この画像を大きなサイズで見る早朝の静かな住宅街を、小さなポニーが軽やかな足取りで歩いていく。まるで朝の散歩を満喫しているように。そしてその後を、パトカーがゆっくりと追いかける。
なんとも緊張感のないこの追跡劇は、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼで実際に発生した事件である。
目撃者からの通報で現場に急行した深夜勤務の警察官たちは、道路をかっ歩するポニーを追跡の末、無事身柄を確保することに成功した。
警察もこんな平和な事件ばかりなら、そりゃあ笑顔になろうってもの。なお、このポニーは無事に飼い主のもとへ帰ることができたそうだ。
住宅街をかっ歩するポニーに警察が出動
2026年7月23日の午前5時25分ごろ、カリフォルニア州サンノゼ市エバーグリーン地区で「馬が逃げている」との通報が、サンノゼ市警察(SJPD)に寄せられた。
通報のあった場所に駆けつけた警察官たちは、住宅街を歩き回るシェトランドポニーを発見。驚かせないようパトカーでゆっくりと後を追った。
この画像を大きなサイズで見るサンノゼ市警は、この出来事をユーモアたっぷりに公式SNSで紹介している。
パトカーの「馬力」のおかげで、現場へ向かった隊員たちは住宅街を駆け回るポニーを発見。
その後の聞き込み捜査によって飼い主を突き止め、前の晩に逃げ出していたポニーを無事に返すことができました。飼い主もひと安心だったそうです。
この小さな冒険好きが無事に家へ帰り、もうあちこち歩き回らなくて済むようになったことを、私たちもうれしく思います
これまでにもあったポニーの脱走劇
逃げたポニーを警察が追いかけるという騒動は、珍しいようでいて、ときどき世界各地で発生しているらしい。
2012年には、アメリカ・カリフォルニア州モデストで、シェトランドポニーが約2時間にわたって住宅街を逃げ回り、最後は騎馬警官が誘導して保護された。
また2015年には米テキサス州フォートワースでシェトランドポニーが州間高速道路I-35に迷い込み、警察が投げ縄などを使って無事に捕獲している。
さらに2016年には、イギリス・クローリーでシェトランドポニーが約1時間にわたって市街地を駆け回り、これも警察がロープを使って保護。
同じ年にはイギリス・グロスターシャー空港で別のシェトランドポニーが滑走路に侵入し、一時的に航空機の離着陸が見合わせとなる騒ぎも起きている。
身体は小さくても力持ちなポニー
ポニーは馬の一種だが、一般的な馬より体が小さく、がっしりとした体つきを持つ品種が多い。
今回逃げ出したシェトランドポニーは、スコットランド北方のシェトランド諸島原産で、体高は約71~107cmと、ポニーの中でも特に小柄なことで知られている。
寒冷地出身のため体つきはがっしりしており、小さくても力が強く丈夫なのが特徴だ。古くから荷物運びや農作業、荷車の牽引などに利用されてきた。
狭い坑道でも働けることから、19世紀のイギリスでは、炭鉱でトロッコを引く「ピットポニー」として使われていた歴史もある。
この画像を大きなサイズで見る現在のポニーは、農作業や荷物運びで活躍する機会は少なくなったものの、子供向けの乗馬や乗馬クラブ、ふれあい牧場などで広く親しまれている。
また、小柄で扱いやすいことからペットとして飼育されるほか、海外では動物介在 療法(アニマルセラピー)や教育活動に活躍する例もあるそうだ。
今回のお騒がせポニーが、ペットとして飼われていたものなのか、あるいはどこかで仕事に就いていたものなのかはわからない。
幸いなことに、住宅街を舞台にした今回の小さな追跡劇は、ポニーを含めた誰一人ケガをすることなく幕を閉じたという。
この画像を大きなサイズで見るReferences: Evergreen On Hoof Alert As San Jose Cops Wrangle Runaway Shetland Pony
















美しいたてがみ
「ハイ前のポニー止まりなさい」