西洋の地獄の歴史
 日本だと地獄と言えば閻魔様を連想しがちだが、西洋にも地獄(Hell)という概念はある。だがそれはいつからどのように広まったのだろう?

 実は聖書の中では「地獄(Hell)」に関してほとんど触れられていないのだという。地獄に言及していると思われる文章は、非常に曖昧な表現で、後に誤った解釈をされていた場合が多いのだそうだ。

 西洋における地獄の概念は2世紀、地中海地域の文化交流の結果として初めて形作られたという。ここでは西洋における地獄のルーツや歴史について見ていこう。

ダンテが神曲で描いた地獄

 イタリアの有名な詩人、ダンテ・アリギエーリ(1265年 - 1321年)の『神曲・地獄篇』は、西洋文学の正典のひとつだ。

 その秘密をひもとくために、9つの地獄を慌ただしく巡るこの寓話詩について、膨大な量の研究が
行われてきた。

 鮮やかで、ときにグロテスクな地獄のイメージは、サンドロ・ボッティチェッリ、オーギュスト・ロダン、ウィリアム・ブレイクなど、多くの芸術家たちにインスピレーションを与え、現代ではゲームにまでなっている。
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地獄篇の挿絵より、冥界の渡し守カロンが死者の霊を舟に乗せてゆく場面 / image credit:public domain/wikimedia

 ダンテの『神曲』には、ほかに煉獄篇と天国篇があり、それぞれ煉獄と天国の領域を探索する。

 しかし、煉獄や天国は、地獄ほど風変わりな愛情や注目、崇拝を受けることはない。それは、はっきり言って天国の存在感が薄いからだ。地獄こそが、ドラマが起こる場所なのだ。
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サンドロ・ボッティチェッリが描いた地獄の図 c. 1490年 / image credit:public domain/wikimedia

聖書にはほとんど地獄のことが書かれていない

 そのイメージや物語が強烈なわりには、地獄のことが聖書にあまり出てこないのは驚くべきことだ。

 実際、聖書の中でサタンの灼熱の世界にふれている箇所のほとんどは、のちの翻訳者たちが、自分の解釈を死後の世界のより古く明瞭な概念に当てはめた結果だ。

 これは、今日私たちが理解している地獄が、聖書を書いた者たちがまったく想像だにしなかった死後の世界であるということだ。
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ィリアム・ブレイクの『恋人たちのつむじ風』は、肉欲に負けた者が永遠に地獄の疾風に翻弄される、ダンテの地獄篇の一場面を描いている / image credit:public domain/wikimedia

西洋における地獄とは?

 シェオル(Sh eol )、つまりあの世の地獄は、ヘブライ聖書の中では66回言及されていて、旧約聖書の多くのバージョンでは、そのまま地獄と訳されている。

 例えば、欽定英訳聖書では、詩編16章10節では次のようになっている。
あなたは、私の魂を地獄に置き去りにせず、あなたの聖なる者に腐敗を見る苦しみを与えない
 シェオルという言葉の正確な意味と語源については、議論の余地がある。墓そのものと同義であると主張する聖書学者もいる。

 この見方に基づいて詩編16章10節をもっと正確に訳すと、「あなたは、私の魂を使者の中に置き去りにしたり、聖なる者が墓の中で朽ちるのを許さない」となるかもしれない。

 この解釈に異を唱え、シェオルは死者の闇の国である(ヨブ記10章21節)と主張する学者もいる。それでも、シュオルは地獄とはかなり違う。

 罪人を罰するための領域というより、あらゆる魂が集まり、生気のない無の中に存在する場所だ。そこには痛みも苦しみもないが、喜びや高揚感もない。
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コッポ・ディ・マルコヴァルドによる地獄のモザイク絵 / image credit:public domain/wikimedia

 ヘブライ聖書ではないなら、新約聖書の中では地獄のことが詳しく論じられているのではないだろうか?

