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一生の記念に残る思い出となった。高校の学生アルバムに載った犬(アメリカ)

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(著) (編集)

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 青春時代の思い出を振り返ってみるときの重要アイテムといえば、卒業アルバム。同級生の顔写真や行事のスナップなんかを見ながら思い出にひたるのもいいものだ。

 日本の学校の卒業アルバムは、大抵は卒業するときに1冊もらうもの。だがアメリカの「イヤー・ブック」だとちょっと事情が違うんだ。直訳すると「年鑑」になるんだけど、その通り、毎年発行されて、全ての学年を網羅してるわけなんだ。

 さて、アメリカのある高校のイヤー・ブックに犬が掲載されたという。

 これはいたずらでもジョークでもない。

 こんな感動的な理由があったんだ。

アルファとアンドリュー君

 イヤー・ブックに掲載されて反響を呼んでいるのは、アメリカ・バージニア州のスタッフォード高校の第3学年にアンドリュー・シャーク(Schalk)君と一緒に通う、黒犬のアルファだ。

 アルファは単なるペットの犬ではない。盲導犬や聴導犬などと同じ「補助犬」だ。アンドリュー君は2009年以来1型糖尿病を患っている。そのため、血糖値が急激に上昇して、昏睡から死に至るという危険に常にさらされている。アルファはアンドリュー君の呼気から血糖の状態を嗅ぎ分ける訓練を受けているのである。

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imege credit: ANDREW SCHALK

 アルファがアンドリュー君の家に来たのは3年半ほど前、アルファが生後4ヶ月の時だった。「アルファにはもう何回も命を救われているんだ」とアンドリュー君。

 「僕の血糖値が極端に上がるか下がるかする、その20~40分前に気がつく嗅覚を持ってるんだよ」。夜中に起こされて助かったことも何度もあるという。アルファのおかげで、アンドリュー君は精神の平安を得られるようになった。

学校でのアルファ

 アンドリュー君がアルファを学校に連れて行くようになったのは、昨年度の中頃だ。最初は週に1回、それから2回、とだんだん増やしていって、とうとう毎日一緒に行くようになったという。アルファは今年度の学生証も所持している。

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imege credit: ANDREW SCHALK

 アルファは授業の邪魔は全くしない。授業中はアンドリュー君の机の下でじっと伏せている。「クラスの全員がアルファがそこにいると知ってるけど、それでもみんな授業に集中するし、アルファがいることを好ましいと思ってる」

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imege credit: Bored Panda

イヤー・ブックのアルファ

 高校以上の学校では、イヤー・ブックの編集は主に学生が担当している。クラブ活動の一環のような感じだ。そこで、アルファをイヤー・ブックに載せたいと思ったアンドリュー君は、まず編集に参加している友だちに相談に行った。

 「彼女は担当の先生に相談してくれた。そうしたら、他の先生方や事務関係の人たちも、100%受け入れてくれたんだ」

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imege credit: Bored Panda

オンラインでの反響

 また、イヤー・ブックでアルファの写真を見つけた4年生がツイッターに投稿した。

 このツイートには、「可愛い」「泣けてくる」というリプライが多く寄せられた。

可愛いのか、おかしいのか、どっちが強いか決められない、でも絶対両方。

 「クラスメイトはみんな、アルファがイヤー・ブックに載ったのを喜んでる」とアンドリュー君。「そして僕の知らない人たちも、イヤー・ブックに犬が載ってるというちょっとしたサプライズを喜んでくれた」

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imege credit: ANDREW SCHALK

 バージニア州の高校は4年制なので、アンドリュー君はもう1年スタッフォード高校で過ごす。もちろん、来年もアルファと一緒にイヤー・ブックに載る予定だとのこと。

 そういえば、2年前にも、スペインの大学を「卒業」した盲導犬が話題になったけど、2年連続で登場する犬は初めてになるのかな?

via: Marshable Asia, Distractify, Bored Pandaなど/ written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 34件

コメントを書く

  1. 素敵。いい話
    でも大変な病気なんだね

    • +50
    1. ※1、※24です何度もカキコしてスミマセン!!
      ご理解ありがとうございます。
      そうなんですよ!!もう“超”が付く程大変な病気なんです!!毎日1日じゅう血糖値に振り回されるのが基本の病気だし、針を刺さないと測定できない血糖測定は1日7回以上の他、1日7回以上のインスリン注射。
      その中でも真にツラいのは低血糖、高血糖時に生じる不快感!!!そしてこの病気になると記憶力にも障害が生じます。学生時代、とにかく勉強内容が覚えられなくて成績はいつもサイテーでした・・・。もちろん勉強はしっかりやっていたのですが、英単語1つ覚えるために50回以上の書き取りとかしても全く覚えられなかったのです・・・。この障害は死ぬまで続くし、糖尿病関係のメーカーも医療関係者も政府も、こう言う事は気づいてくれないんですよね・・・。またまた愚痴を申し訳ございません

