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もしも愛犬が熱中症になったら?誤った対応をしないよう動物救助団体が呼びかけ

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(著) (編集)

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 日本でも既に猛暑日が続出しているが、海外でもひどいことになっており、ここ数年、毎年記録が塗り替わっている。この暑さに参っているのは人間だけでなく、ペットも同様だ。

 人間とは違って犬や猫は汗を分泌する腺はほとんどなく、足の裏や鼻の頭付近にしか存在しない。体温調節が難しいため、熱中症にかかる危険がある。

 今回、米テネシー州の動物救助団体が、愛犬を熱中症にさせないために気をつけるべきことや、やってしまいがちな誤った対応について、注意を促していたので見てみよう。

犬が熱中症になるとどんな症状が現れる?

 犬が熱中症になるとどのような症状が現れるのか?その程度にもよるが、以下のような症状が現れたら注意が必要だ。

・よだれが止まらない
・呼吸が荒い(ハアハア)
・心拍数が上がる
・身体が熱い
・目や歯ぐき、舌などが赤くなる
・ぼーっとしている
・足元がふらつく
・食欲がない
・自分で水を飲もうとしない
・横になったまま起き上がれない

 このような症状が現れたら緊急手当てが必要だ。だが誤った処置をしてしまうと、かえって具合が悪くなってしまうこともある。

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image credit:photoAC

急激に身体を冷やすのはNG

 アメリカのテネシー州で活動している保護団体Russell Rescue TNでは、犬の熱中症への誤った対応の危険性に対し、まず次のように注意喚起している。

人間は本能的に、その状況に対する反対の力で対処しがちです。つまり、暑ければ冷やそうとするわけです。

しかし犬の体温が上がっている時に急激に冷やすと、逆にダメージを与えてしまい、命にかかわることさえあるのです。

冷たい水を全身にかけたり、冷やした濡れタオルを背中に置いたり、氷の上に乗せたりするのはやめてください

 急激に身体を冷やし過ぎると、低体温症を引き起こす恐れがあるそうだ。身体を冷やしてあげるために水をかけるなら、冷やしていない水にしよう。

血管は冷水を浴びると寒さで収縮し、高温(42度以上)にさらされると血中のタンパク質が凝固して、血液が濃くなってしまいます。

この2つの要因が組み合わさると、血液が心臓に送られなくなり、酸素不足で臓器が次々と機能不全を起こします。その結果、ゆっくりと痛みを伴う死を迎えることになります

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image credit:photoAC

熱中症かな?と思った時の正しい対処法とは

 それではいったいどうするのが正解なんだろう。ニューヨークのスモールドア獣医クリニックの獣医師、エリザ・オキャラハン博士は次のように説明する。

まず犬を涼しい日陰に移動させましょう。脱水を避けるために少量の水を飲ませることもお勧めします。

次に腹部や首、鼠径部(太ももの付け根)に濡れたタオルを優しく当てて、体温を徐々に下げてあげてください

 また、オキャラハン博士は予防の大切さにも言及している。この時期はこまめに水分補給できるよう、散歩中も水を持参し、定期的に飲ませるようにしよう。

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犬は体温調節が苦手、常に気を配ろう

 犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができないので、身体の熱を下げるために舌を出したり、口を開けてハァハァと浅い「パンティング」という呼吸をしたりする。

 だがあまりに気温が高いと、この程度では身体の温度を下げるにはとても間に合わない。

 これからの酷暑の時期は、暑さの中で過度な運動をさせたり、車の中で待たせたりしないよう気をつけよう。

 また、真夏のアスファルトの表面は55~60℃と高温になる。犬は地面までの距離が人間よりも近いため、体感温度は気温プラス10度くらいになるそうだ。

 酷暑の間は気温の上がる時間帯の散歩は避け、適度にエアコンの利いた室内でまったり過ごしてもらって、元気に夏を乗り越えられるよう気を配ってあげよう。

 早いうちに気が付き、適切な手当てをすれば回復が見込めるが、発見が遅れると、下痢や嘔吐を引き起こし、歯茎が青みを帯び、意識を失ってしまう場合もある。

 もしそのような症状になったら、早急に動物病院を受診しよう。

References:DID YOU KNOW THAT YOU CAN’T SPREAD COLD WATER… – Russell Rescue TN | Facebook / written by ruichan/ edited by parumo

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この記事へのコメント 26件

コメントを書く

  1. クソ暑い真っ昼間に散歩させてる馬鹿飼い主結構見かけるな

    • +26
    1. >>2
      これ書き込もうと思って来た
      ほんとによく見かけるよ
      犬は熱中症にならないとでも思ってるんかなって見る度思う
      真昼間に平気で連れ回してる人、愛犬のこともう少し気遣った方がいいよ

      • +12
  2. >腹部や首、鼠径部(太ももの付け根)に濡れたタオルを優しく当てて

    でも、画像は足先に濡れたタオルを当てている

    正解はどっち?

