
レオポルドは「狩の交響曲」を作曲した際、猟犬の伴奏を付けたいという希望があったという。その願いをかなえるべく、指揮者のアダム・フィッシャーは、音楽祭でオーケストラが披露するこの曲に、犬を出演させ、鳴き声で演奏に加わってもらうことに。
今年4月に犬のオーディションが行われ、その後訓練を行った後、ついにデンマークで行われた音楽祭でお披露目となった。
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Round of a Paws: Barking dogs star in Mozart symphony with Danish Chamber Orchestra
オーケストラの生演奏に犬が加わる
デンマーク、コペンハーゲンで9月に開催されたクラッシックの祭典、ハイドン音楽祭で、観客たちにひときわ驚きと感動を与えた楽曲があった。アダム・フィッシャー氏が指揮する、デンマーク室内管弦楽団とともにレオポルト・モーツァルトの「狩りの交響曲」で、猟犬役として3匹の犬が鳴き声で演奏に加わったのだ。

そこで彼は、今年4月、数十匹の犬たちをオーディションし、その中から最も演奏に適した吠え声を持つ3匹を選出した。
オーディションで選ばれた犬たちは、クッキー、ソーファス、シーカの3匹だ。
犬たちは、合図をすると吠え、自分たちが参加しないパートではじっと静かにしているという訓練を数か月間受け、この日を迎えた。

そして迎えた本番、犬たちは飼い主やフィッシャー氏らの指示で、自分たちの出演するパートで鳴き声で演奏に加わり、他の楽章ではおとなしく待機していた。
大勢の観客を前にしながら人間でも本番は緊張するものだが、犬たちは堂々と自分たちに与えられた役割をこなしたのだ。ワンダフル!
音楽と動物の絶妙なコラボレーションは、伝統的なクラシック音楽の枠を超えた新たな挑戦だったが、観客に感動を新鮮な驚きをもたらしてくれたようだ。
References:Cookie, Sophus, and Sica are three dogs who joined the Danish Chamber Orchestra to perform Mozart's "Hunting Symphony" | Boing Boing / Round of a Paws: Barking dogs star in Mozart symphony with Danish Chamber Orchestra | Euronews / written by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
最後に犬と握手できるんですよね🥺
2. 匿名処理班
おもしろい試みだね
泉下でパパモーツァルトも喜んでいたのでは
3. 匿名処理班
犬がステージに上っちゃった系だと思ったら結構真面目にやってた
4. 匿名処理班
古典ジャンルも
従来のやり方通りなのも良いけど
そればっかりじゃ面白くなくなるから
新たな試みをやらないとな
こういうの好き