      • +9
      1. ※27
        こんにちは。自分も10年選手の1型です。成人になってからの発症です。日内変動パターンを知るために、かつて日中活動時の血糖値を2時間おきに測定&食べた全食品の成分分析というのを自分でやりました(今はそんなに測っておりません)。以降、HbA1cは新しい方の基準で6.1前後にコントロールしてます。参考になれば幸いですが、穿刺するとき、指紋の中心から左右どちらかにずらして出血させると比較的痛みが少なくできます。加えて、刺した指のローテーション2周目は前回から左右逆側にすれば傷間の距離が遠いので侵襲性を低くできます。
        話は記事に戻りますが、一般的に1型糖尿病は高血糖時間が長いことが多いので、犬は血中のケトン量の変化が匂いでわかるのかもしれませんね。最近、血糖高くなくても中鎖脂肪酸食べたらケトン尿検査で出ました。これは問題ないそうです。

        • +4
  2. そうなんだよ。
    決して人間に使役されるだけの存在ではなく、パートナーであり、仲間であるべきなんだよ。
    それをきちんと理解し受け入れた先生も生徒も、素晴らしいと思う。

    • +42
  3. 「アルファがそこにいるのを知っているけれど、みんな授業に集中している」っていうのが凄くいいね。介助犬や盲導犬などがそこにいて当たり前になると素敵だと思う。

    • +58
  4. ちょこんと覗いているように見えるトリミングもいいな。

    • +37
  5. これがほんとのワンショット
    なんちゃってー

    • +33
  6. いい話でほっこりした
    少し前の日本だと大学の水泳部のパンフレットの部員紹介に可愛がってた犬の写真を載せたら当時の日本水連の会長が激怒して日本選手権の出場を辞退させられたことがあったような
    まぁ今の日本だとこの記事と同じような反応になりそうですが

    • +25
  7. 多分他の「人間」の学生と同じ椅子・カメラ固定位置で撮ったから見切れてるんだろうなw
    色んな背景が詰め込まれてるようで可愛いしおかしいし感動的だ

    • +32
  8. >>アルファはアンドリュー君の呼気から血糖の状態を嗅ぎ分ける訓練を受けているのである。
    補助犬にもいろんな役割があるんだ(゜o゜
    20~40分前にわかるって凄いね。

    • +35
  9. アメリカってこう言う洒落た事するからいいね。
    日本だと、教師が生徒の発想の自由を奪っている。特にテスト。答え合っててても教師中心の考えでダメになる。答え合ってて表示違ってたら△くらいあげればいいのに

    • +15
  10. 卒業アルバムなんて捨てた
    青春なんて私にはなかった
    犬を可愛がる学校が羨ましい(怨)

    • +10
  11. 犬って、ガンの人の臭い、嗅ぎ分けたりするらしいよ、すごいね。

    • +12
  12. dogeを思い出すのは俺だけじゃないはずだ

    • +5
  13. 犬ってすごいんだな。
    血糖の匂いまで嗅ぎ分けられるのか。
    世界には癌の匂いを嗅ぎ分ける犬までいるらしいしな。

    • +8
  14. なかなかの美犬だね。正面写真はdogeみたいだけどw

    • +3
  15. 日本じゃ受け入れてくれる所は少なそう、そもそも学校が狭いし
    別に犬使わなくても何かしらの器具使えば分かりそうな気もするけど

    • -4
    1. ※19
      血糖値が極端に上がるか下がるかしたまさにそのときなら分かるが、この犬のようにその20~40分前に察知出来る器具は多分無いんじゃない?
      血糖値測るには毎回指とかに針ぶっ刺して血を出さなきゃいけないから何時間に一回か測ってはいるだろうけど常に測り続けることは出来ないだろうし

      • +19
      1. ※20
        「20~40分前に察知出来る器具は多分無いんじゃない?」そうなんですよ!!そんな素敵な血糖測定器は今のメーカーの技術力では絶対に開発不可能だし無理!!
        私は今年で1型糖尿病になって30年になるのですが、1日7回以上の血糖測定のときには指先に針ぶっ刺して血を出さなきゃいけないから、痛くてど~しようもない!!
        だから現在、私の指先はその針の傷あとでボッコボコ・・・。おまけにその影響で10kg以上の重い物持つときが本当につらい~!!愚痴を失礼いたしました・・・。

        • +14
  16. オマケで撮ってみたけど身長足りませんでした的な写り方がすごくいいわ

    • +12
  17. いい話だけど、どうして写真がこんなに下にオフセットされているんだろうって気になった

    飼い主の足下に一緒に写ってた写真を流用しただけなのかな

    • +1
  18. 日本ならアホPTAがクレーム入れるだろう

    • +5
  19. かわいい。そして、えらい。
    来年も載るの楽しみにしてる!

    • +6
  20. 実は嗅覚ってすごいんだよ
    人間も腐った水や雨のニオイに対してだけはかなり敏感で
    コレばっかりは機械には真似出来ない。

    • +3
  21. 4か月から子犬のときから、被介護者(?の自宅で訓練受けるんだね
    盲導犬みたいに大人になって訓練された犬が来るのかと思っていた

    • 評価
  22. これが日本だと無知な親のクレームで登校出来ないんだろうなぁ。クレーマーはどんなに誠心誠意説明しても自分が正しいと思ったら介助犬でもペット同伴はおかしい!言ってくるから。

    • +4
  23. アルファちゃんがいてくれたので、安心して学校生活を送れたんだね。
    まるで二人三脚で学んだようで微笑ましい。

    • +5
  24. 飼い主の病気を予知する犬っていうのを聞いたことがあるけど、嗅覚が鋭い犬ならではだね。

    • +2
  25. アメリカとか海外のこういう柔軟な対応すごく尊敬する!早く日本もこうなるべき!

    • +3

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