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元飼い主から銃で撃たれた犬が、人間を信じることをやめず、人を救う介助犬になるまでの物語(アメリカ)

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虐待を受けた犬が介助犬になるまでの物語 credit:Melissa Amos/Facebook
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 無責任な飼い主に多頭飼いされ、銃弾を受けた犬が救助された。だがその後、やさしい飼い主のいる永遠の家を見つけた。

 人間からひどい虐待を受けていたにもかかわらず犬は再び人間を信じることに決めたようだ。

 新たな飼い主と深い絆を育んだ犬は、介助犬としての訓練を受け、今では飼い主に癒しをもたらし、交通事故から命を救ってくれる存在になったという。

元飼い主から銃弾を受けた犬

 アメリカ・イリノイ州に住むメリッサ・エイモスさんは、Facebookのグループアカウント『ICanHas Storytime』に愛犬ソーシャのことを綴った。

 ソーシャは子犬の頃、何十匹も多頭飼いをしている女性のもとで飼われていた。

 しかし、その劣悪な飼育環境を知った地方自治体は、女性から全ての犬を没収することを決め、それを伝えたところ、女性は理性を失って飼っていた犬を銃で撃つという悲しい事件が起こった。

 口の中に銃口を向けられたソーシャは、首に近い下顎部分を撃たれたが、幸いにも命は助かった。

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image credit:Melissa Amos/Facebook

 当時生後10か月だったソーシャは、その後同州マーフィーズボロにある動物救済保護施設『Wright-Way Rescue』に保護された。

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image credit:Melissa Amos/Facebook

永遠の家を見つけたソーシャ

 自宅でペットシッター業を営む動物愛好家のメリッサ・エイモスさんは、ソーシャに出会った頃は学校で動物行動学を学んでいた。

 犬が大好きなメリッサさんは、Wright-Way Rescueに持ち込まれたソーシャを見て、一目で自分にとって特別な犬だと感じたという。

私は、不安症やPTSD)、うつ病、広場恐怖症を抱えているので、私の不安を癒してくれる、穏やかな犬を求めていました。

施設でソーシャを見た時、他の多くの子犬とは違ってじゃれたり動いたりせず、ただじっと寡黙に座っていました。

その姿に惹かれるものがありました。運命を感じました。夫と一緒に翌日正式にソーシャを引き取りたいと養子縁組の申請をしたのです。

 メリッサさん夫妻に引き取られたソーシャは、メリッサさんの予感通り、すぐに彼女に心を開き、強い絆を育み始めた。

 ひどい虐待を受けていたにもかかわらず、ソーシャはメリッサさんに心を許した。優しく寄り添って眠るようになり、メリッサさんの気持ちを敏感に読み取り癒してくれた。

 メリッサさんの夫も犬好きで、犬の扱い方をよく心得ており、メリッサさんも動物行動学を学んでいたこともあり、まだ小さかったソーシャを2人でトレーニングすることにした。

 2人の愛情を受けて育ったソーシャは、後に介助犬(セラピー犬)として正式に訓練を受け、いつもメリッサさんと一緒に外に出るようになったという。

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image credit:Melissa Amos/Facebook

 そんなある日、ソーシャがメリッサさんの命を救う出来事が起こった。

ソーシャに交通事故から命を救われる

 解除犬の訓練を受け、成長していったソーシャがメリッサさんの命を救ったのは2018年のことだった。

 動物行動学を学ぶ最後の学年の授業を受けていたメリッサさんは、その日授業が終わって、ソーシャと一緒に車を止めている駐車場へと向かった。

 しかし、その途中で凍った路面で脚を滑らせ転倒。メリッサさんは咄嗟に路上から起き上がることができなかった。

 実はその前年に、腰の椎間板ヘルニアで手術を受けていたメリッサさんは、まだ完全に回復していなかったのだ。

 そこへ、車が走行してくるのが見えた。車は凍った道路で急ブレーキをかけるもすぐには停止できない。メリッサさんは自分が車に轢かれてしまうと感じた。

 だが、その窮地をソーシャが救ったのだ。ソーシャは、メリッサさんが持っていたリードを口にくわえ、メリッサさんの体を道路脇へと引っ張っていった。

 通りがかった人たちがその事態に気付き、メリッサさんが無事であることを確認し、助けの手を差し伸べてくれていた時も、ソーシャはずっとメリッサさんの傍から離れず、顔を舐め続けてくれていたそうだ。

 介助犬として訓練は受けたソーシャだったが、メリッサさん自身はソーシャに直接、そうした介助方法を教えたことがなかった。それだけにソーシャの咄嗟の行動に感動した。

時々、ソーシャを引き取った施設から犬を預かって、一時里親として世話をすることがあるのですが、ソーシャはどの犬とも仲良くしているし、私に犬の世話の仕方まで教えてくれます。

特に介助犬のベストを着た時は、「ママを助けてあげなきゃ」と思うようで、いつも私をサポートしてくれます。

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image credit:Melissa Amos/Facebook

 犬は、人間の気持ちを感じ取り、共有することができる、と複数の研究でも示唆されているが、ソーシャの場合は過去に辛い経験をしたからこそ、メリッサさんの心により一層寄り添える気持ちが強いのかもしれない。

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image credit:Melissa Amos/Facebook

 Facebookでソーシャのストーリーを知ったユーザーらからは「ソーシャはヒーロー犬だね」「これぞ真の美しい物語」「なんて素晴らしい犬なの!」といった声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 9件

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  1. ものすごい不衛生な環境になって
    多頭飼育崩壊してる人って
    心が病んでいるのか
    「私のペットが奪われる‼️」って
    助けを受け入れないんだよな…

    • +20
    1. >>1
      アニマルホーダーって精神疾患らしいね

      • +14
  2. 心優しいワンの話にしんみりしてたところに「腰の椎間板ヘルニアの手術の後に凍った路面で転倒」て経緯を見て自分の腰がヒッ!てなった。

    • +9
  3. ドラえもんでも犬の話し合ったな、、
    自分の飼い犬をいじめてる少年がいて
    ドラたちがそいつを懲らしめようと透明になって脅かすと、
    そのいじめられてた犬が飼い主を守るって話。

    • +4
  4. これ系の子のレントゲン写真はかなりきつい
    犯人は同じ目に遭わせても理解できないんじゃないかと思う

    • +1
  5. 介助犬と聞いて一瞬モヤっとしたけど
    セラピードッグだったんだね

    • 評価
  6. ソーシャ、人間ってこんな生き物だけど
    みんなひどい奴じゃない。心をひらいてくれて
    ありがとう。これからもよろしくね。

    • +2

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