日々、わたしたちは不可解なものと接する機会はある。だが世界は広いもので、世の中にはもっと奇妙なものがあり、多くの謎めいた不思議な場所があるのだ。
ここであげる不気味スポットは、その不可解さが世界中の人々を惹きつけ、謎が謎を呼んでいる人気のスポットである。自分探しをする前に、この世の不思議を一通り見てからでも遅くはないのかもしれない。
15. 米オハイオ州シンシナティの廃地下鉄駅
シンシナティの町のにぎやかな通りの下に、地下鉄建設のために掘られた廃トンネルが残されている。資金不足のために、工事は中止になり、トンネルだけが地下にそのまま放置された。曲がりくねった迷路のようなトンネルに入り込んだ人は迷ってしまうほどで、ここが忘れ去られた不気味な場所であることは間違いない。完全取り潰しの決定はいまだなされていない。
14. メキシコ、ソチミルコ島人形の島
不気味と言えば、この島はダントツだろう。メキシコにあるこの島にはたくさんの興味深い話が伝わっている。完全な無人島なのだが、人の代わりに、何千という人形が島のいたるところに吊るされている。言い伝えによると、ひとりの少女がこの島の入り江で死に、それ以降、なぜかどこからともなく人形が流れ着くようになった。当時、島にただひとり住んでいた男性が供養の意味で流れ着いた人形を島のあちこちに吊るすようになったという。彼は亡くなったが、人形だけがいまだにそのまま残されている。
13. 米ペンシルバニア州のセントラリア
ホラー映画『サイレント・ヒル』のモデルになった炭鉱の町。かつては大勢の人でにぎわう活気あふれる町だった。だが、坑内火災にみまわれてから、ほとんどの人が町を去り、残っているのは10人だけ。1960年代から今日に至るまでなお、地下ではまだ石炭が燃えていて、まだこれからも燃え続けるだろうと言われている。
12. 台湾、三芝リゾート
台湾のこの建造物群は、休暇を楽しむためのリゾートとして作られた。莢のようなデザインがおもしろい建物と景色の美しい場所で、現実逃避にはうってつけだが、建設にあたって不可解な死亡事故があまりにも多く、ついに建設計画自体が頓挫してしまった。今日でもなお、当時のままの姿で打ち捨てられている。
11. キブロスのヴァロシャ
キプロスの沿岸にあるこの島は、まったくの無人だ。遠くから見るとわからないが、近づくと、かなり長い間人が住んでいないことがわかる。トルコがこの町に侵攻してきてきたとき、ギリシャ系住民が逃げ出し、二度と戻ってこなかったため、1974年以降、ゴーストタウン化したままになっている。無人のビル、人っ子ひとりいない通り、重苦しい静けさに背筋が凍る。
10. イギリス、マンセル要塞
イギリスの北海にある奇妙な形の構造物。そびえたち、窓から防衛用の兵器が外を狙っているように見える。第二次大戦中、ナチの侵略からイギリスを守るために作られた。現在でもなお、幽霊のようにそのまま残っていて、当時のイギリスのナチへの抵抗を思い起こさせる。
9. 十字架の丘
リトアニアの地の奥深い場所にあるこの十字架の丘は、昔から戦争で亡くなった人たちを偲ぶ場所。ソ連がかつて二度、ここをブルドーザーで完全に更地にしたが、リトアニア人たちは屈することなくさらに拡張していった。現在、10万以上の十字架が立っている。多くの人が訪れるリトアニアの重要な観光名所にもなっている。
8. カバヤンのミイラ洞窟
わたしたちの多くは死者は地中に埋葬するのが彼らへの敬意だと思っているが、フィリピンのこの知られざる地域では違うようだ。遺体はミイラにして、人工の洞窟に安置する。ここのミイラは世界の中でもかなり保存状態がいいものと考えられていて、発見されるまで完全に社会とは隔離されていた。7. フランス、オラドゥール・シュル・グラヌ
