この画像を大きなサイズで見るアルゼンチンの川岸で発掘された巨大アルマジロの化石には、アメリカ大陸にはすでに2万1000年前に人類が存在していただろうことを伝える痕跡が残されていた。
そのアルマジロは、重さ2トンもあった、グリプトドン亜科、ネオスクレロカリプタス属(Neosclerocalyptus)の仲間だ。
化石だけでも素晴らしいものだが、なんとそこにには人間がその肉を解体処理したときについた切り傷がついていたのである。つまり当時の人類は、この巨大アルマジロを食べていたのだ。
この発見は、アメリカ大陸にはこれまでの定説より5000年も早く人類が到達していたことを裏付ける新たな証拠のひとつになるという。
2万1000年前に、巨大アルマジロを解体して食べていた痕跡
巨大アルマジロ、グリプトドンの仲間、ネオスクレロカリプタスの化石は、2016年にラ・プラタ国立大学チームによって、ブエノスアイレス州メルロのレコンキスタ川沿いで発掘された。
発掘されたのは骨盤帯の大きなプレート・尾椎・尾管(caudal tube)といった部分だ。これらを完全な骨格と同じように並べてみたところ、そこに残されていた傷跡が動物の歯によってつくものとは違うだろうことが明らかになったのだ。
驚いたことに、それと一致する傷跡は、狩猟採集民が原始的な石器を使って死体から肉を取り出すときのものと同じだった。
この画像を大きなサイズで見るさらに放射性炭素年代測定などによって、骨と骨が残されていた川岸の堆積物の年代も分析されている。
ネオスクレロカリプタスの化石が発見されたのは、川沿いの渓谷の底の一番古い層からだ。
そして、この地域で行われた過去の地質学的研究と今回の分析結果を照らし合わせるなら、化石は今からおよそ2万1000年前の、更新世最終氷期極大期のものだと考えられた。
定説よりも5000年前に人類がアメリカ大陸で暮らしていた可能性
こうしたことから言えるのは、大昔アメリカ大陸に暮らしていたこのネオスクレロカリプタスが、2万1000年前に人類によって解体処理されたということだ。
つまり、これまで人類がこの大陸にやってきたとされてきた時期の5000年前に、すでに人類がそこに存在したことを告げているのだ。
この画像を大きなサイズで見るこれまでの説では、人類がアメリカ大陸に到達したのは1万6000年前のこととされてきたが、最近ではそれよりももっと前から彼らがそこにいたらしい痕跡が発見されつつある。
こうした痕跡は、これまでなら例外的なもので、どのようにして起こったのかは不明であるとされることが多かった。
だが近年では、最も権威ある学術誌に掲載される研究の中にも、アメリカ大陸最初の人類は2万~3万年前と推測するものが増えてきているのだそうだ。
この研究は『PLOS One』(2024年7月17日付)に掲載された。
References:Cientificos de la UNLP descubren el registro de presencia humana mas antiguo de Sudamerica ≫ UNLP / Ancient giant armadillo bones reveal oldest human life in America / Evidence for butchery of giant armadillo-like mammals in Argentina 21,000 years ago / written by hiroching / edited by / parumo
















なぜ先住民の痕跡が見つかりにくいか、それは氷河期で
出来るだけ暖かいとこに住んでたから
そこは出来るだけ低いとこ、現在は海面上昇で海の底だから見つかりにくい
可食部位あったのかなぁ
>>2
カメと同じ構造だとして脚の付け根から4つ分の
デカい肉がとれる。スッポンやミドリガメは大きめの
カラアゲが4つとれるイメージ。首も肉が取れる。
「ああ、グリプトドンか知ってるよ」と思わせてくれる
ドラえもんってやっぱすげーな。
>>4
わかる
ドラえもんで履修済
あの装甲を槍で貫くのはなかなか大変そうだから
首あたりの鎧の隙間を狙ったのかな。
または落とし穴戦法。
>>5
旧石器時代の落とし穴猟は縄文人と南米が最古級
太平洋横断ルートのポリネシア人が関わってるのかね
>>12
太平洋横断ルートだと、ポリネシア人は南米より遥か手前の南東ポリネシアに到達するのが紀元後1000年かもうちょっと早いくらい。それ以前はポリネシアに人類の痕跡はない。縄文時代や南米旧石器時代にこのルートが関係している線は無い。アラスカ経由で入ってきた人類が南米まで拡散していき、そこの気候に合わせて独自に発展させた技術だと思う。共通点のように見えるならば収斂進化かな
ネイティブアメリカンのご先祖様は、そりゃ遡ればいるよね。いつから居たのかって話はアメリカと日本で大分温度差違うんだろうな。
アフリカ発祥の現生人類がアメリカ大陸へ渡るにはベーリング海峡を越えるしかなく、そのためにまずシベリアの極寒気候に適応する必要があって、結局は氷河期時代(最終的には1万2千年前くらいまで続く)が終わらないことには無理だろうと考えられてきたし、考古学的証拠もおおむねそれを肯定するものだった。まぁ考古学者は古いほど正義って考えを捨てられない人たちがいて、遺物や痕跡をもっと古い時代に比定したがる研究者も少なくなかったんだけど
今回の発見が決定的な証拠となるならば、現生人類は氷河期時代の真っ最中にシベリアの冬を越せる技術を手に入れ、推定されていたよりずっと早くアメリカ大陸に進出し南米まで到達していたことになる。本文中にもあるように、早ければ3万年前には進出していたということになると、『銃・病原菌・鉄』(もう30年も前の書籍だ)においてアメリカ大陸での農耕の始まりがユーラシアよりずっと遅かった原因の一つとして、そもそも人類の到達が遅かったのだという理由は、最新のデータでは半ば否定されつつあるのかもしれない
>>7
今でいうジャガイモ・トウモロコシ・サツマイモがかなーり前から「栽培」されていたとのことなので、遅くとも7000年前にはジャガイモを栽培していたらしいからこういった新大陸の情報も更新されていくのですよね。
そうそうタバコやトウガラシも大航海時代に旧大陸にもたらされましたので、中世にはタバコを吸っている人はいなくて、トウガラシの辛さを使った料理もなかったんですね。
動物なら食べられると考えるのは普通で知恵を絞って狩りを行ったのだろうと想像します。
>>18
南米に関しては、政情が安定している国がそんなに多くないから、
その手の文化的発掘は始まったばかりなのもある
これからどんどん情報が増えていけば、色々更新されていくと思う
北米? アメリカやカナダは”白人国家”がメインなんで現地の文化に無頓着だから…
主人がオオアルマジロに殺されて1年が過ぎました
人類がいなければその巨大アルマジロは今でも生き残ってたかもしれない
>>9
これも「第四紀の大量絶滅」の一つだわな。
闘将!拉麺男に最強の猛獣として出てきた
ご先祖様たち、食い尽くさずに少し残しといてくれれば良かったのに
メガテリウムもマンモスもクリプトドンも見てみたかったよ
過去記事だと、これが関連してくるね。
人類が2万年以上前に北米に到達していた痕跡を示す足跡を発見。従来の説が覆る可能性
https://karapaia.com/archives/52326251.html
2トンのアルマジロ仲間だっていうからワクワクしたけど、解体3Dを見たら大きめのいのししくらいでちょっぴり残念。
アメリカの古代人も日本の古代人とおそろいのファッションで親近感わいた。
イメージ画像がデカすぎて怖い。勝てる気がしないわ。
解体されたグリプトドンは見つかるのに、当時の人類の骨は見つかっていない
感の良い人ならこれがどういうことかわかるはず