この画像を大きなサイズで見るミケランジェロ、ダビンチ、ゴッホなど世界でも有名な画家たちの作品はただ単に美しいだけではなく、不思議な引力が働いているかのように、ぐいぐいと引き込まれていく。
その筆使いや突出した色彩感覚は、美術館に訪れる多くの観客を魅了するだけでなく、多くの科学者をも虜にしている。そう、彼らの作品の多くには未だに謎に包まれているものがあったり、隠されたメッセージがあると言われているものがある。回はそんな謎を秘めた有名な11の絵画を紹介しよう。
1.システィーナ礼拝堂にある天井画の神が乗っているものは脳!?
この画像を大きなサイズで見るミケランジェロ・ブオナローティが描いたシスティーナ礼拝堂の天井画は、神と人間の関係を描いたアイコン的なフレスコ画だと言われている。『アダムの創造』は、地上から裸で横たわるアダムが空に手を伸ばし、天使に囲まれ赤いマントをまとった神がアダムに生命を吹き込む図が描かれている。
この父なる神の背景画が驚くほど人間の脳の形や構造と似ているのだ。綿密な調査の結果、神が描かれた部分は大脳表面の脳溝、さらに脳幹、前頭葉、頭蓋底動脈、脳下垂体、視交叉と一致すると結論付けられてもいる。
この意図は、神がアダムに神的知識を与えようとしている、もしくは教会による科学への拒否を示したものだと言う説がある。もしくは、解剖学に詳しかったミケランジェロが何気なく脳を真似て描いただけ、という可能性もある。
2.天使からバカにされるユリウス2世(ローマ教皇)
この画像を大きなサイズで見るシスティーナ礼拝堂の天井画には、『創世記』からの9つの場面が描かれており、ミケランジェロの傑作といわれるほどの出来となった。ユリウス2世の計画のもと、多くの芸術家が天井画制作に関わったが、ミケランジェロは好戦的で攻撃的なユリウス2世を好ましく思っていなかった。
ミケランジェロは、教皇が礼拝堂に入るために使用するドアの上部に、預言者ゼカリヤが描かれているが、どうやらその顔がユリウス2世に似ているという。そして、ゼカリヤの後ろにる2人の天使のうち1人はゼカリヤを指差している。(指差しは、とても無骨な仕草とされていた)。
3.『聖母と聖ジョバンニーノ』に描かれたUFO?
この画像を大きなサイズで見る15世紀にイタリアのルネサンス画家ドメニコ・ギルランダイオがフィレンツェのベッキオ宮殿に描いた『聖母と聖ジョバンニーノ』。中央に描かれているのがマリア様、赤い布をまとって十字架を肩にしょっているのは幼い洗礼者ジョバンニ(ヨハネ)、ジョバンニに抱えられているのが幼いキリスト。そして、 マリア様の右側の背景になにやら楕円形の光る物体が描かれている。
よーく見ると、崖に立つ男性がそのUFOにも見える物体を見上げている姿も確認できる。地球外に生命体が存在するという説は1400年代から信じられていたのだろうか。
4.モナ・リザに込められた多すぎる謎
この画像を大きなサイズで見るフランスのルーブル美術館に収められているダ・ビンチの『モナ・リザ』は世界一有名な絵画と言っても過言ではない。その理由の1つとして、この絵に隠された多くの謎がある。名前のないこの女性の正体は不明で、ダ・ビンチとの関係性も判明していない。彼女は本当に微笑んでいるのか?隠されたメッセージや真実が次々と明らかになっている。彼女の右目には「LV」という画家のイニシャルがあり、背景の端の右側のアーチには数字の「72」と書かれている。
お腹に手をあてているため妊娠中だった(特に、イタリアのルネサンスでは、出産間近の女性は肩にベールをまとう習慣があった)という説や、最近判明したフランス人科学者パスカル・コテ氏による調査では、この絵の下には隠された絵があるというものだった。完成する前の段階か、実在したフィレンツぇの商人の妻、リザ・デル・ジョコンドだとする説が有力だ。なぜ、その上に新たな絵を描いたのか?という謎は誰にも分からない。
5.『アルノルフィーニ夫妻像』に隠れているヤン・ファン・エイク
この画像を大きなサイズで見る初期フランドル派の画家ヤン・ファン・エイクが1434年に描いた『アルノルフィーニ夫妻像』はロンドンのナショナル・ギャラリーで見ることができる、妻と夫を描いた美しい作品だ。
当時の絵画としては、光の表現がとても卓越で、婦人のスカートや、シャンデリア、壁にかかった鏡などの描き方はこれ以上のものはない、と言われたほどだ。その鏡には、室内の様子が写っているが、虫眼鏡などでよく観察すると、手を上げて挨拶しているような画家本人の姿が確認できるという。
6.『プリマヴェーラ(春)』に隠された多種多様な生態系