 だが、新約聖書にも地獄のことはあまり出てこない。確かにキリスト教の重要人物であるイエスと、キリスト教の創始者である宣教師の聖パウロは、実存的な報いについて説いている。

 だが、キリスト教について書かれた最古の書物であるパウロの使徒書簡と、マルコとマタイの福音書では、どちらも罪人を待ち受ける地獄の業火について警告されていない。
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シプリアン・ノーウィッドの『ダンテの地獄』(19世紀) / image credit:public domain/wikimedia

 聖書学者のバート・アーマン氏は、イエスの言葉をよく読めば次のことがわかると主張する。

 マルコとマタイの福音書の中で、イエスは近い将来に起こる"神の王国"について説いているが、それによって、天国の王国を意味していたのではないという。

 イエスは、王国はこの地上にあり、神の法律に従う人たちが肉体的に復活し、この輝かしい新しい時代に生きることを思い描いていた。
 彼はそれが近いうちに、つまり一世代以内に起きると信じていた(マタイ 24章34節)。

 神に背を向けた者にふりかかる運命は、永遠の罰ではなく、彼らはただ消滅するだけだ。イエスのたとえ話の多くは、このことを警告している。

悪い魚は投げ捨てる(マタイ 13章48節)。悪い実がなる木は、火の中にくべられる(マタイ 7章16〜20節)。聖なる羊から引き離された卑劣なヤギにも、同じことが起こる(マタイ 25章)。

 こうしたたとえ話の多くが、火のイメージを呼び起こすが、アーマン氏はこの火が、不実な者を滅ぼすと指摘する。

 たとえ、火が永遠に燃え続けたとしても、その中に投げ込まれた者まで永遠に燃え続けるとは言っていない。彼らの罰は、永遠の命の前にある死だ。
これは、パウロとイエス両方の教えだったようだ。だが、聖人にとっての永遠の喜びだけでなく、罪人にとっての永遠の苦しみを肯定するようになった後世のキリスト教徒たちによって、結局は変更されることになった。

そして、ほとんどのキリスト教徒が、キリスト教のどちらの創始者の頭ににもなかった地獄を、時代を超えて信じ続けるという皮肉を生み出すことになった
アーマン氏は書いている。

地獄は古代地中海地域との文化交流で生まれたもの

 聖書にも書いていないのなら、いったい地獄はどこから発生したのだろう? この複雑な問いに対するシンプルな答えは、結局のところ「簡潔な歴史」ということで、地獄は古代地中海地域における文化交流の共同作業ということなのだ。

 ユダヤ文化は、なにもないところから発生したわけではない。近隣の何度も征服を繰り返した帝国の影響を受けている。

 ユダヤ人思想家たちは、こうした他文化のアイデアを採用し適応させたり、拒絶することもあった。だが、肯定も否定も、両方とも何世紀にもわたってユダヤ神学を変化させていったのだ。

 例えば、ユダヤの黙示録的な思想は、世界を善と悪の間の宇宙戦場とみなした。そうした見かたをすると、神の敵が現在の時代を支配していたが、すぐに神が敵を征服し、ユートピアの時代へといざなってくれた。

 そして、終末思想家たちは、アレクサンダー大王の支配後、ヘレニズム文化に大きく影響された。

 これは、彼らが自分たちの聖書の伝統と、天国への旅や、死者の裁きといったギリシャモチーフをどのように組み合わせたかを見れば、明らかだ。
こうしたヘレニズムとの類似点は、黙示録のジャンルがヘレニズム文化から由来しているとか、ユダヤの黙示録が、独自の独創性や完全性に欠けていると主張するものではない
 旧約聖書学者のジョン・コリンズ氏は書いている。

 だが、「ヘレニズム世界には、黙示録で使われている暗号のいくつかが備わっている」という。
Norwid_Dante's_hell
ヤン・マンデインの『地獄の悲惨さ』キリスト教思想の中で、地獄の概念が最終的に固まったとき、信者たちはイエスの死や復活の前に、善良な魂になにが起こったのか、疑問に思い始めた。その答えのひとつは地獄の悲惨さで、イエスがそうした魂を救うために、あえて地獄へ足を踏み入れたという出来事だ / image credit:public domain/wikimedia

