この画像を大きなサイズで見るスコットランドと言えばタータンチェック、その柄には公式に登録されているものだけでも何千種類もあるが、2025年2月、魔女狩りの犠牲者に捧げられた唯一の柄が初めて認定された。
この3色柄のタータンは16~18世紀にかけて、魔女として無実の罪をきせられ、殺された何千人もの犠牲者たちの名誉を称え、その無残な死を悼むものとして作られた。
犠牲者のほとんどは見せかけの裁判と不当な有罪判決の後、絞首刑にされた。遺体は焼かれ、適切な埋葬もされなかったのだ。
魔女狩りの裏の真意
何世紀にもわたって行われた魔女狩りは、迫害された人々を服従させ、沈黙させるのに都合のいい手段だった。
ヨーロッパでは、民間療法や助産術といった女性にもっとも関係の深い慣習を忌み嫌い、汚名をきせるのが発端だったことが多い。
アメリカでの顕著な例は、1692年から1693年にかけて起こったセイラム魔女裁判だ。200人以上のなんの罪もない人たちが魔女だと告発され、14人の女性を含む19人が絞首刑になった。
スコットランドでは1563年に制定された魔女法が200年近くもちゃんとした法律としてまかり通ることになり、何千人もを死に追いやる虐殺行為を正当化した。
この画像を大きなサイズで見る魔女狩り犠牲者の名誉を回復する運動
魔女狩り犠牲者に対する正式な政府の恩赦と国家的記念碑の建設を求めて活動している擁護団体「スコットランドの魔女たち」はこうした魔女裁判の84%が女性対象だったと推定している。
2022年、当時のニコラ・スタージョン首相から謝罪は確保できたものの、公式の恩赦や歴史的記念碑計画は棚上げになっていた。
そんな中、「スコットランドの魔女たち」の共同創設者クレア・ミッチェル氏は魔女狩りの犠牲者たちを称え追悼する別の方法を思いついた。
この画像を大きなサイズで見る魔女狩りの犠牲者たちに捧げる新たな柄のタータンチェック
ミッチェル氏はデザイナーのクレア・キャンベル氏と共同で、魔女狩り犠牲者たちに捧げる新たなタータンを制作したのだ。
その3色配色、織り方、模様すべてがスコットランドの魔女裁判を思い起こさせるものになっている。
赤い糸は犠牲者たちの血、灰色の糸は犠牲者たちの遺体を焼いた後に残った灰を表し、ピンクの糸は法的文書を束ねるのに使われるテープの色を模しているという。
タータン全体を構成するそれぞれの黒いスクエアには、魔女法が施行され続けた年月を表す173本の糸が使われ、細い線は15ないし17本の糸で構成されている。
15は魔女法が可決された年の数字の合計(1+5+6+3)、17は廃止された年(1+7+3+6)を表している。
「このタータン柄は、生きた記念碑を作るための製品を作り出すのに織られることだろう」スコットランド登記所に記録された「スコットランドの魔女たち」の項目にはこう記されている。
新たに登録されたこのタータン柄は2025年5月には市場デビューする予定だという。
他のタータン柄とは異なり、着用者は特別な家族や一族に限定されず、不当に迫害され、弱い立場にある人々を支援するため、誰でもこの柄を身につけることができるという。当時も今もその思いは変わらない。
この画像を大きなサイズで見るタータンとは
日本ではタータンチェックということも多いが、正式にはタータンと言う。
もともと柄の違いによってスコットランドの各氏族(クラン)を表し、日本の家紋のような位置づけとする見方もある。
世界的に広がったため、タータンを正式認定するスコットランドタータン登記所が設立された。タータンの定義には下記のような条件がある。
・ウール糸を使って綾織りにする
・2色以上の糸を使い、直角に交わるようにする
・経糸(たていと)、緯糸(よこいと)に使う糸の色と数が同じ
上記条件を満たし、スコットランドタータン登記所に登録されたもののみがタータンを名乗ることができるそうだ。
編集長パルモのコメント

タータンチェックと聞くと、女子高生のスカートの柄とかバーバリーが思い浮かぶのだが、スコットランドでは伝統に裏打ちされた、意味のある柄なんだね。魔女を偲ぶための新たなタータンチェックは色合いもなかなかおしゃれ。似たようなものは見たことあるけどちょっとずつ違うんだろう。2025年5月から市販されるとのことなので、ファッション業界で使用されるのかな?
