この画像を大きなサイズで見る突然、閃光のようにピンとアイデアがひらめくことがある。降って湧いたかのように見えるひらめきの瞬間、わたしたちの脳内ではどんなプロセスが働いているのだろう?
アメリカの研究者らによると、ピンとひらめく寸前、脳の視覚野が一時的に閉ざされることがわかったという。つまり視覚に頼らずに脳が情報を処理しているときに起きるというのだ。
「わたしは見るために目を閉じるのです」。これはフランスの後期印象派画家ポール・ゴーギャンの有名な言葉だ。つまり、まわりの余計な雑音をシャットアウトして集中し、アイデアを導き出すこと、大切なものは心の目で見るということだ。それから1世紀以上たって、ゴーギャンに先見の明があったことを科学者たちが立証した。
この画像を大きなサイズで見る1990年代、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるドレクセル大学の認知科学者ジョン・コウニオスと、ノースウェスタン大学のマーク・ビーマンが、急にこれまでと物事が違って見える、「しめた!」というひらめきの瞬間をひもとく研究を始めた。
こうしたひらめきの瞬間は、問題にぶちあたって悩んでいるとき、刺激や状況、出来事を再度考え直してみて、漠然と解釈できたような場合に起こる。
コウニオスとビーマンの広範な研究から、ピンとひらめく寸前、脳の視覚野が一時的に閉ざされることがわかった。コウニオスはこの瞬間のことを”脳のまばたき”と呼んでいる。それは脳がひらめきの寸前に内なる自分に向かうときなのだ。
この画像を大きなサイズで見る例えば、あなたが誰かに即答できないような難しい質問をすると、相手は視線をそらしたり、うつむいたりしてその答えを模索しようとする。その瞬間、彼らの脳は瞬間的になるべく視覚の情報が入ってこないようにしているのだ。
コウニオスとビーマンは、研究室でパズルや問題を使って脳の活動を調べた。問題が提示される寸前、分析的な人の脳の視覚野は、できるだけ情報をとりこもうとするが、秩序立った方法で問題を解決しない人の視覚野は、シャットダウンしてまわりを遮断して内に向かい、潜在意識下のアイデアを探して引き出すよう努めるのだという。
視覚のパラドックス
この画像を大きなサイズで見るクリエイティブな人ほどひらめきの直前に視覚の情報をブロックする一方で、彼らはほかの人に比べて、日常的により視覚から情報を取り入れる傾向にある。
こういう人たちは通りを歩いているとき、道行く人を目で観察して情報を取り入れるが、自分の行動計画についてはかなりいいかげんなようだ。しかし、彼らが取り込んだ情報や組み立ては、アイデアが浮かぶ前から、長いこと無意識に処理されたものの結果なのかもしれない。
分析的な人ほど物事に集中し、通りを歩いていても、自分の行く先やどのように到達するかということに集中する。違う思考に迷い込むことはない。ひらめきの瞬間の研究は1世紀以上前から始まっているが、近年、神経画像や電気生理学の技術が飛躍的に発達した。こうした技術のおかげで、脳のどこの部位で認識の変化が起こっているのかがわかるようになり、まったくアイデアが出てこない状態から、クリエイティブな洞察の流れへと移り変わるときに脳でなにが起こっているのかが初めて解明されるようになった。
脳画像が簡単に利用できるようになる前は、科学者たちは精神のプロセスはゆっくりと変化していくものと信じていたという。脳は常に働いていて、時間をかけてアイデアを育むための情報を得ているが、そうした情報が意識としてぱっと具現化してくる直前の変化は緩やかではない。怒涛のような脳活動はいつでも起こり得るし、無理やりにひねり出せるものではないという。
睡眠とムードの役割
この画像を大きなサイズで見るひらめきを引き起こすには、内面洞察の引き金になることと真っ向から向き合い、受け入れることだ。前向きな雰囲気はひらめきの瞬間を引き起こしやすい。逆に不安は、直観というより分析的な思考を促進する。
ひらめきを得たいのなら、よく寝ることだとコウニオスは言っている。睡眠中には記憶をまとめる処理が行われている。これらの記憶は形を変えて、隠されたもの、漠然としたアイデアとアイデアのつながりを引き出す。よく寝ることで、より深い内面の洞察につながる。もしそれでもいいアイデアが浮かんでこないようなら、ゴーギャンのやり方に従って、目をつぶって心の声を聞くことだ。
















トイレとかお風呂で閃きやすいことにも関係ありそうだな
見慣れた場所にいる時って、意識してものを見ていないような気がする
ゴーギャン云々もいいけど、瞑想とか瞑目とか「目を瞑って考える」のは昔からよくある手法なんじゃないの? 迷走したまま名目で済ませる人も多いんでしょうけどね。
あとね。「溜めてドーン!」は発想の基本ですよ。おべんきょして知識を蓄えてないと溜まるものがないからドーン出来んでしょ。鍛錬して体や技を鍛えてないと行動にならんでしょ。そんだけのことよね。
ごーぎゃん、が不可視の心の世界に目覚めたのは
日本の浮世絵の影響だよ。
せざんぬ、ごっほ、も同じ,日本では敗戦教育だったので
印象派という言葉を濁してるけど。
印象派(インプレッション)って浮世絵派っていみだね。(五井野正参照)
いまでいうアニメみたいなもんかな、、、。
※3
瞑想って考えちゃダメなんじゃなかったっけ?
猛烈に考えて何かひらめいたときは、大抵「一点をみつめてボーっとしてたよ」と言われる。けど何も自分の視界に入ってない。
とても参考になりました
まあ、こういった研究の積み重ねが、ブレイクスルーにつながるということだね。
目をつぶる→脳波の位相がそろう→イメージが浮かぶ→あわてて紙に写す。
一休さんも目瞑るね
ただのアニメの表現だとは言え的確な表現だ
>瞑想って考えちゃダメなんじゃ
だからこそいいのかも
余計な思考も排除した時にアイデアが浮かぶ
一点をボーっとみるのもそうだし
確か抗生物質を最初に作った人は寝てる時か半分寝てる時に閃いたらしい
色々考えてない時にアイデアが浮かびやすいのだと思うよ
もちろん常に考えてないのはダメでたくさんの情報を得た状態で
それらがうまく繋がってない時にボーっとすると
情報が繋がる…つまり閃いた状態になる、と聞いた事がある
座禅とかは「静」の行為に見えて
思考のレベルでは、組み立てたり創り出す「動」の行為なのかな
俺みたいな凡人はそのまま睡眠へと誘われるだけかもしれんがw
自分の行動計画がいいかげん
よくひらめく
俺これだ
確かに何か考えついた瞬間は視覚が不安定になるな
何を見てたか思い出せない時もある
閃きって神経回路の混雑が緩和された時に起きやすいのかもね
寝るのは本当に大事