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博物館にレプリカとして保管されていた剣、実は3000年前の本物の剣だったことが判明

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26件のコメントを見る

(著) (編集)

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image credit:Image credit: Field Museum
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 現代の分析技術は、時に予想外の驚きと事実をもたらすことがあるようだ。

 アメリカ・イリノイ州シカゴにある博物館に「青銅器時代の剣のレプリカ」として長年所蔵されていたものが、新たな分析により、約3000年前の青銅器時代の本物の剣であることが明らかとなった。

 この剣は1930年代にハンガリーから博物館が入手したもので、以降最近に至るまで、1世紀近くもレプリカと信じられていたのだ。

Thought-to-be replica sword from ‘Bronze Era’ turns out to be real at the Field Museum

レプリカとして所蔵されていた剣は本物だった

 今から1世紀近く前、シカゴのフィールド自然史博物館はハンガリー国立博物館から青銅製の剣を購入した。

 それは、高品質の模造品であると考えられていて、フィールド自然史博物館では、「レプリカ(模造品)」とラベルを付けて展示していた。

 しかし、今年3月にフィールド自然史博物館で開催される特別展「ファースト・キングス・オブ・ヨーロッパ(ヨーロッパの最初の王)」の準備中に、同博物館の専門家と一緒に働いているハンガリーの考古学者が剣に目を留めた。

 「これは、ひょっとしてレプリカではないのでは?」その疑問を口にした考古学者の発言を重く見た博物館は、成分分析を行うため「蛍光X線検出器」を使用して剣を調べてみた。

 すると、それは3000年前の、青銅器時代の本物の剣だったことが判明したという。

この剣の化学組成を、ヨーロッパで知られている他の青銅器時代の剣と比較したところ、青銅、銅、錫の含有量はほぼ同じでした。

古代の儀式で水中に投げ込まれた可能性

 人類学のキュレーターであるビル・パーキンソン氏は、次のように話している。

通常、私たちが本物だと思っていたものが偽物だったということは良くあります。ですが今回はその逆でした。

認証された本物の剣は、3月のイベント展示で青銅器時代のセクションに展示するには少し遅すぎたので、メインホールに設置することにしました。

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image credit:Image credit: Field Museum

 ちなみに、この剣はブダペストのドナウ川で発見されたとのことだ。

 3000 年前の当時には愛する故人や戦いを記念する儀式として、戦士たちが川に剣や鎧を投げ込む習慣があったそうで、もしかしたらこの剣も儀式として川に投げ入れられた可能性があるという。

References:Mistaken For A Replica, This Sword Is Actually A 3,000-Year-Old Weapon / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 26件

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  1. これは本物の聖剣だったのかーーー!!!

    みたいな展開を希望

    • +5
    1. >>7
      特別展の準備中にその場に居たハンガリーの考古学者が気付いて
      「ひょっとしてレプリカではないのでは?」と言ったからと書かれとるやん。
      この人が凄い目利きなのか、博物館が節穴なのかはわからんけど。

      • +11
    1. >>9
      鑑定家「な、なにぃ~! これはゼロの作だったというのかっっっ!」
      ゼロ「(もう一本を叩き折りつつ)フンっ、本物は一つで良い・・・」

      こうですね分かりますW

      • 評価
  2. どの時点でどういう経緯でレプリカ判定されたのかが気になる…

    • +10
  3. 3000年前にこんな剣を作る技術があったとは

    • +2
    1. >>11
      青銅器は歴史結構古いからねぇ
      逆に鉄器は結局新しい

      • +5
      1. >>16
        多くの地域では石器→青銅器→鉄器の順で進んでくのよな。
        石器から一足飛びに鉄器へ進んだり
        青銅器と鉄器が同時に伝わったりすることもあるけど。
        広義では現代もまだ鉄器時代。

        • +12
        1. >>17
          鉄を越える超合金の時代はいつ来るやら

          • +1
    2. >>11
      3000年前は紀元前10世紀。ヒッタイトによって「鋼」が開発されたのが今から3500年ほど前。紀元前15世紀前後と言われている
      その後ヒッタイトの崩壊や様々な伝播があって、中央ヨーロッパに伝わったのは紀元前8~6世紀。今から2800~2600年前となる
      それまで欧州は石器。もしくは青銅器文明だったと考えらえる

      • +1
      1. >>26
        二段目。何が伝わったかが抜けてるのでわかりにくいですね。「鉄器」です

        その後ヒッタイトの崩壊や様々な伝播があって、中央ヨーロッパに鉄器が伝わったのは紀元前8~6世紀。今から2800~2600年前となる

        • 評価
    1. >>14
      むしろ酸化皮膜が表面覆ってるお陰で形保ってる

      • +12
  4. 緑青が出てるから、錆がそれ以上侵食しなかったんだな

    • +2
  5. 1930年代にシカゴの博物館が取得した時の授受のどこかで記載違いがあったのではと考えているにしても、原因が送り側か受け側かいまさら謎なんでしょうかね。「レプリカではない(のでは)」と数十秒で見て取ったハンガリーの考古学者がさすが。
    中世に作られた”青銅器時代の青銅器レプリカ”の本物→青銅器時代に作られた青銅器の本物…どちらも貴重ではあるのか

    • +6
  6. 買った時からレプリカ扱いだったのか、それともどっかで間違えてレプリカ判定しちゃったのか

    • +4
  7. >>「これは、ひょっとしてレプリカではないのでは?」その疑問を口にした考古学者の発言を重く見た博物館

    これが研究者の真骨頂

    • +8
  8. 入場客が大幅に増えるのなら
    平然と嘘を流すってやつ

    • -4
  9. 刃がついているかどうか?をちゃんと確認する為に、
    その剣で試し斬りでもしたのか?と思いましたよ。

    • 評価

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