この画像を大きなサイズで見る気候変動による地球温暖化の影響で、世界の都市はますます暑くなっている。涼しい木陰を投げかける樹木は、熱されたコンクリートジャングルでホッと一息つける緑のオアシスだ。
だが本当の意味で都市部の街を涼しくするには、一体どれだけの木を植える必要があるのか?
新たな研究では、それを計算するための樹木と気温低下の普遍的な法則を明らかにしている。
都市全体を冷やすには何本の樹木が必要になるのか?
樹木が都市を涼しくしてくれるのは、単純に物理的な効果ゆえだ。木は地面から吸い取った大量の水を空気中に放出している。
その水が葉から蒸発する際、大量の熱が吸収されていく。くわえて木陰だって温度を下げる効果がある。
そうした樹木による天然のエアコン効果はよく知られていることだ。だが、それを都市という単位で見た場合、本当のところどのくらい効果があるのだろう?
これまでのほとんどの研究は、1つの通りやほんの狭い区画など、かなり狭い空間での効果しか調べてこなかった。
それらの研究でわかったことは、木の樹冠(枝や葉が集まった部分)の面積が1%拡大すると、その付近の気温が0.04~0.57度下がるというものだ。
では都市全体となるどどれくらいの木の本数が必要となるのだろう?同じことを都市全体でも言えるのか?
そこで今回、世界の生態系に関する科学的研究を専門とする米ニューヨークを本拠とするケアリー生態系研究所と、中国科学院などの研究チームが調査を行った。
この画像を大きなサイズで見る気候の異なる4つの都市を調査
今回の分析対象となったのは、中国の北京と深圳、アメリカのボルチモアとサクラメントの4都市だ。
それぞれがある地域はかなり気候が異なっており、北京とボルチモアは温帯、深圳は亜熱帯、サクラメントは地中海性気候帯にある。
この4都市の衛星画像を入手し、それを都市の1区画に相当する小さなマス目に区分する。
そのうえで各マス目の樹冠の面積と気温との関係を割り出し、その結果をより大きな範囲に当てはめていく。
この画像を大きなサイズで見る都市を冷やすのに必要な樹木の数を導き出す法則を発見
ここから判明したのは、樹木のエアコン効果は範囲が大きくなるほどアップするということだ。
例えば北京では、1マスの樹木が1%増えると気温が0.06度下がったが、北京全体となると0.18度涼しくなっていた。
研究チームのジョウ・ウェイチ氏は、「冷却効率がスケール全体でべき乗則に従っていることを発見しました」と、プレスリリースで説明している。
しかもこの法則は、気候が異なる4都市すべてに当てはまっているという。そのため世界中どの都市でも同じ法則であると考えられる。
この画像を大きなサイズで見るこの結果を踏まえれば、ある都市で望ましい冷却効果を得るために必要な木々の本数も計算できるようになる。
例えば、ボルチモアなら木の面積を1%増やせば、0.23度涼しくなると予測される。もしも1.5度涼しくするなら、木の面積を6.39%増やせばいい。
こうした結果は、都市計画の立案に携わる人たちにとっては便利なツールになると期待されている。
研究チームの今後の予定は、もっとさまざまな気候の都市でも法則が当てはまるのか調べ、この自然による温暖化対策がどれほど効果的なものなのか検証することであるそうだ。
この研究は『PNAS』(2024年11月4日付)に掲載された。
References: How many trees does it take to cool a city? / How many trees does it take to cool a city? | EurekAlert!













おお! 考えて見れば当然かもしれないというか、経験的に樹木が増えれば涼しくなるというのはわかっていたけど、それを計算式にできるってのは新しいですね。
そうするとヒートアイランド対策にどれくらいの比率で樹木を増やすと良いかの都市計画がやりやすくなるってことで素晴らしいです。 樹木だけでなく、草本というのかな雑草地を含む草の影響、あるいは川の影響なんかも今後取り込まれるとバランスの取れた都市ができそうですね。 今後に期待です。
今年の夏は、部屋の周りに
ポトスの鉢を10個並べてみた。
涼しくなった(気がする)
0.04~0.57度なんて幅がありすぎて予測指標に使えない
なんで都内は散水車が出ないの?
