この画像を大きなサイズで見るUFOは宇宙人の乗り物なのか。それとも別の何かなのか。この手の話題は昔からオカルト界隈の定番だが、アメリカでは思わぬ騒動に発展した。
発端は、長年にわたってエクソシストを務めてきたカトリック司祭が、「多くのUFO目撃は実際には悪魔の仕業だ」と語ったことによる。
この発言を行ったのは、ワシントンD.C.の大司教区に所属する司祭、スティーブン・ロゼッティ師である。
彼の発言は教会側に問題視され、ロゼッティ師19年間も務めたエクソシストとしての職を解任されることになったのだ。
「UFOを悪魔と結び付けた」としてエクソシストが解任
アメリカの首都ワシントンD.C.のカトリック大司教区は、2026年6月3日に発表したプレスリリースで、以下の声明を発表した。
ワシントン大司教区は本日、ロバート・マケルロイ枢機卿が、ニューヨーク州シラキュース教区の司祭であるスティーブン・ロゼッティ・モンシニョールを、ワシントン大司教区のエクソシスト職から解任し、ワシントンD.C.に所在する「聖ミカエル霊的刷新センター(St. Michael Center for Spiritual Renewal)」と大司教区とのあらゆる提携を終了したと発表した。
マケルロイ枢機卿は、ロゼッティ・モンシニョールがUFOを悪魔的存在と結びつけた発言と、同センターによる最近のSNS利用が、悪魔、悪霊、エクソシズムに関する教会の非常に厳密な教えを著しく損なうものであると述べた
問題となったのは、ロゼッティ師が5月29日にSNSに投稿した動画の内容だったという。
この「UFOと悪魔」を結び付けて語ったという投稿は、彼自身のアカウントからは現在すべて削除されている。こちらはXに貼られた切り抜きである。
ロゼッティ師は動画の中で、UFOの目撃やエイリアンの存在は、実は悪魔の仕業だと話している。
ここには危険が潜んでいます。エクソシストとして、私はその危険を指摘したかったのです。
悪魔は隠れることを好みます。彼らは私たちに、自分たちがしていることを知られたくないのです。私たちが気付いていない時の方が、悪魔はより効果的に働けるからです。
彼らは私たちの心に入り込み、世の中の物事を操って、私たちを悪事に駆り立てることができるんです
彼は動画の中で、悪魔についてこのように語っていた。
この悪魔についての認識は、カトリック教会の見解と何ら矛盾していない。問題はこの後である。ロゼッティ師は次のように付け加えてしまったのだ。
私自身の個人的な考えとしては、おそらく多くの、あるいはほとんどのUFO目撃は、実際には悪魔の仕業なのです。
悪魔は私たちにはできないことを行えます。そのため、人間には不可能な速度や、さまざまな現象が起きるのです
この画像を大きなサイズで見る元米空軍で19年間、悪魔を祓い続けたエクソシスト
ロゼッティ師はInstagramで14万8000人以上のフォロワーを持つ、ちょっとした宗教界のインフルエンサーだ。
司祭になる前はアメリカ空軍に所属する軍人だったという、一風変わった経歴の持ち主でもある。
その後は大学で心理学の博士号を取得。臨床心理士の資格を有する心理学者として大学で教鞭をとり、神学校や司祭養成課程での教育にも携わってきた。
そして過去19年間にわたって、ワシントン大司教区のエクソシストとして奉仕してきたという、経験豊富な本物の「悪魔祓い師」だったのである。
この画像を大きなサイズで見るオーブもポルターガイストもすべてが悪魔の仕業?
ロゼッティ師によると、以下の15の現象が起こっている場合、それは悪魔がそこにいる兆候を示しているんだそうだ。
- 腐敗した動物の死骸のような強烈な悪臭がする
- 家の一部だけ極端に気温が下がる(家の大半は快適な温度なのに、特定の場所だけ凍えるほど寒くなる)
- 理由もなくドアや窓が開閉する
- 電化製品が異常動作を起こす
- 犬がおびえたような声で遠吠えする
- 物が理由もなく動いたり消えたりする発生源がわからない打撃音や衝撃音が聞こえる
- 光の球が部屋を横切る(オーブ?)
