メインコンテンツにスキップ

「どこのアジア人?」アメリカ人が良く言うフレーズに対する反応をシニカルに表現したショートフィルム

記事の本文にスキップ

64件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 アメリカでアジア系の顔立ちをした人が「アジアのどこ?」と聞かれるのはお決まりのフレーズだ。

 観光客や一時的に滞在している人であればそんな会話も楽しめるが、アジア系の2世、3世、4世ともなるとそれは紛れもなくアジア系アメリカ人である。

 カリフォルニア州ロサンゼルス在住のアーティスト、ケン・タナカ(本名:デイビットユーリ)さんが、アメリカで生まれ育ったアジア系アメリカ人が、白人系アメリカ人が聞いてくるこの質問を面白おかしく仕立てた「君はどういうアジア人なの?」という動画を公開した。

あなたはアジアのどこ?

 女性役のステラ・チェさんがジョギングをしていると、白人男性が話しかけてくる。彼にまったく悪気はないのだが、とてもしつこくステラさんがアジアのどこから来たかを聞いてくる。

 そして、ステラさんの先祖までたどりようやく知りたかった答え(?)を聞き出すと、得意げにアジアのことなら詳しいよ、と言わんばかりにキムチと照り焼きに話を切り替えた。

 このショートフィルムの面白さは、その後にステラさんのとった行動だ。

 聞き取りやすい英語なので英語の勉強をしている人、またアメリカに長期滞在を予定している人などは良い教材になるかもしれない。

What kind of Asian are you?

●動画の内容

アメリカ人男性(以下男):やあ

韓国系アメリカ人(以下女):どうも

男:いい天気だね

女:ええ、やっとね

男:(女性の英語の発音のよさにビックリして)君はどこ出身なの?とても英語が上手だね

女:(戸惑いながら)サンディエゴよ

男:(そうじゃなくて、という風に)えっと…君は…どこから来たの?

女:生まれたのはオレンジカウンティだけど?

男:いや、その前の話だよ

女:(不審そうに)私が生まれる前の話?

男:そうじゃなくて、君たち(先祖を含め)はどこから来たの?

女:(少し固まり)…曽祖母はソウル出身よ

男:(満足そうに)韓国人か。やっぱりね!日本人か韓国人かな、と思ったんだけど、きっと韓国人だろうと思ったんだ

女:(皮肉まじりで)すごいわね

男:(韓国語と思われる言葉で頭を下げる)

男:家の近くにすごく美味しい照り焼きバーベキューのお店があるんだけど。あ!でも僕はキムチも大好きなんだ

女:へえー。で?あなたはどこ出身なの?

男:サンフランシスコだよ

女:(先ほどの男を真似て)じゃなくて…出身地は…どこなの?

男:ああ、僕はアメリカ人さ

女:あら、あなたはアメリカ先住民(インディアン)なわけ?

男:違う、違う。普通のアメリカ人だよ

(しばしの沈黙…)

男:ああ、僕の祖父母はイギリスから来たんだ

女:イギリスね…

と、突然女性はとりつかれた様にイギリス英語(やダンス)を連発する

女: (強いロンドン下町訛りで)やあ、旦那さま!いったいどうしたことさね?

  トップ・オブ・ザ・モーニング!(アイルランド英語のグッドモーニングにあたる挨拶表現)

  お茶はどうです?お茶は?

  (シェイクスピア から『マクベス』の一節)

  (アイリッシュダンスの真似)

  マインド・ザ・ギャップ(ロンドン地下鉄のホームで案内される“隙間にお気をつけください”という意味)

  切り裂きジャックに気をつけろ!

  ブロッディー・ヘル!!(=なんてこったい。イギリス英語)

  ピップ・ピップ・チェリオー (どちらも別れの挨拶。イギリス英語)

女:(元に戻って)あなたの民族のフィッシュアンドチップはとても美味しいわよね

男:(女の奇行にビックリして)君、ちょっとおかしいよ

女:え?私っておかしいの?韓国人だからかな

アメリカは移民の国のはずだが、いまだに残る先入観

 私もアメリカにいたときは何人?と良く聞かれたし、中国人と韓国人と日本人の見分け方を教えてくれと言われたこともある。

 だがアメリカで生まれたわけではないし一時的に滞在していただけだから答えようもあるけど、根っからのアメリカ生まれのアメリカ育ちの二世、三世ならば彼らはれっきとしたアメリカ人である。

