この画像を大きなサイズで見る北イタリアのサンドリーゴを拠点とする教団 ”Venerable Confraternity of Stockfish” は、シェフ、外交官、農夫、ワイン醸造家など総勢40人の会員を抱え、500年以上に渡って伝わるバッカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ(塩ダラのヴィチェンツァ風)のレシピを守り続けている。
どういうわけかこの教団は干しダラを熱心に信仰していて、新メンバーは1メートルもあるミイラ化した干しダラの前で会員資格を与えられる。その儀式は一風変わっていて、毎年たくさんの見物客が見物しに押し寄せる。
一風変わった儀式で、新しく”干しダラ騎士”になるメンバー。会長から干からびた1メートルほどの保存用干しダラで両肩をたたかれ、特別な祝福の言葉をかけられて入会を歓迎される。
儀式では干しダラは高く掲げられ、サンドリアーゴの町を行進する。
この画像を大きなサイズで見る干しダラナイト”の称号を待ち望んでいたこの人は、入会を認められるのに15年も待ったという。シェフや外交官、農夫、ワイン醸造家などからなる、この独特な団体にやっと受け入れられて、涙を流す人もいる。
この画像を大きなサイズで見る晴れてナイトの称号を受けた会員は、地元のオリジナル料理バッカラのポレンタ添えと同じ色のくすんだグレイと黄色いコーン色のローブをまとい、ノルウェーの漁師が誇らしげに干しダラを掲げる姿を描いたメダルを授与される。
この画像を大きなサイズで見るこの教団への入会を待つ人の数は多い。会長のルチアーノ・リギによると、毎年100人以上の応募があるというが、ある意味宗教団体である、排他的なこのグループに入会を許されるのはたったのふたりだ。特別な入会条件はないが、干しダラに対する情熱と献身的な愛をどれだけ示すことができるかが鍵となる。
この画像を大きなサイズで見る干しダラ愛好者たちは、入会の栄誉を許されるまで15年も待ち続けることがある。儀式で干しダラが最初に肩に触れたとき、感動のあまり涙するシェフもいるという。
タラは1400年代、ヴェネチアの商人によってノルウェーからイタリアに輸入された。調理法やレシピは、おもな輸入元だったヴィチェンツァ地方で発展した。しかし、このタラ愛好家集団は現代の料理に押されて、タラ料理のレシピがすたれてしまうのではないかと恐れている。国と欧州全体レベルで守ろうと奮闘している。
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この画像を大きなサイズで見る会員たちは、バッカラ(タラ)クラブを創設し、タラを愛する会員や世界中のタラ専門レストランと団結して、この友愛団体のトレードマークを宣伝する。
覆面会員たちによって、会は規則的に管理されている。もしレストランが正しいレシピでタラ料理を出さなかったり、タラが悪くなっていたり、客に不評だったりしたら、オーナーはこのクラブから追放され、もう二度と干しタラ友愛団体の名士資格を自慢することはできない。
この画像を大きなサイズで見るしかし、事は単にタラ料理の問題だけではない。会長のリギによると、文化的使命を帯びた修道院と似たような秩序があるという。世界中でたくさんの国が干しダラで生活しているため、結束力を固めることができるらしい。
この画像を大きなサイズで見る毎年の大ディナー会では、50人のシェフたちが干し魚で作ったたくさんのおいしい料理、デザート、アイスクリームなどを用意する。
この画像を大きなサイズで見るしかし、たとえタラを食べられなくても、バッカラ祭りのメインイベントは多くの観客を惹きつける。”干しダラナイト”のパレードが町の通りを練り歩き、もっとも神聖で精神的な祭りのクライマックスを盛り上げる。それは、町の広場で新メンバーを迎える儀式だ。
選ばれた者はひざまずき、会長が干しダラで新メンバーの左肩、右肩、頭の順に触れながら、特別な言葉を唱え祝福を与える。
儀式で使われる干しダラは、彼らにとって半神半人的存在だ。防腐処理をされた生き物はいつもそういう対象になる。
シェフで会員のアントニオ・チェメーロは、ミイラ化した魚を一年中ケアをする特権を与えられている。自分のレストランの壁に干しダラをトロフィーのように吊るしていて、これは彼にとってのすべて、自分の人生そのものだと言う。
ジュゼッペ・ファレシンは、この団体の特使として、世界中の大河をカヤックで下り、”干しダラナイト”の称号を授けられた。「とても信じられなかった。そのときの気持ちを言葉に表すことはできない。その瞬間を何年も待ち続けたのだから、こんな名誉なことはない」と語る。「どこへ行くにも、干しダラの旗やロゴマークを掲げ、レシピや宣伝のビラを配った。干しダラは世界をひとつにすることができるんだ」
●バッカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ レシピ
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12人分の材料
○干しダラ 1キロ
○タマネギ 250グラム
○オリーブオイル 1/2リットル
○アンチョビ 3~4切れ
○ミルク 1/2リットル
○小麦粉少々
○すりおろしチーズ 50グラム
○刻んだパセリ
○塩コショウ
・4時間毎に水を変えながら2~3日、タラを水につける。
・タラの皮を剥いで骨を取り除き、大きさが同じになるように四角くく切り分ける。タマネギをみじん切りにしてオイルで飴色になるまで炒める。
・アンチョビから塩気と骨を抜き、細かく刻んでタマネギと合わせる。
・刻んだパセリを加える。
・タラに小麦粉をまぶし、タマネギとアンチョビの鍋に投入。
・ミルクとチーズを入れて、塩コショウで味つけ。
・材料にかぶるくらいオリーブオイルを入れて、かきまぜないで、時々、鍋を回しながら、4時間半くらいじっくり煮込む。














棒ダラみたいなもんか
イタリアにもあるんだな
まさしく鰯の頭も信心から
刺身より干し魚の方が美味しいと思う
バカリャウでも作るのか
どんだけうまいんだろう・・・
ちょっと食ってみたいです。
吉田戦車のいじめてくんて漫画に狂信的な米食団体が出てきたがそれを思い出した
バッカラ・アッラ・ヴィチェンティーナおいしそう
この騎士団に削る前のかつお節を差し入れてみたい
4時間毎に水を変えながら2~3日、、、旨味が全部逃げてパサパサじゃないの?
