ。夫妻がちょっといじくってみたところ、この迷子のカメラは多くのことを語ってくれた。

 持ち主は誰なのか?どうして海に流されていたのかを。

 シュプレアとリーはこのデジカメの記録を皆と共有しようと、フェイスブックに投稿することにした。

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 この投稿は次々とシェアされ、海外メディアが英語に翻訳し、さらに拡散されていった。その結果、様々な事実が明らかとなった。

流れ流され560キロ。海岸で遊んでいた少年が置き忘れたものだった

 映像が世界中に拡散されていった結果、このカメラはイングランド東ヨークシャーのフランバラ岬からやってきたことが判明した。

 持ち主はこの映像に写っている少年だ。少年は自らのデジタルカメラで、自分の家族や、自身の”偉業”を記録する習慣があったようだ。

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 映像には、藻に覆われた海の岩の上に立つ少年が、バケツの水をレンズにかけて、潮だまりにカメラを固定する場面が映っている。少年は海岸を散策する自分や家族の姿を撮影しようとしたのだろう。

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image credit:youtube

 約90秒後、少年は海岸線を見渡せる岩の上にカメラをおいて、遠ざかっていく。彼の姿はだんだん小さくなり、ついにはカメラの視界から消える。

 そして数分後、波が打ち寄せてきて、カメラは水中へドブン! 

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 渦巻く海草の間でもみくちゃになって、ぐるぐる回りながら、約560キロ離れたスーデルークへの旅へと出発したのだ。

現在、このカメラを少年に返す動きが

 よくも場所が特定できたものだと感心するが、ガーディアン紙によると、この動画を見たドイツ海上捜索救助連合の職員が興味を持ち、少年がいた場所が、イングランド東ヨークシャーのフランバラ岬であることをつきとめたのだという。

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 さらに職員は、クリスマスまでにこのカメラを持ち主にもどるよう、働きかけをしているそうだ。

追記(2017/12/11):コメント欄によると続報がでたようだ。フェイスブックで拡散された結果、この情報は少年の父親まで届き、父親が連絡してきたという。カメラの持ち主である少年は、イギリス、キングストン・アポン・ハル在住のウィリアム君であることが判明。まだカメラは返却されてないそうだが、クリスマスまでには彼の手元に届く予定だそうだ。

Kamera-Odyssee durch die Nordsee

 さあここで考えてほしい。発見されたのがたまたま純粋無垢な少年のカメラだったから微笑ましい展開となったわけだ。

 もし、某おまいらのアレ的なコレクションがたっぷり詰まったカメラが漂流したらどうだろう?それが善意の第三者によって公開され、持ち主特定の動きがでちゃった場合にはどうだろう?

 どうがんばってもハートフルストーリーな展開は望めそうもないので、今のうちに、各自メモリーカードの所在、および点検を怠りなきよう、つつしんで言葉を述べさせていただきます。

via:facebook / yorkshirepost / .theguardianなど/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 84件

コメントを書く

  1. 普通の人ならアクションカメラで見られて困るようなものを撮るともおもえないのですが……

    • -43
    1. ※1がジョークを楽しめる程度に心の余裕が生まれます様に…

      • +26
  2. もしこれが
    カップルがイチャイチャ(意味深)on the beachな映像だったら大変な事だ

    • +39
  3. >>もし、某おまいらのアレ的なコレクションがたっぷり詰まったカメラが漂流したらどうだろう?

