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石ころ?いいえ違います。こいつら生命体です。海岸を埋め尽くすばかりに転がっているストロマトライト(オーストラリア)

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37件のコメントを見る

(著) (著)

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 オーストラリアのシャークベイに位置するハメリンプール海洋保護区には、岩のような物体が広がっている。だがこれは岩ではない。

 これらは「ストロマトライト」と呼ばれる、藍藻(シアノバクテリア)類と泥などの沈殿物が何層にも積み重なってできたものだ。しかもその多くは死骸となって化石化したものだが、ハメリンプールのものは生きているそうだ。そう、生命体なのである。

 ストロマトライトは、藍藻類と堆積物が何層にも積み重なって形成される

 藍藻類は原始的な細菌で、過酷な環境でも生息できる。ストロマトライトは、海水域・淡水域の両方、地球上のあらゆるところにあった。最古のものは約37億年前のものと言われる。

 ストロマトライトの化石は地球上の多くの場所で確認されているが、このハメリンプールは現生群を見ることができる貴重な場所である。通常の海水の2倍の塩分濃度があるハメリンプールの海水がストロマトライトを捕食する生物を寄せ付けないため、彼らは邪魔されずに成長することができるのだ。

 ストロマトライトの成長は非常に遅いが、数千年をかけて1.5メートルもの高さまで成長したものもある。また、同国西オーストラリア州のマーブルバーエリアでは高さ約50メートル、直径30メートルの化石化したストロマトライトがあり、これらはおよそ30億年以上前に形成したと考えられている。

 このストロマトライトの存在により、シャーク湾はユネスコ世界遺産に登録された。

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via:Stromatolites of Hamelin Pool・written byいぶりがっこ / edited by parumo

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この記事へのコメント 37件

コメントを書く

  1. 太古の昔から酸素ありがとうございます。

    • +63
  2. こういった原始的な光合成生物のおかげで、今の地球にたくさんの酸素があり、多くの生き物が増えたんだよな
    本当に不思議だけど、ありがたいや

    • +2
  3. 綺麗な所だなあ
    きっと100年前もこのまま綺麗だったんだろうなあ
    今では100年前までは綺麗だった場所ばかりだと思うから、こういう時が止まったような景色は貴重だね

    • +3
  4. 藍藻類、だったか。 微粒子の砂などを取り込み鍾乳洞とは違う原理だが大きくなる、んだったな。  
    塩分濃度が通常の倍、か。だがアルテミアならば余裕で耐えるだろうから、もしかして藍藻類でも食性に適えば摂食するかも?

    • +9
  5. なんでここは塩分濃度が高いの?
    教えてエ い人

    • 評価
  6. チキューにはまだまだ知らないことが、沢山あるのう。

    • 評価
  7. しかしこいつら、何を思って酸素を作ろうとか思ったんだろうな?
    詳しく知らんけど、酸素って基本毒なんだろ?
    その毒ガスをエネルギーとして使えるよう変態進化したのが現在の生命体ってだけで。

    • -1
    1. ※11
       地図などを見てもらえば分かると思うけど、遠浅な上に
      入り江が深く切れ込んでいるため潮の満ち引きによる海水の循環が
      ほぼ行われてないのよ。
       しかも容赦なく太陽が照り付けるから残った海水もどんどん蒸発して
      塩分濃度が濃くなっていった結果がハメリンプールの海水という訳。

      • +13
    1. ※15
      酸素を作ろうと思ったんじゃなくて、二酸化炭素から炭素を取り出したカスが酸素

      • +1
    2. ※15
      最初はね、酸素を作り出さない光合成だったんだよ
      けど、酸素を作り出す光合成の方が、エネルギー効率が高かった結果、酸素を作り出す光合成が主流になったんだよ
      酸素は確かに猛毒で、酸素発生後、耐性の無かった細菌は酸素が入ってこないような特殊環境以外では死滅したんだけどね
      酸素を使ったエネルギー生成と酸素を使わないエネルギー生成を比べたら、酸素を使った場合の方が相当な高効率なんだよ
      酸素を利用するエネルギー生成がなかったら、そもそも顕性生物は生まれなかっただろうね
      でも、一つだけはっきりしてるのは、現象に意思を問うのは意味がないってこと

      • +9
  8. NHKの地球大紀行で知ったなぁ、懐かしい。
    いつか現地に行ってみたいもんだ……

    • +4
  9. こいつら人間なんか比較にならないほどの環境汚染ヤロウどもじゃないですかー!
    環境保護団体のみなさーんこいつらですよー!
    あれ、返事がないな・・・?

