この画像を大きなサイズで見るイギリス王室は、風変わりな伝統的権利を持っていることで知られているが、その1つは、「イギリス国内すべての白鳥(コブハクチョウ)は君主(国王)が所有している」というものだ。
おそらく多くの人が耳にしたことがある英王室トリビアの1つだが、厳密では「すべて」というわけではない。だが実際に多くの白鳥は国王の所有物として王室扱いとなる。
その為イギリスでは、王室の白鳥に対しては、どんなに無茶をされようと、攻撃されようと、敬意を持った態度で接する習慣がある。
この奇妙な王室の権利は、12世紀の中世の時代にまでさかのぼるという。
中世から始まった英国君主制と白鳥の奇妙な関係
伝統的に、イギリス王室は印のないコブハクチョウの所有権を持っている。
厳密に言えば、君主が国内すべての白鳥を自動的に「所有」するわけではなく、テムズ川に生息する所有者の”印”のないコブハクチョウの所有権を持っている。
この権利は、今は亡きエリザベス女王(2022年9月8日没)を含む中世の君主の時代までさかのぼる。
この画像を大きなサイズで見る白鳥は王室の食卓に上がる貴重な食材だった
12世紀、リチャード1世がイギリス国王となっていた頃、白鳥はフォーマルな食事として王室の食卓にあがる食材の1つになっていた。
数十年にわたって故エリザベス女王の白鳥の記録係を務めたデビッド・バーバー氏は、去年のインタビューでこのように話している。
白鳥は、中世イギリスの大富裕層にとって欠かせないごちそうで、非常に重要な食料源でした。
やがて、富裕層のさまざまな人々が白鳥を所有するようになり、宴会やごちそうに供されていました。
飼育された若い白鳥は、クリスマスのごちそうのために太らされました。
13世紀には、ヘンリー3 世がクリスマスのお祝いのために、40 羽の白鳥を注文したと示唆する資料も存在するという。
15 世紀に入った頃には、白鳥の飼育はすでに貴族階級にとってのステータス・シンボルとなっていて、彼らは自分たちの名声と富を誇示するために白鳥を飼うようになった。
この画像を大きなサイズで見る庶民が白鳥をとらえることを禁じるため王室が所有権を主張
この頃になると、庶民が隠れて白鳥を捕えることが懸念されるようになった。
白鳥の絶滅を恐れ、貴重な白鳥を保護することを目的に、当時の国王は王の許可なしで白鳥を捕まえることを禁じ、王室は白鳥の所有する権利を宣言した。
しかし、それだけでは保障が不十分だということで、毎年白鳥の数を数える行事「白鳥調べ(スワン・アッピング)」を実施することにした。
これが、中世からの白鳥と英国君主制との奇妙な関係の始まりだ。
白鳥の頭数調査を実施する伝統行事「スワン・アッピング」
現在では、イギリスではほとんど誰も白鳥を食べないが、毎年7月第3週に恒例の伝統行事として「白鳥調べ(スワン・アッピング)」は継続されている。
王室は、15世紀にロンドンシティ同業組合の2つ「葡萄酒商組合(Vintners’ Company)」と「染物業組合(Dyers’ Company)」に、テムズ川の一定数の白鳥を所有する権利を与えた。
以降、バージと呼ばれる王室の平底船2艘、葡萄酒商組合の2艘、染色工組合の2艘といった計6艘で、毎年テムズ川をロンドンからさかのぼって、ウィンザーやイートンのあるバークシャーまで白鳥を追い、その年に生まれた白鳥の保護、分類、頭数を調査する。
昔は、王室所有の白鳥には、くちばしに印がつけられていたが、今は足にリングをはめているという。
スワン・アッピングでは、王室、葡萄酒商組合、染物業組合のそれぞれが、独自のルールに従って行う。
故エリザベス女王を代表とするスワン・アッピングの担当職員は、白鳥には印をつけず、葡萄酒商組合が捕まえた分には両足にリングを装着し、染物業組合が捕まえた分には片足のみにリングがはめられることになっている。
このスワン・アッピングの対象となるのはコブハクチョウのみで、オオハクチョウやコハクチョウなど、イギリスで見られる他の種類の白鳥には適用されないそうだ。
また、孵化の季節に白鳥に危害をくわえたり卵を盗んだりした者には、懲役刑および罰金という厳しい刑が課せられる。
当時は、スワン・アッピングは新しく生まれた白鳥に印をつけることで、誰が何羽分の所有権を持っているかということを確定することが目的だったが、現在は保護目的で行われているそうだ。
新国王となったチャールズ3世が王室の白鳥の所有者に
新しく国王になったチャールズ3世は、故エリザベス女王と同じように、ロンドンのテムズ川とその支流の一部に対してのみ、白鳥の所有権を行使すると言われている。
この権力移譲の一環として、プリンス・オブ・ウェールズ(ウィリアム王子)も、英国王位継承権と白鳥の一部を継承することになるようだ。
イギリスで白鳥を殺すと王室への反逆行為とみなされる?
