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これ食べて!シャチがダイバーに食べ物を分け与えようとする姿が南極でとらえられる

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(著) (編集)

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image credit:BigBlueDivingKohTao/facebook
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 ひ弱に見える人間をほっとけなくてついお世話したくなってしまった、とでもいうのだろうか?シャチが、人間に自分で捕った魚をおすそ分けしようとしている姿が話題になっている。

 それは南極でダイバーのカメラがとらえたメスのシャチの意外な行動だ。

 そのシャチはダイバー目がけてまっしぐらに泳いでくると、おもむろに口を開け、獲物である魚の一部を差し出すかのようにそっと放した。

 まるでわが子を養うように、自分の餌を分け与えてくれているように見える。

 この展開、前に南極の海で水中撮影していたダイバーが、狩り上手なヒョウアザラシに心配されて、ペンギンをごちそうされた件を彷彿させる。

 もしや今回も、過酷な南極で狩りができないドジな子認定されたとか?シャチのやさしさや愛情までもが伝わってくる驚きの動画を見ていこう。

ダイバーにおすそ分け!南極で出会ったシャチの意外な行動

 この映像は、2022年1月30日にタイのダイビング センターBig Blue Diving Koh TaoがFacebokに投稿したもの。少し古いものだが、SNSではシャチの貴重な姿として、定期的に反響を呼んでいる映像だ。

南極の海中で、ダイバーにぐんぐん向かってきたシャチ

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image credit:BigBlueDivingKohTao/facebook

よほどのスピードだったのか1度カメラにぶつかったような?

それで去るわけでもなく、すぐに体勢を立て直したらしきシャチがおもむろに口の中の何かをこっちに放ってきた

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image credit:BigBlueDivingKohTao/facebook

ってこれ…魚のヒレ?これを運んできてくれたのか!

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image credit:BigBlueDivingKohTao/facebook

 ダイバーが一度浮上するとまもなく、シャチもすぐ引き返していったようだ。

 それにしてもなんと面倒見の良いシャチだろう。

 まるで過酷な南極の海の中で、狩りもする様子もなく、ただじっと水中にいるダイバーが心配になり餌を分けてくれたように見える。

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image credit:BigBlueDivingKohTao/facebook

 人間はシャチから見たらひ弱に見えるので、「あんたそんなに痩せてちゃここじゃ生きていけないわよ、はい、これ食べなさい」と、わざわざ泳いできておすそ分けしてくれたのかな。

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 投稿主のBig Blue Diving Koh Taoからはこんなメッセージが。

南極海でメスのシャチが、自分が獲った魚をダイバーにごちそうしようとしていました。野生のシャチは危害を加えてこない人間を襲うことはありません。また、メスのシャチは食べ物の95%を子どもや孫に分け与えることで知られています。

 シャチといえば、海の獰猛な捕食者のイメージが強く、近年では人間のボートを襲う集団も複数報告されている

 だがこれも、人間の船と出会って何か嫌な思いをしたため、そのシャチが船を敵認定し、その危険性を仲間に伝え、身を守るために船を襲うようになったのかもしれないという説も浮上している。

「意外と優しい」「友達みたい」の声

 この動画を見たユーザーからは、シャチのイメージが変わったという声も続出。怖いイメージだったシャチの温かい一面にふれて感動した人もいたもよう。

・シャチって意外と優しいんだね!野生の中の温かさを感じた
・今まで怖いイメージだったけど家族を大切にするシャチに胸が熱くなった
・こんな風にお魚を差し出すなんて、おやつをくれる友達みたいで最高!
・ダイバーも一瞬焦っただろうけど、これは貴重なすごい体験
・こういう生き物も思いやりや助け合いの精神を持っているんだなってしみじみ感じた
・シャチにこんな一面があることに驚いてる
・観ただけで心が和んだわ

