
これはGoogleの今年のフードトレンドレポートを利用したもので、検索にかけられた言葉のデータを集計して、周期的なパターンを解析したものだ。
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安定した人気の食材・食品

・リガトーニ(ショートパスタの一種)
・ビビンバ
・リングイーネ(ロングパスタの一種)
・エンパニャーダ(具入りのパン)
・生ベーコン
・ブントケーキ(ドーナツ状のケーキ)
シーズンもの

・オーバーナイトオーツ(ミルクでひと晩漬けたオートミール)
・ニガウリ
・チーズカード(牛乳やヤギ・スイギュウなどの乳に、酸やキモシンなどの酵素を作用させてできる凝固物のこと。フレッシュチーズの一種であり、カッテージチーズ、南アジアのパニール、ドイツのクワルクなどを含む。)
・豚肩肉
・スマッシュケーキ(1歳の誕生日を迎える赤ちゃん用ケーキ)、
・ジェンダー・リビール・ケーキ(性別お披露目ケーキ)
人気急上昇中

・ジャックフルーツ(南インド産の果実、パラミツ)
。カリフラワーライス
・サワードーパン
・ファンフェッティ(アメリカのケーキミックス)
・ベジタリアン用ドーナッツ
このレポート結果は、よく見るとおもしろい。特にレストラン関係者やインスタグラムをやっている人たちにとってはそうだ。しかし、だからといって、味の好みが一定方向に偏っているかについて突っ込んでいるわけもはない。アメリカ人の食の選択は、相変わらず分裂症気味だ。炭水化物をもてはやしたかと思うと毛嫌いし、斬新なポーク料理のレシピを、大おばさま公認のデザート、ブントケーキのレシピと一緒に欲しがったりする。多くは、購入したターメリックはどう使えばいいかということを知ろうとネットで検索する。
ターメリックという言葉の検索数推移(グーグル)

最近の食の傾向として、人々はより健康的、より手の込んだものを求めている。最寄りの健康食品ストアはどこにあるのか、ロブスターの尾の調理の仕方、アーモンドミルクは本当に健康にいいのか、といったことをますます知りたがっている。
このチャートは、検索された言葉の例と、インデックス化(集めたデータを処理しやすいように整理した状態で検索エンジンデータベースに格納すること)された数、前年比でほかの言葉と比べてどれくらい検索頻度が高くなっているかを示している。
もっとも健康にいいチーズ インデックス化9 増加率18%人々は、健康に有益だという噂はあるが、よく知らない食材について知りたがっている。とくにターメリックについてだ。人々はユーチューブでターメリックの動画を見て、グーグルでターメリックのレシピを探す。それは特に月曜日に集中している。 アメリカ人はどうやってターメリックを使うかを、理解しようとしているのだ、とレポートは共感を示している。アメリカ人なら、合点がいくだろう。また、アメリカ人は週末にポークレシピを探し、特にデンバーやシアトルではフォーの作り方を知りたがるという。
アーモンドミルクは健康にいいか インデックス化9 増加率390%
もっとも健康にいいナッツ インデックス化8 増加率14%
フォーという言葉の検索推移(グーグル)

確かに食べ物の一時的流行の勢いは失われている。グルテンフリーのカップケーキや小麦を使っていないパンの検索数は減っているし、ベーコンカップケーキやベーコンシナモンロールへの興味も薄れている。これは、アメリカ人がカロリー過多のごちそうに背を向けている証拠なのかもしれない。
また、ここからわかったことは、わたしたちはみんながみんなGoop(グウィネス・パルトロウのウェブサイト、ファッションや料理のレシピまで公開している)を貪り読んでいるわけではないということがわかる。
麺類の人気が返り咲く
例えば人々は、フルサイズのチョコレートケーキよりも、小さなマグカップサイズのケーキのほうを多く検索している。しかし、麺類はあらゆる種類が返り咲いている。リガトーニ、リングイーネ、フォー、ラーメンなどは、相変わらず勝ち組食品だ。マンゴーのうまい切り分け方を知りたい人もいれば、ケーキポップ(棒付きケーキ)の作り方を知りたい人もいる。ラクトースフリーのミルクを検索するかと思えば、一緒に普通の乳製品も欲しがる人もいる。