第二次大戦中、ナチスに徹底的に破壊され、住民のほとんどが虐殺されたフランスの町。その蛮行を記憶にとどめるように、町は当時のままの姿で幽霊のようにたたずんでいる。現在は誰も住んでいない荒れ果てた廃墟になっている。
6. トルクメニスタン 地獄の門
トルクメニスタン、タルヴァザにある天然ガス田が1971年に崩落して、巨大な穴があいてできたもの。ソ連は、ガスがなくなればいずれ燃え尽きるだろうと考え、そのままにしておくことにしたが、あれから40年以上たった今もまだ地獄の業火のように燃え続けている。世界中から人が旅行者が訪れる、人気の観光名所になっている。
5. 米テキサス州、ヤコブの井戸
テキサス州にある水深30メートル以上ある天然の水中洞窟。地元の人は遊びで飛び込み、世界中のダイバーたちが井戸の中を探検しようと押し寄せる。しかし、壁面からは鋭いぎざぎざした岩が飛び出していてかなり危険だ。それでも飛び込む者は後を絶たず、残念ながら、命を落とした者もいる。
4. アイルランド、リープ城
アイルランドはもっとも謎めいていて美しい場所。どこを歩いても歴史が深く刻み込まれている。この不気味な古いリープ城にも数多くの曰くがあり、たくさんの幽霊が住んでいて夜な夜な歩き回り、奇妙な怪現象が起こるという。不可解な現象の原因は、この城はかつて大虐殺が行われた場所に建てられていて、城自身が虐殺の歴史にかかわっているせいだとする噂もある。
3. アフリカ、トーゴ ブードゥー教の呪物市場
アフリカ、トーゴにあるブードゥー教最大の呪物用マーケットAdodessewaには、儀式に使う異様なグッズがたくさん並んでいる。動物の干からびた頭部や頭蓋骨などの不気味なものを求めて、アフリカ中から人々がここへやってくる。ブードゥー教は西アフリカから始まったため、市場にこうした呪物が並ぶのも不思議ではない。2. パリのカタコンベ
パリの地下深くにはたくさんのトンネルがはりめぐらされていて、そこによく知られた地下墓地がある。一般の人は一部のトンネルにしか入れないが、パリの地下深くをひと目見ようと自分で勝手に未知の領域に入り込む人が後を絶たない。迷路のような曲がりくねったトンネルは300キロ以上にもなると言われ、まさに死へまっしぐらなのかもしれない。
1. ルーマニア、ホイア・バキュー(Hoia Baciu)の森
ルーマニアの美しい風景の中にたたずむ、不気味な恐ろしい森。ここに入り込んだ多くの人がそのまま帰らず行方不明になっていて、異様な雰囲気のたれこめたこの森全体がルーマニアのバミューダトライアングルと考えられている。ここでは、UFOの目撃や奇妙な電気現象も多発しているという。幽霊や幻影に遭遇したり、ここに足を踏み入れた多くの人が、不安を感じ、なんとも嫌な気分になるらしい。ここの木々や植物の様子がおとぎ話でよく言われるよな雰囲気に似ているというところが、この森をよけいに不気味にしているようだ。
via:15 Of The Creepiest And Most Mysterious Places On Earth/ translated konohazuku / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
全部回る前に命を落としそうな所ばかりですね。
2. 匿名処理班
燃え続ける石炭とガス田のCO2排出量が気になる
3. 匿名処理班
日本だと軍艦島、富士の樹海あたりかな
4. 匿名処理班
ホラー映画『サイレント・ヒル』ではなくて、ホラーアドベンチャーゲーム『サイレントヒル』です、個人的にはw。
シリーズ通してプレイして既に行った気になっている(裏世界までも)
他の場所もTV等で観て、実際行った方の話を聞いたことのあるものが多い。
居ながらにして世界を見て回った気になってる。良いのやら、悪いのやら。
5. 匿名処理班
静岡のモデルになった村は住人が十人だけ・・・・インフラとか大丈夫なんかいな。
6. 匿名処理班
軍艦島は?