この画像を大きなサイズで見るイタリア、フローレンスのに飾ってあるのは1482年にイタリア人画家サンドロ・ボッティチェッリが描いた 『プリマヴェーラ(春)』。この絵画も世界で最も知られている絵画の1つだろう。
ヴィーナス、マーキュリーや三美神などの描写は息を飲むほど美しく、サンドロ・ボッティチェッリの詳細に対するこだわりが伝わってくるようだ。それは、周囲の風景にも表現されており、実に500種類以上の植物と190種類ほどの様々な花が極めて精緻に表現されている。
7.上書きされたピカソの『老いたギター弾き』
この画像を大きなサイズで見る1901年から1904年のピカソは貧困に苦しんだり、親友が自殺するなど多くの困難を抱えていた「青の時代」と呼ばれている年である。この『老いたギター弾き』は、そんな時代のピカソの苦悩を反映する代表作とも言えるだろう。
絵を描くにもお金がなかったピカソは、前に描いた絵の上から新しい絵を描いていた。この作品の男性の首あたりをよく見ると、前の作品であろう女性の輪郭や姿が見てとれる。特に青い絵の具が色あせるようになって、その女性の姿はより顕著に現れた。
8.スヘフェニンゲンの「浜辺」の絵に描かれたクジラ
この画像を大きなサイズで見る100年以上に渡りケンブリッジ大学の博物館に飾ってあった、オランダの画家ヘンドリック・ファン・アントニッセンが描いた浜辺の絵画からは、意外な生物が発見されている。
生徒の保存(修復)管理者が、なぜ冬の浜辺に人だかりができているのだろう?と不思議に重い黄色いミスで覆われた箇所を剥がしたところ、そこには浜辺に打ち上げられたクジラが描かれている事が判明した。恐らく市場価値を上げるために、一度描いたクジラを上から塗り潰したと考えられている。今ではクジラは無事に修復され、作品は本来の姿で飾られている。
9.『最後の晩餐』に隠された人類滅亡時期と楽譜
この画像を大きなサイズで見るレオナルド・ダビンチの傑作である『最後の晩餐』はキリストと12人の弟子による最後の食事の光景を描いた作品であり、同時に多くの謎が隠されている作品として何世紀もの間学者たちにより研究されている。
有名な説は、キリストの頭上にある半円形の窓に数学的、天文学的な隠されているというもので、分析の結果、4006年に世界的な大洪水がおこり、人類は滅亡するというメッセージが隠されていた、というものだ。
他には、2007年にイタリアの音楽家ジョバンニ・マリア・パーラ氏が発見したもので、食卓と弟子たちが手に持ったパンを右から左へ(ダビンチ独特の手法)結ぶと、約40秒にわたるレクイエムの楽譜になるというものがある。ダビンチ自身も音楽家だったため、この説はかなり有力と言えるだろう。
10.ヴァン・ゴッホの『夜のカフェテラス』は第二の最後の晩餐だった
この画像を大きなサイズで見る拡大解釈だと言う人もいるが、ヴァン・ゴッホの『夜のカフェテラス』はダビンチの『最後の晩餐』を参照としているという有力な説がある。
作品の中には、12人の客がおり、その中央には髪の長い人物がおり、その背後の窓には十字架とも見られる窓枠がある。そしてテラスから去ろうとしている影の人物はユダと言われている。ゴッホは牧師の家の息子で、父親同様に聖職者の道を目指そうとしたが、断念し20代後半で画家を目指すようになった。
11.『マダムXの肖像画』は修正作品
この画像を大きなサイズで見るヴァージニー・アメリ・ゴートローはフランス人の銀行家と結婚した19世紀の社交家で、その美貌で男性を魅了し、パリの社交界で地位を築いたアメリカ人女性である。
画家のジョン・シンガー・サージェントは1884年のパリの展覧会用の作品として、彼女の肖像画を描いてキャリアアップを狙うのだが、宝石のストラップの黒いドレスに身を包み、右肩からはストラップがズレ落ちているという、かなり官能的な肖像画に人々は「淫ら」「下品」などと最悪な評価をつけた。
これを受け、サージェントはズレ落ちたストラップをきちんと肩にかかるように修正まで施した。そしてタイトルを『マダム*****の肖像画』から『マダムXの肖像画』と変更した。その後、サージェントは批判を避けるため、パリを去り、1916年ニューヨークのメトロポリタン美術館に売る事となり、この作品は今でもメトロポリタン美術館に飾られている。
via:travelandleisure・written melondeau / edited by parumo














いいね
だれか一言「考えすぎじゃないですかね」とはいわなかったのか
※2
むしろ、他の作家も大なり小なりこういうのを仕込んでるけど
考えすぎとして、見抜かれることもなく終わってる例が多々あるのだろうと思うよ
