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自然の中を散歩すると注意力が回復するという研究結果

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(著) (編集)

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 元々人類は、人工物のない自然の中で暮らしていた。そのDNAがは今日に至るまで受け継がれているようだ。新たな研究によると、自然の中で過ごすことで注意力が回復し、集中力が上がることが明らかとなったのだ。

 被験者に脳波計測用の電極を頭に装着しながら自然の中を散歩してもらったところ、脳波の記録からは、自然との触れ合いが脳の注意力を高めてくれることが、改めて確認されている。

 自然を満喫しながらの散歩は、ただ散歩をしただけ以上の効果があるようだ。

脳の注意力を削った後、自然かコンクリートエリアを散歩する実験

 米ユタ大学のチームによるこの研究は、参加者(92人)に40分間ほど散歩をしてもらい、自然との触れ合いが脳の注意力に与える影響を調べたものだ。

 具体的には、まず被験者が散歩に出かける前に、しばらくの間1000から7ずつ引いた数を次々と計算してもらう。これはかなり大変な作業で、どんなに数字に強い人でも10分もやれば、精神的にクタクタになる。

 こうして脳の注意力を削っておいてから、大学のキャンパス内を散歩してもらう。コースは2種類あり、被験者は「緑豊かな樹木エリア」と「無機質なコンクリートエリア」のいずれかを散歩する。

 このとき被験者には脳波を測定するキャップをかぶってもらい、研究チームは散歩中の脳の活動を観察することができた。

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photo by Unsplash

自然の中で散歩すると注意力が回復することが判明

 その測定結果を、樹木エリアとコンクリートエリアを散歩した人で比べてみる。すると自然と触れ合うことで注意力が回復することが確認されたのだ。

 どちらのコースを散歩した人も、同じだけ運動したことに変わりはない。それでも脳波に差があるということは、自然との触れ合い自体に注意力を高める効果があるということだ。

 過去にも同じような研究結果はいくつもある。

 『Scientific Reports』(2024年1月22日付)に掲載された研究では、「自然の中での散歩は、運動による効果以上に、脳の特定の実行制御プロセスを高める」と述べられている。

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photo by Pixabay

人はDNAレベルで自然を求めている可能性

 だが、なぜ自然との触れ合いにそんな効果があるのだろうか?

 一説によると、私たちにはDNAレベルで自然と触れ合いたいという原始的な欲求があるのだという。こうした、人間は草木や動物とのつながりを本能的に求めているという考えを「バイオフィリア(生命愛)」という。

 ひるがえって現代の都市の生活環境を眺めてみると、スマホ・自動車・コンピューター・コンクリートといった自然とは正反対の環境にある。

 研究チームによると、都会のジャングルの中だけで暮らし、自然と触れ合う機会が減っていることが、私たちの健康を危険にさらしている可能性があるという。

 もしも、あなたが最近あまり調子が出ないと感じていたら、自然との触れ合いを増やしてみてはどうだろう。たったそれだけで色々なことが解決されるかもしれない。

References:Immersion in nature enhances neural indices of executive attention | Scientific Reports / How a walk in nature restores attention / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 13件

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  1. 普段ジャングルで暮らしてる人が街に出たら同じような反応になるんじゃないか?

    • 評価
  2. 目も良くなるよね。

    スマホで近視気味になってる人は積極的に自然の中を歩いた方がいい。視力回復もそうだけど、動体視力も上がるよ

    • +4
  3. 猟師なので毎日野山を駆け巡ってますが忘れものが多いタイプです(汗

    • +1
  4. 良い意味で五感が刺激される実感はある

    • +7
  5. 環境からの情報量の違い…とかだろうか?
    然程自然に馴染んでない人だと樹木も鳥も区別付かなくて情報処理する必要がない訳だし
    身の危険を感じる動物でも寄って来ない限り頭は休ませていられる
    街だと車、歩行者、広告とか普通にしてても常に何かインプットせざるを得ない
    治安悪い所だと尚更他に回す余力が無さそう

    植生とか自然に詳しい人が森林歩いても同じ結果が出るのかが気になる所だな

    • 評価
  6. ぼへーと芝生を歩きながらっ得の富士山を見ると
    妙に感動しほわほわする

    • +2
  7. 単純に自然の中の方が刺激が多いからでは
    視覚・聴覚・嗅覚に訴えるものが多いし、虫や鳥など野生動物の気配もあり、無意識でも感じ取る情報が多いから、そりゃ注意力は高まると思う

    • -1
    1. >>9
      刺激だけならむしろ都会の方が多いと思うけどね

      • +2
  8. 自然との触れ合いじゃなくて野生との触れ合いだと思うぞ

    • 評価
  9. 冬こそ森林浴おすすめなんやでー
    変な虫飛んできたり蜘蛛の巣かかったりがほぼ無いし
    広葉樹林なら落葉してるから日差しで明るい
    乾いた落ち葉を踏み歩くのも気持ちいい
    植木や並木の道歩くのとはやっぱ違う

    • +4

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