この画像を大きなサイズで見るアメリカで、ある家族が潮の引いた干潟に、巨大な赤い生物が取り残されているのを発見した。世界最大のタコ、ミズダコだ。
陸に上がると自分の体重を支えられず動けなくなってしまい、長くても1時間ほどしか生きられない。
なんとかタコを助けようと家族は、専門家に連絡をした。
救助隊員らは、タコに海水をかけ続けながら体全部が水に浸れる場所まで運んでいった。
すると、タコはまるでお礼を言うかのように、救助隊のブーツにそっと腕を巻きつけ、ゆっくりと海へ消えていった。
海の浅瀬に取り残されてしまった巨大なミズダコ
ワシントン州北西部に位置するパディラ湾は、アシカやカワウソ、カニなど多様な生き物が暮らす豊かな沿岸生態系だ。
湾に面したベイビュー公園では潮の満ち引きが激しく、引き潮になると泥と砂が広がる干潟(ひがた)が姿を現す。
普段は美しい自然の見どころだが、潮の動きに気づかなかった海の生き物にとっては命取りになることがある。
2023年3月、公園を訪れていた家族が、巨大なミズダコが泥の上で身動きできなくなっているのを見つけた。
ミズダコは、北太平洋に生息する世界最大のタコで、体重は通常10〜50kg、記録では272kgに達したこともある。
腕を広げると最大5mにもなる巨体だが、陸に上がると自分の重さを支えられず、ほとんど動けなくなってしまう。
おそらく浅瀬で獲物を追いかけているうちに潮の引きに気づかず、気がつけば身動きが取れなくなっていたとみられている。
この画像を大きなサイズで見る救助要請を受け専門家チームが現場へ急行
取り残されたミズダコを助けてあげたいと思った家族は、すぐにベイビュー公園管理局に知らせた。
管理官のブランドン氏はすぐに現場にかけつけたが、一刻も早く救助する必要があると判断し、近くにあるパディラ湾国立河口研究保護区の環境教育者アニー・イングランド氏に連絡を入れた。
河口研究保護区は、川と海が交わる河口域の自然環境を研究・保護するための施設だ。
連絡を受けたイングランド氏は、10年間この保護区で働いてきたが、ミズダコの救助は過去に一度しか経験がなかった。それほどまれなことだという。
ングランド氏は同僚のミラ・ルッツ氏、ボランティアのショーン・ピーターズマーク氏とともに急いで現場へ急行した。
ミズダコは水の外では長くても約1時間しか生きられない。一刻の猶予もなかった。
この画像を大きなサイズで見るタコを傷つけないよう、海水をかけながら誘導
現場に到着すると、赤みがかった体と長い腕が泥の上に広がる巨大なミズダコが、息も絶え絶えに浅瀬で身動きが取れない状態でいるのを確認した。
タコの皮膚は非常にデリケートで、素手で触れると人間の体温や皮膚の油分がダメージを与えてしまうおそれがある。
救助チームはまず、タコを守るために特別な装備を着用した。
チームはバケツで何度も海水をタコにかけながら、大型のトートバッグに海水を満たしてミズダコを誘導した。
タコが無事バッグに収まると、体全体が水に浸かれる深さのある場所まで慎重に運んだ。そこまでいけば、タコは自力で海に戻ることができる。
ありがとうのサイン?ブーツに腕を巻きつけ海に戻っていく
深い水のある場所までたどり着くと、救助チームはバッグをそっと開いた。
するとミズダコはゆっくりと腕を伸ばし、しなやかに体を動かしながら慎重にバッグの外へと出てきた。
そして救助にあたったイングランド氏とルッツ氏のブーツに、太い腕をそっと巻きつけた。
まるで「ありがとう」とお礼を伝えるかのようなその仕草に、救助チームは胸が熱くなったという。
やがてミズダコは腕をほどき、水の中へとゆっくりと戻っていった。
イングランド氏は後にこの瞬間を「魔法のようだった」と語っている。
この画像を大きなサイズで見る賢いくて認知機能も高いタコ
タコは無脊椎動物の中で最も知能が高い生き物の一つとされており、カラパイアでも何度かその驚くべき能力を紹介してきた。
8本の腕それぞれに神経細胞が分散しており、脳と腕が独立して動くという、ほかの生き物には見られない特殊な神経構造を持つ。
人間の顔を識別し、道具を使い、仲間に物を投げてコミュニケーションをとるといった社会的行動も確認されている。
鏡に映った自分の姿を認識できる鏡像自己認知の能力を持つことも報告されており、チンパンジーやイルカなど一部の哺乳類にしか備わっていないとされてきた高度な知性を、タコも持ち合わせているとみられている。
寿命がわずか2〜3年と短いため、その知性が十分に発揮されないまま一生を終えてしまうことを惜しむ研究者も多い。
ちなみに私は最近、Netflixで、ミズダコと人間の心温まる交流を描いたベストセラー小説を原作にした映画『親愛なる八本脚の友だち』を見たのだが、これがたまらなくハートフル!涙ボロボロながしちゃったよ。
タコが好きなおともだちでNetflixのサブスク契約をしている人ならぜひ見てほしい映画なのだ。
干潟でブーツに腕を巻きつけたミズダコも、助けてくれた人間のことをしっかり記憶して、もし海で遭難するようなことがあったら助けに来てくれるかもしれないな。その知能をフル回転して思いもよらぬ方法で!















