この画像を大きなサイズで見るアメリカのウエストバージニア州フェイエット郡で、路上をさまよっていた1匹のチワワが保護された。
保護施設で「ココナッツ」という名前をもらったチワワは、預かりボランティアの家に一時的に預けられ、その後正式な飼い主に譲渡された。
だが譲渡からわずか数日後、ココナッツはスーパーの駐車場で飼い主のもとから逃げ出した。飼い主は「手に負えないから」という理由で、ココナッツを探すことなく施設に連絡を入れた。
すぐに現場に向かった預かりボランティアの女性は、無事にココナッツを見つけ出し、再び自宅で預かることにした。
現在、正式な飼い主になることを真剣に考えているという。
同時期に保護された3匹の犬
ダニエル・ヘンリケスさんは、コッパー、トッド、チーフという3匹の犬を飼っているが、犬好きの彼女は施設に保護された犬たちを一時的に預かるボランティアを続けていた。
2026年4月、ココナッツ、マンゴー、ピーチという3匹の犬が、フェイエット郡動物保護施設に相次いで保護された。
ダニエルさんは、このうち分離不安を抱えていたピーチを一時的に預かって、自宅で面倒を見ることにした。
数日後、ピーチには譲渡先が見つかり、マンゴーも別の家庭に引き取られて行きったが、2週間が過ぎても、ココナッツには引き取り先が見つからなかった。
ココナッツはこれまで辛い経験をしてきたせいか、とても臆病で周囲に馴染めないでいたという。
ココナッツは施設でかなり苦労していました。怖がり過ぎて、最初は唸ったり噛もうとしたりしていたんです
最後に残った「ココナッツ」を一時預かり
しかし、そんなココナッツにも少しずつ変化が表れていた。「ここは安心で、人間は助けてくれる存在なんだ」と理解し始めたようだった。
そこでダニエルさんは、ココナッツの一時預かりも引き受けることにした。
最悪、浴室か寝室で隔離すればいいくらいの気持ちで、彼女を家へ連れて帰ったんです
ところが、ダニエルさんの家へやって来たココナッツは、わずか数分でまるで別の犬のようになった。
家へ来て数分で、まるで別の犬みたいになったんですよ。本当に、完全な甘えん坊になっちゃいました
先住犬たちともすぐに仲良くなり、特に11歳になるコッパーにはすっかり懐いてしまったんだそうだ。
コッパーはもともと、知らない人やほかの犬と接するのがあまり得意ではないタイプだったが、ココナッツとは不思議とうまくいった。
そしてその後数日が経つと、ダニエルさんととココナッツの間にも強い絆が芽生え始めた。
頑なだった小さな犬は、周囲を拒否していた殻を破り、優しく愛情深い性格を見せるようになった。
興奮するとおしっこを漏らしてしまうクセがあったが、ダニエルさんはそれを「うれション(喜びのあまりのこと)」ととらえ、あまり気にしなかったという。
「ずっとのおうち」が見つかったと思った直後、事態は急転
ココナッツを預かってから1週間もたたないうちに、彼女を正式に引き取りたいという人物が現れた。
間に入った施設を通じ、ダニエルさんはココナッツが抱えているさまざまな問題について、こと細かく相手に説明した。
その人物は「チワワを飼っていたことがあり、臆病な犬や分離不安のある犬にも慣れている」と話したため、ダニエルさんはココナッツにとって理想的な家に思えたという。
心が通い合ったと思ったら、別れがやってくる。一時預かりのボランティアにとって避けられない話だが、ダニエルさんはココナッツの幸せを祈りながら、別れを受け入れた。
だが、それから4日後、事態は一変する。ココナッツを引き取った相手から突然施設に連絡があった。
スーパーの駐車場でココナッツがハーネスから抜け出し、森へ逃げてしまった
相手は買いこんだ食料品を車に積んでいたからと、ココナッツを探すこともせず、家に帰ってしまったというのである。
