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死後仏像となったミイラ。脳も完全に残されていた、1000年前の慈賢法師の仏像

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(著) (編集)

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 またしても仏像はミイラだったシリーズだ。

 数年前、オランダ・ドレンテ博物館が所有する仏像をCTスキャンしたところ、ミイラになった即身仏が中に入っていたことが話題となったが(関連記事)、中国河北省武安市の定慧寺に納められている、金メッキを施された慈賢法師の仏像をCTスキャンしたところ、健康な骨と完全な脳が残されていることが明らかとなった。

神奇!千年古尸,骨骼完整大脑仍在 国语流畅

 慈賢法師は仏の教えを伝えるために古代インドから中国まで旅をした高僧だと言われている。

 7月8日に行われたCTの調査は僧侶、メディア、信者らの立会いのもと行われた。慈賢法師に完全な骨格と完全な脳がまだ存在することが明らかになり、人々は衝撃を受けたようだ。

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 スキャンを行なった後、武永庆博士は「骨は普通の人と同じくらい健康に見えますね」とコメント。「上顎、上歯、肋骨、脊髄、すべての関節まで、どれも完全です。まったく驚きですよ」

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 古文書によると、慈賢法師はインド出身の僧である。仏法を世に広めるため、現在の中国北東部、朝鮮半島近くにあった遼(契丹國/916~1125年)へ旅をした。

 10冊の主要な経典を中国語に翻訳したと言われており、そのいくつかは石版に刻まれ、現在でも見ることができる。また、のちに遼の皇帝から国師にも任命された。

 慈賢法師の死後、遺体は弟子たちによって保存処理された。遺体は天然の防腐剤とともに大きな陶器の瓶に入れられる。

 こうすることで法師の魂が高レベルに達し、体は腐敗しなくなるのだと考えられていた。遺体は3年後にそこから再び取り出され、ノリ状の米のペーストで覆われた。 

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 このように保存処理された遺体だが、それから長い間行方知れずとなっていた。再び発見されたのは、1970年代になってのことだ。

 定慧寺の僧侶の話では、慈賢法師の仏像は2011年からそこで祀られてきたという。寺は昨年、仏像に金メッキ処理することにした。

 今後、定慧寺から響堂山に建設中の寺へ移設される予定だが、2017年末までは引き続き定慧寺で参拝できるそうだ。

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via:pearvideo / dailymail/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 65件

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  1. どう見てもCTじゃなくて外科用Cアームの透視じゃん

    • +3
    1. ※1 そりゃ病院にあるようなやつじゃ無理だろ。
      動かないでくださいねじゃなくて動けないし、動かして損傷したらまずいし。
      適切な機材をつかったら勝手にCTって言っときゃわかるだろ程度のはなし。
      メインの話題はCTかどうかじゃないし、結果論でいいんだよ。とんでもニュースは。

      • +6
      1. ※16
        君が何を言っているのか分からない
        これはトンデモニュースでも何でもないし
        報道の場では大筋が動かなきゃ何でもいい、なんて事は普通にない
        ただ現代日本人の常識からかけ離れているだけの事実を
        勝手にトンデモニュースにして
        フェイクニュースと同類でもかまわないという態度はおかしい

        • -6
        1. ※49
          何を言ってるのかわからないなら放置

          • +3
  2. 骨粗鬆症とかもなかったのかな。健康体な高僧だ

    • +4
  3. 遺体に金メッキ、か…
    文化や思想の違いとはいえ、なんだかなぁ…

    • -2
    1. ※4
      東大寺の大仏は当時金めっきされてたのを知らないのかな?

      • -2
  4. 深い瞑想状態に入ってるんやで
    死んでないんやで

    • +27
    1. ※5
      そう言えば弘法大師様も高野山で深い瞑想中だったね

      • +9
  5. 遺体に金メッキをした。
    →調べたら中に遺体があった!すごい!

    っておかしくない?
    それとも、メッキ処理時点では遺体でなく彫刻かなんかだと思っていたということなのかな。

    • +6
    1. ※6
      中に即身仏があったのはドイツの博物館にある仏像
      金メッキされているのは中国の寺にある即身仏

      • +2
      1. ※51
        中国のは即身仏じゃなくて単なる遺体じゃね?

