メインコンテンツにスキップ

不気味な人形に占拠されたメキシコ「ソチミルコ島」

記事の本文にスキップ

39件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 カラパイアでも何度かお伝えしている無数の人形に占拠されたメキシコの呪われし島、ソチミルコ島から、最新の画像が公開されたようだ。

 ネット上で話題となり、その不気味さを一目見ようと最近では多くの観光客が訪れるようになったという。だが、ここは決して観光地だというわけではない。メキシコ・シティから約2時間、緑が生い茂る運河を下った場所にある島には、不気味な森が広がり、木々に身体の一部を切断された大量の人形が吊されている。

Isla de las munecas, Xochimilco

 なぜこんなことになっているのか?これはこの島に移り住んだフリアン・サンタナ・バレーラという男の手によるものだ。彼は人形を吊るすことで、今も森を呪い続ける50年前に亡くなった少女の霊を慰めることができると信じていた。

 サンタナが地元民からは「チナンパス」と呼ばれるこの地に引っ越してきたのは、恋人が別の男の許へ去ってしまった後のことだ。ここで野菜や花を育てては、付近の町に売って生計を立てていたようだ。サンタナは町にいる間、誰とも口をきかなかったらしい。

 それからほどなくして、彼は運河に浮かぶ少女の遺体を発見した。そして、彼女を救えなかったという良心の呵責に悩まされたのだという。この場所からは人形が発見されており、これを少女のものだと考えたサンタナは、冥福を祈るために人形を木に吊るした。こうして彼は狂気に駆り立てられていく。

この画像を大きなサイズで見る
この画像を大きなサイズで見る

 サンタナには、ソチミルコの森の闇の中から囁き声や足音、さらには女性の苦悶の呻き声まで聞こえるようになってきた。

 恐怖に駆られた彼は、少女の霊から身を守るために人形を木や小屋の周囲のフェンスに吊るすようになった。必死になって少女の霊を供養しようとするサンタナは、以後50年に渡って森を飾り続けた。そうして吊るされた人形は数百に上っている。

 だが、そうしたサンタナの生活も2001年に終わりを告げた。その年、彼の甥がサンタナの溺死体を発見したのだ。なんとその場所はサンタナが最初の人形を発見した運河だったという。

 一説によれば、亡くなった少女は実在しておらず、ひっそりと森の中で暮らしていたサンタナの妄想であるらしい。生前親しかった人物は、彼が「何か見えない力によって完全に変わってしまった」と話している。

この画像を大きなサイズで見る
生前のサンタナ氏

 長年、雨風に晒された人形は痛みが激しい。その多くには蜘蛛の巣が張られ、巨大な虫が口や目の周りを這いずりまわっている。

 また、サンタナが暮らしたあばら家の中には、観光客が残したコインやアクセサリーが供えられている。サンタナの不可思議な死から14年経った今でさえ、ここを訪れた者たちは夜になると囁き声が聞こえる、あるいは木々を抜ける自分たちを見つめる視線を感じるなどと口々に話す。

この画像を大きなサイズで見る

 現在人形島はサンタナの家族によって運営されている。サンタナの死後、この場所は人気観光スポットになり、さらに多くの人形が持ち込まれるようになった。地元民は呪いではなく、魔法をかけられたようだと噂する。

 ソチミルコ島に行くには派手な塗装をしたゴンドラのような木の舟に2時間のり、水草に溢れた沼の運河を渡らなければならない。

この画像を大きなサイズで見る

 メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコは、1987年にユネスコの世界遺産に登録され、大勢の観光客を引きつけている。だが、この人形の島に足を踏み入れた途端、得体の知れない肌寒さが彼らを襲うことだろう。

この画像を大きなサイズで見る

References:dailymail / / written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. この島を舞台にホラーゲーム一本作れるよな

    • +15
  2. ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
    これは怖い…
    糖質とかその類は怖い…

    • +5
  3. 人形は好きだが
    放置されて朽ちた人形は死体を髣髴とさせて恐ろしい

    • +11
  4. 確かに怖いけど、血の流れる表現をしている人形とかあからさますぎて…

    • +12
  5. この猫はここらへんに住んでるのかな?

    • +4
    1. ※7 そうしたサンタナの生活も2001年に終わりを告げた。その年、彼の甥がサンタナの溺死体を発見したのだ。なんとその場所はサンタナが最初の人形を発見した運河だったという。

      • +1
  6. 実は人除けに人形使ってただけで、
    本当は一人楽しく生活してたのかもしれないw

    • +14
  7. スティーブ・エリクソンならこの話をうまく小説にできそうだ

    • 評価
  8. もともとは皆誰かの大事なお人形だったと思いたい

    • +3
  9. 昔アンビリーバボーでこの島の特集やっていて、その時は人形の迫力に押されて怖さや不気味さを感じたけれど、改めて見ると悲しさを感じる。
    元々この島の周辺って色んな因縁のある土地らしいよね。やはり何かを引き寄せる場所なのだろうか?

    • +4
  10. 緑濃きいい土地なのにね、、
    日本の住宅地にも、ゴミ屋敷になって般若心境をテープで流したり、拾い物を積み上げたり以下略おじいさんを知っているけど。
    虚栄心と人恋しさとプライドやら、タガが外れたエゴを感じちゃうのです。

    • +6
  11. ソチミルコに行くと、コッチ見る子が・・・

    • 評価
  12. いや、もう勘弁してって感じだわ。

    • 評価
  13. ホラーの怖さでは無い
    近所にヤバい奴が住んでるな感

    • 評価
  14. 昔、TVに話題になる前に淡島神社には行った事があるが
    人形の畏怖というのは、その目線なんだなと思う。
    血糊や破壊で怖さを表現した人形にはない別の感情が沸いてくる。

    • +2
  15. 怖い~ってスクロールしてたら
    ネコさん発見してほっこりした(´ω`*)

    • 評価
  16. 人形好きだけど、そんなに悪い表情をしているものが実は少ない気がするんだが

    • +2
  17. 何が怖いってこれをビジネスにして派手なゴンドラを浮かべる人たち

    • 評価
  18. これ、実は現地の人が観光地化のためにやってるんだよ
    実際は船に揺られてとても気持ちのいい所だよ
    1回行くといい

    • -1
  19. なんじゃこりゃあああああああ・・・

    • +3
  20. 急におじさん出てきたからマジでビビった…。

    • 評価
  21. 海外にもお供え物をするって文化があるんだな

    • +1
  22. 都内でこんなスポットあってもただのゴミ屋敷ってことで片付けられて終わりそう

    • +2
  23. そうだ!日本も萌えフィギュアでやろう(提案)

    • -1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。