via:The strange new food preferences of Americans, according to Google/ translated konohazuku / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
アメリカからアメリカンフードを取り除いたら何が残るのか。
2. 匿名処理班
自分のトレンドはココナッツオイルだわ
3. 匿名処理班
寿司、ラーメンと来て次はカレーって訳か
4. 匿名処理班
アメリカ人グルメになってきてる?
5. 匿名処理班
嗜好はともかく健康に配慮するなら「これが最高!」「いやいやこっちだ!」じゃなくてバランスよく色々食べるべき、だよね?
6. 匿名処理班
ジャックフルーツって水曜どうでしょうでカブの荷台に積んでたヤツか。
食べた事無いけど美味しいのかね、あれ。
7. 匿名処理班
Google検索を元にした統計だから
現実の食とは乖離してると予想できますね
日本ならTVで取り上げられたダイエット食材や健康食材が上位に入るでしょうし
8. 匿名処理班
挙げられているものを見る限り、高カロリー、高死亡で野菜が少なく、健康的か?と問われると、違うと答えることができる内容だよね
9. 匿名処理班
コロンボ「チリ、ある ? 」
10. 匿名処理班
ベーコンがランクインしてて安心した
11. 匿名処理班
ウコンはガンを予防するってことで話題になってるらしいが、ウコンそのものを買っても使い道はないよな。ウコン茶を買うのがよろしい。
12. 匿名処理班
ウコンといえば、たくあんの染色を思い浮かべるな
13. 匿名処理班
はじめてアメリカのケーキを可愛くておいしそうだと思った
14. 匿名処理班
ウコンを薄くスライスして干したものを煎じて飲むと肝臓に効く。
しかし凄まじく苦い。まさに「良薬口に苦し」を体言するえげつない味だ。
普通に飲めるくらい希釈すると結構な量の水が必要になるので、薄まりすぎて効果ないんじゃないかと思ってしまう。
15. 匿名処理班
ちなみに最近あちらは「しらたき」がちょっとしたブームになっているそうで
低カロリーな麺類として健康志向な方々に人気なんだとか
16. 匿名処理班
健康志向なのかコレステロールスキーなのかこれもうわかんねえな
17. 匿名処理班
アメリカ人って全部ピザにしちゃうだろ?
18. 匿名処理班
「二つで十分ですよ!」
19. 匿名処理班
Googleは知らないんだな。食の流行が激しく移り変わる現象には常にみのもんたが深く関係しているんだ。だから、それらの食品について、きっとみのもんたがアメリカで何か言ったに違いないよ。
20. 匿名処理班
(チーズ)カードって、全てのチーズの”材料”であって、”チーズの一種”と言うのは違うような気が
まあ、フレッシュチーズの大半はカードからある程度水分を抜いただけの物だけど
21. 匿名処理班
アメリカで生まれただけでアメリカ国籍が貰えるという事を悪用して、多くの国の人達が移民した影響によるものが大きいんだと思うよ。
実際、アジア系が急激に増えたのとしっかりリンクしてる訳だし。
22. 匿名処理班
この前ここでターメリックが風邪予防になるときいてホットの牛乳に生姜とターメリック入れて飲んだ。冬なら体が温まってオススメ。
23. 匿名処理班
※19
わかってくださいよ
24. 匿名処理班
ターメリック?
日本製のカレーでも紹介すればいいんじゃないかな
あれに使われているスパイスは、クミン、コリアンダー、ターメリックの三種類が基本よ
だから、ターメリックは大量に入ってる
25. 匿名処理班
アメリカ内の意識の高い人たちは健康な食材に敏感ですね、
26. 匿名処理班
意識高い人たちはより自然的な美味しさで健康志向に、低い人たちはよりジャンキーで量があるものに。
27. 匿名処理班
意識高い人というか、健康食品にやたら凝るのは生活に余裕がある人ってイメージ。金も時間も精神的余裕も。
日々働きづめの下流民はそんなことしてる余裕はない。スピードとカロリー命。
28. 匿名処理班
うこんってひらがなで書かれるとどうしても読み間違えちゃう。。