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リアルガチでモンスター級、世界最大のダンプカー「BelAZ-75710」

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(著) (編集)

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image credit:BELAZ
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 AIの生成物ではない。積載能力450トンに車両重量360トン。世界最大の積載量と重量を誇る BelAZ-75710 は リアルでガチなモンスター級ダンプカーだ。

 その称号にふさわしい巨大構造物寄りビジュアルといい、いかにもダンプカー界のラスボスだが、この車の特殊さは外観だけじゃ終わらない。

  巨大なタイヤ8個で支えられている BelAZ-75710 は、4WD(四輪駆動)と 4WS(四輪操舵)を搭載。またエンジンを2基搭載しており、積載量が少ないときは1基だけでも走行できる。

 大きさからは想像できない安定性や操縦性に加え、性能と効率までも手に入れた世界一のダンプカーに圧倒されよう。

The world’s largest dump truck, the BelAZ 75710 | Extraordinary Engineering

巨大ダンプカーBelAZ-75710。ダンプカーで世界一の積載量を記録

 BelAZ-75710 は、ベラルーシの都市ジョジナを拠点とする、ベラーズ社が、2013 年に発売したダンプカーだ。この巨大な車両は、過去10年にわたり世界最大かつ最もパワフルなダンプカーの称号を保持している。

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 市場のあらゆるダンプカーに比べても、ずば抜けて重い BelAZ-75710の重量はなんと360トンもある。

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 大きさは全長 20.6 m 、幅 9.87 m、 高さ8.26 m。その積載量は 450トン とダンプカーで世界一の積載量を誇るが、驚くことにその数字はメーカー保証を考慮したもので実際はまだ余裕があるらしい。

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 実際2014年にはそれを上回る503.5トンの積載量でギネス記録を出してるのだ。

巨大なタイヤ8本に4WDと 4WS 搭載。機動性と安定性を確保

 だがこのダンプカーのすごさは他にもある。それは他のダンプカーと一線を画すユニークな設計がなされている点だ。

 BelAZ-75710 は2軸ダブルタイヤで合計8本のタイヤを持つが、そのタイヤは1本につき5.5トンの巨大なもの。また4WD(四輪駆動)と 油圧式4WS(四輪操舵)を搭載。機動性と安定性に優れ、この大きさで 半径約31m で転回できる。

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 見た目は1950年代のアメリカの巨大ダンプトラック、インターナショナルペイホウラー350がモデルともいわれている。

【参考】アメリカの巨大ダンプトラック、インターナショナルペイホウラー350

2基のエンジンを積載量によって使い分ける節約運転も

 もうひとつの特徴は、デュアル エンジンシステムだ。このダンプカーは ドイツのエンジンメーカーMTU社の16気筒ディーゼルエンジン、MTU DD16V4000を2基搭載。その馬力は1基につき2,300ps ある。

 そのエンジン2基が、2基のACオルタネーターと4基のACトラクションモーター(各車軸に2台ずつ)を駆動。

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 これによりAC トラクション ドライブ システム が作動し、各タイヤのスピードとトルクを制御する。なおそのシステムはドイツのシーメンス社が独自に開発したものだそうだ。

 こうした一連の動きによって最高速度の時速およそ64km と10% 勾配での時速 40kmが維持されている。

 またシステムには燃料節約オプションがあり、積載量が少ないときはエンジン1基だけで走行できる。同社のデータによるとその際の燃料消費量は一般的な運搬用特殊車両と同じ程度だそう。

採掘や建設現場で活躍。業界のエンジニアリングと技術の進歩の証

 BelAZ-75710は主に採掘や建設に使用されており、石炭や鉄鉱石、岩石といった資材を大量に輸送する際に活躍している。荷台の深さはやや浅めだが、これ1台でかなり仕事がはかどるはずだ。

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image credit:BELAZ

 なお現在稼働中は3台のみ。すべてロシアの採石場で働いているそう。

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 ただ巨大なだけでなく、運搬車両業界のエンジニアリングと技術の進歩がうかがえるBelAZ 75710。このダンプカーが世界の注目を集めるのはこうした工夫があるからなんだな。

References:odditycentralなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

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  1. 全部ダブルタイヤだから四輪駆動の八輪車っていうモヤっとする表現になるのよね

    • +1
  2. 鉱山用の大型ダンプって
    日産のe-powerと同じシステムで
    モーター駆動なんだよな

    エンジン駆動にしない理由は何だろう?

    • 評価
    1. >>2
      BingGPTになんでエンジンでモーターを動かすのか訊いたら、その方が設計を小さくできる、低燃費、高トルクだそうな。

      • +1
    2. >>2
      シロートなんで話半分ですが、電気モーターって停止状態が最もトルクが大きいものが普通なので、発進しやすいんじゃないでしょうかね。クラッチつなぐとエンストしそうだし超多段ギア必要そうだし、トルコン使うと効率悪そうなので、発電してモーターってのが最適解と考えたのだと思います。

      • 評価
    1. >>3
      逆にアオリ運転するヤシを見たいわ(笑

      DD16VってからにはV型16気筒ディーゼルエンジンなんだろーけどこのサイズのダンプを動かすエンジンの排気量と燃費が気になりますね(w
      あと小松にも似たサイズのダンプ無かったっけ?
      微妙なサイズの違いでギネスには登録されてないんだろーけど

      • 評価
    1. >>6
      このトラックが国境を越えてウクライナの大地を踏みにじらないことを祈るよ。

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  3. トランスフォーマーになったら確実に5体合体戦士のボディ役だろうなw

    • +4
  4. バケットホイールエクスカベーターと双璧をなす重機!
    勇者シリーズならこいつも超巨大ロボに変形合体してくれるはず
    旋風寺コンツェルンかGGGが最終装備として着目するかもしれないし、しないかもしれない

    • 評価
  5. こういうのは現地で組み立てるのかな。
    あと免許とかどうなんだろう。

    • 評価
    1. >>11
      箱根に浮かんでる海賊船もばらして運んだぞ
      こいつの場合、人が乗るよりもGPSによる無人運転が
      主だと思うので管理するオペ以外はドライバーも不要

      • 評価
    2. >>11
      アスファルトを傷めず移動可能なものなら
      深夜に誘導を立てて自走する場合もあるけど、
      基本的に、分解してパーツごとに運び
      現地で組み立てるケースが多いらしい。

      免許は、分類としては大特(大型特殊免許)になるか、
      閉鎖された工事現場のみで公道へ出ないなら
      道交法的には免許不要なんじゃないかと。
      (クレーン等、操作技能者の免許が必要な種類の重機もあるが。)

      • 評価
  6. RX-78をまるっと乗っけられるサイズになるんか。

    • +1
  7. 実用性は置いといて、こういう巨大な車両が作れると言う事は、ガンタンク程度ならもう作れるわけだ。

    • 評価
  8. やっぱりおっきなはたらくくるまってかっこいい!!!

    • +1
  9. 世紀末にはこれの荷台の部分を居住区域に改造したやつで荒野を旅したい
    移動要塞にはロマンがある

    • +3
  10. トラックだけでかくしても鉱山の利益にはあまり貢献しない
    パワーショベルなどで3~4掬いして荷台が満杯になるのが良いそうな
    もう一つ言うと鉱山用ダンプは無人化され始めてるのでそれにも対応できないと、できたとたんに時代遅れになっちゃうよ

    • 評価

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