References: Popsci
















・水に沈める
浮いたら魔女、沈んで数十分後に無事生きてたら人間
死んだら知らん
・聖なる炎
手や全身を突っ込んで熱がったら魔女、
熱がらず数十分耐えたら人間、
死んだら知らん
天秤で比べて聖書より重かったら魔女
軽かったら重さを操ってる魔女
黒猫飼ってたら魔女
大きなホクロは悪魔の印!
男の狂気や
ちなみに魔女は男でも認定されます。
そもそも元の語源である「Witch」には男女を区別する意味が含まれていません。
なので魔男とかは存在せず、総じて「魔女」なんだとか。
かの悪名高い魔女狩りでもニ割程度は男でした。
Witchが女性魔術師として認識され始めたのは13世紀頃。で魔女狩り時代の15世紀~に突入するとWitchは女性魔術師を指すようになった
語源は古ゲルマン語で女性魔術師を指すwicce(ウィッチェ)。男はウィッカ(wicca)
当時男性魔術師に使われたのは記録にあるもので異端者(heretic)、魔術師(sorcerer、wizard)。ウォーロック(warlock)も一応ある
女は一括りにWitch。犠牲者もほぼ女性なので魔女狩りと呼ばれてる
男Witchはセイラムやスコットランド等で僅かに見られたが、告発内容は妻を庇っただの裁判を批判しただの、魔女の仲間として扱われたもの
そして裁いた裁判官は全員男性。スコットランドイングランドスペイン、米仏独伊。当時女性は公職に就けなかった
タータンチェックの歴史知らなかった、、由来知るとかっこよく見えてきた
>犠牲者の名誉を回復する
なんて上から目線な思考なんだろう
名誉を回復してやる
ありがたく思え
そんな思考が見え隠れしている
「犠牲者はいつもこうだ。文句だけは美しいけれど…。」
いや、「名誉回復」って
冤罪に対する無罪判決とか
誤報に対する訂正広告みたいに、
名誉棄損に対する原状回復措置を指す用語だよ。
>魔女狩りの犠牲者に捧げられた唯一の柄が初めて認定された
>赤い糸は犠牲者たちの血、灰色の糸は犠牲者たちの遺体を焼いた後に残った灰を表し、ピンクの糸は法的文書を束ねるのに使われるテープの色を模しているという。
私なら白い花などを捧げたくなるし
色柄なら潔白や真実を表すようなのがいい気がするけど、タータンはもっと直接的な選び方なのかな
魔女は黒い衣装のイメージあるし、喪の色としても追悼に合ってる気がする。
確かに一箇所くらい「潔白の白」でも良さそうだけどね。
魔女に捧げるのではなく、魔女扱いされた無実の人に捧げるタータンの話だよ
クランフォークというゲームでクランのタータンを体験できるけど
クラン毎にタータンと座右の銘みたいなのが決まっていてだいたい勇敢とか正義とか王のためにとかなのに
マッキントッシュ氏族は「手袋なしで猫に触わるべからず」
ことわざかなんかなんだろうか
おもしろーい
実は遺伝的に猫アレルギー持ちの人が多いとか(妄想ですが)
「手袋なしで猫に触るべからず」って言い回し、海外の小説を読んでいた時に見た事あるよ。
そこでは手袋なしで猫に触ると引っ掻かれる、つまり事に当たる時は迂闊に手を出さずにそれ相応の準備をしろ、みたいな意味だった気がする。
ありがとうそういう意味だったんだね
そのゲーム黒猫いなかったような気がするので次プレイするときは黒猫がいるかどうかも見ながらやろうかな
ベイシティローラーズ 「なんだってー!」
チェッカーズ 「だからなのかー!」
タータンチェックって元々それぞれの部族の模様とかだったりそれぞれに意味があったはず。
でもこの模様も似たような感じで安価な服メーカーから売り出されるんだろうなぁ。。
某高校でスカートにタータンチェック使うことになったんだけど
あれ借りるのな
つまり良い柄があれば、それを管理してる団体に申請して契約を結んで使用料を払う仕組み
もし日本で同じ柄を使うところがあれば、それは借りられないそうだ
なぜかというとタータンチェックの由来が「家を表す=戦場で死んでも誰かわかる」ということでも使われていて、その歴史からもし事故事件にあっても身元がわかるように、なんだって
そういえば真田紐(注1.)も戦死してもわかるようにパターンを変えていたそうで
考えることは同じというか、戦いに行く者への家族の想いがわかるね
注1.真田紐はサナダムシに似てることからその名がついたという(嘘)