奇妙に捻じ曲がる解釈

 イエスの世界観は、終末論に傾倒していて、奇妙にねじ曲がっていた。聖パウロが自分の活動を通じて、ヘレニズム世界にイエスのブランドを取り戻した。そこで、ギリシャ=ローマの死後の概念とさらにまじりあってブレンドされた。

 何世代もの時が流れたが、イエスの神の王国の約束は、実現されることはなかった。新たにキリスト教徒になった人たちは、もし、イエスを誤解していたら? もし、この世で善が悪に勝利しなかったら? もし、約束された永遠の命とは霊的な意味だけで、ほかの牧歌的な余生と変わらないものだったら? と考えるようになった。

 永遠の報酬というものがあるのなら、永遠の罰というものもあるはずだと考えるのは、それほど飛躍的な考えではないだろう。

苦しみの場所

 イエスのメッセージのこうした変遷は、のちに書かれた新約聖書の中に見られる。

 2代目ペテロは、神がいかに罪深い天使たちをタルタロス(これもよく地獄と誤訳される)に堕としたかを語る。

 金持ちとラザロ(ルカの福音書だけに出てくる寓話)では、金持ちは死後、ハデスで苦しみ、聖人ラザロは、アブラハムの懐で死後世界を楽しむという(この時点では、天国はまだ未完成だったようだ)。

 地獄という考えがいったん発生すると、すぐに独自の死後世界をもつようになった。最古の地獄ツアーのひとつはペテロの黙示録で、2世紀に書かれ、聖ペテロの死後世界の旅について語られている。

 天国の描写は短く、目だった出来事もあまりない。むしろ、ペテロの地獄風景の中では、私たちがもつ現代の地獄の概念が形をなしていることに気づく。

 ここでは、罪人たちが地上での悪行に応じて、責めを受けている。冒涜的な言葉を吐く者は、その舌で吊るされ、殺人者は毒ヘビや肉を喰らう虫に絶え間なく噛みつかれる。

 金持ちの守銭奴は、ボロを着て火柱に貫かれる。現代の読者のほとんどが吐き気をもよおすような、残酷なホラーショップが次々と現われる。

「ペトロを書いた者は、のぞき魔で、サディスティックで、スカトロジー的傾向があり、それが後の地獄ビジョンの基礎となった」と、著作『The History of Hell』の中でアリス・ターナー氏は書いている。
ペテロに反発し、その広い影響力を遺憾に思うかもしれないが、これが書かれた当時、拷問の脅威はローマのキリスト教徒市民にとって、新たな不安材料だったことを知るのは有益かもしれない

地獄のような場所はひとつではなく、たくさんある。

 さて、そろそろ地獄への旅は終わりのように思えるかもしれないが、この地獄で燃え続ける業火のように、地獄がその歩みを止めるわけではない。

 最初のキリスト教徒以来、西洋文化の各時代は、なんらかの形で地獄の解釈を作り変えてきた。多くの場合、その変化は次のことよりも、自分たちの世界についての主張だ。
・中世では、人気の物語や演劇で雑多な地獄描写が目撃されてきた。地獄は恐ろしいものかもしれないが、当時はほとんどの人々の日常生活に比べて、間違いなく活気があった。
・ダンテの地獄は、ほかの話の中でもとりわけ、カトリック教会の富や政治への関与に対する宣言だった。
・バロック時代、イエズス会士たちは地獄のより激しい拷問を退け、ゴミゴミした都会の不潔さの観点から、地獄を再構築した。
・啓蒙思想によって、地獄という概念自体が疑問視された。ヴォルテールは、ヤギを盗んだ男が永遠に焼かれるなどということは、おかしなことだと主張した。(同時に、地獄とペルシャ人、ギリシャ人、エジプト人の死後世界とのつながりにも言及している)

 つまり、地獄は聖書から私たちに植え付けられた特異な概念ではないということだ。何度も概念が入れ替わり、それぞれが私たちの最善と最悪の精神的代替品として機能しているといえよう。

 一方で、地獄は正義を求める私たちの願望を表している。

 たとえ人生は不公平だとしても、死後の世界では、邪悪で不誠実な犯罪者が罪を償い、犯罪の犠牲者がこの世の苦しみから解放されると、少なくとも、私たちは想像することはできるだろう。

