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古代ローマ兵に巨人がいた?2000年前の大きな靴が発見される

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(著) (編集)

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古代ローマ時代の大きな靴を発見 / Image credit: Vindolanda Trust
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 ローマ兵はたくましいと言われているが、中には体格的にもたくましい兵士がいたようだ。

 イングランド北部の湿地帯にある、古代ローマ皇帝ハドリアヌスの長城の砦跡から、大足のローマ兵の靴が発見された。

 泥の中でつま先からかかとまで完全な状態で保存されていた2000年前のその靴は、32cmもあり、履いていたローマ兵は、当時としては傑出した体格の持ち主だったことを物語っている。

 また、この発掘調査では、靴だけでなく、化粧道具や木製の櫛といった品々も見つかり、砦周辺に人々が生活を営む「コミュニティ(居住区)」が広がっていたことが確認された。

古代ローマ巨兵の靴を発掘

 この、サイズ32cmという巨大な靴が見つかったのは、「ハドリアヌスの長城」(ローマ帝国が現在のイギリスにあたる北辺を防衛するために築いた防壁)のすぐ南側にある「マグナ」というローマ帝国時代の砦だ。

 かつては「カルヴォラン」と呼ばれ、2世紀に建設された長城の防衛ラインを強化する砦のひとつだ。

 その東には、同じくローマ軍の砦であり、数々の出土品で知られる「ヴィンドランダ遺跡」もある。

 この春、マグナ・プロジェクトの考古学チームは、マグナ砦の外部にある堀・土塁・城壁跡の発掘を開始。その一角にあったのが「アンクル・ブレーカー」と呼ばれる細くて深い溝だ。

 これはローマ軍の砦によく見られる防御構造で、あらかじめ掘った細くて深い溝を、水や泥で満たして隠しておくことで、それに気づかず足を踏み入れた敵兵の足首を折って動けなくさせる。

 今回の巨大な靴は、まさにこのトラップの中から見つかった。

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敵兵を動けなくするトラップ「アンクル・ブレーカー」/Image credits: Vindoland Trust (via Youtube)

長距離の行軍に耐える頑丈な構造の靴

 この遺跡で靴が発掘されたのは初めてではなく、今回のような大足ではないものの、きわめて保存状態のいいものが過去にも発見されている。

 そうした遺物からわかるのは、ローマ兵の靴が単なるサンダルではないことだ。

 皮を複数に重ねたうえに、紐・縫い目・ホブネイル(靴底の鋲釘)で補強されており、長距離の行軍に耐える頑丈な作りだった。

2000年の間誰にも触れられていなかったものを見つけるのは、いつだってワクワクします。でも靴のような個人的な品は、特に当時の人々の生活が感じられます。ずぶ濡れの泥だらけになるのも楽しみのうちです(発掘ボランティア ジョーさん)

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マグナの砦で発見されたもう1つの普通サイズの靴。ホブネイル(鋲)が確認できる/Image credits: Vindolanda Trust

砦に残された当時の人々の暮らしの痕跡

 マグナ・プロジェクトのチームは、砦そのものの発掘にはまだ着手していない。それでもすでに、驚くほど多様な遺物が見つかっている。

 そうしたものの中には、軍事用途のものだけでなく、マグナ砦の人々の暮らしぶりを伝える生活品もある。

 たとえば職人技が光る木製のくしや、大理石で作られた化粧用パレットといったものだ。

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発掘された木製のくし/Image credits: Vindolanda Trust

 化粧用パレットは乾いた顔料に油を混ぜてペーストにするためのもので、当時の人々は、それを口紅・アイライナー・チークとして使っていたと考えられている。

 こうした発見は、ローマの砦が単なる戦いの場ではなく、人々が生活を営む「コミュニティ」だったことを物語っている。

 巨大な靴底から化粧のパレットまで、あらゆる遺物が、かつて帝国の辺境に暮らした人々の姿を今に伝えてくれる。

References: Romanarmymuseum / A Giant Roman Soldier Lost His Shoe Near Hadrian’s Wall 2,000 Years Ago