    • -1
  10. サンゴ礁みたいなもんだと思えば・・・

    • 評価
  11. メタン菌みたいな嫌気性の生物からは嫌われてると思うわ。

    • +3
    1. ※22
      地球環境一変させて酸素耐性が無い生物には住めない世界にしたんだから一理あるね。
      そんな環境からでも爆誕してしまう生物には畏怖を禁じ得ない。

      • +4
  12. 藍藻…イシクラゲの御先祖様かな
    ウチの庭にも大発生しててもう手がつけられないよ

    • 評価
  13. 生命40億年全史ではすごい存在感を発揮していたストロマトライト。光合成という画期的能力を獲得した藍藻類が酸素を増やしまくったせいでそれ以前の生命は激減した。中でも地面に固着して高効率に日光を利用できる能力を獲得したストロマトライトは新時代の勝者となった。
    その栄華の時代は数十億年続いた。だが増えすぎた酸素をエネルギーとして利用し、動き回って他の生物を捕食できる新たな生物、つまり「動物」が出現し、動けないストロマトライトは格好の餌となってしまった。今や動物が近づけない領域にしか彼らは生き残っていない。諸行無常。

    • +7
  14. 火の鳥の宇宙編だっけか未来編で、人が環境適応した不思議な形になったものがあったよね。なんかそれを彷彿とさせる記事だわ。

    • 評価
  15. みんな、おりこうさんで難しいお話しできて
    スゴイんだな

    • +4
  16. シアノバクテリアの一種、スイゼンジノリ食べられるよ。
    ぷるぷるしてて美味し…いかどうかは微妙だけど。

    • +2
    1. ※30
      一つ言わせてもらいますが、ストロマトライトと言う構造物を作り出す藍藻類は今でも世界中ありとあらゆる領域で繁栄してます
      生物の進化発達で、藍藻類がストロマトライトを作り出せる時間が無くなったのは確かですが、ストロマトライトそのものを生物の様に言い、しかもほとんど滅んだって言い方は大きく間違っています

      • +7
  17. へぇ~、この人らが酸素を作ったと。
    うちら動物の創造主みたいな存在なんだね、ありがたや。
    でもさ、タイとかで象使いがビーチで象を水浴びさせた後、似たような光景が広がってそう
    って思っちゃった。

    • 評価
  18. こいつらはサンゴみたいに自分で土台を作ってるわけじゃないから、死んだ個体の上に重なって育っての繰り返しでこうなったのか…
    さほど養分を必要とせずに、他の生物に食われずに、と考えると藍藻以外でもこんなのできる可能性はあるのかね?
    石炭紀のシダ植物なんかがそうか

    • +5
    1. ※35
      一応食えないよ、中身は土だから
      コレが出来るのは、最初に平坦な海底面に藍藻類が固着して、その上に土が被さってその表面へ藍藻類が移動してまた固着して、ってのを呆れるほど長い時間繰り返して、盛り上がっていくものだしね
      表面の藍藻類だけ分離して繁殖させたら食用になるものもいるかも知れないけど、そんな勿体ないこと出来ないし

      • +9
    2. ※35
      藍藻が食いたいならイシクラゲをどうぞ
      極めて似たようなもんだ

      • 評価
  19. 地球大紀行、驚異の小宇宙人体、銀河宇宙オデッセイ、
    映像の世紀、のっぽさん、にこにこぷん
    あたりは傑作だと思う

    • +3

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