高い育児能力で子どもと餌を分かち合うシャチの社会

 事実上シャチは海の中では向かうところ敵なしの、ナンバーワンの捕食者だ。だが厳密には、野生のシャチが、何も危害を加えてこない人間を狙って襲い、命を奪った記録はまだないという。

 カラパイアの読者ならご存じのように、近年の研究により、彼らはとても知能が高く、高度な母系社会を築くことがわかってきた。

 とりわけ群れのリーダーを務める年長のメスは知識が豊富で、高い育児能力をもつという。

 そうした育児能力は、群れを構成する母親シャチたちがしょっちゅう行う「並外れた食物分配行動」からもうかがえる。

 その行動とは、たとえ息子が狩りを覚えても、自分の獲物を分け与えるというもの。わが子が大きくなってもつい分け与え、食べさせたくなってしまうって人間界でも聞くようなケースだ。

 研究者たちは、これが生存率が極端に低く、生後1年以内に最大50%死亡するともされるシャチのオスの生存率と繁殖の可能性を高め、群れの繁栄をより確実にするのに役立つとみている。

 なお2021年にダイバーで映像プロヂューサーのブライアン・スケリーさんも同様の体験をした。

 巨大なメスのシャチが、食べかけのエイを「1口どう?」とすすめるようにむけてきてくれたそう。こっちもひ弱に見える人間を放っておけなかったのかも。

Orca: The moment a killer whale shares its catch with Brian Skerry

 わが子や孫のために餌をとり続けては分け与えるメスのシャチの愛情深さよ。ついでに見ず知らずの異種なダイバーにまでおすそ分けだなんてどんだけ懐が深いんだ。

 厳しい環境の中でもともに助け合い、子どもを大切に育て上げていくシャチ。

 そんな姿が垣間見えた今回の動画は、あらためて多くの人の心に響いているようだよ。

編集長パルモのコメント

パルモの表情、普通

かつてオーストラリアでは、先住民の漁師たちがシャチの集団と協力して、一緒にクジラ狩りを行っていたくらいだから、現代の人間も海の覇者、シャチとうまく共存できれば海の生態系について深く知ることもできるし、危険から守ってくれるかもしれないね。

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この記事へのコメント 39件

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  1. 俺だったら最初の頭突きでゴッフ...ってなりそう。

    • +39
    1. 実は前方不注意でぶつかったお詫びにくれた可能性も・・・

      • +40
  2. ヒョウアザラシ撮影してたらペンギン貰ったダイバーの映像がつべにあったような。

     自分も子供の頃、隣の家の猫がよくヒヨドリやドブネズミ届けてくれたけど、トロくて狩りも満足に出来そうにない可哀そうな子だから施し与えてやんなきゃって感じなのかね?

    • +35
      1. 禿の中年太りのオッサンってもしかして理想の流線型!?

        • +4
  3. シャチの世界にも飴くれるおばちゃん的なのがいるのか…

    • +79
    1. 人生で初めて「母性本能」が何なのか理解できた気がする

      • +9
      1. 飴ちゃんくれるのは母性だったのか‼️ありがとうオバチャン

        • +4
  4. 七つの海のティコで育ったワイ
    泳げないから海は嫌いだけどシャチは好き
    サメ退治してくれるしイルカ以上の知能あるから人間とは上手く共存しなさいって親から教えられてそう

    • +20
  5. おー、よう来たのワレ 肉でも食わんかいワレぇ~♪

    • +14
  6. シャチが人間を襲わないってのは良く聞くけど、そもそもなんで襲わないの?
    アザラシは普通に襲うんだから優しいからなんて理由ではないよね
    サメやクジラも襲うから人間が大きいからって理由でもないだろうし

    • +12
    1. シャチは偏食傾向が強いから、というのは良く言われてるね
      同じシャチでも群れによって狙う獲物にかなり差異があり、
      例えばアシカを獲物とする群れは魚を見つけても殆ど食べない
      各海域で手に入りやすい動物を選択的に食べていて
      数の少ない動物はそもそも獲物と見なさないのかも知れない

