メインコンテンツにスキップ

マジかよ!食べると記憶喪失になってしまう貝がある。

記事の本文にスキップ

77件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 信じられない話だろうが本当だ。間違って食べると記憶がぶっとんでしまう貝が存在する。貝が、”記憶喪失性貝毒”という毒化に陥ると、それを食べた人間は、記憶喪失や混乱が起きるのだ。

 今の自分を消したい時や黒歴史を忘れたい時には便利かもしれないが、最悪、昏睡して死亡する場合もあるので、黒歴史どころか自分自身の存在すら消してしまうことになる。

貝を食べることで発動する記憶喪失

 これは、貝があるものを食べることで発生する。その貝は、我々がよく口にする牡蠣や、ムラサキイガイ(ムール貝)、イガイ、ホタテガイ、マテガイなどがある。

 貝は食べ物について選り好みすることができない。そのため、彼らは定期的に珪藻をむしゃむしゃと食べている。貝が”Nitzschia navis-varingica”という珪藻(けいそう)を口にすると、「ドウモイ酸」という神経毒を体内に取り込んでしまう。

 これは牡蠣には無害なのだが、困ったことに人間にとっては有害だ。体内で濃縮されたドウモイ酸は人間が手に取る瞬間を待っている。

 人間をはじめとする哺乳類がこれを摂取すると、脳内でグルタミン酸受容体と結合して、これを刺激し始める。

 グルタミン酸は脳内で数多くの役割を担っており、受容体を過度に刺激すると身体は肉体的にも、精神的にも大混乱に陥ってしまうのだ。

この画像を大きなサイズで見る

 少量のドウモイ酸なら、軽い吐き気や下痢が起きる。こうした症状で済んだら、不幸中の幸いだと思った方がいいだろう。

 症状が悪化すれば、錯乱や幻覚を引き起こす。さらに摂取量が増えれば、さきほどの”記憶喪失性貝毒”の症状が現れる。

 グルタミン酸受容体は学習や記憶をコントロールしているため、万が一ドウモイ酸を豊富に蓄えた貝を食べてしまえば、一時的な記憶喪失が起きる。運悪く”当たり”の貝に手を出すだけで、記憶なんて簡単に飛んでしまうのだ。

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay

命を落とす危険性も

 だが、これで終わりではない。十分なドウモイ酸を食べてしまえば、脳に恒久的な損傷を与え、昏睡状態や、場合によっては命を落とす危険もある。

 この中毒を治す方法はないが、手遅れにならないうちに病院へ向かうことをお勧めする。少なくとも対症療法を施すことができるだろう。

 日本の海の沿岸にも原因珪藻が出現し、ムラサキイガイやホタテガイから少量の記憶喪失性貝毒が検出されているそうだが、今のところ、記憶障害を起こすほどのレベルではないという。

 我が国では、記憶喪失性貝毒(ドウモイ酸)に対する監視体制や規制値は定められていないという。

 今や生態系はちょっと混乱気味になっており、貝の輸入もなされているので、ちょっと心配になっちゃうわけだが、もし、急に記憶障害に陥った人がいた場合には、貝を食べたかどうかを疑ってみた方がいいのかもしれない。

References:a href=”http://io9.com/eating-the-wrong-shellfish-could-give-you-temporary-amn-1700118845″ target=”_blank” title=”” rel=”noopener”>io9 / written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 77件

コメントを書く

  1. 昔アンビリバボーで見た
    ある種の海藻にも含まれてるっだっけ

    • +1
  2. ちょっと欲しいと思った私はやや不健全だな

    • +36
  3. イガイで記憶喪失になるのか!?イガイだ…

    • +41
  4. 黒歴史がフラッシュバックしたときに頬張りたい一品だな

    • +38
  5. 初めてこの貝を食べた人は後悔しただろうな貝だけに

    • +14
  6. 初めて食べた人は後悔しただろうな 貝だけに

    • +6
  7. 貝を食べたかどうかを忘れてしまうのでは

    • +59
  8. 記憶を飛ばしてくれるだけの奴は出来ないのか?