※9宗教戦争になりそうw
そういやイワシの葬式でバカ笑いするお祭りが
イタリアだかシチリアになかったっけ?
よし、いもぼう 食わせよう。
※11
芋棒旨いよな。
カウンター上の大鉢にあると必ず頼んでしまうわ。
日本人と相性がよさそうな,実はそうでもないような…。
試しに誰か日本人に入信して欲しい。
本来温暖な地中海では漁獲できないタラは、イタリアでは北海方面からの貴重な輸入品。しかも、流通の発達していない時代にあっては乾燥させて長持ちさせることのできるバッカラ(baccala)は、イタリアの内陸地にあっては現在の感覚よりずっと素晴らしいものだったんでしょうね。それを考えると、この風習も、意外と奇妙ではないように見えてくる・・・かも・・・。
タラ料理を愛してるのか。なら日本の「のり弁」の白身のフライとかオススメだよ。
タルタルソースでお召し上がりください。
日本でやるとしたら、さしずめ「カツオ武士」か
干し魚って旨味が凝縮してて最高だね。入信したいわw
北ヨーロッパとの交易でしか得られない食材が料理の精神の一部になっているのか。
すごいと思ったが、日本でも北部でしか取れない昆布が関西の食を支えていたりするな。
いかすなぁ、干ダラが魔法の杖やらメイスやらに見えてきますな。
そして、干ダラ様がやたら賢者の様な顔に見えてきますた。
アイスランドの国章って、昔は「王冠に干鱈の開き」という図案だった。
その流れを組んでいるのか?
この騎士団の団員は、死んだら干しダラの楽園へ行くのか
カンカイ美味いよね
ウチは、マヨ+醤油+一味タップリ入れてで食う
※22
関西どころか,沖縄が昆布消費量が1位だったり。
昔からの交易の影響ってすごいよなあ。
子供の頃、干しダラかじりながらそろばん塾行ってたよ。
唇いっつもシワシワしながら、珠はじいてた。
でも、入れないんだろうなぁ。
そりゃ、タラ戦争も起ころうというもの
棒ダラはお節料理でしか食ったこと無いけど、けっこう好き
※25
干しダラパラダイス!(アイドルに歌って欲しいぞ。星空パラダイスみたいでイイ。)
そういやイタリアって第二次大戦前ノルウェーに干しダラとバーター取引で爆撃機輸出してたな
鰯の頭も信心からを実践しているのか
日本でも節分になると…
イタリア料理はどれもめちゃ美味しいもんなぁ。
フランス料理よりあっさりしてて気取ってなくて安いし。
そりゃ食への情熱が過激化したこういう集団がいても不思議じゃない。
タラはよく食べるよ
干したのも美味しいし生のはタチと鍋も良いよね
レシピすげーな、ほとんどオリーブオイルだこれ
う~む…。閃いた!
ものすごい漫画臭がするんだが。
この教会の前に腹ペコの天才料理少年を連れてくれば10年連載モノだろ。
ヤマザキマリの次作でいいよ。はやくやってくれ
保存技術のなかった昔にダラで助けられたとか、そんな理由じゃない?