7. 匿名処理班
ヤコブの井戸も不気味だけどブルーホールもなかなか
8. 匿名処理班
超常現象とは無縁な生活だが、定期的にこういうの見たりすると、実際に撤去出来ない鳥居とか、
建設中の不可解な事故とか、本当にそう言う力が働いている場所って在るのかなあと思ってしまう。
元々危うきには近寄らないけどね。
9. 匿名処理班
ヤコブの井戸、スカイリムにもこんなロケーションあったような??着水点の近くに
飛び込み失敗したと思われる亡霊がいたような気がする
10. 匿名処理班
記事を読んだだけで家から一歩も出たくなくなった…
11. 匿名処理班
三芝リゾート(三芝飛碟屋)は、2010年頃には取り壊し済みとの話。
12. 匿名処理班
パリのカタコンベはもっと暗かったよー
しかも入り口と出口でメトロの駅が違うほど長い
13. 匿名処理班
何処もドキュメンタリーとかで観る分には面白そうだけど、実際に行くのは無しだなぁ。
特にいわく付きの場所は行っただけでヤバそうだし・・・。
14. 匿名処理班
地獄の門ってガスがもったいなくない?
15. 匿名処理班
近所の空き缶やらペットボトルやらゴミを大量に吊るしてる家が不気味すぎる
何なんだろう?
16. 匿名処理班
人工的なのも自然なのもチュウゴクがずば抜けてると思う。。。。
17. 匿名処理班
台湾とキプロスのは旧共産圏の廃墟に似てる。英国のは実はロボット?動き出しそうw
アフリカは現代でも自分の健康や富の魔力があるからって、アルビノの人の肉を食べるんだっけ?ルーマニアはいかにも吸血鬼が出そうな雰囲気。
痛ましい戦争の傷跡だったり、繁栄の終焉、迷信深い闇とかだよね…。
18. 匿名処理班
不気味と行くべきって両立難しいよね
19. 匿名処理班
セントラリアの十人はなんで残ってんだろ?
20. 匿名処理班
この手のまとめで十字架の丘を入れるのはどうかなと思うんだけど…
あそこはリトアニアの人にとっては聖地だから不気味でも何でもないよ
十字架があってもお墓じゃないんだし
行った事あるけどすごく静かな所だよ
21. 匿名処理班
ウィンチェスターハウスを期待したら無かった(´・ω・`)
22. 匿名処理班
カタコンベ、壁にシャレコウベが埋め込まれてるように見えるがw
23. 匿名処理班
ヴァルキリープロファイル思い出した
24. 匿名処理班
12の台湾のはもうないだろ
25. 匿名処理班
奈良ファミリーランドは?
26. 匿名処理班
物見遊山で行くような場所じゃないなあ。
27. 匿名処理班
※19
どこの世界にも、頑固者は居るものなのよ
『俺は、死んでもこの場所を離れねぇ!』とか何とか言ってな
東北の原発事故の無人地帯に住んでる人も居るとか、何かで読んだ
28. 匿名処理班
※14
あれ確か無意味に燃やしているんじゃなくて、出てるガスがそのままだと危険だから燃やす事で無毒化してたはず。
で、今の所は特に何か利用する手立ても無いから、消すに消せずそのまま放って置かれてる。
29. 匿名処理班
廃墟とか工場とか牛久大仏みたいな観光スポット系かと思ってわくわくして開いたらガチで怖いところばかりだった
一応、観光スポットや廃墟も含まれてるけどさぁ…
30. 匿名処理班
ヤコブの井戸は不気味というよりも、写真の人が腹を水面に打ち付けて痛めなかったかどうか心配になった
31. 匿名処理班
キプロスの無人島にシリア難民を集めて新しい街を作らせたらよくない?(´・ω・`)
32. 匿名処理班
恐山に行ってみたい
33. 匿名処理班
不気味な森を見ているとなんだか落ちつく
34. 匿名処理班
※25
ドリームランドのこと?
買い手がついて再開発の計画だけあるとかナントカ…
廃墟マニアさんは今のうちにGo!