さらに相手はこう続けた。
手がかかり過ぎるので、見つかってももう飼いたいとは思わない。そのまま施設に返したい
すぐに現場に駆けつけ、無事再会することに成功
施設から連絡をもらったダニエルさんは、すぐに車に乗り込み、現場のスーパーマーケットへ向かった。
本当に胸が張り裂けそうでした。私は1時間以上かけて現地へ向かいました。正直、見つかるとは思っていませんでした。完全に絶望的な状況だと思っていたんです
それでも、彼女は希望を失わなかった。車でココナッツがいなくなった辺りをぐるぐると周り、名前を呼び続けた。
彼女が行方不明だとわかっていながら、家にじっとしているわけにはいかなかったんです
探し始めてから45分が過ぎた頃、ダニエルさんはは遠く離れたところにようやくココナッツの姿を見つけた。
左右を見回しながら飛び跳ねるように走っている姿が見えたんです。もう一度名前を呼ぶと、彼女はそのまま私の方へ走って来ました
ココナッツはその後、ダニエルさんの車に飛び乗り、帰り道はずっと、彼女の膝の上で眠り続けていたという。
正式に引き取ることを前向きに検討中
ダニエルさんとココナッツが再会した時の様子は、SNSで拡散され、たくさんのコメントが寄せられている。
- 食料品なんか放っておいて、私なら犬を探し回る。たぶんあの人たち、ココナッツを捨てたんじゃないかな。因果応報が来るよ
- あの人たちは、もう二度と犬も他の動物も飼うべきじゃない。食料品の方が命より大事なら絶対ダメ。ブラックリスト入りにすべき
- 普段は、「フォスターフェイル(そのまま飼うこと)しちゃいなよ」なんて言わないんだけど、だって譲渡されれば新しいフォスター枠が空くから。でもココナッツは、もうあなたを選んでる気がする
- あなたを見た瞬間の安心した顔……。あの子はもうフォスター犬じゃない。あなたを選んだんだよ。家族だよ
- この子、「ごめんね、新しい人たちはイヤ。私はあなたが好きなの」って言ってるみたい
- やめてぇぇ、本当にそんな感じがしちゃう(ダニエルさんコメ)
- 私もフォスターしてるけど、毎回「もし何年後でも気持ちが変わったら電話して。すぐ迎えに行くから」って伝えてる
- 本当にそれ! どれだけ遠くても関係ない。あの子がいなくなった場所は1時間以上離れてたけど、迷わなかった(ダニエルさんコメ)
- 彼女は「家から逃げた」んじゃない。「あなたの家に向かって走った」んだよ、全力で
- 普段は犬と仲良くできないあなたの犬とも仲良くできてる。ごめん、でもこの子は「あなたの子になる運命」なんだと思う
- その通りかもしれない
- これを見ると、施設の様子だけで犬を判断しちゃダメだって本当に思う。彼女もきょうだいたちも無事でよかった
- 本当にその通り! 落ち着く時間が必要なんです
- この子、迷子になったんじゃない。あなたを探してたんだよ
- それは「運命の犬」ってやつだよ。もう手放しちゃダメ
- たぶん、あなたの言う通りなんだと思う
- うーん、もうその子を飼うしかないでしょ
- かなり本気で考えてます……でも犬4匹は結構大変なので
現在、ココナッツはダニエルさんの家でのんびり過ごしており、彼女自身も正式に迎えることをかなり前向きに考えている。
うちにはもう3匹犬がいるので簡単には決められませんが、真剣に考えています。夫を説得して正式に迎えようとしてるところです
ダニエルさんはココナッツのためにAmazonのウィッシュリストを公開したところ、たくさんのアイテムが送られてきて、嬉しい悲鳴を上げているという。
ココナッツの近況は、ダニエルさんのInstagramやで随時更新されているので、ぜひ遊びに行ってみてほしい。
















だめだー
こういう話は泣けてくる