- 黒い影のような人影、あるいは「シャドーマン」が現れる
- 理由もなく押されたり突き飛ばされたりする。階段で起こる場合もある
- 口笛や不気味な声が聞こえ、呼びかけられる
- その場所に入ると強烈な恐怖や吐き気を覚える
- 祈りを唱えていると「やめろ」や「出て行け」というメッセージが現れる。鏡に書かれていたり、声として聞こえたりする
- 体を触られている感覚や、引っかき傷やあざができたように感じる
- 悪魔に胸を押さえつけられ、体が動かなくなる感覚
日本ならこういった現象は悪魔ではなく、死者の霊が引き起こす心霊現象としてとらえる人の方が多いのではないだろうか。
ロゼッティ師は、死者の霊が現世に留まるのはあり得ないと考えているようだ。カトリック教会では、人は死後直ちに天国・地獄・煉獄のいずれかに向かうとされているからだ。
しかし煉獄には、時に神の摂理によって、私たちの祈りを求めてコンタクトをとってくる魂がいます
煉獄とは、「天国へ行く前の浄化の段階」にいる魂がいる場所だ。神に背いたわけではないとしても、罪の影響や霊的な未熟さが残っている場合がある。
そのような死者は煉獄に送られ、天国に入る前の浄化を受けるとされている。この煉獄にいる魂は、時として現世の我々に影響を及ぼすことがあるというのだ。
とはいえ、死者の魂が現世に戻ってくることはないわけだから、自分の家や事故現場などに居座る地縛霊や、この世をさまよう浮遊霊といったいわゆる「幽霊」という存在は、カトリックの教義とはすこぶる相性が悪いのである。
この画像を大きなサイズで見るカトリックでは宇宙人よりも悪魔の方が現実的存在
では、宇宙人に関してはどうだろう。カトリック教会の公式見解や教義として、「宇宙人は存在し得る」とされているわけではない。
だが、ローマ法王のヨハネ・パウロ二世は、かつて子供から宇宙人について尋ねられた際、「彼らも神の子である」と答えたという。
また、バチカン天文台で天文台長を務めたイエズス会士で科学者のガイ・コンソルマーニョ氏は、基本的にUFOの目撃情報については懐疑的だ。
しかし知性と自由意志を持つ神の創造物である以上、もし存在するとしたら、「宇宙人は私たちのいとこ」だと語っている。
だから「神の子」「創造物」としての宇宙人は、カトリック的には悪魔ではなく、人間側の存在だとみている可能性はある。
とはいえ、煉獄にいる霊も宇宙人も、人間の前にそう簡単に姿を現すものではない。それよりも、そういった存在を騙り、人間を欺こうとする悪魔のほうが、カトリック教会にとってははるかに現実的な問題なのだ。
つまり、カトリック教会は悪魔の存在は認めているが、「UFOの多くは悪魔によるもの」としたロゼッティ師の見解は、認められないということなのだろう。
この画像を大きなサイズで見る実は枢機卿との確執が解任の要因だった説
ロゼッティ師も、もちろん悪魔の存在を信じている。というより、カトリック教会の正式なエクソシストである以上、それは教会の教えの一部でもある。
つまりカトリックの司祭としては、悪魔の存在こそが現実であり、だからこそUFOや宇宙人も「悪魔の仕業」となったのかもしれない。
だがその一方で、問題の発言の中でロゼッティ師は、UFOの件はあくまでも「個人的見解」であると明言している。
また、同じ動画の中で、彼はUFOだけでなく「祖母の霊」や「宇宙人」と交信したとする人たちの例を引き合いに出し、「それらは悪魔が成りすましている可能性がある」と述べている。
そのため、このニュースを知った人たちの中には、今回の解任劇はカトリック教会としてではなく、マケルロイ枢機卿とロゼッティ師との間の確執が原因ではないかと考える向きもあったようだ。
今後も教会に忠実に
聖ミカエル霊的刷新センター(SMC)とは、ロゼッティ師が創設し、代表を務めているアメリカの非営利団体である。
カトリック教会の公式機関でもバチカンの組織でもない。ただ、ワシントン大司教区と提携関係にはあったようだ。
SMCのウェブサイトに掲載された声明の中で、ロゼッティ師は大司教区の行動に心を痛めていると述べた。
ワシントン大司教区が聖ミカエル霊性刷新センターとの提携を解消するという決定を下したことを、私は深く悲しんでいます。
私が教会の教導権の教えに忠実でなかった点があれば、どうぞお赦しください。特に「異星人と悪魔」に関する動画においてです。
私は教会に従順であることが極めて重要だと信じています。そして私自身の活動とセンターの活動すべてが、今後もそのような従順さのもとに置かれるよう努めてまいります
