この画像を大きなサイズで見るお酒を嗜むのは人間の特権。そう思ってはいないだろうか。だがしかし、野生の動物たちもまた、微量のアルコールを含む発酵した果実を楽しむことがあるんだそうだ。
アフリカのギニアビサウにあるカンタニェス国立公園で、チンパンジーたちが「酒盛り」をする様子が研究チームにより撮影され、「人間と酒の関係が解き明かされるかも?」と話題になっている。
この研究は『Current Biology』誌(2025年4月21日付)に発表されたものだ。
仲間たちと飲酒を楽しむチンパンジー
2025年4月21日、イギリスのエクセター大学が率いる研究チームは、アメリカの科学誌「Current Biology」に、興味深い報告を掲載した。
ギニアビサウのカンタニェス国立公園に生息する野生のチンパンジーが、自然に発酵したアフリカパンノキの果実を摂取し、仲間と分け合う様子を初めて記録したと発表した。
この画像を大きなサイズで見るこの行動は、「非人類の大型類人猿におけるアルコール含有食品の共有の初の証拠」であり、チンパンジーが仲間同士の絆を深めるために、発酵果実を利用している可能性を示唆している。
今回観察されたチンパンジーたちは、「アフリカパンノキ」の果実を好んで食べていた。これはドリアンにも似た巨大な果実で、枝から落ちた後、地面でゆっくりと発酵が進んでいく。
調査では、果実のアルコール濃度は最大で0.61%に達していたという。これはビールの1/10程度だが、チンパンジーの食事の60~85%は果物なので、低濃度のアルコールでも、すぐに蓄積されてしまう可能性がある。
この画像を大きなサイズで見るとはいえ、研究者たちはチンパンジーが「酔っぱらう」まで飲むことはないだろうと見ている。野生の環境で酔っ払ってしまえば、生き残るのが難しくなるからだ。
研究チームは2021年から2023年にかけて、自動カメラによる長期観察を実施。17頭のチンパンジーが、10回にわたって果実を摂取する様子を記録した。
注目すべきはその「共有」行動で、90%の個体が他の個体と果実を共有しており、そのうち半数以上はアルコールを含んだ発酵果実だったという。
チンパンジーは、基本的には食物を独占する傾向が強い動物である。それにもかかわらず、今回のように自発的に発酵果実を仲間と分け合う行動が見られたことは非常に興味深い。
研究者たちは、この共有行動が単なる偶然ではなく、「アルコールによるリラックス効果が社会的絆を深める助けになっているのではないか」と分析している。
この画像を大きなサイズで見る「酔っ払いの猿の仮説」とアルコールの進化的意義
人間が酒を通じて社交を行うように、チンパンジーにも「飲みニケーション」のような文化があるのかもしれない。このような視点は、人類のアルコール文化の起源を理解するうえでも示唆に富む。
今回の研究成果は、「酔っ払いの猿の仮説(Drunken Monkey Hypothesis)」とも関連していると言えるかもしれない。
この仮説は、果実を主食とする霊長類が、自然発酵した果実に含まれるアルコールを進んで摂取してきたとするものである。
特に果実が熟す過程で生じる揮発性のアルコールは、ニオイで認識できるため、「熟した果実を見つける手がかり」として利用されていた可能性がある。
別に酔っぱらうことで進化するという意味ではなく、発酵した果実はカロリーが高くなるため、これを好んで摂取した猿は生存する確率が高かったのではないか、ということなのだ。
この画像を大きなサイズで見るつまり、霊長類はアルコールを「避けるもの」ではなく、「進んで摂取するもの」として利用してきたのかもしれない。そしてそれは、現代人のアルコール耐性や、酒を用いた社交文化の土台となった可能性すらあるのだ。
だがはたして、チンパンジーをはじめとする現代の霊長類たちにも、この仮説は当てはまるのだろうか。
実は2015年にも、ギニアのボッソウ地域で、チンパンジーが葉を使って発酵したヤシの樹液を飲む様子が記録されている。
この時のアルコール濃度は最大6.9%に達しており、明らかに酔うレベルだったと言う。今回の観察はそれよりもアルコール濃度は低いが、チンパンジーたちが「意図的に発酵果実を選んでいる可能性」がある点に注目が集まっている。
自然界における“ほろ酔い”の効能
研究チームは「チンパンジーが発酵果実の摂取により、社会的ストレスを軽減し、群れ内の関係性を緩やかに調整しているのではないか」と考察している。
人類はこれまで数千年にわたり、アルコールを摂取してきたが、なぜ意図的にアルコールを求めるのかはいまだに解明されていない。
人間の場合、アルコールを飲むとドーパミンとエンドルフィンが放出され、幸福感とリラックス感が得られることは知られています。
また、宴会などの伝統的な行事を通してアルコールを共有することは、社会的な絆を形成し、強化するのに役立つこともわかっています。