 同時に、地獄には、私たちの憎悪、不寛容、野蛮さが巣くっている。それらは、他人よりも自分が
優れていることを証明したい、自分の信念と相容れない者を罰したいという、私たちの隠れた願望をも完全に露呈させるものなのだ。

References:A brief history of hell - Big Think / written by konohazuku / edited by / parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 22:06
  • ID:iQLxSWLs0 #

地獄も、救済も結局は人間の不安に付け込んでいる感じがして嫌いだ。

2

2. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 22:17
  • ID:Rl2vNi5.0 #

>>1
不安の払拭なくして生き続けるには超人になるしかない
それはニーチェにも不可能だった

3

3. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 22:41
  • ID:oL.EBNy40 #

ミルトン失楽園

4

4. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 22:44
  • ID:EhG4.Cl90 #

天国にしても地獄にしても、誰が最初に言い出したんだろうか

5

5.

  • 2023年11月12日 22:59
  • ID:P.di2HDb0 #
6

6. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 23:03
  • ID:hJGsIxQz0 #

宗教って多くは支配階級に都合良く出来てるからなぁ
都合悪い部分がおざなりになってるとか、何時の間にか消えちゃったとか?

7

7. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 23:14
  • ID:WLJVQ.nd0 #

「我々選ばれし良き信仰者はこのあと神様とパーリー!系」の信仰だと
「パーリーに参加させてあげない」だけで邪教徒と区別ができて満足するはずってことか…その割に彼らは一律に現世で攻撃的だよなぁ

何度も輪廻して徳を積んでね系の宗教だと、悪行により次周のランクが下がって下等生物からとかそれ越えると地の底からねとかそういうペナルティ的地獄の概念になるから、地獄はたくさんあるしクリア方法もあるし、サ終までのほぼ永劫の時をかけてなんどもチャレンジしないといけない

8

8. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 23:15
  • ID:Hrgb3L650 #

時代とともに社会が成熟すると人の苦しみも複雑化して、それにつれて地獄のイメージに深みが増したのかね

9

9. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 23:17
  • ID:WfzFKb8N0 #

>>4
やはり誰もが死んだ後のことを考えたんだろうね
メメントモリ、生きてるうちにイイコト(具体的にはキリスト教信者になる)やっとけよ!そうすりゃ死んだ後の第二ステージではイイコトあるからさ!そうじゃない奴らはワルイコトあるよって
死んだ奴にほんとに天国行けたのかは聞きようがないし、死後の第二ステージがあるって話をするのはいい手だよね

10

10. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 23:23
  • ID:s3UAGJlh0 #

地獄に落ちるぞ!って他人に言う人の生活が地獄なのよくある。
宗教に搾取されて生き地獄なのに、地獄に落ちるのが怖いって( ゚Д゚)

11

11. 匿名処理班

  • 2023年11月12日 23:59
  • ID:JfA8tAFx0 #

日本の閻魔様のいる地獄のルーツも知りたい

12

12. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 00:00
  • ID:LB1Sr8lI0 #

>>4
太古の天国は死んだ肉親が行く場所、的なスタートだっただろうから
地獄の概念はその場所に居て欲しくない悪い奴を
区別するために生まれたんじゃないかな

13

13. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 00:02
  • ID:G0TK5BxI0 #

こういうのを調べるのが宗教学の醍醐味やあ!
地獄の存在を理由に献金を強要する宗教はカルトであると思って良い。

一般的に定義されるカルト宗教の基準
・現世利益の確約
・生き神の存在
・献金の無心
(この他いろいろな定義がある)

14

14. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 00:13
  • ID:lKGx4HzH0 #

中世は地上が地獄だったんだろ?

15

15. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 01:35
  • ID:SJOEzGjj0 #

寒い地域から暑い地域へ伝わった宗教の地獄は
最初は寒い場所だったけど
暑い地域の人に寒い辛さって解らないから
後の時代になって地獄は熱いところって変更されてた

16

16. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 02:09
  • ID:0DtXaPcS0 #

>>11
日本における「地獄」は仏教由来
仏教がインドで生まれたものだから、それこそインド当たりまで遡れるかも知れない?

