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テキサスの大洪水で取り残されたペットたちの救出。270匹以上を保護

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(著)

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Image credit:Austin Pets Alive!
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 2026年7月中旬、アメリカのテキサス州中南部を記録的な豪雨が襲い、鉄砲水による甚大な被害が発生した。

 人間が避難を余儀なくされる極限の混乱の中、数多くのペットたちが過酷な状況に取り残されてしまった。

 この事態を受け、いち早く命を繋ぐために現場へ向かったのが動物保護団体の救助隊員たちだ。

 彼らは危険な封鎖地域へと足を踏み入れ、数多くの動物たちを救い出し、洪水が始まって以来、270匹以上の動物たちを受け入れている。

参考文献:

記録的豪雨による鉄砲水で取り残されたペットたち

 2026年7月16日(現地)深夜、アメリカのテキサス州中南部を局地的な豪雨が襲い、壊滅的な鉄砲水が発生した。グアダルーペ川の一部では一気に水位が約9m以上も上昇した。

 米国立気象局(NWS)が緊急避難を呼びかける中、濁流が街を飲み込んでいった。

 同地域は1年前にも壊滅的な洪水の被害を受けたばかりで、復興途上の中での再びの悲劇となった。

 テキサス州のグレッグ・アボット知事の発表によれば、1300人以上の緊急対応要員が派遣され、水没した車や住宅から200人以上が救助された。

 予期せぬ災害において優先すべきは、「自分の命を守るための行動」が鉄則となっている。

 迅速に行動するよう命じられ、自分が避難するのに手一杯な状況では、ペットを守ることができなくなる。

 ペットたちを連れていくことができず、浸水していく住宅や敷地内に取り残されてしまうのは、飼い主にとっては無念なことで、災害時に付きまとう問題だ。

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Image credit:Austin Pets Alive!

封鎖地域へ出向き、取り残されたペットたちを救出

 心配する飼い主たちにかわり、取り残されたペットの救助に向かったのは、災害時の訓練を受けたテキサス州を拠点とする動物保護団体「オースティン・ペッツ・アライブ!(Austin Pets Alive!: APA!)」だ。

  APA!の救助隊員は、住民が避難を完了した直後の浸水地域へ向かった。

  安全上の理由から該当地域はすでに警察や行政によって封鎖されていたが、地元消防署に事情を説明し、特別な協力を得て水没地帯への立ち入りを許可された。

 危険と隣り合わせの濁流の中、救助隊員は増水し続ける水に浸かりながら、動物たちの捜索を開始した。

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Image credit: Austin Pets Alive!

災害現場から多くの動物たちを救い出す

 捜索を開始してからの3時間、救助隊員は休むことなく動き続けた。

 現場の状況は過酷なものだった。 屋外に設置された犬舎はすでに半分以上水に浸かっており、逃げ場を失った犬が極限の恐怖に耐えていた。

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Image credit:Austin Pets Alive!

 浸水した小屋の中では、鳥かごの中に閉じ込められた状態の子猫も発見された。

  救助隊員は怯える動物たちを自らの腕に抱え込み、時には現場にあった手押し車など使える道具をすべて駆使して、安全な高台へと運び出し続けた。

 目の前にある命を一つでも多く救うため、救助隊員は泥水まみれになりながら数多くの動物たちを救い出した。

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Image credit:Austin Pets Alive!

飼い主に引き渡し、他施設と連携して全員を保護

 現場から救出されたペットたちの安全が確保された後、APA!は飼い主である家族と動物たちを再会させるための活動に着手した。

 さらに家を失い、ペットの世話を続けることができなくなった家族から、直接子犬の兄弟を引き取るなどの個別支援も行っている。

 また、地域の公立保護施設とも連携して動物の受け入れ枠を拡大している。

 災害時には公立施設に通常の10倍もの迷子動物が殺到し、施設がすぐに限界を迎えてしまうからだ。

 公立施設では新しい動物のスペースを確保するためだけに、迷子動物の保管期限を過ぎた動物から順に殺処分されてしまう現実がある。

 APA!の社長兼CEOであるエレン・ジェファーソン博士は、「殺処 分が行われる前に、動物たちを安全な場所へ引き出すために我々はここにいる」と強い決意を表明している。

 APA!は洪水発生から現在までに270匹以上の動物を受け入れている。

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 災害時は国と行政、保護団体が一体となった社会のセーフティネットが欠かせない課題となる。

 アメリカ、カリフォルニア州では、山火事で取り残された愛犬と5日後に奇跡の再会を果たした男性の事例をきっかけに、災害発生後、取り残されたペットたちを救出し、飼い主との再会を支援する体制の整備を義務付ける法案が可決され、2026年1月1日より施行されている。

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この記事へのコメント 16件

コメントを書く

  1. 救助するのはいいことだけど、前もって避難する方法はないのだろうか。
    公民館や学校に避難するとなると動物嫌いの人もいるだろうから、難しいのかもしれないけど…

    • +6
    1. マイナス付いてますが、地震ならともかく、豪雨やハリケーンなら予報である程度備えることはできるはずです。
      というか、人もペットもまずは防災という観点から見ることが大切なのでは?

      • +12
      1. 避難所ついでに少し話がズレるかもだけど、独身の大人で個人で備えがある人は避難所に行かない方が良いという話を読んだ。曰く、「あなたは元気なんだから子供/お年寄りに譲れ」と老人や子供連れに搾取されるからとの事。なるほどと思った。

        • +2
    2. 震災の時にペットと一緒にいるため避難所に行かずに
      車中泊で過ごした人たちはたくさんいましたね。

      • +9
    3. 何でこれマイナスくらってんの?
      私も前もって避難できるならそれにこしたことはないと思う

      • +16
    4. 事前に避難しておこうとか日本の様な
      防災意識なんて無いんじゃね❓

      • 評価
  2. ありがとう…ありがとう…(合掌し消えゆくおじさん)

    • +12
    1. おじさん…!?
      おじさーーーーーん!!!!

      • +3
  3. 「災害時は国と行政、保護団体が一体となった社会のセーフティネットが欠かせない課題となる。」
    天災大国日本にこそこういうのが必要では?
    取り残されるペット達と、家族同然の彼らを置いていかなければならない人達のことを考えると苦しくなる。

    • +24
  4. そういえば、福島で放置されたペットはどうなったんだろ?

    • +1
    1. 何ヶ月も立ち入り禁止区域にされて、沢山のペットが、壮絶な亡くなり方をしましたよ。
      家に閉じ込められた子たち、冬の福島で外に放された子たち⋯。
      避難する乗り物に「動物は乗せられない」と言われ、その場で放さざるを得なかった話も、いくつも聞きました。

      動物愛護団体が必死に救助に入りましたが、助けられなかった子が大勢います。
      詳しくは書きませんが、あの時に拡散された、数々の悲惨な画像を忘れることはありません。
      飼い主さん達の悲嘆は、想像を絶したと思います。

      ペットだけでなく畜産動物たちも同様でした。
      私は個人的に、このことだけでも原発を許容することが出来ません。
      災害の時に、動物にも心が行き届く社会になることを願っています。

      • +1
  5. 日本でもイオンモールのペットショップから救出されたね
    まあ優先順位を考えた上で、出来るだけ助けてあげてほしい

    • +12
  6. 負けるなテキサス!
    Texas is good! Everything is big!

    • +7
  7. 破傷風とかの危険性もあるのに・・・ありがてぇ ありがてぇ( ;∀;)

    • +8

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