        • -2
  6. インドでは、紀元後1~2世紀ころから仏像が作られるようになりました。
    ブッダの偉大さを示すために、まず聖者が発する人格の光が様式化され、光背(こうはい)となりました。
    同時に聖者の身体は黄金色に輝く、とも考えられました。ここから、仏像の表面に金箔をおすようになりました。

    即身成仏は遺体出はなく究極の悟りを開いた仏の御姿なんだから、金箔を施すことに文化や思想の違いなんてないんだけど

    • +30
  7. 中国あたりだと、現在でもチャイニーズマフィアの手によって死体処理の手法として使われていそうだな。出回っている新し目の仏像もスキャンしてみるといいんじゃなかろうか。

    • -6
  8. 妖怪人間ベムでそんなエピソードあった

    • 評価
    1. ※11
      金というか黄色が仏教にとっては縁起のいい色だから

      • +10
  9. ここまで高度な技術あったなんてローマにも通じるすごさ
    ただどちらの文明も戦争と内乱ですべてパー!
    いつの時代も争いに何の意味もないな

    • +7
  10. 仏教とか色々な団体にキレられてもいいけど、ここまでくると最早バカ何じゃなかろうか

    • -20
  11. なんで金ピカにしちゃうんだ・・・。
    中華圏は派手だなあ。

    • -25
    1. ※14
      中国だけじゃなくて仏教の極楽浄土は金ピカイメージが普通。
      日本で古寺とか古びた仏像がもてはやされるのは半分くらい千利休のせい。

      • +22
    2. ※14
      日本の古い昔の仏像も元は金ピカだよ。奈良の大仏だって本当は金ピカ
      本来は貼り直すものを予算がなかったとか色んな理由でそのままにしてたら木むき出しや銅や錫そのままのあのイメージで定着してしまっただけ

      • +19
  12. どういった経緯で発見されたんだろ?
    蔵かどこかで埃でもかぶってたんだろうか?
    それにしてはずいぶんと保存状態いいみたいだし
    どこかの好事家の手を渡り歩いてたりしてたのかな?

    • +7
  13. 過去日本にも存在した文化だが金で覆うのは死者の敬意だよ

    • +26
  14. オランダで発見されたということは、この“即身仏”を盗んで売り飛ばしたバカ者がいた、ということだよな。お坊さんの高い志に比べて、なんて運命だよ。

    • +8
  15. 日本の仏像やなんかが地味なのは特殊だかんね
    奈良の大仏もそうだが、元々本来はキンキラキンの黄金色だったのが錆びて緑青吹いて今の色になっただけ

    • +28
  16. 中には文革で壊されたものもあるかもしれないし、
    隠して破壊をまぬがれ、人知れず蔵に眠っているもの
    もまだあるかもしれない。

    • +7
  17. なんで金ぴかとか言ってるけど、諸外国の仏教徒から見ると、着色や金箔が剥げ落ちた状態を「わびている」とか「味がある」とか言っている状態の方が異常なのよ
    金箔や彩色をするのは仏の威光の気高さと、真理の持つ尊さを象徴しているから
    それがはげ落ちた状態で放置しているのは、大変に失礼な行為と見なされるのよ

    だから日本の寺院や仏像は「壊れたままで放置された状態」という印象を受けるの

    • +31
    1. ※24
      言われてみれば他国の宗教造形物って大抵ど派手だな
      宗教の威光を示すんだから、派手で目立たなきゃいけないのか

      • -1
  18. 保存するなとは言わんが、クローンを作るとかはやめてほしいな

    • -4
  19. いや、そもそも何で金メッキ処理なんてするの?元々の姿のまま後生に伝えるって事は考えないのか?

    • -14
  20. 背景にプールサイドがみたいな😃感じるのは

    • +1
  21. ごめんなさい誤送信しました
    背景にプールサイドが見えるのは私だけですか

    • +1
  22. 現代じゃ渋い色合いになってる日本の仏像も建立当時は金ピカだべ
    往時のままに忠実に再現すると悪趣味だとか文句いわれるやつ

    • +20
  23. まんが日本昔ばなしで代々伝わる仏像を買いたいって人がいたから
    査定額高くしようとして金で仏像の鼻の穴を塞いだら
    無価値になったって話を思い出した

    • +1
    1. >>34
      或いはもともとモンゴロイド的な顔立ちのインド人だったりして…
      「日焼けした吉幾三」ことラジニカーント氏のような

      • 評価
  24. インド人だけど加工されるとモンゴロイド系の顔になるんだね。復顔はどうなんだろ。

    • 評価
  25. 賛否はあるが、金メッキの時に表面の脱脂を行っているはずなので、結果的にさらに腐りにくくなった、元々インドから朝鮮半島付近まで旅のできる体の持ち主だし、日頃から適度に摂生してるはずだから生前はかなりの骨太ないい肉体を持ってただろう、本人かは判らないが相当に得の高い僧であることには換わらないので大切に管理していただきたい

    • +14
  26. 日本の寺院が地味ってのは年月が経って彩色が剥げ落ちただけなんだけどねー
    金や朱で彩られ極彩色だよ
    あの世の再現だからね

    • +8
  27. 魔矢峰央の短編にもこう言うのあったなぁ。

    • +2
  28. 仏教のことを何も知らんやつが金メッキで中国批判をしているようだが、日本の色褪せた状態で放置しているのは、海外の仏教というか本家の仏教からすると仏様に対して敬意を払っていないという風に受け取られるんだよね、自分たちの常識を当然のように世界の常識だと思ってはいけない

