
image credit:Reid Parker/Twitter
オーストラリアの女性教師は、22人のクラス全員の生徒たちが描いた絵をもとに、そっくりのぬいぐるみを作成し、クリスマスプレゼントとして生徒たちに手渡した。そのぬいぐるみの出来栄えもさることながら、先生の心温まる行為に感動した父兄が、SNSに投稿したところ、瞬く間に拡散し、多くの人々から称賛の声が寄せられた。
自分の時間を削って、子供たちのために一生懸命作ってくれた教師の努力に、親もSNSユーザーも感動。何より、素敵なプレゼントをもらった子供たちは大喜びした。
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子供たちが描いた絵を先生がぬいぐるみに
12月19日、オーストラリア・メルボルン北部の学校に通うオスカー君(6歳)の父親、リード・パーカーさんがツイッターでシェアした投稿が、大反響を呼んだ。2か月ほど前、オスカー君のクラスの生徒全員(22人)は、先生にリクエストされて、それぞれ紙に好きな怪物の絵を描いた。
その絵をもとに、先生は勤務時間外にこつこつと、22個分のぬいぐるみを作成したのだ。
学期の最後の週、先生はクラスの子供たちにクリスマスのサプライズとして、それらののぬいぐるみをプレゼント。
オスカー君が描いたGooGoo(グーグー)と名付けた真っ黒の毛むくじゃらの怪物は、そっくりそのままぬいぐるみになっていて、オスカー君は大喜びした。
オスカーは、それはもう大興奮でした。クリスマス休暇にニュージーランドに家族で帰った際にも、息子はそのぬいぐるみを持って行きました。(リードさん)
My kid’s teacher made toys for her class based on their drawings.
— Reid Parker (@ReidParker_) December 19, 2022
Pay teachers more pic.twitter.com/3vBuQ4Zaw6
先生に感謝を込めてTwitterでみんなの絵とぬいぐるみをシェア
リードさんは、オーストラリアの教師の給料があまりよくないにもかかわらず、このように自分の時間を割いてまで、子供たちのためにぬいぐるみを作成してくれた先生に大きな感動と尊敬を覚えた。そして、SNSのグループチャットでオスカー君のクラスの保護者に声をかけ、子供たちが描いた絵ともらったぬいぐるみの写真を送ってくれるよう依頼。全員に許可を取って、先生への感謝の気持ちを込めて、ツイッターでシェアした。
— Reid Parker (@ReidParker_) December 19, 2022
オスカー君のクラスメート、キット君も先生がくれたぬいぐるみにとても喜んでいたようで、キット君の母ミッシェルさんは、このように語っている。This one is “The Bloop” pic.twitter.com/DvKxI8jl0m
— Reid Parker (@ReidParker_) December 20, 2022
息子が描いた怪物が生き返ったのを見て、驚きしかありませんでした。子供は、ずっと大切にすると大喜びです。
寄付サイトで学校に寄付を呼びかけ
今回、クラスの子供と親だけでなくSNSでも大きなインスピレーションを与えてくれた先生への感謝を示すために、リードさんはクラウドファンディングサイト『GoFundMe』でアカウントを立ち上げ、学校への寄付を呼びかけた。学校の教師は、私たちの子供が起きている時間の半分を一緒に過ごし、子供たちが将来成長していくのを親同様に助ける人です。現在、寄付は目標金額を超えた3324オーストラリアドル(約30万円)が集まっている。
今回、息子の先生は1人1人の生徒に、このような素晴らしいプレゼントをしてくれました。
前に、他の人がたくさんのぬいぐるみを作っている投稿を見た時、何百時間もかかると言っているのを見たので、絵をもとに22個作成するのにどれほどの時間がかかったかを考えると、ただただ尊敬しかないですね。
このような素晴らしい教師の給料がもっと上がってもいいと、私は思っています。(リードさん)
ちなみに、この先生はコロナのロックダウン時にも、学校に来ることができない生徒たちのために、1軒1軒を車で回り、おもちゃを届けてくれたという。A teacher at a school in Australia has gained fans around the world after making stuffed toys for each of the 22 students in her class based on drawings of their dream monsters. https://t.co/N3LbXtV76a
— SBS News (@SBSNews) December 23, 2022
ただ、メディアの取材には先生は匿名を希望していて、「SNSでの圧倒的な反応にとても感謝しているが、これ以上注目されたくない」と話しているそうだ。
References:A teacher made toys for her class based on their drawings/ written by Scarlet / edited by / parumo
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コメント
1. 匿名処理班
クオリティ高くてすげえわ。
2. 匿名処理班
ほ〜すごい
芸は身を助ける…?
3. 匿名処理班
ぬいぐるみ作ったことある人ならわかると思うけど、
これかなりの労力よ。
まず、各モンスターの色や質感に合わせていろんな生地を買い揃えるだけでもすごく大変だし、お金も結構かかる。
4. 匿名処理班
これは凄くいい!!子供の頃描いたものが本物にならないかなっていつも思ってたからこんなことしてくれたら嬉しいなんてもんじゃないよ!
5. 匿名処理班
一生の宝物になるな、良い先生や
6. 匿名処理班
これ以上注目されたくないと話しているのだから寄付は止めるべきだし、クラウドファンディングサイトでの公表は即座に削除するべき
本人の意思を尊重しような
7. 匿名処理班
※6
可哀想な人だねきみは
8. 匿名処理班
GooGoo欲しい。
自分が幼稚園の時、すごく好きで描いてた怪獣にそっくりだ。
9. 匿名処理班
※6
叩きも賞賛も、拡散する方は己の行為を疑わないのが厄介だね
ストーリーばかり見て一個人のことを考えられないんだ
10. 匿名処理班
めっちゃ忠実に作ってあるのに可愛い
11. 匿名処理班
かわいい
ミント色の便座みたいなやつのぬいぐるみほしい
12.
13. 匿名処理班
うわあ、やりすぎ…先生に限らず、勤務時間外に仕事をするのを称賛しちゃいけないと思う
この先生はぬいぐるみ作りが趣味なだけだよね
14. 匿名処理班
先生の気持ちもすごいし技術もすごい
材料選びから裁断縫製、ひとつひとつのデザインが特異って考えたら
ほんとに時間かかってると思う
15.
16. 匿名処理班
グーグー良いね!
子供達のデザインセンスもさる事ながら、それを現実化出来る先生の技術力も凄い
一生の思い出と宝だね
17. 匿名処理班
※11
カチューシャっていおうやw便座てw
18. 匿名処理班
子どもが無茶苦茶リアルなえろい絵描いてきたらどうするんだろう?
19. 匿名処理班
>>17
昔使ってた便座カバーにしか見えなかった・・・
20. 匿名処理班
身バレしたら、今後も作らないといけないというプレッシャーがのしかかってくるからな。
21. 匿名処理班
技術すごいし、ゆるキャラみたいにするデザイン設計力もすごい
22.
23. 匿名処理班
すげー全部オンリーワンでみんな違ってみんな良いってやつやん
教育としても最高でしょ