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飼育下で世界最大のワニが、推定120歳を超える

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(著) (編集)

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 1984年、オーストラリアで年老いた巨大なイリエワニが悪さをしたとして捕らえられ、事実上島送りとなり、グリーン島で飼育されることになったが、現在もそこで元気に暮らしているという。

 飼育下にあるワニとして世界最大のカシアスの体長は約5.5mで年齢が120歳を超えたらしい。少なくとも、それが彼の推定年齢だと研究者は言っている。

ワニの体の大きさから年齢の算出するのは難しい

 ワニの体の大きさからその年齢を判断するのは難しい。ワニは成体になると、成長速度が遅くなり、ついには止まる。

 大きなワニはたいてい、幼体のときに一気に成長し、オスのほうがメスよりも大きくなる。

カシアスは野生に生まれたので、彼が実際に何歳なのかを知る術はありません。年齢はあくまでも推測にすぎないのです」オーストラリア、グリーン島のマリンランド・クロコダイル・パークでカシアスの世話をするトーディ・スコット氏は言う。

 カシウスの推定年齢は120歳とされているが、これは大型爬虫類に対する国際的な研究に基づいて算出されたものだという。

World’s largest crocodile in captivity celebrates his 120th birthday… we think | ABC News

推定年齢120歳のイリエワニ、カシウス

 1984年、オーストラリア、ダーウィンの南西にある牧場で家畜の牛が殺される被害が発生し、容疑者のワニが捕獲された。

 それがカシアスだったわけだが、オーストラリアで生け捕りにされたワニの中では最大級の大きさだった。その当時でさえ、カシアスの年齢は30~80歳と言われていた。

「体長はおよそ5メートル。尾は少なくとも15センチほど欠けていて、さらに鼻先も少しなくなっていました」捕獲に参加した、グラハム・ウェブ氏は語る。

「当時でさえ、カシアスはかなり年とった大きなワニでした。あれほどの大きさのワニはなかなか見られるものではありません」

 あれから40年、カシアスがグリーン島に島流しになってから35年がたったが、彼はまだ成長しているようだ。大型のワニとしては異例のことで、長寿に関して重要な知識を与えてくれるのでは、とウェブ氏は言う。

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島流しになった後も40年生きているカシウス / image credit:Marineland Crocodile Park

 1980年代、大型ワニはハンターにとって格好な標的だったため、研究者が捕獲するのが難しく、研究のチャンスがめったになかった。

 「狩猟期間を生き延びた大人のワニは、非常に警戒心が強いのです」とウェブ氏は言う。オーストラリア北部では、1971年にワニの狩猟が禁止されている。

現在も元気で社交的、長寿記録を更新する可能性も

 現在のカシアスはというと、まったく警戒心がなくなっているようだ。まだまだ元気で社交的、人間との交流を求めているらしい。

 爬虫類は成体になると、だいたいおとなしく、まわりに無関心になる傾向があるが、カシアスは活発で、とても魅力的なワニなのだという。

 非営利保護団体オセアナによると、イリエワニは、通常70年以上生きるのだという。

 これまで捕獲された最大のイリエワニは、フィリピンの体長6.17メートルの個体ロロンだが2013年に死んでしまったため、現在のイリエワニの世界最大記録保持者はカシアスとなっている。

 推定120歳のカシアスだが、まだまだ記録を更新できそう。

 ちなみにナイルワニの場合には、南アフリカのクロクワールド保護センターにいるヘンリー(約5メートル)が2020年に推定120歳となっている。

References:World’s largest captive croc turns 120, giving scientists ‘serious knowledge on longevity | Live Science / written by konohazuku / edited by / parumo

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この記事へのコメント 18件

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  1. 悲壮感のない島流しだなあ シャバに帰る気全然なさそうだな

    • +14
  2. 社交的で人間と交流を求めてる? じゃあ頭を撫でてあげようかな

    • +2
    1. >>3
      社交辞令を真に受けて交流する距離感を違えて、頭を無くしてもらう、と

      • +2
  3. 人間がいなければ10mくらいまで育つ個体がいそう

    • +1
  4. 社交的と言うか好奇心旺盛なのでは
    御飯に困る事がなければ仲良くしてくれるだろうけどさ

    • +1
  5. オーストラリアで老いぼれワニを見たら、生き残りと思え…

    • +2
  6. 人間との交流を求めているらしい

    交流しすぎて胃袋に入るかも?

    • +2
  7. 20年前に行ったグリーン島に、そんなワニがいるとは知らなかった、その時はギネスに載る前だったのか。その時、ニアミスしてた動物を、今カラパイアで見ているのはフシギな感覚

    • +4
  8. 飼育下では最大、飼育下ではね
    ゴルフ場で怪獣みたいなワニが歩いてるの見たことあるけど

    • 評価
  9. ワニ、カメ、サメ 古代から生きてる生物って長寿だよね。遺伝子に秘密があるのかな?

    • +1
    1. >>13
      爬虫類で代謝のスピードが遅いのも理由かも
      亀とか物凄く長時間水の中にいて肺呼吸しなくても大丈夫らしいし

      • 評価
  10. 正直、120歳は少しオーバーな気がしないでもない。
    上野動物園にいるイリエワニのフック君は57歳で5m近くあるし。

    • 評価
  11. ワニとピューマはどっちが強いかなあ

    • 評価

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