関西では昔から夏になるたびに走ってたぞ
打ち水の習慣すらない都内が酷暑になっても当たり前
打ち水に本当に効果があるかは科学的な根拠に乏しいんだ
地域によってはかつては散水車で散水していたけど取りやめた所もある
こたえ:
アスファルトで蒸し暑くなるから。
焼け石に水っていうやつですな。
元々湿度が高い地域では
気化熱による気温の低下よりも湿度の上昇により
人間の汗が乾き辛くなって
余計に暑くなるからではないかと思われます
確かに木を植えればないところよりは涼しげになりそうだけど、ウチの界隈は都市計画で何十年か前に植えた街路樹が、剪定もしてるけどいよいよ巨大になりすぎて倒木の危険、落ち葉もものすごく、定期的に処理はしてくれるけど、とても追い付かず、仕方なく個人が毎日ごみ袋2~3袋分くらい掃いている。根元の雑草も子供の背丈ほど伸びてもなかなか除草してもらえない。
木を植えるなら何十年も先を見据えて管理にかかる人出や費用も忘れてほしくないな。生き物だからね。
広島の大通り沿いに植えてある様々な樹木は、原爆を落とされ焦土と化した広島に、日本中から寄贈されたんだ。
最近管理が追いつかず倒木する事故が起きてるけど、きちんと大切にして後世に残していきたいな。
誰の土地に植えるかですなあ
うちは困るよって奴ばっかりで進まない
日本の場合はただでさえ新興住宅地では庭の管理ができないからと、
コンクリート打ちっぱなしにして、庭が皆無な家が多いし
公共用緑化樹も毛嫌いされる風潮にあるから、「木を増やして」なんてのは…無理ですねぇ
衛星写真の各マスということは高層建築の高さはわからないのだろうか
高層建築密集地帯と低層建築メインの地帯でも樹木の面積が同じなら気温変わらないのかな
最近の夏で茹だっているからこの分野の研究発展してほしいところ
あくまでそれら4都市に限った話でしかなく、一般化するには気温と湿度を加味しないとなんとも言えないと思う
閾値超えると一気に効率が落ちる可能性も高い
その辺は学術論文あるあるって事ではあるけど
なんかもうシムシティっぽいな
落ち葉記事なんて海外の話なのに否定的なコメントばっかりだったじゃん
常緑樹だって敷地や虫や日陰の問題とかあるのに都市の気温が下がるレベルの緑化なんて無理だと思う
樹木多くてもコンクリばかりだと日陰にしかならないしそれじゃ猛暑には対抗できない
人工物多い、樹木のデメリットを受け入れないじゃどうにもならない
自分は水道もないような山の中に住んでるんだが確かに森の中は涼しくなるけど最近は夏の超高温化で森の中でも蒸し暑い10年前は夏でも朝方とか寒くて目が冷めたのだが今は冷房必須
山には木を植えてフェーン現象を緩和して、都市にはソーラーパネルのアーケードを配置して直射日光を減らす、送電ロス無くす方がよくね?
ソーラーパネルのアーケード!良いですね!
でも結局どこの誰が管理するのかとか問題が出ちゃうんでしょうねぇ…
飢えれば終わりではない。樹木の手入れは大変よ 害虫駆除、剪定、落葉清掃処分と維持費も膨大に成ります。
おまけに野鳥、カラスが棲みついて繁殖期に人を襲ったり、フン害で大変よ
植物による都市冷却は無理
鏡で反射しろ
>1マスの樹木が1%増えると気温が0.06度下がった
これは「もともとあった樹木の量に対して」1%増えると、ではなく
「1マスの面積に対して」1%増えると、という理解でいいんだよね?
植物も適用出来てないから枯れるんじゃね? だって今年サボテンすら枯れて倒れたんだよ?
樹木の効果を出すためには定期的なメンテが必要になり
都市の管理となると莫大な予算が必要になってくる
結果植えなくなるのがいつもの流れ
「脳化社会」そのもの