    • +6
  3. 以前一緒に暮らしてた犬は毛が短いタイプってのもあって
    夏になると桶に水はって置いて散歩後に水風呂入るみたいな感じだった
    余った水は夕方の打ち水や庭の植物の水やりに使ったよ

    • +6
  4. 人間の場合は全身を氷水にとかあるけど犬は体温調節系は弱いのか
    総合的に見ると蔓延るだけのことはあるんだな人間

    • +4
    1. >>5
      いや、熱中症の人間をいきなり氷水につけるのはやっぱりマズい。手足の末端部が真っ先に冷えるんだけど、そうすると人体は冷たい血液の循環を防ぐために内蔵の周りに熱を溜め込もうとする。記事中にもあるように

      >血管は冷水を浴びると寒さで収縮し、高温(42度以上)にさらされると血中のタンパク質が凝固して、血液が濃くなってしまいます
      ということになりやすい。
      水風呂にするならまずはぬるま湯(35℃)から徐々に冷水を足していこう。

      • +5
      1. >>15
        いや、それ、知識がちょっと古くない?

        少し前は「末梢血管でなく太い動脈が通っている所にアイスパックを当てて深部体温を下げ~」みたいに言われていたけど、事例分析の結果、近年は>>5が言うように「もし用意が可能なら、風呂や人が入れる大容器に水を張って 首から下の体(着衣のままで可)を浸けて 氷もぶち込む『氷水浴法』が、結局一番 即効性と冷却効果が高い」「次点で、ホースで服の上からでもいいから全身に水ぶっかける『水道水撒布法』(ただし口元の溺水注意)。扇風機の風も当てて 気化熱を得れば、尚良し」って方向へシフトしてきたよ。

        • +2
  5. そもそも足の裏、肉球を火傷してしまうから
    日中の散歩は良くないよね。早朝か夕暮れで!

    • +21
    1. >>6
      夕暮れもまだ危ないかも…
      日向だった場所のアスファルトを手のひらで触って5秒以上耐えられたら大丈夫かな

      • +5
  6. この時期の散歩は、日の出前後の早朝くらいしか安全な選択肢がない。更に梅雨が明けると、朝日を浴びる場所はその時間帯でも苦しい。
    世話係の人間も同じですけど。。。

    • +23
    1. >>7
      早朝はもとより、夜に散歩させてる人もよく見かけるよ
      少なくとも真昼間の炎天下連れ回すよりはずっとマシ
      人間は帽子だの日傘だの靴履いて水分常備してるんだろうけど
      犬は裸で炎天下歩いてるようなもの
      人間の都合だけで「できない」って切り捨てるんじゃなくて、
      少しでも犬にとって楽な時間帯選んでやろうよ

      • +5
  7. 車内で蒸しやき事故と同じように炎天下で散歩させるのもなかなかなくならないね…
    バ飼い主をアスファルトと熱したフライパンでサンドしてあげたくなるよ

    • +7
    1. >>9
      代わりに涼しい夕方に散歩させてあげたいとかじゃないのが日本人らしい😂

      • -7
      1. >>18
        差別的かもしれないけど、「クソ熱いときに動くのダルくね?<<散歩というルーチン」って言うのは、なんか地域柄が出てる気はするわ。
        実際他の国じゃどうなんじゃろうか。

        • 評価
      2. >>18
        痛くなければ覚えませぬ

        だから、飼い主に痛い目…というか「真昼のアスファルトの熱さ」を身をもって覚えてもらうんだよ
        「お前の大事な家族をこういう熱気にさらしていいんかい!もっと涼しい時間帯に散歩に行け!」と

        飼い主の代わりにぼくちゃんが散歩してあげますからね~では、飼い主はいつまでたっても「真昼のアスファルトの熱さ」という危険を理解できないのよ
        危険を理解してない人が、危険に気を付ける・配慮することはできないのよ

        • +1
  8. 人間はひ弱に見えて代謝能力とか解毒能力とか結構異常だからなぁ…

    犬はたしかに汗かかないって言うし、肉球がやけどするとかもちょっと前から言われてるから、アスファルトの路面熱で熱中症は結構危険そう。

    • +18
  9. 体温調節持久力は人間の強さだけど
    頭脳と投擲能力に比べると意識しないよなあ

    • +3
  10. 今の季節、朝は4時半~6時まで、夕は18時以降に散歩に行ってる。
    散歩から帰ると必ず足を拭くのだが、ハアハアしている時は腕全体も拭くようにしている。
    もちろん散歩前にはエアコンで部屋を冷やしておく。

    • +7
  11. 外で秋田犬を飼ってるが暑さに弱いので竈を置いている小屋に犬を入れて移動式クーラーを専用にあてがっている。電気代が怖い気もするが犬の健康には代えられない。
    動物のお医者さんで二階堂が実習に行って大活躍した回では熱中症の犬を何匹も水に浸けまくって桶がたりなくなって洗濯機まで動員してたけど実はNGだった?

    • +3
    1. >>16
      その漫画は読んでないけど流水じゃなく桶に溜めた水道水くらいならセーフって事じゃない?

      • +6
  12. よく水飲んどきゃOKって感覚の人いるけど、体冷やさんと意味ないんよね。

    サイクリング中とか水は飲むけど、同時に日陰で休む時もあれば、水浴びて体冷やしたりしてる。その辺動物も一緒でしょうね。

    • +3
  13. 犬用の空調服ってあるのかなと思ったらすでにあるらしい
    事前の備えもだいじだね

    • +1
  14. 漆原教授は洗濯機に入れてたね
    あれは駄目なんか
    うちの犬は心臓が悪いからもう今は夜しか散歩させない
    短毛種だから元気な時なら体に水をかけて皮膚まで濡らしながら散歩してたけどね
    心臓が悪くなったら暑さは敵だわ
    本人は散歩大好きだからかわいそうなんだけど、セーブするしかない

    • 評価

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