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旧ソ連の遺物、海上工業都市「オイルロックス」

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(著) (著)

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 「オイルロックス(石油岩礁)」という名でも知られる、アゼルバイジャンの都市Neft Daslariは、旧ソ連の石油開発基地跡であり、首都バクーから100キロ離れたカスピ海上に位置する。

 石油採掘のプラットフォームとして計画されたこの海上都市は、300キロに及ぶトレッスル橋でつながれた人工島で構成され、全盛期は5000人もの労働者が暮らしていたが、その後は衰退し廃墟化が進んでいる。

 このエリアの採掘が始まったのはアゼルバイジャンの一部がロシア領となった1870年代のことだ。その後第一次世界大戦の開戦により、一帯の油田は年に175万バレルもの原油が供給可能になり、戦後にはソ連のエンジニアが海底から1100メートルの深さの地点で最高品質の石油を掘り当てた。それからまもなく世界初の海上工業都市であるNeft Daslariが誕生した。

 Neft Daslariの当初の基盤は世界初の石油タンカーを含む7隻の沈没船だった。数十年を経て、300キロに及ぶ高架橋のネットワークによって接合され、全体は30キロの円形に広がる約2000もの掘削プラットフォームに成長した。このプラットフォーム上には飲料工場、サッカーのピッチ、図書館、パン屋、洗濯、300席の映画館、浴場、菜園、並木公園、8階建てのマンションも建てられ、かつては5000人もの労働者たちが暮らしていた。

 だがソ連の崩壊後のNeft Daslariは新たな油田の発見により衰退し、労働力は減少、多くの石油掘削装置は放棄された。放置されたりメンテナンスがされなかった装置の多くは海へ崩落した。現在残存する設備も崩壊しつつある。およそ300キロある橋のうち45キロは使用可能なまま残っているが、荒廃が進んでいる。それでもなお2500人が暮らしているとも言われているが、ソ連時代から現在までこの都市一帯は厳重に警戒されているため、外国人がこの街へ訪れることは困難である。グーグルマップでもズームして見ることはできない。

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image credit: Life.com

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2015年に火災が発生したそうだ。

Neft Dashlari yangin davam edir- [yeni goruntulər]

via:Neft Dasları: A City Built On Oil Platforms・written byいぶりがっこ / edited by parumo

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この記事へのコメント 58件

コメントを書く

  1. ロシアの軍艦島・・・
    全盛期のソ連って凄かったんだな

    • +21
  2. ソ連ってなんでもあるな
    そのうち宇宙空間や地下奥深くにも町が発見される日も
    そう遠くないだろうな

    • +1
  3. なんだかSFの世界のようだね
    ここで生活していた人の話しが聞きたいな

    • +6
  4. 格好いいなあ。こういう世界に心惹かれる。
    だけど錆びて壊れそう><

    • +9
  5. 懐かしい。サンバーンXX拾ったとこだ。

    • +1
  6. 軍艦島でもそうだけど、人の手によって構築されたものってのは莫大な資金と資源と人材が継続的に供給されなければ、あっという間に使えなくなって廃墟化するからねぇ・・・
    人類史の一端として残っていってほしいけれど、そうは行かないってのが世の無常ってやつで。

    • +8
  7. エースコンバット4シャッター怒空でこんなマップがあった気がするでがんす。

    • +11
  8. 海上都市……実際に住んだら色々と不便で危険なんだろうけど、かっこいいな。

    • +6
    1. ※9
      うんうん、ありましたね。
      しかしシャッター(ドスカイ)の誤変換で不覚にも笑ってしまいました。
      失礼。

      • 評価
    2. ※9
      ですね。
      2にもあったような気がする。
      しかしモデルが実在したとは驚きです。

      • +4
      1. ※43
        わざわざ船で沖にでなくても済むし、桟橋の下は絶好のポイントですからねー。

        • 評価
  9. 「我々共産主義は自然をも征服した!」ってソ連時代は自然改造だとか無茶な採掘だとか
    いろいろやってたけどコスト的に見合ってたのかね?