他にもある英王室の白鳥関連のトリビアでは、「イギリスで白鳥を殺すことは王室への反逆行為とみなされている」というものだ。
これにおいては、英国法委員会によると、「女王のコブハクチョウを殺すことは違法かもしれないが、反逆罪には決して該当しない」ということだ。
この画像を大きなサイズで見る言い換えれば、たとえ白鳥を殺してもロンドン塔で処刑されることはないが、動物虐待で逮捕され、刑事告発される可能性はじゅうぶんにある。
さらには、イギリス国内の動物愛好家たちからすさまじい非難を浴びることになるだろう。
References:The Curious Reason Why King Charles III “Owns” All The UK’s Swans/ written by Scarlet / edited by parumo
















以前「チ〇ちゃんに叱られる」の「クリスマスにローストチキンを食べるのはなぜ?」で、
欧米では七面鳥や白鳥の肉が好まれたが、日本人の口に合わないらしく、チキンが好まれたというのがあった。七面鳥はパサパサした感じだしイマイチで、ジューシーなチキンの方が日本人には合っているらしい。
白鳥は筋肉質で食べるところが少ないように思えるが、どんな味なんだろう。
🦢「私たちの預かり知らんことですわん」
>>2
「マア、薄情(ハクチョウ)ね」
>>6
潮来傘ぁ~~~~♪
日本では江戸時代には鶴が将軍以外の狩猟不可で、密猟者は死罪
家光の側室の一人は、父親がそうやって死罪になったとか
イートン行った時白鳥いっぱいいたなぁ
王室のものとは知らなんだ
HMS
すなわち
Her Majesty’s Swan
白鳥政談 白鳥か?! 鷺か?! 切らずにおくぞぅ
イギリスだし王様が不思議な白鳥と強い絆で結ばれてたファンタジー的なことで今も愛されてるのかもなーって妄想しながら開いたら
普通にご飯だった
大抵の森は王だの貴族専用のもので禁猟区だったのと同じ流れやろ
別に自然保護に目覚めたとかでなくね
白鳥って凶暴だから、近づくなって言われたことがある
>>11
学生のころ貧乏旅行していて、河畔でパンをかじっていたら近づいてきて私のパンをつつくから手で払いのけると私の腕にかみつくくらい狂暴でしたよ。歯がなくて水鳥の嘴だから洗濯ばさみで挟むくらいで済みましたけど、あれが鋭い嘴だとか牙ついていたら恐ろしいですね。ちなみに挟まれた腕にはいくつものつねられた後のようなあざができました。結構痛かったです。あいつら大きくて狂暴で図々しいし、小さい子なら泣いて逃げるレベルです。
>>17
白鳥で怖いのは羽ばたきの威力。20kgを超える体を浮かせる力で殴られたら良くて打撲当たりどころによっては骨折することも…カラパイアの記事にもあった。
>>17
クチバシでつつかれたら結構痛くて普通に血が出ました
ああ、うん、食いでのありそうな大きさだもんね…
>>12
むね肉とかね
あとセセリの炭火焼とか食ってみたいなぁ
食べるためというのは知っていた。
晩餐会の度、『白鳥は出ますかね?』ってマスコミがいうから。
王室所有といえばイギリスの海岸線はほぼ王室のもの。
リース代だけでとんでもない額が入るとか。
カラパイアでも書かれていたかも。
昔『上手なワニの捕まえ方』という本に、”クチバシに切れ目が2つ入っていれば王室のハクチョウです。”(確か)ってあったけど、リングになったんだね。
もう種明かししていいと思うからレス
実はこれ、テムズ川の一部領域の白鳥のみの話ですが
イギリス人にも「イギリス全体に適用」と思ってる人はいる模様
奈良の鹿みたいなもんかしらと思ったら食ってた…
どんな味がするのか非常に気になる!