17

17. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 07:09
  • ID:VoW6Rljc0 #

セブン!

18

18. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 07:15
  • ID:VoW6Rljc0 #

>>3
乳酸菌飲料の

19

19. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 07:40
  • ID:SJOEzGjj0 #

>>13
免罪符売ったりな…

20

20. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 08:52
  • ID:AGT5xgJR0 #

>>11
死後の世界の考え方は基本的に仏教由来
神道とかアニミズムに死後の世界の概念はあまりない
お盆に帰ってくる云々言いながら、いつも○○さんはあなたを見守ってるよ、みたいなときな守護霊みたいに背中にくっついてる描写があるが、あれは成仏してないから、みたいな創作上の解釈されることもあるのだが、神道はあの世に行くみたいなのがないので、死んだものはどちらかというとああいうイメージ

日本にはいい感じの死者の弔い方法がかつてなかったので、仏教にその弔いを見出し、死後の世界周りがほとんど仏教由来になった
閻魔は奈良時代に仏教が来たときに一緒に日本に来てる古参組で、後に地蔵菩薩(日本人は地蔵が好きなのよね)と習合されるなどとても人気になった

怖い人は実は優しいというギャップ萌え

21

21. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 09:18
  • ID:GrncNUni0 #

>>2
そうそう。人間はそんなに強い精神を持ってませんからね。
すがるものがあり、救済を信じないと生きてはいけない。

22

22.

  • 2023年11月13日 09:28
  • ID:ecQjWZu30 #
23

23. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 11:19
  • ID:K9A69LVD0 #

ヤン・マンデインの画像が、シプリアン・ノーウィッドのものと同一のようです。

24

24.

  • 2023年11月13日 11:27
  • ID:ABy6NMzQ0 #
25

25. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 11:29
  • ID:nhxXBDNj0 #

>>20
神道には死後の世界である黄泉の国がありますけど…適当な事書かないほうがいいよ。
神式の使者の弔いかたもちゃんとある。
というかイザナミが死んだ後にイザナギが黄泉比良坂を下ってイザナミに会いに行く下りをなんだと思ってんの?
あれは神様専用の死者の国ではなく、人間も神も同じ死後の世界に行くのが神道だぞ?

もう一つ言うと守護霊って神道にも仏教にも無いからね?
それはキリスト教伝来以後の概念と訳語。
しかも元々キリスト教にも守護霊なんて概念はなくてキリスト教以前の土着宗教の概念がキリスト教に取り込まれたもの。
(ただし神から得ている加護を「守護霊」と聖書では表現している。 霊は父なる神しか居ないので神以外の守護霊は無いというのが本来のキリスト教)

26

26. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 11:38
  • ID:0DtXaPcS0 #

>>20
成立時期から仏教の影響はあるかもしれないけど、古事記だと死者の国は生者の国と地続きで暗く穢い所だったけれど巨大な岩で道を塞いで往復出来なくなった、っていうのはある

27

27.

  • 2023年11月13日 12:09
  • ID:v0tUiSrT0 #
28

28. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 12:48
  • ID:5c49R4Z.0 #

天国は常に変化を望む者が行く場所。地獄はあらゆるものを固定したい人が行く場所だと思えば、自由も不自由もその人の好み次第だし、どちらが良い悪いでもないかな。

29

29. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 12:50
  • ID:jSTihKt60 #

新約聖書はエンリルのラノベやし。

30

30. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 13:26
  • ID:VoW6Rljc0 #

カンタベリー物語を読め ミルズへ

31

31. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 14:25
  • ID:WblzBLI30 #

>>25
コメントを辿ると地獄に言及してるんだけど、事実、いわゆる「HELL」の役割のある「死後の世界」は伝統的な日本(大和)には無かったのは本当なんだよね。
「三途の川」や「お彼岸」という概念は古くからあっても、「閻魔様が罪人を裁いて罰として地獄に送る」みたいなのは神代の黄泉平坂伝承とかとは一切関係ない、出所不明な宗教観ではある。

32

32.

  • 2023年11月13日 15:38
  • ID:qWSCWG1N0 #
33

33.