    • +1
  9. 昏睡死亡の可能性があるんじゃ、記憶を消す方法としてはドウモイい案じゃないな。
    これで記憶を消そうなんて考えは、ちょっとケイソウつだ。

    • +2
  10. 失敗ばかりで自信ゼロな俺は是非とも食したい。
    最悪死んだところで良い人生は送ってないから構わんしw

    • +22
  11. これって、アルツハイマーなんかと関係ないのかな?
    ムール貝や、帆立貝なんかは結構メジャーな食材だし、
    知らない間に摂取して脳にダメージを与えた後、
    代謝されて排出を繰り返してたら、原因不明の記憶障害になるんじゃないの。

    • +4
  12. 自分の黒歴史を遡って行ったら、小学一年生に辿り着いたので、俺はもうこの貝を大量に食べるしかない
    もう産まれてこなければ良かったってくらいの黒歴史人生です
    さ、貝をくれないか…

    • 評価
  13. 現実的には10年後とかにワイドショーで騒ぐんだろうなあ

    • +6
  14. 何の記事を読んでコメント書こうと思ったのか思い出せン

    • 評価
  15. 黒いのは忘れず重要なことは全部忘れるとか

    • +8
  16. どうしよう…貝が好きすぎて、アサリやハマグリを一度に100個も食べる人がいるのに…

    • +1
  17. こ・・・これで記憶を消してもう一度ICOを・・・

    • 評価
  18. もはや、鉄砲と言われるふぐレベルじゃないですかー先輩!
    食するなら汽水で地元の「十三湖のしじみ」ですよ

    • +6
  19. ホタテとホッキ貝は頻繁に食べてる(((;゚Д゚)))
    バター焼きやボイルやカレーに入れて加熱するから大丈夫だと思いたい

    • 評価
  20. ミョウガを食べすぎると物忘れがひどくなるって昔から言われてたのを思い出した。

    • 評価
    1. ※30
      ミョウガと物忘れに因果関係は無いそうだよ。むしろ含まれている辛味成分は記憶力向上に良い
      仏弟子に周利槃特(チューダパンタカ)という物覚えの悪い人がいて、物忘れ故に彼は「自分の名前を書いた名札をつけていた」
      話は端折るが、この人が亡くなったあと墓の傍に繁った植物に『茗荷』と名付けられたという

      • 評価
  21. ハンニバルが催眠かけるときに使ってそう

    • 評価
  22. ピアノマンが海岸で記憶を失っていたのは、
    貝を食べたからなのかな?
    牡蠣やホタテが好きな私には悩ましい記事だ

    • 評価
  23. 昔ムール貝食べて中ったが、そうか、記憶が飛ぶところだったのか。

    • +3
  24. ホタテは時々貝毒が検出されたとして出荷停止になることが有るよね。

    • 評価
  25. 我が国では、記憶喪失性貝毒(ドウモイ酸)に対する監視体制や規制値は定められていないという←政治家の皆さん、ドウオモイますか?

    • 評価
  26. 貝って結構怖いな
    自分で精製する奴も蓄積する奴も

    • +2
  27. オネイサーン、僕と一緒に牡蠣食べナーイ

    • 評価
  28. この貝と成分を元に、恋やトラブルを忘れられるお薬を製薬会社が作り出す。
    ってな事になりそうな気がする。

    • 評価
  29. 牡蠣は浄化作用がすごいって言われるが
    その分毒をため込んでしまうって事やな

    • +3
  30. なんかの本ではダンジネスクラブってカニが持ってたこともあるって話だったな
    食物連鎖の関係で毒持つやつってのは
    害が有るほど毒持ってる個体と持ってない個体といるから困る

    • 評価
  31. ドウモイ酸だな。
    脳の神経を侵す毒はやばいな

    • 評価
  32. けどここまで強力な毒ってことは薬としてすごいことに使えそう
    なんにしても天然の貝なんて食べるもんじゃないな・・食中毒おこしたことあるし

    • +1
  33. 完全に火を入れてしまえば大丈夫!という単純な事ではないの?

    • 評価
  34. アッパー系のドラッグみたいなもん?
    なんかのキノコのイボテン酸みたいな

    • +4
  35. はっ!?俺はここで一体なにを・・・

    おっ美味しそうな貝やん(パクゥー

    (以下繰り返し)