また、SMCも声明を出し、ロゼッティ師が引き続き同センターの代表を務めること、しかし今後は別の場所に移り、ワシントンD.C.が拠点ではなくなることをメンバーに伝えている。
ロゼッティ師は「エクソシスト日記」というブログを書いていて、いろいろな悪魔祓いの事例が読めてなかなか面白かった。
彼がエクソシストでなくなってしまった今、もうこのシリーズが読めなくなってしまうとしたらちょっと残念かもしれないな。
References: atholic Church Boots Exorcist After He Said UFOs Are Demons / Washington archbishop removes exorcist after UFO comments
















スペースサタンやな
キリスト教徒の中には神と宇宙の知的生命体(宇宙人)を結びつけて考える思想を持つ人達もいるからな
Exotheology、宇宙神学とか外宇宙神学って言うらしいけど、そういうものの信奉者からするとよりによって悪魔と結びつけられるのは許せんのかもね
SF小説「幼少期の終わり」みたいに宇宙から飛来した上位の存在オーバーロードが、「巨大な翼、鋭い角、槍のような尻尾、そして赤く輝く目を持つ、キリスト教の悪魔そのもの」って見た目だった時、バチカンとかどう判断するんだろうか。
ピンポーン♬
「夜分遅くにすいません~異端審問官のノヴァクといいます~」
「あなた何でもUFOや宇宙人について研究しているとか、、、」
UFO戦士「なんだと……」
UFOロボ「ならば我々は一体……」
ダイアポロンとグレンダイザー
御台所にはクレンザー
「ちょっと、頭冷やそうか……?」
(演・田村ゆかり)
連邦の白い悪魔の事だろう。まさかカトリックがジオン軍だとはな….
ゆかり王国の白い悪魔ももうすぐ、国連所属で復活するぞ。
聖ミカエル霊的刷新センターというワード
タイトルの「ベテランのエクソシスト」というワードに思わず吹き出してしまいました…😅
そうか…エクソシストにもベテランっているんだよね…と
宇宙人やUFOが物理的に存在するものだとしたら悪魔にはならないんじゃないか?そこらの定義はきちんとしてもらわないと。
まあ日本の心霊なんてのも
仏教ではなくキリスト教の影響だしな
胡散臭い
十字架と聖水で退散 ~🛸
キリスト教含めた一神教の、こういう「気に入らないやつは皆異端」て考え本当にどうかと思うわ。
もっと多神教のおおらかさ見習えばいいのに
カトリック信徒です。
カトリックは縦社会であり、SMCがバチカンの公式認定団体でなくても、ロゼッティ師は教区に所属しており、司教や枢機卿は彼を指導する立場にあるし監督責任があるため、異動させたのは当然のことだろう(修道会所属司祭の場合も修道会の上層部と所属する教区に監督責任がある)枢機卿と不仲だろうと仲良しだろうと指導は必要。
なんだかスピ系にハマった司祭にも思えるが、悪魔祓いの場を離れて違う環境でやり直してもらいたいと切に願う。
UFO(今はUAPね)と宇宙人(この呼び方もどうかと思う)をイコールで結びつける人の言う事は信用するなってオカルト系の人が言ってたなあ
ちゃんと個人的見解であることを述べているから、発言自体は問題じゃないと思うけどなぁ
日本だと近代まで何か異常なものを見聞きしたら「狐の仕業だから現実ではない」というふうに迷信と現実主義の混ざった反応が見られた。理由を説明できる知識のない人でも不思議な物事に惑わされないという点は狐や悪魔の功だと思う。
神も悪魔も宇宙人由来という話もあるね
地球は宇宙からの「移民」だらけなんだとか
見た目は人間(地球人)でも中身は悪い宇宙人の子孫で、子供を食べたりしているとか言われている(だから現在も沢山の子供たちが誘拐されたりしている)
これは、鋭いこと言ってんね、この司祭。UFOにも詳しいんだろうね、でなければこんな発想はでてこない。
実をいうと、UFO、宇宙人現象は、霊現象と共通の現象があるので、霊の一種だとワイは考えている。
最近の『ムー』でも、そういう解釈の記事が出てきているね。
エクソシスト自体が悪魔の手先で茶番を演じているだけって疑いをもたれてしまっているんだから仕方がない
UFOと名前が付けられていても、不明な存在なんだから、どうとでもいえるし、反論されることもない
魔女裁判と同じ構図なんだよ