image credit:Big Ben and Tiny Tim/Facebook
サイズはまるで正反対だったけれど、小さなチワワと大きなグレート・ピレニーズは特別な絆を育み、いつも仲良く暮らしてきた。だから、大好きな親友が虹の橋のたもとに行ってしまった時、チワワはとても寂しかった。
そんなチワワの悲しみを癒せるようにと、大きな犬そっくりのぬいぐるみがプレゼントされた。そのぬいぐるみは、まるで親友のようにやわらかく、暖かかった。
それ以来、チワワはそのぬいぐるみから離れず、寄り添い続けている。ぬいぐるみのおかげで、チワワは大親友を失った悲しみから少し立ち直ることができたようだ。
チワワとグレート・ピレニーズの仲良しコンビ
アメリカ・テキサス州に住むジェニー・リーチさんは、チワワのタイニー・ティムの里親になった2016年、グレート・ピレニーズのビッグ・ベンを新たに家族に迎え入れた。小さなティムと大きなベンは、その名のようにサイズは正反対だったが、出会ってすぐに意気投合した。
いつも一緒の2匹。そろって何かのジョークに大笑いしているように見えます。(リーチさん)2匹は、サイズの違いなど何も気にせず、一日中一緒に過ごしていたという。出会ってから6 年の間に、2匹は絆を深めて大親友になった。
最初の頃、ベンがもう少し機敏だった時は、リビングルームのソファに横になっていると、いつもティムがベンの上に横たわっていました。ティムとベンの心温まるやさしい世界を他の人にも知ってもらいたいと、リーチさんは2匹の日常をSNSでシェアし始めた。
ティムは、夕食時に私たちに食べ物をねだるには、ベンの背中に上ってテーブルに近付くのが一番いい方法だと知っていました。
2匹は、とにかく切っても切れない関係で、一緒に昼寝をしていなくてもいつも寄り添っていたし、一緒に泳ぐのが大好きでした。ベンはティムにとって最も安全な場所でした。(リーチさん)
すると、多くの人が2匹の仲睦まじい様子を見るのを楽しみにしてくれるようになった。
ベンが虹の橋のたもとへ旅立つ
ティムが家族に加わった時、ベンは 7 歳だった。時間の経過とともに、ベンは年老い、移動に苦労し始めた。
ベンの変化に気付いたティムは、ベンにスペースを与え始めたが、決して遠く離れることはなく、見守るようにしていたという。
ティムは、ベンに登るといういつもの悪ふざけの代わりに、より穏やかに寄り添い、一緒に昼寝をしたり、そばに座ったりするだけで満足するようになりました。(リーチさん)2022 年 12 月 24 日、脳卒中を起こしたベンは、クリスマスの朝に容態が悪化し、リーチさんと、一緒に育ってきたリーチさんの娘たち、そして大親友のティムに看取られて、13歳半の生涯を閉じ、虹の橋のたもとへ旅立って行った。
ティムに大きなぬいぐるみがプレゼントされる
SNSでベンが旅立ったことをシェアすると、フォロワーの1人でオハイオ州に住むベスさんという女性が、ティムにプレゼントを贈ってくれた。ベスさんから送ってもらったベンのような大きなぬいぐるみをソファに置いた瞬間、ティムはすぐに駆け寄り、ベンがいた時と同じようにその上に乗りました。ティムの反応に驚いたリーチさんは、大きなぬいぐるみをソファに置いておくことに決めた。
ティムは、ぬいぐるみのひだに身を包んで、すぐに眠りに落ちました。(リーチさん)
すると最終的には、見慣れた光景を毎日目にするようになった。
私たちがリビングルームに入った時、ソファでベンの上にティムが乗っていた時と本当に同じ姿で、ティムはぬいぐるみの上に丸くなって眠るようになりました。その姿を見てリーチさんは、ティムが大親友の死を本当に悲しんでいると感じたという。
ティムは、間違いなくぬいぐるみからある種の慰めを得ています。今、ぬいぐるみの犬は、リーチさん宅のソファにずっと置かれている。
でも、ぬいぐるみのおかげでティムは辛さを乗り越えている気がします。私が予想していたより、ティムは早く元気を取り戻してくれました。(リーチさん)
その上でティムが仰向けに寝ているのを見つけるたびに、リーチさんはティムが大親友ベンとの懐かしく楽しかった日々を夢見ていると想像している。
2匹の絆は本当に特別で美しいものです。ベンが旅立っても、2匹のつながりは永遠だ。
そしてティムは、ベンと再び会うことができる。なぜなら、ベンは虹の橋のたもとで、きっとティムを待っていてくれるだろうから。
References:Tiny Dog Grieving Loss Of Best Friend Snuggles Up To Toy That Looks Just Like Him/ written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
泣いた。ティムさん良かったね。
ベンさんもひと安心してるだろうなぁ。
2.
3. 匿名処理班
だから泣かせるんじゃないよ職場なんだよ
4. 匿名処理班
歳とるともう駄目だわこういうの泣いちゃう
5. 匿名処理班
昼休みなのに泣いてしまった
6. 匿名処理班
二人で続ける旅の道は〜
ほら何でも仲良く半分ずーつ
ジョリイとプッチやん…🥺
7. 匿名処理班
最近なくなった17年一緒にいた猫のことをあまり考えないようにしている。うまく乗り越えていってるみたいでワンちゃんよかったね。おれはまだ写真もろくに見れない
8. 匿名処理班
大きいやつが来たけど動かないんだ
9.
10. 匿名処理班
人とおんなじ、というか人より真っ直ぐで一途な愛情だよね
11. 匿名処理班
片眉毛が可愛い♪
12. 匿名処理班
大きい犬って寿命が短いね
大きくて優しい犬はもっと短く感じるな
13. 匿名処理班
うちもペット亡くしたあとにぬいぐるみ買って愛でてるけどめっちゃリラックスするようになったからおすすめや
14. 匿名処理班
犬だからアリだよね
人間でこれしたらアウトだけど親が死んだ時は「まだ生き返るんじゃないか」とか一瞬思ったわ
うーん
しかし人間が死者そっくりの人形持って寄り添ってるというとダメな感じすごいのに人間が死んだ犬の人形持ってるだとOK感あるのなんでだろう
そして人間視点ではない犬社会ではこれどんな扱いなんだろう
15. 匿名処理班
グレートピレニーズは超大型犬、そして超大型犬の寿命は短く十年前後。
だけどこの記事のワンコ=ビッグベンは、平均以上に、かなり長生きできた。
いつも一緒によりそって頼りにしてくれる小さな友だちがいたからだと思う。
きっと虹の橋の向こうでティムに感謝してるだろう。
16. 匿名処理班
ぬいぐるみを送ってくれた方グッジョブだな
17. 匿名処理班
>>3
仕事しなさい(泣きながらコメント)
18. 匿名処理班
かわゆい
19. 匿名処理班
>>14
毛むくじゃらが生々しさを軽減させている気がする
20. 匿名処理班
相棒の感触を思い出しながら眠ってるんだな