    • 評価
  36. 微細藻類研究の立場から少し捕捉させて頂きます。
    写真の原因生物はPseudo-nitzschiaという珪藻で、この分類群は未だに多くの未記載種を含んでいるとされています。日本沿岸でも一般的に見られる種です。おそらく日本沿岸に出現する種は、毒量が少ない種と想像できますが、プランクトンは大型船舶などのバラスト水に紛れて簡単に輸送されてしまうので、今後日本において記憶喪失性貝毒による中毒が発生する可能性は十分にあると考えられます。
     ちなみに、日本でこれまでに報告されている貝毒は下痢性貝毒、及び麻痺性貝毒です。どちらも原因生物は、渦鞭毛藻類という珪藻とは別の微細藻類です。貝毒以外にも、魚を人間が食べることにより起こるシガテラ毒による中毒も近年注目を集めています。この中毒にかかると、『ドライアイスセンセーション』と呼ばれる症状が出ます。これは、触ったものが全てドライアイスのように冷たく感じる中毒です。このため、重篤な場合はコタツから一歩も出られないような状態が半年以上続きます。実際に日本でも被害が出てきます。この中毒の原因生物は付着性の渦鞭毛藻類でGambierodiscus toxicusという生き物です。サンゴ等に多く付着して生活しており、イシガキダイなどの魚類はこれらをもろとも捕食し、生物濃縮によりシガトキシンという毒が体内に溜め込まれます。もともとこの生物は南方の暖かい海域に生息する生物ですが、近年の温暖化の影響で生息域の北限を伸ばしているとされています。釣りをなされる皆様、くれぐれもご注意ください。日本においては、貝類の毒は精度良くモニタリングされているので、むしろこちらの方が危険度は高いように思います。魚種等の情報は厚労省のH.P.より参照できます。
    長文失礼しました。 研究の傍ら、いつも楽しく拝見させて頂いております。

    • +3
    1. ※56
      すごい、本職の研究者の方からだ!
      詳細な補足説明ありがとうございましたm(_ _)m
      素人にもわかりやすかったです。

      • 評価
  37. つまり、魚介類を好んで食べる高齢者は貝毒の犠牲者に成りやすい傾向を持つと
    温暖化で海洋生態系が変化する中で
    安易な気持ちで見知らぬ魚介類を食べる釣り人は要注意だね

    • -1
  38. 黒歴史っていってもずっと昔のことじゃなくて、現在進行形で黒歴史製造中の自分としては、死んでもいいから大量に食べたい気分なんだが

    • +12
  39. これはぷりぷり県に出てきた暗黒星人のことだな

    • 評価
  40. 暗黒星人って書こうとしたら出てて感動した

    • +1
  41. アタリは引いたことないが
    マジレスすると記憶喪失とか認知混乱は本当に大変だから
    やめておけ。人生繋ぎ直すの本当に時間かかったから。
    記憶は消すもんじゃなくて、上書き保存するのがおすすめ。
    その記憶がなかったらどんな自分だったか想像して
    成りきれ。選び直せばいいんだよ。
    記憶喪失はコントロール効かないからもっと酷いことになる
    リスクが高い。特にエスカレーター式の人生が
    最良と呼ばれるここ日本はリスクが高すぎる

    • 評価
  42. >貝を食べたかどうかを疑ってみた方がいいのかもしれない。
    しかし、貝を食べたことを忘れている可能性が大…
    完全犯罪ですよ、奥さん

    • +17
  43. じいさん「ようこさんよ~飯はまだかいのぉ~?」
    ようこ「おじいちゃん。さっき貝食べたでしょ?」

    • 評価
  44. おそらくグルタミン酸自体も、こう言う生物にとっては毒のつもりで蓄えてる可能性があるんだよね
    毒と言っても人間など一定の動物には全く効かないけどおそらく虫などの原始的な動物の
    思考を混乱させるために豊富なグルタミン酸を蓄えてる可能性もある
    今となってはグルタミン酸は単なる「美味しい食べ物」扱いになっちゃってるけどねw

    • +3
  45. 不健全だろが食べてなりたいわ
    死ねたら万々歳、記憶喪失でもいい

    • 評価
  46. 耳慣れないカタカナがいくつも出てくるなんて珍しいことじゃないのに、この記事のコメに限ってやたらとダジャレが連発されてるのはどうしたってわけだ。。

    • 評価
  47. 忘れたい過去だけ忘れられるのなら・・・

    • 評価
  48. ドウモイ酸てほんまにあったんかw某アニメにでてきて記憶にあったがてっきり架空の物なのかと…

    • 評価
  49. 牡蠣やホタテとか好きだから心配になって来た…一過性なら良いけど恒久的はちょっと。。只でさえ眠剤や安定剤で記憶喪失気味なのに。記憶喪失良いじゃん的なコメントも有るけど…その忘れたい記憶選べないからな??全部忘れたいなら別だけど。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。