    • +15
    1. ※43
      まあ、もっと言うなら、本来の仏教は偶像崇拝とかに意味を求めてはいないわけだが。

      訪ねた蓮如さんの帰りを待つ間仏像を枕に昼寝していた一休さんと、それを見て「おいおい、うちの米びつ(=飯のタネ)をひっくり返してくれるなよ」と言い放った蓮如さん。

      • +1
  29. さんざん既出だけど金ピカをドヤ顔で批判()してる人がたくさんいるから書いとく

    日本だって仏像や寺院は元々キンキラキンにドドーンと極彩色が普通だったんだからね
    それらが褪色や劣化しても詫び錆びなんて思想にかこつけて金や手間を惜しんで修復してこなかっただけだからね
    個人的には色のなくなって朽ちた文化財も味があって好きだけど、積極的な保存や修復を放棄してきた怠慢の結果なので、それこそが最高!ハデなのは下品!!!とか手放しで持ち上げてる人見ると、面倒臭いから言わないけどモヤ~っとするのよね…

    • +18
  30. 本家の仏教・・
    仏陀は仏像を金ぴかにしなさいっていったんかな?
    まぁ・・あの国はなんでも金ぴかだから、仏陀も金ぴかが好きなのかもしれんけど

    • -6
    1. ※45
      金ピカどころか仏陀もそしてキリストも元は偶像崇拝するなって言ってるけどね。でも仏像もキリスト像もマリア像も世界中に溢れかえってる。
      で、仏教発祥のインドだって今も金ピカ。金ピカっていうかあそこは何もかもどえらいカラフル

      • +4
    2. ※45
      仏像(偶像)を作るのは禁止されてたよ
      そののち、アレクサンダー大王の東方遠征の影響でヘレニズム美術の中で仏像が生まれたよ。だから初期の仏像はギリシア的な容貌をしているよ

      • +4
  31. 目玉まで描かれちゃうんだね たぶんそこじゃないのに…

    • +2
  32. スキャンを行なった後、武永庆 博士は「骨は普通の人と同じくらい健康に見えますね」とコメント
    「上顎、上歯、肋骨、脊髄、 すべての関節、心臓の動きまで、どれも完全です。まったく驚きですよ」
    ともコメント

    • 評価
  33. 聖★おにいさんの、あの方々は深夜テンションで金ピカにしたとか言ってましたけども(笑)
    金ピカに疑問を抱いている方々は、他の方の説明通りだし、!あと涅槃図や曼荼羅で検索してみるといいぞ!めちゃくちゃ極彩色だし、涅槃だと仏陀はだいたい必ず金ピカだ。

    • +6
  34. 大昔に死んだ人間の心臓に意味が無いのと同様に、
    大昔に死んだ人間の脳にも何の意味もないわな
    それでもあえてミイラについて語るなら
    人物像と、ミイラとなった背景でしょ

    • 評価
    1. ※55
      その人物像や背景を探るヒントとして心臓や脳みたいなものが役立ったりするんですが……。

      • +4
  35. おおっ!ありがたや、ありがたや・・・。

    • 評価
  36. わしは医者だが、これはお湯をかけると元に戻るヤツですね。

    • 評価
  37. 諸行無常のこの世で、死んでミイラになってまで自分を残そうとする。
    なんという執着、なんと業の深い煩悩。

    • -3
  38. これ本当の話だとしたら、10~11世紀の遺物だよね?
    ありがたい仏像だから金箔追加しちゃいますわ~ですむ話なのかw?
    学術的価値考えたら現状保存しかないだろ。
    日本で同じことやったら非難轟々だわ。
    もっと近世のものでも重要文化財とか勝手に金箔しちゃったら重文取り消しで

    • -1
    1. ※67
      この記事では歴史的に見て金箔が貼られていないのが「本来の姿」なのか否かが不明だし、そうとも言い切れないでしょ

      それにこの像は「過去の遺産」に限らず「今の信仰対象」でもある
      「文化的に貴重だから保存します。今に至る文化を終わらせて下さい。」というのは本末転倒では

      • 評価
  39. 光り輝く極楽浄土の姿を現した物だから仏像は金ピカ極彩色。日本以外で新しく作られる仏像なんかは更なる極楽浄土の再現を目指して電飾でピカピカに光っていたりする。
    仏像に対する敬意の違いなのだから安易に批判するべき物ではない。日本に於いても例えば日光東照宮などは修復時に往年の再現ではなく当代随一の職人がその最高の腕を振るう事になっており、修復前と後では彩色が異なっている。

    • -1

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