    うっぎゃー((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    • +49
    1. ※4
      なんか毒があるよね。
      お前ら、姐さんから切り捨てられる日が近いぞ。
      俺は違う(ちょっと手汗

      • 評価
  4. 動画では数分に編集されてるけど、波に飲まれるまでには1時間ぐらいのブランクがあるよね

    • +1
  5. 悲しいかな、私のデジカメにはそんな画像は無いから安心だ…
    あ、スマホのメモリーカードは駄目だ

    • +14
  6. 誰も居ない浜辺

    ひげもじゃのおっさんがカメラを置き

    無垢な姿になり

    バレリーナの衣装を身に着け

    人知れず踊る

    カメラに残っていたデータが、そんな内容じゃなくてよかった

    • +59
    1. ※8
      それはTutu Projectだと判断されるだろうからきっとたぶん大丈夫。乳がんの妻に愉快な気分になってほしいとピンクのチュチュつけて踊るおっちゃん夫が発端の支援活動。

      海上遭難捜索用のプログラムを使ってカメラが辿った漂流経路を導き出せるってのがすごいですね。大人たちの本気を見ました。それにしても海流ってこわい。

      • +12
  7. もし私が「アレ的なコレクションがたっぷり詰まったカメラ」を拾ったなら、中身を確認した後、そのままそっと海に返すよ・・・

    • +32
  8. ホルガってカメラメーカーでも同じ名前あるよね。
    なんとも面白い話だな。

    • -1
  9. 良い話かと思ったら、最後の〆で現実に引き戻されるスレw

    • +19
  10. いや、拾い主のほうが気になるんだけど。
    「ドイツ沖の小さな島で、唯一の住人である農夫の夫婦」って。
    そんな彼らが海岸線でカメラを拾い上げると…
    なんか映画が始まりそうでワクワクする!

    • +68
    1. ※14
      ※40
      Facebookの大量の写真見たらなんで都会に住んでるのかわからなくなってきた。

      • +2
  11. 「やぁ、友よ。今日はどこに行くんだい?」
    「そうか、『海』という場所はそんなに楽しい場所なんだね。」
    「友よ、私が君たちの思い出を残すためにこの世に生まれたこと、私を手に取って喜んでくれたこと、とても感謝している。」
    「友よ、なんだか周りが冷たい液体で満たされている。私は君たちと離れたくない。」
    「友よ、どうやら私はまだ無事なようだ。どうやら非常に頑丈に造られたおかげだろう。」
    「友よ、泣かないでくれ。いつか、私の記憶が誰かに伝わった時、きっと君の手元に帰ることが出来る、そんな僅かな期待がなぜか私の回路を過ぎる」
    「友よ、そろそろ私は動力が失われつつあるそうだ。」
    「友よ、いつか、また逢おう。」
    「そして手に取ってまた、出会った時のように笑っておくれ。」
    「友よ…」

    • +36
    1. ※15
      俺がカメラなら、
      主のヘマを恨んで、
      データの中から良い写真は全て消し、
      よろしくない趣味の画像だけ残してやるわ

      • +6
  12. 何年か前、探偵ナイトスクープで似たような回があったな。
    高知県の海岸で拾ったデジカメのメモリーが生きていて、
    内容から沖縄旅行に来たOL達が失くしたもので、宿泊ホテルから
    持ち主が判明、東京在住のOLだった・・・
    沖縄から黒潮に乗り、高知までの数百キロを旅したカメラ。
    これは奇跡の運命ではっ!→→→「ちゃんちゃんw」だった。

    • +7
    1. ※17
      松村が担当した回ですね 
      高知じゃなく徳島の海岸ですよ
      沖縄の石垣島です

      • +2
    2. ※17
      ああ、ナイトスクープだったか!
      記事読んで、すぐにそのエピソードを思い出したが
      何でみた情報だったかは忘れてたよ

      • 評価
  13. そりゃパソコンの中にはアレなものがたくさんあるけど、流石にデジカメの中には入ってねえわw

    • +7
  14. ここでもよく話題になる探偵ナイトスクープに「沖縄から徳島に漂着したカメラ」ってのがあった。
    こちらは石垣島から徳島の蒲生田岬まで1500kmだって。
    中の画像を確認(!)して沖縄に行ってそこを旅行していた女性5人(!)を特定して横浜まで返しに行ってた。