野生のチンパンジーがエタノールを含む果物を食べ、共有していることがわかった今、問題は、彼らも(人間と)同様の恩恵を得ている可能性があるかどうかです
エクセター大学の保全生物学・生態学者で、研究共著者のアンナ・ボウランド氏は、このように語っている。
今後この研究が進めば、「人間はなぜ酒を飲むのか」が明らかにされる日が来るかもしれない。
人類の進化の歴史にとって、酒を嗜むことはお互いのコミュニケーションを円滑にし、親族と非親族間のつながりを強化し、ひいては社会資本の構築にいたる重要な要素であったのかもしれないのだ。
それを調べるためには、良好な関係を築いた個体を長期にわたって観察し、摂食行動や社会行動の変化をモニタリングするとともに、食品中のエタノール濃度を測定する必要があります
霊長類たちが当たり前のようにアルコールを摂取するとなれば、我々人類と酒の切っても切れない関係も納得するしかないわけだ。
種としてのヒトが現生人類に進化するまでの間に、もしかしたらアルコールは非常に重要な役割を担っていたのかもしれない。だからって見境なく泥酔して良いわけではないけどな。
References: Wild chimpanzees share fermented fruits / Wild chimps filmed sharing ‘boozy’ fruit
















🐵チンパンA 「そのくらいにしておけ~」
🐵チンパンB 「おま、悪酔いするから~」
🐵チンパンG 「うっせー、うっせー、うっせーわ!」
🐵H「ただ酒は旨い」
またギャートルズ案件だ 美味しそうだったな父ちゃんが飲むサル酒
飲みにケーションだね♡♡
まるで おっちゃん
AIの絵ってやっぱ独特
発酵した果実を口にするってことは、意外と「苦味」を楽しむ感覚あるってことなのかな?
🐵「マティーニ、ステアではなくシェイクで」
🐵「トニックウォーター買ってくるまで待てぃにー。」(苦)
子供の頃結構好きだった映画『ビューティフル・ピープル/ゆかいな仲間』 のマルーラの実を食べて酔っぱらうキリンやゾウやサルを思い出した
ああ! 渥美清がナレーションのやつ
最後に雨が降るのが感動的だった!
コメ主さん、下戸?
苦いか??
味蕾が多い人は苦みを感じる、長年の酒で味蕾が死んでいくと感じなくなって
アレの味が昔と変わったとか頻繁に言うようになる
私は酒は飲まないが、同じく「発酵した果実に苦み??」と ちょっと引っ掛かった。
子供の頃よく仏壇から下ろした傷みかけの果物を食べたり
搾ってビンに置いておいたオレンジ汁が2~3日後には発酵しかけていたりしたことはあるが、
独特の発酵臭に「おうっ…」となったり、炭酸っぽいシュワシュワ感を感じたりはしたものの
「苦い」と思った記憶がない。
炭酸のピリピリ感のことを「苦い」と表現しているのか?
それとも、メロンなんかのウリ科植物が生成するククルビタシンか?
あるいは、アルコールの舌への刺激?
ここらへんの総合で、発酵果実に苦みを感じる子供と感じない子供がいても
個人差の範疇であって、味蕾の劣化とは別物な気がするが。
飲み会の感じは、故カンジ
ディスカバリーかなんかで、発酵果実を食いすぎて、二日酔いになってるチンパンジーやってたの見たことある。この記事によると、酔うまでいかないってかいてあるから、ワイが見たのは、嘘(作り物)だったのか。
日本猿も、ヤマブドウで猿酒を作るよ!
人類の祖先は果実を巡る争いでチンパンジーの先祖に敵わず落ちてくる実を拾い集めることに甘んじて二足歩行を始めた。完熟した実は発酵してアルコールを含んでいたので人類は好んで酩酊するようになった。これを人類酔っぱらい仮説という。ほんまかいな。
次は〆のラーメンを食べるチンパンが見つかるんじゃないかな。
猿拳と酔拳を同時に使えそう
発酵した匂いは好ましいね
感覚的には酒を飲むというよりウイスキーチョコを食べるに近いんじゃないだろうか
何をいまさらって思うんだが。
もう50年ほど前の映画のなかで木の実がアルコール発酵してそれをサルやキリンが食べにきて酒盛りみたいな事やって酔っぱらったシーンがあった。
愉快な仲間たちとかって映画だったと思う。
歌舞伎町行けば毎日見れるよ
酔ってましぇん、酔ってましぇん、れんれん大丈夫れす もういっこいきましょ~ ひっく うぃ~
トナカイだかヘラジカだかも、熟しすぎた樹の実で酔っ払ってたよな
あと、ヤスデかなんかの毒でトリップしてるんじゃないかと言われてる猿もいたよーな。こっちは寄生虫に対抗する手段て説もあったけど。
パンノミは子供の頃小説「海底ニ万海里」に出て来て、食べてみたいな~って思った
今でもトンガの主食の1つらしい
日本人の実食感想は「ゆでたジャガイモやサツマイモみたい」だそうで、拍子抜け~