      生身の人間はどの海域でも少数派の動物だろうから
      根本的にシャチのメニューになり難いんだろう

      • +41
    2. んーなんだろう、ニンゲンって基本、食べられないもので体覆ってるんすよね。
      胃に悪そうなものをわざわざ狙ってまで食べたくないんすよね。
      あ、ホラ。子供が喉詰まらせたら大変じゃないすか。

      だから素っ裸で泳ぎに来てくれたら良いと思いまーす

      • +16
    3. ほんと、そうなんだよね。
      自分も以前から、どうしてなんだろう?と思ってるの。

      • +10
    4. 多分、人間含め陸上の生物はシャチにとって必要不可欠な栄養が全く足りてないというのは理由の一つにあると思います。
      シャチにとって陸上生物のほとんどは、不味いし栄養ないし食べるとこないし、食うに値しないのはあると考えています。
      あとまあ揉めると面倒くさいのもありそうです。

      • +24
    5. サーファーやシュノーケルしていては毎年何人もサメに食い殺されてるのに、ダイバーはシュモクやヨシキリ等、いわゆる人食いサメを見に行くツアーが人気な程滅多に襲われないんだよね(おびき寄せる為に血や肉を撒いて興奮させた結果の事故はある)。

      • +6
    6. シャチは親から食べさせてもらった獲物しか襲わない
      ので多分人間は餌と思ってない

      • +8
    7. Aiに聞いてみた。

      シャチが水辺の人間に接近することがありますが、これはオタリアや他の獲物と間違えているためであり、意図的に人間を捕食することはありません。

      その理由として、シャチの高い知能が挙げられます。彼らは人間と敵対することが自らの種にとって壊滅的な結果を招くと理解していると考えられています。そのため、人間を積極的に捕食するような行動は避けている、という説があります。

      人間と直接会話はできませんが、シャチの知能は私たちと同等レベルである可能性も十分に考えられます。

      • +1
  7. 早く帰りな。さもなきゃコイツみたいになるぜ
    かも知れない

    • +30
  8. 豪快にバシバシ背中叩いて飴ちゃんくれるオバチャンかな?
    シャチにしてみたらチョンと袖を引くくらいの奥ゆかしさかもだけど

    • +16
  9. アメリカの水族館でシャチがペリカン捕まえたら、独り占めしないで家族みんなで分けて仲良く食べてた。
    仲良きことは美しき哉だが、見た目は普通にスプラッタだから観客とスタッフ真顔でしたね…

    • +31
  10. これ罠の可能性もワンチャンあるけどね
    前に動画で魚をわざと吐き出してその魚に寄ってきたアザラシだかを丸呑みにして海に潜るってことを平気でしてるから
    人間の前に魚を吐き出して檻から出てこないかな?ってしてた可能性もワンチャンありうる

    • +5
  11. ダイビングスーツの質感で仲間に見えてるのかな

    • +4
  12. カメラに当たった時の弾み具合がなんか良い。
    あとお腹灰色で変わった柄に見える。

    • +3
  13. シャチからみたらめっちゃ奇妙な形の生き物だしな。海まで来る霊長類いないし。

    • +3
  14. というか何の魚のヒレをくれたんだ?かなりデカくね?

    • +8
  15. いったんカメラにばいーんってなってるの
    かわいい

    • +7
  16. 野生動物の行動を人間の常識で考えるのは間違いのもと。全く別の意図がある可能性もある。
    人間を襲わないのは 多分 見慣れない、食べたことのない生き物だから警戒しているだけかも。
    魚なんかは目についたものは とりあえず 口の中に入れる習性からルアーでも釣れたりする。やはり シャチは知能が高いんだな。

    • 評価
  17. シャチは賢いから、ダイバーを釣ってるのかもしれない

    • +2

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