    アレな画像があったかどうかは不明(あったとして放送で言及できんわい)

    • +6
  15. 後半の短文さえなければ、
    いい記事やったのに…

    • +6
  16. ぶー(‘-‘ゝラジャー!
    大至急、メモリー総点検にかからせていただきます、なま暖かいご忠告、ありがたくあります。

    • +6
  17. 名も知らぬ遠き島より流れ寄るデジカメ一つ

    • +16
  18. ハイハイ、デジカメを落とした間抜けが参りました。
    仕事で事故る、右手潰れる。
    『上への報告書に使うから、スマンけど傷口の様子撮っといて。』
    『はい・・・うおお、イテエやら、グロイやら(カシャ』
    ⇒麻酔でボーっとしていたせいかカメラ他(色んな個人情報書類入り)を落とす。
    ・・・数日後、粉砕された右手のグロ写真を見て仕舞った気の毒な方から連絡が・・・
    拾い主様、スマンかったです。
    ちっともハートフルじゃない、骨肉バッキバキ話

    • +30
  19. >スーデルークシュプレアとリーは・・・

    名前が長くなってるw

    • 評価
  20. 今から無くした時のために、
    ブレアウィッチプロジェクトの懺悔シーンを自撮り再現して入れとくかw

    • +6
  21. 拾って中身みて言えないようなやつだったら
    見なかったことにして忘れる
    落としたほうもそれを望むだろう
    悪いやつならばらまいたりしそうでこわいね。
    落とさないように気を付けよう
    ってそんないかがわしいもの撮らないわ!(笑)

    • +3
  22. 大丈夫だ、
    俺のカメラで撮ったメモリーには
    神社、仏閣、鉄道、お台場ガンダムくらいしか写ってない

    • +9
    1. ※29
      私のデジカメのメモリカードの中身は、
      花、花、花、花、ずっと花です。

      なのでとてもマズい。

      • +2
  23. 昔、探偵ナイトスクープにこんな話しあったっけ

    • +3
  24. この同じカメラうちにあるぜ
    某カメラのパクリとはいえ、密閉はしっかりしており
    値段も安いのでお勧めだ

    • +2
  25. 続報が出てたよ。
    Facebookで拡散されたり新聞記事になったりしたおかげで、少年の父親が連絡してきたそう。
    イングランドのハル在住のウィリアム君が持ち主だと判明。まだカメラ返却は叶っていないようだが(12月5日現在)ほどなく彼の手元に届くはず、とのこと。
    ハッピーエンドだね。

    • +19
  26. ずーっと撮影されてたらドキュメンタリー映画になったのに・・・ でんち~ぃ

    • 評価
  27. 某おまいらって・・・これ書いた人も10年くらい漂流して世間からずれちゃったのかな?

    • -13
  28. 映画化しようぜ
    題名は「トワイライトQ」な

    • 評価
  29. 小島の唯一の住人(´_`)いいなぁ、そんな暮らし。

    • +5
  30. 仔細にわたるお心遣い痛み入ります。パルモ様の貴重なご助言を心に留め置き、より一層のコレクション充実へと邁進して参る所存でございます。

    • +10
  31. 恋人同士が青空の元、愛し合う姿じゃなくて良かったね

    • 評価
  32. へーきへーき
    撮らせてくれる相手がいないから!

    • +5
  33. いやいや~現代版の小瓶の手紙も行けるじゃないですか

    • +3
  34. これ、子供が遊びに夢中になって忘れちゃったと言う事ですよね?
    忘れて放置したままになって、そのまま満潮になりカメラはどんぶらこ~と

    • 評価
  35. あってはならない国家機密事項でなくて良かったね。
    別の意味でgkbr

    • +1
  36. その画像を見たものは7日以内に死ぬといった日本のホラー的な何かが写っていることもあるかも?
    見て公開できるものなら良いが見て後悔する事もあるだろう。

