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幼虫は白モフ、大人はピンク色に!マダガスカルの不思議なヨコバイ「オオベニハゴロモ」

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32件のコメントを見る

(著)

公開: (更新: )

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上野ピンクが成虫で下の白いのが幼虫 Charles J. Sharp  / WIKI commons
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 マダガスカル島にすむヨコバイの仲間「オオベニハゴロモ」は、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたような虫だ。

 幼虫時代は白い綿毛のようなモフモフ姿で身を隠し、大人になると鮮やかなピンク色に変身する。その独特の色や形は、外敵から身を守る“生き残り戦略”でもある。

 今回はそんな魅力いっぱいのオオベニハゴロモの不思議な生態を紹介しよう。

マダガスカル島の大変身するヨコバイの仲間

 オオベニハゴロモ(Phromnia rosea)は、アオバハゴロモ科(Flatidae)に分類される昆虫で、マダガスカル島に固有の種とされている。

 カメムシ目(半翅目)の仲間で、日本でよく見られる緑色の「アオバハゴロモ」や「ツマグロヨコバイ」とは異なる、ひときわ鮮やかなピンク色の成虫が特徴的だ。

 体長は約1〜1.5 cmほどの小型昆虫で、森林の枝や幹に集団で見られることが多い。

モフモフの幼虫期、その正体は“だまし”の達人

 オオベニハゴロモの幼虫は、一見すると綿毛のような白いモフモフ姿。

 この「毛」は腹部から分泌するワックス状の物質で作られている。このワックスは鳥のフンに擬態して、捕食者である鳥や昆虫に見つかりにくくする効果がある。

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オオベニハゴロモの幼虫期 Photo by:iStock

 さらに、集団で枝に群がり、樹皮やコケに溶け込むことでカモフラージュしている。

 また、樹液を吸った後に糖分を含んだ甘い排泄物(「ハニーデュー」と呼ばれる)を出す。この排泄物は地面に落ちて結晶化するため、幼虫がいた痕跡を見つける手がかりにもなる。

Flatid Planthopper Nymphs (Phromnia Rosea)

成虫はピンク色の“花のような”姿に変身

 成虫になると、翅全体が淡いピンク色に染まり、群れて幹に止まると、まるでカカオの花のように見える。

 この色彩もまたカモフラージュのひとつで、天敵の目を欺く役割があると考えられている。

 また成虫も集団で行動する習性があり、枝先にびっしりと止まっている姿はとても印象的だ。

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オオベニハゴロモの成虫 Photo by:iStock

世界はまだまだ不思議がいっぱい

 オオベニハゴロモのように、成長の過程で大きく姿を変える昆虫は少なくないが、ここまで“変身”を楽しんでいるように見える種はめずらしい。

 さらにアオバハゴロモ科の仲間は、アフリカやアジア、中南米にも分布し、約140属1,400種が知られている(Flatidae – Wikipedia)。だがオオベニハゴロモはその中でも特に色鮮やかで、昆虫ファンの間でも人気が高い。

 いまも世界には、まだ知られていない不思議な虫たちがたくさんいるのだ。

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この記事へのコメント 32件

コメントを書く

  1. 俺が発見していたらチリメンジャコムシと名づけてたわ

    • +55
  2. ちりめんじゃこむし、いいなかわいいwww

    • +8
  3. じゃあ俺が発見してたらカマアゲシラスムシと名付けてた

    • 評価
  4. 枝に一列に並んでるのが
    宝塚のパレードみたいだw

    • +7
  5. サギソウサギムシ(鷺草詐欺虫) 御粗末。

    • +1
  6. ポップでババヘラなモモイロちゃんと違って、前衛的スタイリッシュさだね

    • 評価
  7. 細かいけどツマグロオオヨコバイよりかはアオバハゴロモなんかと比べた方が分かりやすいと思うな

    • 評価
  8. 家の近くでこの虫に良く似た形の黄緑色の成虫見たよ~触ると粉が付いたよ~

    • +1
  9. ヨコバイと聞くと、いつも九州の人を連想する

    • 評価
  10. この幼虫は舐めたら甘いのかな>>糖を排出
    でも糖を排出するからには、体の成分は苦味と渋みで構成されていそうだ。

    • 評価
  11. 親子して物マネ名人、
    まさに昆虫界の江戸家猫八・子猫!

    • +1
  12. ここまで虫っぽくないと、見ても大丈夫だわ
    特に親の方は毒きのこにしか見えない

    • 評価
  13. うちのホテイアオイにツマグロヨコバイのお子さんがいて左右にしゃっしゃって踊るの怖い
    フワフワのがいい

    • +2
  14. セミ、バナナムシの方が近いか、画像だけだとそうは見えないね

    • 評価
  15. バナナムシの親戚がカカオムシでその息子がチリメンジャコムシ・・・生物の奥深さよ・・・

    • 評価
  16. 天敵「美味しそうな姿に擬態してどうするw」

    • 評価
  17. 子も親も花のようで可憐だ。ナマで見てみたい。

    • 評価
  18. 昔見た画像で 白い蛾から枝みたいなのが生えてるのを見たことがあってその時は冬虫夏草かと思ってたけどこの虫だったのかな

    • 評価
  19. 親のフォルムも子供のフォルムも可愛らしい。赤と白の両極端お目出度カラーリングなのも不思議。
    ピンクの子も可愛かったけど、このマットな赤もなかなか綺麗だね。

    • 評価
  20. 鳥「いや、こういう糞をした覚えはありませんが…」

    • 評価
  21. アオバハゴロモの碧も中々綺麗ですよ!
    家の周りでは全然見かけなくなってしまいましたけどね…

    • +1
  22. アオバハゴロモの仲間でもピンク色(少し薄い色)もいるので、でも真っ赤は珍しいな。
    小川(農業用水)の土手がコンクリ製になってめっきり減った。

    • 評価
  23. これが目の前に出てきたら100%逃げる自信はある!

    • 評価

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