
その家は引退した警察官の家だ。家の前にパトカーを止められ、何事かとでてきたのは元警察官のスティーブ・ウッドさんだ。
実は女性の悲鳴と思われたその声は、ペットのインコの鳴き声だった。事実がわかると駆け付けた警察官らは大爆笑となった。
家の中から女性の悲鳴が聞こえると警察に通報が入る
エセックス在住の元警察官、スティーブ・ウッドさん(54)の家の中から女性の悲鳴が聞こえると、通行人からエセックス警察に通報が入った。びっくりしたのはウッドさんの方も一緒だ。家の前に3台もの緊急車両が止められ、玄関のドアを開けると2人の警察官が立っていたのだから。
彼は何の犯罪にもかかわっておらず、事態を理解できなかった。

女性の悲鳴の正体はペットのインコだった
「私がいったい何をしたというんだ?」とウッドさんが尋ねると、警官らは「心配しないでください。あなたが誰なのかは理解してます。ただ、あなたの家で女性が助けを求める声が聞こえたとの報告があったので、問題がないか確認しに来ました」と答えた。実はウッドさん、インコが大好きで21年前から複数のインコなどを飼っている。現在家には、アオコンゴウインコ、ルリコンゴウインコ、コミドリコンゴウインコ、ボウシインコ属、ワカケホンセイインコ、セキセイインコなど合計22羽がいる。
インコたちは特に朝と夕方に鳴き声を出す傾向があるそうで、最近は3歳のフレディという名のインコがホルモンの影響で特に大声で鳴いていたという。
つまり女性の悲鳴に聞こえたのは、インコの鳴き声だったのだ。
だが不思議と、これまで1度も通報されたことはなかったという。
襲われている女性はいなかった。いたのは大声で鳴いていたインコだった事実を知った警察官らは、思わず笑ってしまったようだ。

エセックス警察は、「女性の絶叫の音を報告した一般市民から火曜日の午後1時50分前に連絡を受けました」と説明。
「警察官は状況を確認するために現場に向かいましたが、到着してみると、その音は実際には物件内のオウムたちによって引き起こされていたことが判明しました」と語った。
ウッドさんは近隣住民たちと交流があり、ウッドさんがインコ好きなのを知っていて、その鳴き声に対しても理解があったのだろう。
これまで一度も苦情を受けたことはないそうだ。
でもって、インコやオウムは物まねも得意なので、時として「助けて〜」なんて鳴くこともあり、誤解した善意の人が警察に通報するといったケースはこれまでにもある。
でも万が一、本当に誰かが襲われているケースもあるので、とりあえず叫び声が聞こえたら、一般市民として通報するのが正しい対応だ。
References:Police descend on Canvey Island home after passerby heard 'screaming woman' - but it was actually his parrots - Essex Live / written by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
つまりこれは夜の営みの声をおぼえてしまったのだろうか。。。
3.
4. 匿名処理班
直に聞くと鳥の声って分かるけど
隣の部屋とか壁を隔てたり電話越しだと
分かりづらいらしいね
5. 匿名処理班
ペットショップのオウムかなんかに「助けて」だか「人間に戻して」だか覚えさせたみたいな話なかったっけ
6.
7. 匿名処理班
そのインコが真似した女性の悲鳴はどこから学習したんだろうねえ……!
8. 匿名処理班
>>7
ドラマ音声とかあるからね
9. 匿名処理班
イギリスのパトカーって、威圧感ゼロだな〜。
10. 匿名処理班
>>5
「人間に戻して〜」はヤバい😅
11. 匿名処理班
>>9
威圧感うんぬんではなく、
交差点への高速での接近や、高速道路上の緊急停止中など、
一般車両との事故防止のため 視認性を上げる目的で
原色系のバッテンバーグ(市松模様)を採用してるんだよ。
12.
13. 匿名処理班
これご近所さんは本当に迷惑してないのか?
朝にうるさくされたらキレそう
14.
15. 匿名処理班
近所にいたら普通に迷惑だと思ってしまう
16. 匿名処理班
本当に何かあった時に困るだろうなぁ
17. 匿名処理班
実はインコの声でしたと思っていたら、部屋の奥に隠された真実の女性が居たりして
18.
19. 匿名処理班
元警察官は猟奇殺人鬼で殺害された人たちの叫び声を覚えてしまったんよ
なーんて、映画でありがちな設定
20. 匿名処理班
>>8
覚える程聴く機会があるかなあ
飼い主の趣味が偏っているのか、よっぽどインコの好みの音声だったのか…
21.
22. 匿名処理班
実は近所の人間がうるさくて我慢できなくて嫌がらせ感覚で通報したケースも考えられなくないな