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この記事へのコメント 24件

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  1. これはあれだろ?
    うちの国にはこんなデカい奴がいるんだぜ!
    ってハッタリを噛ますための飾りじゃね?
    対デイダラボッチ対策の。

    • +11
  2. 結構最近までネアンデルタール人がいたって言いだしてるからな
    北欧にはネアンデルタール人のDNAを継いだ人が結構いるので
    ホモサピエンスと混血も確認されてる
    ローマ時代にはネアンデルタール人か血の濃い人がいてもおかしくない

    • +4
    1. 日本人にもネアンデルタール人の遺伝子が入っているよ。検査してもらったところ、私は225個のバリアントがネアンデルタール人と一致。

      • 評価
    2. ネアンデルタールの遺伝子が白人にあると判明した途端に
      急に欧米人風の想像図に変えたのは面白い

      • -1
  3. 西洋人は日本人より足が大きいので、特別に巨人というわけではなさそう。イギリス勤務時代の同僚は身長が175cmぐらいの細身なのに30cmだった。他の同僚もしかり。なので私の30cmのスキーブーツをみんな借りにきた。

    • +8
  4. わが軍には巨人兵がいるぞというはったりだとか、宗教儀式での捧げ物だとか、魔除けとか、靴屋の看板だとか、いろいろ考えられるケース

    • +8
  5. アンクルブレーカーの中にあったのなら敵兵のもの?
    でもローマ兵のって記事にあるからおそらくローマ側の靴の形だったんだろうな

    強大な敵でもこのアンクルブレーカーで止められますように、というおまじないとして放り込まれたとかあり得るかな?

    • +2
    1. 自分たちが仕掛けた罠にひっかかって靴が脱げちゃった、巨躯だけどおっちょこちょいで気の良いローマ兵が脳内再生された。

      • +5
  6. カリガですね。サンダルと言っても、つま先から足の甲を守るようになっており、
    かかともしっかり覆っており、足首に固定する紐もあるという、スポーツサンダルの
    肌の露出部分を減らしたような構造の靴とサンダルの中間みたいな履物です。
    英語だと最近は映画グラディエーターの影響で、グラディエーターサンダルなんて言うとか

    • +12
  7. ちなみに元NBA選手シャキール・オニールの足サイズは40cm

    • +3
  8. ローマでは発掘調査が進んでいるために2000年間におよぶ住民の平均身長が分析されており、それによると平均身長は男性168.5cm、女性157.8cmで古代から現代にかけてほぼ変化していないそうだ
    そんななかで、ローマ近郊のフィデナエで発掘された古代の共同墓地から、2メートルを超える身長の骨格が発見されている
    その骨格的特徴から巨人症であったのは間違いないとされ、当時そのような人がどのような社会的立場にいたのかはわからないとされていた
    今回見つかった靴は、そんな彼のものだったのかも

    • +8
  9. この記事の靴のサイズは32センチ。
    日本人でもジャイアント馬場の靴のサイズは34センチだったそうなので、実際に使う人が居てもおかしくはないのよ。

    • +8
  10. 櫛の歯が細かいなあ。腕の良い職人がいたんだと思う。

    • +9
  11. 未来の人が広島のクソデカしゃもじを発掘してビビる的な?

    • +3
  12. 木製のクシすげえ
    作った技術もそうだけど、腐ってないというのも驚き
    無酸素の泥濘の中は腐りにくいっていうけど、こんな繊細な物も残るとは

    • +7
  13. でかい靴≒巨人とは限らない。
    足小さくても、
    沼の上用とか、
    水の上とかの特殊任務用の
    靴もあり得る。

    • +2
  14. ???「巨人を駆逐してやる!」
    ?????「ローマを駆逐してやる!」

    • +1
  15. 靴やわらじがあっても巨人がいたとは限らんだろ…

    • 評価

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