    • 評価
    1. ※60
      カメラも、560キロの長距離を航海したことですしね。

      しかし、「560キロカメラの旅」とかいいう「全米が泣いた」てきな話で終わるかと思いきや。

      • +1
  37. メモカだけ返してもらってカメラは博物館とやらに寄贈すればいいのに

    • +1
  38. いい歳した野郎達にも純粋無垢な少年時代があったんですよw

    • +2
  39. 実は、一週間ほど前から我が家の庭先にメモリカードが落ちてるんだ。真向いはアパートで学生さんが多い。とりあえず、放置する事に決めた。うん。決めている。いいよな。な。な。

    • +5
  40. 大昔に読んですっかり忘れてたカメラっていう小説を読んだ当時のことと一緒に思い出して切ない気分になってしまった
    内容はよく覚えてないけど今のこの気分に浸れるだけでも読んで良かったと思ったw

    • 評価
  41. 漂着物から始まるストーリーというと
    スタージョンの短編、「孤独の円盤」が思い出される
    切ない話なんだよなぁ

    • 評価
  42. 私にとって、防水性能は諸刃の剣ということか・・・

    • +3
  43. お宝画像だったら黙って回収
    中身って大事だなぁ

    • 評価
  44. これが世界を震撼させる陰謀を暴く最初のきっかけとなろうとは知る由も無かった

    • 評価
  45. この間の溶岩流の時も思ったけど最近の精密機械って過信したらダメだろうけど、それでもこっちが思ってる以上には丈夫なんだね
    熱も水も耐えられるってすごい

    • +5
  46. 俺はぼっちだから友人を写す事もないし自撮りの趣味も無くて
    俺のものだという証拠ゼロだから何晒されても平気。
    でも幅広いジャンルの興味も無い絵をデータ内に散らばせておくことで
    うっふーんな画像を心理的にカモフラージュしたい気持ちは消えない。
    傍目には余計痛いのはわかっている。

    • +2
  47. 海岸にいる女性を撮っていた盗撮犯のカメラだったりして、初めの方に盗撮犯の顔が映りこんでいたら、違う意味でニュースになっていたかもしれないね!。

    • +2
  48. ははは、よせやいパルモさん
    僕は正真正銘清廉潔白な人物ですよ

    • 評価
  49. こういう絵本、あったな
    デビット・ウィーズナーの「漂流物」
    文字のない絵本です

    • 評価
  50. 管理者さまの通達で「画像の整理」をしておられる方々もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
    確かにハートフル・ストーリーには程遠い経過と結末を迎えるでしょうね。
    それはそれで「オモロイ」ネタとなるのでは?

    • +2
  51. 浮きもしないカメラが転がってよくもまーたどり着いたもんだな
    お宝ってのはこうやっていろんなとこ転がっていくのかもしれんね
    そして突き止めて手元に帰るように計らったドイツ海上捜索救助連合の職員gj

    • 評価
    1. ※86
      いや、カメラ本体は密閉されたハウジング(防水ケース)に入っているから、その分の浮力はあるんじゃないだろうか?

      完全に沈んだままなら、そもそも論として、海流に乗ってイギリス沿岸からドイツ沿岸まで流されることもないはずだし。

      • +3
  52. これだけじゃなく、3.11の様な場合にも気を付けなくちゃね。拾われたPCやスマホを •解析のプロ『可能な限り戻そてみせます!!』結果…は分かるよな。

    • 評価
  53. 最後の一分いらないでしょ。しかもおまいらって…(苦笑)

    • -1
  54. よく分からんが喧嘩を売るような締め方はやめなされ

    • +1
  55. アレ的な写真が詰まったデジカメを電車で置き忘れたことがある
    直後すぐに気付いて置き忘れた座席に戻ったがすでにカメラは無く
    高校生の集団がいるだけだった
    あの画像をすぐに削除してくれていることを願うばかり

    • 評価

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