 違和感を覚えるのは当然のことだし、もともとアメリカは移民たちが築き上げた国でもある。

 もちろん、アジア系アメリカ人のみが、このような人種に関する尋問じみた質問を受けるわけではない。ラテン系やインド系の人々も同様な質問をされることがある。混血の人も同様だ。

 ただし我々もアジア人が英語しか話せない場合が想定できてないので、日本に来ているアジア系のアメリカ人に悪気はなくても失礼なことを聞いてしまったりしている場合もある。

 逆に外国人の顔をしているのに日本語しか話せない日本人に対して違和感を覚えたり、肌の色に対する偏見というのはなかなかに消えないものだ。

 そしてもう一つ同じくケン・タナカがプロデュースした日本語の話せる白人と日本語の話せないアジア系の人、日本語しか話せない店員によるこの動画もおすすめだ。

But we’re speaking Japanese! 日本語喋ってるんだけど

written by parumo

2015年11月20日の記事を編集して再掲載してお届けします。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 64件

コメントを書く

  1. 祖国と性別の話は地雷 ここは天気の話と最近食ったものの話で…食い物も地雷か

    • +8
    1. >>2
      最悪喧嘩になっても構わない覚悟がない限り、こういったセンシティブな話題はサラッと流すのが吉ですね

      • +7
  2. 何が良いか悪いか難しいというか正解がない話ではある
    しいて言えば、どんな些細な行動にも自覚と信念が必要な時代になったなということ

    • +10
    1. >>3
      全く難しい話じゃない
      どんな相手でも礼節をもって接すればいいだけで自覚と信念なんて大げさなものは必要ない
      無意識に相手を見下してるんだよ
      相手が上司や先生でも同じこと聞くんかと

      • +12
  3. これはあるあるだよなあ

    もっとこう、現在の自分とあなたで仲良くしたいんだけど、やっぱり無理なのかなあ…

    • +17
    1. >>5
      そこを真剣に考えるとかなりややこしいよ
      過不足なくやると、言葉はかわすけど知らない人という関係性にしかならない

      • +1
      1. >>7
        >過不足なくやると、言葉はかわすけど知らない人という関係性にしかならない

        言葉はかわすけど知らない人、実際に「それで充分」では?

        少なくとも「必要であれば言葉は交わせる」「これ伝えなきゃいけないけど、いろいろしがらみがあって伝えるの無理…とかにはならない」と考えたら、むしろ社会的には完璧じゃね?

        • +1
  4. 出身地を聞くのはNGなんか? 面倒な世界だな

    • -32
    1. >>6
      だから出身地を答えてるだろサンディエゴって

      • +26
  5. 韓国の話はこれで何か勝ちなの?
    私なら相手にしない
    自分が誰から生まれたか知らないし

    • -28
    1. >>9
      いや、いかにおかしいことを聞いてるかを皮肉ってるだけだよ。相手にしなかったらストーリー始まらないし

      • +12
      1. >>31
        相手と同レベルに落ちて、相手の特徴を揶揄ってるブラックコメディだよな
        ここで眉間にしわを寄せてる相手男性のみっともなさよ

        何が勝ちかって話なら両者敗北、どこが負けてるかで競うなら眉間にシワ寄せしてる点で男性が一歩リードしてる、かな?

        • -3
  6. 生まれも育ちも日本の白人がいたら、と置き換えれば誰しもに当てはまるね

    • +26
  7. そうなんだよねえ
    アメリカに住む白人も元は移民なんだよね
    しかも他人の土地にズカズカ入り込んでねえ
    その辺もっと自覚してほしいよねえ

    • +41
  8. こういうのってべつに悪意はないんだけどな。

    • -18
    1. >>14
      それが問題。悪意ないけど鬱陶しい。

      • +20
    2. >>14
      悪意が無いけど「思い込み」「決め付け」はある
      人はそれを「偏見」と呼ぶのです

      • +5
    3. >>14
      素でコレならトラブルメーカー。
      悪意を持ってやってる奴よりマシだなんて思っちゃ駄目だよ、歩く地雷なんだから。