  • 2023年11月13日 17:22
  • ID:Eovgufs30 #
34

34. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 17:25
  • ID:0BouEx1U0 #

カトリック信徒だけどとても参考になりました。
基本的に聖書の解釈は専門家の指南が必要で複雑だということ。
(勝手に解釈は危険)

カトリックの人たちは地獄の意識は薄くて、たいていの人はみんな天国にいけるという感覚なんだよね。特に外国人信徒や聖職者たちはとてもライトで、ゆるしの秘跡(告解)やその他の儀式を大切にしていたらみんな天国にいけるという感じです(カトリックは共同体を重んじるので、みんなで集まって活動することが大事とされる)

でもキリスト教を信仰すれば地獄に行かずに天国にいけるとか簡単に考えている人もいるかもしれないし、個人的なことは見えにくい。
仏教では六道輪廻の考えがあるし、日本人信徒はいろいろだと思うよ。

35

35. 匿名処理班

  • 2023年11月13日 22:52
  • ID:ZpihOPME0 #

聖書の内容が人間の創作で歪んでいくのは残念だね
神がとんでもサディスティックになっちゃってる

36

36. 匿名処理班

  • 2023年11月14日 03:24
  • ID:koAMVOkv0 #

顔見知りの近所の子供相手なら
悪いことするとナマハゲが来るよ、ですむのに
大人向けで全世界布教型にしちゃうとどんどん大げさになるんだね

どんどん付け足された苦痛や屈辱による罰則より
初期の選別基準に満たないものは不用品として消去しますのほうが
機械的で無関心な感じがクールで人外感あっておもしろいのに

37

37. 匿名処理班

  • 2023年11月14日 08:24
  • ID:ZBChiSQs0 #

>>31
”閻魔がいて罪に対する罰を与える地獄”に関しては、普通に仏教が日本で勢力を拡大していく過程で広まっただけでしょう
出所不明どころかかなりわかりやすい方では

38

38. 匿名処理班

  • 2023年11月14日 10:33
  • ID:5kgitBvr0 #

>>31
>>37
地獄と閻魔は仏教由来なんだから>>20は単に仏教由来だよってだけ書けばいいのに
なんで「神道に死後の世界は無い」って飛躍しちゃったんだろう…死後の世界と地獄の区別がついてなかったのかな彼は?
仏教でもキリスト・ユダヤ教でも死後の世界って地獄だけじゃなく天国やその一歩手前の中間地点が存在してるのに。

39

39. 匿名処理班

  • 2023年11月14日 12:44
  • ID:Pz4rVIhd0 #

毎日が地獄です。
大分県民にも地獄は馴染み深いね。

40

40. 匿名処理班

  • 2023年11月15日 00:05
  • ID:RfmX0vAp0 #

>>31
元々、日本における地獄のイメージって仏教と道教ミックスだった筈。

元々
仏教=タヒんだ後、転生する先が地獄(という現世)
道教=タヒんだ後、鬼(死者の霊)となって苦しむ場所が地獄

だったはず。
で、日本の地獄観はどっちかというと道教的な感覚だよ。
そこに仏教の「罪を贖えば、地獄から抜け出せる」という価値観が加わってる。
鎌倉末期から室町くらいに広まったと聞いたわ。

41

41. 匿名処理班

  • 2023年11月15日 06:17
  • ID:dtlEbFUo0 #

日本仏教の地獄はやたらと刑期が長い上に刑も具体的なんだよな
例:等割地獄
八大地獄の第一。殺生を犯した者が落ちるとされ、獄卒の鉄棒や刀で肉体を寸断されて死ぬが、涼風が吹いてくるとまた生き返り、同じ責め苦にあうという。
刑期はなんとびっくりの1兆6653億1250万年!

42

42. 匿名処理班

  • 2023年11月19日 16:19
  • ID:YAbXkhtC0 #

ユダヤ教の地獄については聖書外典エノク書にかなり具体的な記述があるが。
確か天国の三層目の北の1区画が地獄になっていて、ここが罪人や堕天使達の監獄であり彼らは懲罰の天使に毎日拷問されている

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