    • +8
  10. ガルガンティアぽい。
    ソ連時代のほうが、発想が雄大だな。

    • 評価
    1. ※11
      見合ってなかったからソ連が崩壊したわけで

      • +1
  11. ここで釣りしたら最高だろうなぁ・・・
    建物とか宿泊用に改造してさ。

    • +10
    1. ※13
      海底にチェインバーが沈んでたりして

      • 評価
  12. 勿体ないし珍しくて面白いと思うけど、リゾート再開発しようにも維持費と運営コストで無理そう。

    • 評価
  13. ロシア人って、こんな物を持ってるくせに「惑星ソラリス」のロケを首都高でやって
    「わぁいなんてSFっぽい」と喜んでたんだよな。

    • +6
  14. ソ連はソ連で偉大な(無茶苦茶な?)実験国家だったのだな。
    ありえないスケールで実験実験。

    • 評価
  15. 「機動戦士ガンダム サンダーボルト」に出てきた水上都市「リグ」は
    これがモデルなのかねえ…?

    • +3
  16. こういう街で子供時代を過ごしてみたかった
    一生涯住むのはちょっとアレかもしれないが…

    • 評価
  17. 大規模すぎてびっくり。これは観光資源になる。

    • +3
  18. 金になる事に関しちゃ人類の可能性は無限大だといつも思う。

    • +3
  19. 道なら、自転車で走ったら気持ちよさそうだなー、
    高低差も無いし~・・・と思ったら、
    パイプだらけだったり床板が腐ってたりするのか。残念。

    • 評価
  20. グーグルマップで見られると思いますがねー

    • 評価
  21. こういうのって、嵐とかシケとか長期間に渡って耐えるものなんだね。すごいね。

    • 評価
  22. フィッシャーマンホライズンのBGM流して見てた

    • 評価
  23. メタルギアソリッド2を連想しました

    • +2
  24. 大規模海釣り公園じゃん、どんな魚釣れるかな

    • +2
  25. 陸にも海にもロマン溢れる遺構があるなロシア
    宇宙にも怪しいものが…

    • +2
  26. 今も尚2500人も住んでいるということは、その人数を養える程の石油がまだ出るの?
    それとも海の上から陸地へと出勤?
    夜あの場所へ帰るの……不安な気持ちになるだろうなぁ笑
    雷の日とかやばそう……!
    なんにせよここの暮らしが気になります。

    • +1
  27. ↑と思ったけど、
    ttp://haikyo.crap.jp/s/1992.html
    今もまだ石油出るのね。
    失礼しました。

    • +2
  28. 軍艦島と違うのは全てが人工物ってことだね。

    • +1
  29. 一目見て「よく釣れそう」と思ったのは俺だけじゃないはずだ!

    • 評価
  30. ロシアの軍艦島はスケールがデカいな

    • +1
  31. 旧ソ連には魅力的な建造物が多いなぁ

    • 評価
  32. 共産国ってトップダウンでやるから事業規模がでかいけど失敗したら取り返しがつかないね。

    • 評価
  33. 島とかの強固な自然物上に構築されてるんじゃなく
    人工の橋だから、手入れしないと比較的寿命短そう
    意図的に壊されたか劣化したかはわからんが
    既につながって無い部分も見受けられるし

    • +1
  34. ACの拠点防衛ミッションでイライラさせられるマップ

    • 評価
  35. 日本の軍艦島みたいなもんか。
    こんな立派なのに遺物なのか

    • 評価
  36. ソ連ってなんでこうワクワクするものをいっぱい持ってるんだろう

    • 評価
  37. やっぱ、エスコンのモデルか。
    共産主義だと、優秀な頭脳を強制的に動員できるから、
    こういう超未来的な構想の構造物とか作り出せるんだな。
    ただ、その分のひずみを吸収することができなくて、結局自滅すると。

    • 評価

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