      • 評価
  9. 昔入学初日にどう見ても欧米系の女の子がいて留学生かと思ったら、日本生まれ日本育ち日本人名に日本国籍のハーフだった
    やはりというか何かと面倒が多い人生らしい

    • +10
  10. これは出身国や祖先やete話が問題なのでは無く
    相手の反応を見て空気読めない事が問題なのでは

    • +18
  11. 日本人同士でも生国は?って聞いたりするし何が問題かはわからない。
    聞いてきた後のテリヤキ・キムチがちょいウザイくらい。

    • -17
    1. >>17
      どこ出身?→サンディエゴよ
      で、普通は察するものだけどね。
      先祖を遡る質問をする方がレアな気がするけど、アメリカじゃこーゆーのよくある事なのかな?

      日本語ペラペラな白人にどこ出身?→群馬よ
      言われたら普通にああそうかってなるけどなー

      • +28
  12. 仕方ないとは思うけどねー移民の国とは言ったって長い年月その国の多くを構成していた人種がいる訳だしそう言う感覚になるのは普通の感覚なのでは。それを偏見と言っていけない事に定義して一方を悪いとしている現状だからこれが面白いと言う感想になるんだろうなぁ。
    相互理解をするのに悪い方を作ってちゃ進まないと思うけどなぁ。

    • +1
    1. >>19
      正義なんだね~。
      最初に疑問を持つのはいいとして、当代の出身と育ちを言っても納得しないのは、少し失礼かもね。
      素直に出身を聞いたことを謝ってどこの血筋か聞けばいい

      • +1
    2. >>19
      それは出身って聞いたのが悪いやん。
      当てが外れたんならそれまで。同国出身だと納得するのが筋でしょ。

      普通の感覚なら素直に始めから本質的な聞き方すればいい。

      • 評価
  13. 真のアメリカ人はネイティブインディアンのみである。

    • +23
    1. >>20
      そういうあなたのご先祖はいつからこの地に住んでたか知ってるの?土着民族だという証拠はあるの?そんなところまでさかのぼり始めたらきりがないし、それ以外の人が出てったら国が成り立たないと思うけど

      • -31
    2. >>20
      真のインディアンはインド人のみである

      • +7
    3. >>20
      ”アメリカ”人も”インディアン”も外の人が勝手に付けた名前
      だから”真のアメリカ人”って言い方は全方向に喧嘩売ってると思う

      • -3
    4. >>20
      今はホピ族と呼ぶようになったんじゃなかったか?

      • -1
      1. >>60
        訂正。ホピ族はアメリカ先住民の部族のひとつでしたわ

        • 評価
  14. これは10年前の記事で
    最近は遺伝子検査キットで嬉々として自分のルーツを調べ
    知らなかった親戚同士が同じ大工の仕事をしててビックリって記事もあったはず
    知りたいもんは知りたいんや

    • -7
    1. >>24
      初対面の人間に対して知りたいことがそれ?

      • +10
  15. 自分は
    父が日本人で母が韓国人(日本生まれ)
    血筋で言うとハーフだが
    東洋人同士のハーフだし自分の顔は父親似
    しかし
    「本名何❓」って訊いてきた人がいて
    「本名ですが…」と答えたら
    その人は在日韓国人で
    私の事も在日韓国人だと思ったそうで
    「ほえ~私の顔は母にも似ているんだ~」と
    驚いた事があった

    • +7
  16. 「出身」にご先祖が含まれるのが普通なん?
    何かこの辺の範囲が違うのかと思えば、相手もご先祖の生国は改めて問われてから答えるという。なんつーか、その辺りをちゃんと切り分けて質問するようにすれば解決なんじゃね?

    相手の出身、ご先祖の出身国を明確に分けて聞いて、それから本人がルーツについて興味があるかを問うとかすれば良さそうな……偏見がどうこうというか、ちゃんと相手と話してないように思えるね。

    • -2
  17. 4世ともなると???ってなるのはわかる
    でも「アジアのどこ?」は重要なのかもしれないよ

    • -8
  18. 「ネイティブアメリカン以外の”アメリカ人”がそれを聞くかい?」って笑っちゃったわw
    まさに「で、あなたは?」の女性のリアクション通りの気分になったw

