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イスラエルの洞窟で1900年前の古代ローマ兵の剣が4本発見される

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(著) (編集)

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 イスラエルとヨルダン川西岸地区の狭間にあるユダヤ砂漠の洞窟で、保存状態の良い1900年前のローマ帝国の剣が4本発見された。

 剣はユダヤの兵士がローマ兵から奪い、洞窟の中に隠したものだと考えられている。

 「1本の剣ですら珍しいのに、それが4本もです。なんだか夢のようです」と発掘チームは述べている。

保存状態の良いローマ帝国兵士の4本の剣を発掘

 発掘された4本のうちの3本は、木と革で作られた鞘に入ったままの状態だった。鉄製の刀身は60~65cmで、ローマ帝国時代の「スパタ」というタイプの剣に似ているという。

 イスラエル考古局が9月6日に発表した声明によれば、当時ユダヤに駐留していたローマ兵が装備していた標準的な剣で、柄頭が環状になっているのが特徴だ。

A rare cache of weapons from the Roman period found stashed away in a cave in the Judean Desert

バル・コクバの乱でユダヤ軍が手に入れた戦利品

 4本の剣は、イスラエル北部のエン・ゲディ自然保護区にある洞窟の中で見つかった。

 発掘チームはによると、132~136年に起きたバル・コクバの乱(ローマ帝国に支配されていたユダヤ属州で起きた反乱)で、ローマ兵を倒したユダヤ軍が戦利品として手に入れ、洞窟の中に隠したものだという。

洞窟と武器が隠されていた場所の調査はまだ始まったばかり。この剣が誰のもので、いつ、どこで、誰によって作られたのか調べているところです(イスラエル考古局 エイタン・クライン氏)

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発見された4本の剣のうちの1本 当時のローマ兵の標準的な武器で、柄頭が環状になっている / image credit:Dafna Gazit, Israel Antiquities Authority

 この洞窟では50年ほど前に、古代ヘブライ文字の碑文が刻まれた鍾乳石が見つかっている。

 これまでの研究では、その文字は3000年前の第一神殿時代(紀元前970年頃から前586年。ソロモン王が神殿を建設し、それがバビロニアによって破壊されるまでの期間)のものに似ていることが明らかになっている。

 今回の発掘調査では新しい碑文が主な目的だったが、その代わりに希少なローマ帝国時代の剣が発見されたのだ。

 イスラエル考古局 エリ・エスクシード事務局長はこう語る。

死海周辺の乾燥した砂漠気候のおかげで、イスラエルの他の場所では残らないであろう古代の剣の保存が可能になったのです。

劇的な素晴らしい発見で、その当時の出来事について伝えてくれています。唯一無二のタイムカプセルですね

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References:’It’s a dream’: 4 Roman swords likely stolen as war booty 1,900 years ago discovered in Israeli cave | Live Science / Four 1,900-year-old Roman swords found in Judean Desert, likely from Bar Kochba revolt | The Times of Israel / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 17件

コメントを書く

  1. 1900年前ってそんなに古くはないでしょ。日本のレゾンデートルとも言える三種の神器の一つである草薙剣を建速須佐之男命が得たのが縄文中期つまり5500年前 – 4400年前と判明してるので、1900年前の剣ぐらい結構現存しているのではないかな。

    • -17
    1. >>1
      史実・正史・伝承・神話の違いを学んでから歴史を語ってくれんかなあ。

      • +18
    2. >>1
      そんな情報どこかで出た?
      何かソースある?

      • 評価
  2. ローマ兵は死に、そして隠したユダヤ兵も死んだのだろう
    悲しき遺物だね

    • +3
    1. >>3
      グラディウスは「剣」を意味するラテン語なので、そのコメントは「剣か」と言ってるのと同じ意味になる。
      まあ、記事を読めば剣だよね。

      • +1
  3. せんりひんをみせびらかさずあんな険しいところに隠さなきゃいけなかった状況か
    かなり厳しくローマ勢力に囲まれてたんだろうなあ

    • +2
  4. もう一本あれば五国の王になれたかもなのに惜しい

    • 評価
  5. 戦時に鹵獲した武器という事は、この剣で何人の人間がころされたんだろうな

    • +1
  6. キリストの聖遺物のトミーガンが発掘されたら呼んでくれ

    • 評価
  7. 血液とか汗の成分が残ってないかな
    刀身の成分分析、皮のDNA、木の産地など多くのデータが得られるるだろう
    それらからまたたくさんの知見がもたらされる

    • +1
  8. けっして力任せに叩きつけたり素早く突くだけが海外の剣術ではないのだと「Hellish Quart」みたいにちゃんと海外の剣術を再現したゲームとか最近になってようやっと出てきてるし、ローマの兵士がこの剣でどう戦ったか興味深い。

    すごく繊細な剣術なのかもしれん。

    • 評価
    1. >>10
      流石に中世ほど洗練されてはいない筈だし
      ローマ兵と言えばデカいスクトゥム(盾)がつきものなので
      スクトゥムの影から突くのが一般的な用法だったんじゃないかなぁ

      • +1
      1. >>11
        確かに鎧で身を固めた戦いとか戦場の集団戦はその通りかも知れない。大上段から思い切りぶっ叩くとか。

        • 評価
  9. 湿気の少ない砂漠だからサビの進行も遅かったのかね

    • +2
  10. 1900年前にグリーヴァス将軍が居たのか

    • 評価

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