モナリザの下の絵は、ただのキャンバスだか紙だかの再利用してるだけじゃないかなあ
手描き漫画家の修正液だらけの原稿も数百年後に
色々分析されたりするのかな。
その絵が描かれた頃の歴史を知ると、やはり画家というのは
安易に粛清出来ない程の存在だったのかも知れない。
体制批判をしよう物なら即座に処刑された時代に於いて、これだけ皮肉を込めた絵を描いても何ら問題視されなかったのは、著名な画家だったからか、或いは「絵を見る目を持たない指導者」だったからなのか。
もしかしたらただの落書きだったりして。
今現在真実を知る者は誰もいないからねぇ…
アルノルフィーニ夫妻像ってなんか奇妙だよな
二人共宇宙人に見えるし、幸せそうに見えないし、背景は気が狂うほど緻密だし
※7
幸薄そうな花嫁については、「怖い絵」シリーズに興味深い分析があった
当時の風俗から分析すると、要するに嫁と言う体裁で若い女を囲う事実上の妾で
夫が死んだらポイ捨てされる契約らしい
ダ・ビンチはホモセクシャルだったのに
なぜかモナ・リザの絵は何度も描き直して一生手放さなかった。
なので「モナ・リザは男性」説もあるね
※8
モナリザに関しては現在、はっきりとモデルとなった貴婦人の名前まで判明してる。彼が同性愛者だった事は間違いなく、遺言に認められた遺産相続の目録にも、晩年を共に過ごした愛弟子(色んな意味で)に対して、直筆で自分が最も気に入っている作品「モナ・リザ」を相続させると書き残している。
中世の頃にもUFOの噂があったんじゃないだろうか。
それは神と関連づけて考えられていたかもしれない。
露骨に絵に表わすと教会から異端と言われるので
そっと背景に描きこんだのではないだろうか。
・5を見て思い出したけど、名前忘れたけどとある画家の描いた学者だか聖職者だかを画いた絵だと、絵で描かれてる人物の瞳に映り込んでる画家自身までが描かれてたりするって話が
・8の鯨を塗りつぶしたのは、画家本人なんだろうか、それとも全く関係ない別人なんだろうか?
ヤン・ファン・エイクは油絵具を作った人なので「画家の王」と呼ばれている。
「アルノルフィーニ夫妻像」もダ・ビンチの「モナ・リザ」より
70年も前に描かれた作品なのに劣化が少なく状態は今でも良好なまま。
ゴッホの絵の最後の晩餐説は面白いね
広重がないなぁ?
モナリザはレオナルドの自画像って説も紹介しておくれよ。
重ねるとそっくりなんだから。
ミケランジェロの漫画出てるけど面白いよ
かなり偏屈な人だったらしいww
レオナルドだけはほんとに意味わからん
不思議に 重い 黄色い ミス で覆われた ミスったなぁ www
ワニス(熟字訓で仮漆)、ニスまたはバニッシュ、バーニッシュ(Varnish)は、木材などの材料の表面を保護するために用いられる塗料の一種で、透明で硬い上塗り剤である。 英語の「Varnish」が日本語に移入される際に「ワニス」と訛り、さらにその語を短縮して「ニス」と呼ばれるようになった。
絵画は色々な解釈ができるから面白い。作者もなるべく多くの意味を盛り込んで、現在知られていない意味が含まれていたりする事も有ると思う。モナリザの背景には動物の輪郭が騙し絵みたいに組み込まれているとか、何かで読んだ覚えが有る。絵画の隠された意味を捜してみるのも面白い作業かもね。
※19
確かに、現在公開中の「仮面ライダー」の映画に登場している、「ダビンチ眼魔」を見てると、そう思うね。
頭に、ねじ式のヘリコプターがくっついたりして。
あと、最初の話題に出たたミケランジェロの「脳」の話は、SF漫画家の星野之宣さんの最新作「レインマン」でも書かれていっけ。
日本人でいえば、平賀源内あたりが、こういう絵をかきそうな気がするけど、彼が書いた絵ってあるのかね?
描き換えられた謎の絵といえば
エリザベス女王の肖像画の花束の下に描かれていた蛇だね
見た目はヨーロッパアシナシトカゲに近いけど
ダビンチには変身願望があったのかね。愛弟子がバイセクで。
真実は無く、許されぬ事などない
ダヴィンチのレクイエム、聴いてみたい
ヘンドリック・ファン・アントニッセンやスヘフェニンゲンなのに
ヴァン・ゴッホ表記なのはこれまでの慣習の方を重視ということ?
ゴッホの説は面白い!
ラストのマダムXの絵、
肩紐が落ちたバージョンの復元を見たことあるけど
それだけでかなりエ ティックなんよな
5.
鏡の上に、「ファン・エイクここにあり」と書かれてると
大学の授業で習った覚えがある。
読めないけど。
何年も前の人間が、現在とは異なる価値観に基づき人生をかけて描いた絵
そう考えると大した知識がなくても絵画って面白い