    • +9
  19. あなたのご先祖さまは
    どこからいつアメリカに来たの❓って
    質問し返すしかない

    • +15
  20. 前提としてこの白人、女性がアジアからの旅行かなんかで渡米してきた人だと思い込んでる。アジア系アメリカ人っていう発想が抜け落ちてるわけよ
    だから出身地を聞いてアメリカ人だと理解したけど、移民かあ・・・って理解に進んでルーツはどこだ?と聞くわけよ。でもこの質問、自分たちネイティブアメリカンじゃない自分たちにも当て余る馬鹿げた質問だったなぁってのが抜け落ちてるわけよ
    もうこれは日本でも起きてる事象だね

    • +17
  21. 日本でこないだ似たような話起きてなかったっけ
    日本国籍を持つ白色人種の人が、どこから来たの?って言うご老体の問い掛けに福岡って答えたら、いやどこの国から来たの?って聞き返されたって話

    ぶっちゃけ、何処の国だろうと見た目で判断しようとするのは人間である以上仕方ないわなと

    • +8
    1. >>40
      でもアメリカはいろんな人種の人がいるし、そもそもお前の先祖も海を渡って来たんだろ?って話なんじゃないかな
      同じこと言ったろか?的な

      • +3
  22. 俺は日本に住んでる純日本人だが、縄文系の血が濃いのか日本人に見られなくて「何人?」とか「どこのハーフ?」ってよく聞かれる

    • +6
  23. まぁ言いたい事は判るけど伝え方はねちっこくて嫌いだわ

    • +5
  24. 南米の血が入ってる日本在住アメリカ人のユーチューバーが全く同じこと言ってたわ。
    白人じゃないとしつこくルーツを聞かれるらしい。

    • +5
  25. なんか息苦しいなぁって感じる。白人系アメリカ人にしたって、じゃあ日本はどこって地図を見せるとわからないっていうらしいが。結局無知が原因の全てなんだよね。

    • +3
  26. 気持ちは分かるけど「〇〇系アメリカ人」「詳しく言う気はないけど普通のアメリカ人」でさっさと終わる話のような気がする
    多民族国家だしアジア系移民なんて昔から珍しくもないんだし

    • +1
  27. どこの国の人も相手を外見で判断して決めつけるのは、
    一緒なのね。日本生まれで日本で育ち外見は、白人で英語を話せない人もいて、日本国籍もあるのにいつまでたってもよそ者扱いする日本人いるしね。

    • +1
    1. >>49
      外国人も他の日本人より英語いけるだろうと話しかけてくるから、まあ、そんなもんよ
      自分も含めて知らん人は見た目判断するしかないじゃん

      • +3
  28. 同僚はアメリカで生まれて育ったアメリカ国籍のアメリカ人だが、彼の両親は日本生まれの日本国籍で外見も人種も日本人、彼の母国語は英語で日本語は会話はできるが読み書きは苦手。現在彼の両親は日本に住んでるが、彼はアメリカ国籍を選んでアメリカ人として生きてる。
    生まれの人種より、長く育った国が彼の故郷だからだとか。
    今は日本の会社に出向して来てるが、白人の奥さんや子供達はアメリカにいるとか。

    • 評価
  29. 最後まで自分が変なことを掘り下げて聞いてるのに気付かない男性に草
    あんまりにもあんまりな会話だが、これの短い版を日々繰り返してるからこそ生まれてきたブラックジョークって事でしょ?
    あまりに先進的

    • +5
  30. 出身とルーツがごっちゃになってるのが問題

    • +2
  31. 「外国人の顔をしているのに日本語しか話せない日本人」

    • -2
    1. >>56
      メディアのキャッチフレーズは突っ込み待ちだったりするから
      どういう理由でそういう人々がいて、何に困っているかを紹介することは悪い事じゃないと思うけどね

      • 評価
  32. この前の日本のミスコン思い出したわ。

    • 評価
  33. まあ、こんなシワっぽいオバさんにナンパ仕掛ける男は居ないと思うけどね。

    • -9
    1. >>63
      ナンパなんて一言も出て来ないじゃん。。。
      このブラックコメディの悪い側面そのものだよ

      • +8
    2. >>63
      まあコレ
      興味無い人に出時聞く人なんざ居ない

      • 評価
  34. 動画は見てないけど、皮肉で返したならもうその時点で同類では?

    • 評価
  35. ケンタナカが活動再開したのかと思ったら
    再掲記事だったか

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

人類

人類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。