メインコンテンツにスキップ

学校閉鎖中、受け持ちの生徒たちを思い、全員の編みぐるみを作った小学校教師(オランダ)

記事の本文にスキップ

22件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Franklin Mill Store/Facebook
Advertisement

 オランダでは、5月11日から段階的緩和措置が始まり、一部地域や学年別に徐々に学校再開を始めているが、まだ閉鎖されている所もある。

 ある小学校の女性教師は、自宅待機時間を利用して、会えなくなってしまった生徒たちへの思いを込めて、クラスの23人の編みぐるみを作るというクラフトに取り組んだ。

 完成した編みぐるみは生徒1人1人の特徴をとらえた、とてもかわいらしいもので、その写真がSNSでシェアされると、感動の声が多数寄せられたという。『Up Worthy』などが伝えている。

担任教師、教え子たちに会えない寂しさから編みぐるみを作成

 オランダの北ホラント州ハールレムにある小学校『Dr.H.Bavinck School』は、現在もまだ学校が全学年の生徒に対しては再開されておらず、23人の教え子を受け持つインゲボルグ・メインスター ヴァン・デル・ドゥイン先生は、ロックダウン中生徒と毎日顔を合わせることのできない寂しさを抱えていた。

 そこで先生は、教え子たちの編みぐるみを作ろうと思いついた。

 以前、ネットで見た編みぐるみの方法を覚えていた先生は、1つの人形に3~4時間かけて生徒への思いを込めて仕上げていった。

生徒たちの特徴を人形に取り入れ23体を完成させる

 生徒のヘアスタイルや髪の色、普段よく着ている服、そばかすなどの特徴を正確に表現して完成した23体の小さなかわいい編み人形を、先生は写真に撮影し、1人1人の生徒のもとへ送った。

 写真には、敢えてどの人形が誰なのかを記していなかったが、ほとんどの生徒が自分の特徴を持つ人形をすぐに認識できたという。

 しかし、教え子たちから「先生の人形はどこ?」と尋ねられてハッとした先生。クラスは、教師と生徒がいてこそ成り立つもの。生徒たちに大切なことを気付かされた先生は、すぐに自分の編みぐるみを作成した。

 時間をかけて、会えない子供たちへの思いを込めながら一生懸命作った編みぐるみがSNSでシェアされると、先生の生徒に対する思いや、その可愛さに称賛の声があがった。

 会えない時でも、生徒たちとの触れ合いを持とうとするインゲボルグ先生に、きっと子供たちも学校で再会できるのを楽しみにしていることだろう。

written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 22件

コメントを書く

    1. ※2
      なんでこのほのぼのとした流れでこのコメ書いた
      不意打ちすぎて不覚にも笑ってしまったじゃないか

      • +8
  1. 自分語りになるけど、よく通ってたタバコ屋の婆ちゃんが俺の似顔絵を水彩で描いてくれた時、あんまり上手いとは言えなかったけどすごく嬉しかったな
    この先生が作ってくれた人形も子供たちの大切な思い出になってほしい

    • +32
  2. カワイイしクォリティたかいなあ
    子どもたちも嬉しかったろうなあ

    • +25
  3. 女子に比べ男子の地味さよ。
    髪短いしオシャレしないからしゃーないか。

    • +1
    1. ※5
      真っ赤なTシャツ!
      蛍光グリーンのショートパンツ!
      コナン君ばりの真っ青ジャケット!

      …みたいな服装の子もいたら
      もうちょっとカラフルになったかも知れないが、
      先生の手持ちの毛糸の趣味なのか
      全体的にパステルカラーや渋めの色が多く原色系が少ない。
      その中で、ピンクや山吹色などガーリーな色を除くと
      モスグリーン・紺・茶・黒…と、どうも男子の服は地味めだな。
      黄色ぐらいなら男子にもアリな気はするが。

      • +1
  4. いい話だなと思う反面、もしこれが小学校6年生くらいのこどもたちだったとしたらもう少し何か教えることがあるんではと思ったりもする。小学校2、3ねんだったらものすごいいい話。

    • -21
    1. >>8
      愛情を示す、誰かが想ってくれるという事を感じる。
      以上の教育なんてないよ。

      • +12
  5. 自分の子供のように、生徒を愛しているんだね。
    早く学校再開してほしい。

    • +14
  6. やたらとジョジョを引き合いに出すのは控えるべきなんでしょうけど、
    これはダービー(弟)のコレクションを思い出してしまいます。

    • -2
  7. 手作りっていいよね。子供たちは嬉しかっただろうし、先生も楽しめただろう。
    しかしクラスが23人か~。
    自分が小学生の時はクラス47~8人で7組まであったから
    少なすぎてさみしい気がしちゃうけど、
    オランダではそのくらいが普通なのかなー?

    • +3
    1. >>12
      40人を7~8人も超えている状態で
      7組あるなら
      その7~8人を集めてもうひとクラス作れるよね
      先生の負担が多過ぎて気の毒…
      教室が足りないのか
      教師を雇う予算が足りないのか…

      • 評価
      1. ※22
        そもそも40人基準って’80年代からで、それ以前だと
        「超えている」という認識も無かったのでは?
        団塊世代あたりだと、50~60人クラスもザラだったそうだし。

        一山いくらのすし詰め教室の頃だと、
        「言うこと聞かん奴は殴って大人しくさせる」って時代かと。
        その時代だと、なんぼアホでも
        授業中 立ち歩いて騒ぐような環境じゃなかったし。

        あと、現代の先生が大変なのって、むやみに
        報告書や計画書、ルーチン記録などの文書作成が増えて
        疲弊しているって部分もある。
        金八先生の頃みたいに当日の思い付きで
        「よーし、今日は課外授業!」で出かけたりとか出来ないし。

        • +1
  8. 良い先生だなぁ。
    自分が生徒なら嬉しい。

    • +8
  9. 恋しいんだなぁ
    人と会うのが好き、人と話すのが好きって人は相当辛抱堪らん時期よな

    • +1
  10. 肌の色が違う生徒がいたりしたらメンドーな事になってそう

    • -2
  11. 先生という仕事は大変ですが子供の思い出に
    残る仕事です。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。