この画像を大きなサイズで見るアフリカ大陸に生息しているイヌ科のリカオンは高い狩猟能力を持ちながらも絶滅の危機に瀕している。人間による密猟や自然破壊、家畜を襲う害獣として駆除されてきたからだ。
アフリカ大陸北部・西部ではほぼ絶滅し、現在保護活動が行われているが、そんな中、アメリカ・インディアナ州の動物園でリカオンの赤ちゃんが誕生した。
ところが、残念なことに両親の育児放棄したため、急遽養母が必要となる。
そこで代理母としての使命を与えられたのがゴールデンレトリバーだ。犬はすぐにリカオンの赤ちゃんを受け入れ甲斐甲斐しくお世話をし、3匹は順調に育っているという。
絶滅危惧種のリカオンの赤ちゃんが動物園で誕生
9月28日、インディアナ州サウスベンドにあるポタワトミ動物園で、リカオンの母ブルーと父モーリスとの間に8匹の赤ちゃんが生まれた。
ブルーの妊娠当初から動物園の看護スタッフは注意深く観察し、遠隔カメラで出産を見守った。ブルーにとっては初産だった。
リカオンは高度な社会性を持つ動物で、野生では複数のオスとメスが協力しあって生活しており、子育ても協力して行っている。
群れが本来のように協力し合わなければ、全ての子供を元気に育てることができなくなるため、動物園側はできるだけ見守るようにしていた。
産まれてきた子がリカオン社会のルールを学ぶには、仲間の中で育つのが最善であり、この方法は、世界中の動物園で採用されており、これまで数多くの出産と育児を成功させてきた。
この画像を大きなサイズで見るリカオンの両親が育児放棄し代理母を派遣
ところが、ポタワトミ動物園の飼育員らはリカオンの赤ちゃんが誕生して12時間も経たないうちに、ブルーやモーリスたちに育児を任せるのは無理なことがわかった。
ブルーには育児をする気がまったくなく、モーリスもブルーを真似るように赤ちゃんに興味を示さなかったのだ。
動物園にはブルーの妹となるコルビーもいるが、3匹を育てるには手が足りない。
そこで飼育員は、アメリカ全土の認定動物園におけるこの種の繁殖計画を決定する動物園の専門家グループである、リカオン種保存計画(SSP)に相談した。
SSPは哺乳瓶で育てる代わりに子犬に授乳する代理の犬を見つけることを推奨した。
その結果、インディアナ動物福祉協議会の協力により、新しい子犬にミルクを分けてくれる母犬、ゴールデンレトリバーの「カッシー」が動物園に派遣されることになった。
この画像を大きなサイズで見るカッシーは我が子のようにリカオンの育児を開始
ゴールデンレトリバーのカッシーは最近自分の子犬を出産したばかりということで、リカオンの赤ちゃんの代理母として動物園に連れて来られた。
カッシーと子犬たちは、リカオンの赤ちゃんが生まれた翌日に動物園に到着した。
カッシーはすぐにリカオンの赤ちゃんを受け入れ、自分の子犬のように世話をし始めた。
この画像を大きなサイズで見る生後4週の間、リカオンの子供たちを無事に育てることは困難と失望を伴うものだった。
動物園の獣医師や総合学芸員、アニマルケアチームは、ゴールデンレトリバーを含むすべての子犬が十分な食事とカッシーとの時間を確保できるよう1日24時間働き続け、細心の注意を払い献身的な世話を続けた。
それでもリカオンの赤ちゃん8匹のうち5匹が死んでしまった。
生き残った3匹のリカオンの赤ちゃんは、動物園の飼育員が記録のために使い分けしている色にちなんでとりあえずブルー、レッド、オレンジとそれぞれ命名された。
3匹の赤ちゃんを親に戻すことを断念。別のブースで飼育されることに
当初、リカオンの赤ちゃんたちはブルー、モーリス、コルビーと再び一緒に育つことが期待されていた。
しかし育児放棄により計画は変更となり、現在動物園ではブルー、レッド、オレンジのためにブルー、モーリス、コルビーの隣に家を建てて、リカオンとしての振る舞い方を学べるようにしているという。
家族の近くで成長することで、リカオン本来の行動を身につけさせることが園側の目的だ。
子供たちが大きくなればポタワトミ動物園の群れに統合されるか他の施設に移され、そこで自分たちの家族を育てることが期待される。
この画像を大きなサイズで見る飼育員たちにとっては決して順調な始まりではなかったが、野生種の保護に尽力するときにはこうした困難はつきものだ。
今のところ11週目に成長していて健康状態も良好だという3匹は、間もなく一般公開される日が来るかもしれない。
この画像を大きなサイズで見る動物園はこの3匹がこのまま元気に育ち、明るい未来を歩んでくれることを願っている。
References:Endangered painted dog pups born/ written by Scarlet / edited by parumo














丸くておっきなお耳がかわいい
目はさすがにするどいね
私、リカちゃん
生後一か月のたれ耳時代に出会ったらかわいい子犬としか思えないな
やはり子犬の目ってのはDNAレベルで好きになっちゃう
8匹中5匹も早々に亡くなってしまったのか…
見て弱い子だと思ったから育てなくなってしまったのかもね
代理母カッシーさんと動物園の方々も大変だっただろう
残りの子たちが無事育ちますように
リカオンは犬と交配できるから、まあ根っこは犬や狼と一緒なんだよね
野生ではそれが問題にもなってるし
なのでここに書かれているリカオン本来の行動というのが具体的にどういうものか興味深い
挨拶の違いとか社会性に関するもののことなのか・・・
ちなみに、アフリカで狩りの成功率が最も高いのはチーターでもライオンでもなくリカオン
イヌ科の最大の武器は追跡するのに持続可能な距離の長大さ
ずーーーとずーーーと追跡し続けるのでリカオンに目をつけられたら逃げられない
犬も犬ぞりレースに出る犬は同じくらい胆力があって、やっぱり犬とリカオンは体力面でも犬種を選べば違いはそこまでないかもしれない
ぴゃ~スタッフさんのデレデレ顔が移ってしまう
兄弟が亡くなってしまったのは残念だけど元気に生き抜くんだよ
野生で見てもかわいいんだけど狩りとお食事シーンはけっこうえぐいんだよねぇリカオン
残されたみっつの尊い命に幸あれ!
犬っぽいけどやっぱ細かい動き(警戒の仕方とか)を見ると違うんだなぁって思う
ほぼ犬にしか見えないけど、8頭のうち5頭もしんじゃうってことは子犬を育てるノウハウがほぼ当てはめられないってこと?不思議だな
横浜のズーラシアでリカオンずーっと見てた。飽きない
お母さんとおんなじ名前の子がいるのかな?(ブルーJr.?)
みんな、黒い靴を履いてるみたいな模様で可愛い!
8匹も生んだのに育児放棄しちゃうのか。頭のいい動物ほど動物園という安全な環境では必死で子孫を残そう、という気力が無くなっちゃうのかなあ。
イヌ科の野生生物の赤ちゃん時代は黒っぽい
柴犬も赤ちゃん時代は色が濃い
野生がまだ強いのか❓
人間に品種改良というか
遺伝的なコントロールを受けて長い時間を経た犬種は
赤ちゃん時代も成長後も毛の色が
そんなに差が無い気がする