タコさんたすかってよかったねえ助けてくれた皆さんありがとう
タコやイカは非常に賢いけど、寿命がハムスター並みに短くて長生きしないから飼育には向かないのよね
巨体のダイオウイカですら長くても5年程度らしい
知らなかった。結構な長生きだと勝手に思っていた
やはり、タコやイカは寿司のネタに最適…!
雄は交尾が終わると、メスは産卵後卵を守り卵から子供が生まれると命が尽きるって最近知った。
もし寿命がながければ人類を脅かす存在になっていたのかもね。
普通タコは簡単に浅瀬に取り残されないから、産卵終えた直後とかで、シンプルに寿命だったんじゃないだろうかと予想。
寿命は二年ぐらいだっけね。大きく育っているならもうあとわずかかもしれない。
海で再会するぐらい長生きするといいね。
よかったね、日本じゃなくて。美味し、、、いや、素敵な話だ
最後のは握手みたいなもんだったのかな
ほっこりした
食べるって発想が無い人達でよかったね
僕ならお刺身コースだ
タコは哺乳類だモーン!
お、「ザ・モモタロウ」の牛馬鹿丸か? 懐かしいな…
タコは知的な動物なので保護するべきって主張する外国人がいるけど
まず保護するのは中東で亡くなってる子供でしょって言いたい
助けてもらったって分かるんだね、
もう浜辺に取り残されたらダメだよ。
でっけーなぁ。
でも美味しいんだよな
生物として驚異的なスペックを誇りながら寿命は短いタコたち…生きる意味を考えさせられる
日本なら食べられてたかもね
アメリカで良かった
こういう話を知るとタコ焼きが食べられなくなるなぁ
マダコと違い、ミズダコは半生くらいの茹で加減で食べる刺身が最高
茹でる前に塩で揉んでぬめりを落とすが、面倒な場合は洗濯ネットに入れて二層式洗濯機で洗うとぬめりがしっかり落ちる
家族がタコを見つけて
専門家を探して電話して
専門家がやってきて救助するのに1時間
不可能じゃね
タコのさばき方を知っている自分は、あの場所にいたら、すぐにバケツを取りに行っただろう。夕ご飯のタコ料理を思い浮かべながら…。
昔のサッカーワールドカップで占い師をやったパウル君も…いやミズダコじゃなくてマダコだっけか
マダコくらいだと陸上でも割と自由に動き回れるけど
ミズダコサイズになるとやっぱキツいんだろうな
タコって寿命短いんだね…10年ほど生きると思っていたわ
タコ煎餅になるところじゃったのぉ
タコ煎餅が食べたくなったわ
お前ら恥を知れよ、アメリカもワシントンだけでも養殖タコ排斥の動きがある(=既に商業化されてる)程度にタコ食べるぞ。日本が海産業絡みの話の時バカになるのホント嘆かわしいわ
潮干狩り場に行った時、近くの家族連れの子どもがタコだって騒いでたな。
どうなったんだろ。管理された所だから持ち帰りダメかな?
イタリアでも普通にタコ食べるよ、タコ料理ある、タコのカルパッチョ