
南アフリカのヨハネスブルグに住む3きょうだいが、SNSで歌を披露すると大きな注目を集めるようになった。
長女が歌えば、長男がギターを弾く。そして次男は、後ろでダンスを踊る。どんな歌でも、トリオ独特のリズムで自分たちの歌にしてしまうパフォーマンスに、多くのユーザーから称賛の声が寄せられている。
芸能一家で育った南アフリカの3きょうだいがSNSで注目を集める
ヨハネスブルグのマルバーンに住み、愛称ビコスターとして知られる長女ビコ・ンランゴシさん(16)、マナヒーローこと長男マナ・ンランゴシ君(13)、タウライオンこと次男ムフンド・ンランゴシ君(8)は、TikTokで大注目を集めている“きょうだいトリオ・パフォーマー”だ。3人は、歌手で女優のアヤンダ・ンランゴシさん(40)とセボネ・ランガタさん(46)の間に生まれ、アヤンダさんがマネジャーとなって地元の管区や企業のライブ・イベントなどに出演している。
3きょうだいは、家族代々が芸能一家という環境で育ってきた。
祖母は、著名な歌手でパフォーマーの「ドクター・トゥ・ノクウェ」で、ブラック・エンジェルズというグループのメンバーだったそうだ。
そのため、家はカイフス・セメンヤやシボンジル・クマロなどの音楽界のレジェンドたちのリハーサルスペースとしてよく使われていたという。
だから3きょうだいが皆、幼い頃から音楽を知り、音楽を愛して育ったのも不思議ではなく、3人の才能は、両親や祖母のトゥさん、ジャズギタリストでソングライターのベキ・コーザさんによって育てられてきた。
TikTokで披露しているカバー曲が大反響を呼ぶ
幼児の頃から、自分で歌やダンスの動きを考え出してきた長女のビコさんは、「生まれたときから音楽は自分の血の中に流れていた」と言うほど、音楽を深く愛している。シンガーソングライターのインディア・アリーから、私はインスピレーションを受けているの。姉がギターを弾き始めると、すぐに弟のマナ君も演奏に参加するようになった。
初めてピンクのギターを手に入れて、作曲を始めたときのことを覚えているわ。小さい頃から、ただただ音楽が大好きだったの。
おねえちゃんが注目を集めているのを見て、僕もそれを望んでギターを弾き始めたんだ。末っ子のムフンド君は、歌う姉と兄の後ろでダンスを踊ったり、ピアノを弾いたりする役割を務めている。
僕は、イギリスのシンガーソングライター、ジェイコブ・コリアーのようになるのが夢なんだ。だって、彼は中国の先住民の楽器からアフリカの先住民の楽器まで、あらゆる楽器を演奏することができるからね。
ムフンドはいつも楽器が大好きで、私たちが歌っているときはいつもピアノを弾いているの。イベントとかで、私たちがステージの上で「BikosManna」ってグループ名を紹介されると、ムフンドも後ろで自分の名前を叫んでるの!(ビコさん)トリオの動画は、TikTokでシェアされると多くのユーザーから大反響を得て話題になり、次期「アメリカズ・ゴット・タレント」のオーディションに招待されたそうだ。
TikTokアカウントでは、様々なアーティストの歌をカバーし、自分たちなりのリズムで歌っている動画がシェアされているが、その歌声は素晴らしい。
Heal The World Cover By @MichaelJackson
名曲「スタンド・バイ・ミー」も歌いこなす
特に多くの閲覧数を得た「スタンド・バイ・ミー」は、世界中で時代を超えて、広く愛されている曲のひとつだが、ビコさんとマナ君はこの曲もすっかり自分たちのものにしているようだ。 マナ君のハーモニーがビコさんの歌声に加わると、BikosMannaのパフォーマンス力がアップするのがわかる。さらに、小さなムフンド君のボディパーカッションを加えれば、素敵なチャームポイントとなり、思わず笑みがこぼれてしまう。
他にも、ABBAの名曲やエド・シーランなども歌っている。
ただいま3きょうだいは世界に向けて準備中
現時点で、すでに才能を開花させていて、今後世の中でどのような期待が待ち受けているか、その楽しみを予感している3きょうだいは、近い将来アルバムを制作して、世界ツアーをしたいと考えているそうだ。母親のアヤンダさんは、「創造的な子どもを育てるということは、親としても常に創造的でいなければならないことを意味する」と語っている。
クリエイティブな子供たちは多感なので、親が常にサポートすることが重要です。(アヤンダさん)今のところは、「アメリカズ・ゴット・タレント」のオーディションに向けて、3人は懸命に練習中だという。
ビコさんは、「私たちは、決勝戦に直行できる“ゴールデンブザー”を獲得するだけでなく、ショーのすべてのステージを経験して、学び、自分自身を向上させたいと思っています」と力強く語っている。
YouTubeチャンネル『Biko's Manna』でも、トリオの素晴らしい歌声がシェア中だ。
I Wanna Dance With Somebody Cover by @whitneyhoustonmusic
References:This talented trio of kids from Joburg are set to take the world by storm / written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
コロナ前に日本の視聴者に彼らを紹介してた、たぶん日本人が運営(?)のyoutubeチャンネルあったので、そっちで以前に彼らを知ったんだけど、日本の歌を歌ってもらって動画にしてたんだよね
彼らだけじゃなくていろんなアーティストが参加したチャンネルだったけど、日本の歌のアレンジもアフリカテイストっぽいのもあってみんな素敵だったな
この子供たちが日本でライブできるようになったらいいなって言ってたのはどうなったのか気になる
2. 匿名処理班
ただのカバーじゃなくて消化してモノにしてるのがすごい。
まだまっさらな感じだからこれからが楽しみだね。
そして末っ子がかわいいw
3. 匿名処理班
この子たちの親が生まれるよりも前の曲を歌いこなしてるのか
上手いもんだな
4. 匿名処理班
目指せジャクソン5
5. 匿名処理班
>>1
スピッツのロビンソンを黒人の子供が綺麗な歌声で歌ってたのを視聴した記憶があります。
この子たちなんですかね
6. 匿名処理班
すごいな、素晴らしいなと思ってなにげなくインスタでフォローしてた。
記事でいろいろ詳しいことが知れて良かった。
やっぱりそういう家系と環境で育っているんだね。
7. 匿名処理班
令和のエアボ兄弟?
8. 匿名処理班
>>5
ピコマナって言ってたし女の子の顔がうっすら記憶にあるから記憶違いじゃなければこの子たちだと思います
コロナになってチャンネル運営できなくて日本へ帰っちゃったのかな
9. 匿名処理班
ん〜正直に言うと突き抜けたものは感じないかなぁ。これからそれぞれが成長して唯一無二の何かが生まれるのか、ちょっとわからない。
10. 匿名処理班
婆ちゃんの経歴カッコイイな
11.
12. 匿名処理班
もう歌い出し聞いた瞬間から「上手い!」って叫んでしまった
この子達は物心つく前から音楽が生活の一部になってるんだろうなあ
これからの活躍を期待してます
>>7
(エアボはエアボーカル、つまり口パクのことなので違いますよ・・・)
13. 匿名処理班
雰囲気ある子達だわまさにエンジェルボイス