日本も棒ダラ武士団つくろう
俺は入る
喉が渇く
「旨いったら無い」・・・なんかごめん
習慣と言うのは慣れてしまえばそれは当たり前のものになり、習慣化していないものから見れば差が開き奇異に見えてくる。 それが大規模になると文化になり伝統になる。
生きもののミイラを信仰する。 べつに違和感はないかな。
ご神体としてミイラを崇拝してるのかと思ったぜ
昔、キリストがこんな感じで魚を振り回して悪党を倒す映画があったなぁ・・・
キリスト教では魚はきっと大事なんだろう
干しダラのミイラ顔がかっこいいすね
※41
君はぐ~タラになりそうだな
新鮮組・・・いや、なんでもない。
ホシダナイ・・・いや、なんでもない。
保存技術が発達していなかった頃って大変だったんだね、って思う。というか、食に貪欲な、なんともイタリアらしい話ですね
イタリアの干した魚介類と言うと、マグロの卵を丸々乾燥したやつを真っ先に想像します。すり下ろしてパスタに掛けると結構美味しいです
タラちゃんがキメ顔でワロタ
バッカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ手間かかりすぎ・・
食べたいです。
これは伝統文化を守る立派な土着宗教、カルトでは無い。干しタラ3日かけて戻すの大変だから、炙って食べたら戒律違反にならないだろうか?
最初見たときなんだこりゃとか思いましたが
記事の内容見て、ああタラ料理の愛好家集団の
入会儀式だったんだと、
偏見もっちゃだめなのねと反省しましたわ
でも干しタラ料理か・・・おいしそう・・・(-ω-)
俺はふと思った、日本のチー鱈(チーズ鱈)を布教(試食)したらどうなるのか……と。
干し芋騎士団でもつくろうかな
なんかこういう系統の宗教戦争ほど食べ物の恨みだけにえげつない物になりそうで怖いwww
この料理どんな味になるんだ。
見た目も煮詰まったペーストかな?
ホシダラとは中世イタリアを食欲によって支配した半神的存在である!
秋田で、干しタラをもどしたやつの煮物食べた事ある。
もちろんしょうゆ味。個人的には砂糖かみりん控えめにしてもしかったが、かなりおいしかった。
干タラでアイスクリームってどう作るの?デザートって?
クリーム煮より、そっちのが気になるよ!
冗談と本気の黄金比って感じだ・・・
アジの開き教信者の自分とは分かり合える日は絶対に来ないな。
半神半人じゃなくて半神半ダラじゃないの
食べ物につよく関心を寄せて信仰の対象にするほど大切に思うことは、とても建設的で良いことだと思う。
戦争も起きないし、美味しいものは人を幸せにするからね。
実際に腹を満たしてくれる神だからな信仰も得られようというもの。
ハゲの味醂干しこそ至高よ!!
(※関西ではカワハギのことをハゲといいますw)
ダゴン秘密教団かな?
芋棒、無性に食べたくなったではないか。棒鱈高いんだよなぁ…(´・ω・`)
まあ、世の中にはクジラやイルカを過剰に崇拝して他国の文化を潰しにかかる民族もいるし
それに比べれば棒鱈崇拝は害が無くていいよ
誰も言わないなら言わなければ・・・・!
ハリー・ポッターと干しダラの騎士団
鮭とばたべたくなっちゃた
なんか和んだ。
いやしかしここまで一つのことに情熱を傾けることが出来るのは尊敬するね。
別のミイラ記事を読んだ後だから料理的な意味では複雑な気分にもなったけれども笑
干し鱈のおかげで大航海時代は支えられた。
長い航海を可能にしたのは、鱈の加工処理が発展したからに他ならない。
何年たっても、水に浸せばまた食べられるんだぜ?味はともかく、人間がすがる気持ちもよくわかる。
アメリカにもベーコンの宗教があるし…色んな信仰の形態があるってことやな。
“ほしだら” でなく “ひだら” だとずっと思ってましたが、広辞苑に両方共載ってました。
※76
きのこたけのこ戦争というのがあってな
※67
カスベ(エイ)と同じような甘辛いやつだよね。日本人ならだれでも好きな味。
※76 つぶあん vs こしあんの仁義なき戦いで妖魔界が真っ二つに割れたのを忘れたか?アゴに刺されてタヒんだやつもいるんだぞ!
※80 ダンゴ秘密教団に見えた。串に刺された三位一体の男神を崇拝する人達ですね。
なんかこういうカルトとは別物の独特な信仰を持つ宗教ってたまにネットで見かけたりするけど記事とか見てるとやっぱ面白いわ
なんてふしダラな集団だ
鱈といえば、その模様が『聖ぺテロの指のあと』 と言われるような魚らしいから…
神聖視するだけの十分な理由は文化土壌にありそうだね
鱈は普通だと、水分多い身が柔らか過ぎて、鍋に入れるとすぐに煮崩れする魚。
それが干すと別物になるの不思議。
たぶん海から遠い内陸部では貴重な食材だったんだろうなあ。
日本の京都で身欠きにしんが好まれるみたいな感じかな?
すまない。
どうしても巨大なディルドを掲げているように見えて
笑いが込み上げてきてしまいます。
81 私もそう思った。