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「あの時助けてもらった鹿です」孤児の赤ちゃん鹿を助け、自然に帰した数年後、男性の前に姿を現し思慕の情を示す

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(著) (編集)

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 野生動物であっても、困難な時、手を差し伸べやさしくしてくれた人間のことを忘れない。一度心を通わせれば、月日を経ても体に記憶されているようだ。

 数年前に、弱りはてた孤児の赤ちゃん鹿に出会った男性は、元気を回復するまで、自宅の敷地内でお世話をすることにした。

 元気になった鹿は自然へと戻っていったが、その数年後、男性の前に姿を現した鹿。鹿は自ら男性に近づいて思慕の情を示したという。

孤児の赤ちゃん鹿を保護した夫婦

 アメリカ・ジョージア州ハイランに住むカントリー歌手のトラヴィス・トリットさんは、2019年9月に1頭の野生の赤ちゃん鹿に出会う。

 トリットさんの広大な自宅の敷地内に迷い込んでしまったのか、育児放棄されたのか、赤ちゃん鹿はひとりぼっちで、衰弱した様子だった。

 妻のテリーザさんとともに、その鹿を保護したトリットさんは、健康を取り戻すまでお世話をすることに決めた。

 オークリーと名付けた鹿の赤ちゃんは、その後まもなく元気になり、自然へと帰って行った。

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3年後、ふらりとやってきたのはあの時助けた鹿だった

 それから約3年の月日が流れた。自然へ帰ったオークリーはきっとうまくやっているのだろう。思い出の箱にしまい込もうとしたその矢先、仰天の出来事が。

 2021年8月のある朝、ちょうどトリットさんがコーヒーを飲んでいる時、オークリーがトリットさんの家のそばまでやってきたのだ。

 オークリーが玄関先に飾られてある植物のにおいを懐かしそうに嗅いでいた。

 その様子をInstagramに投稿したトリットさんは、「妻と一緒にオークリーと名付けた鹿が今日やってきて、僕たちのそばで寛いでいます。とてもかわいい!」と綴り、久しぶりの再会に喜びをあらわにした。

オークリーは、助けてくれた人のことを忘れてはいなかった

 その後、トリットさんはオークリーに会うことはなかったが、今年10月13日に嬉しいサプライズを受けた。

 この日の夜、オークリーが再び姿を見せたのだ!しかも今度は後ろから近づいてきて、触れ合うこともできた。あの時の感触がよみがえる。

 オークリーは家の場所を覚えていただけではなく、助けてくれたトリットさんたちのこともしっかり記憶していたのだ。

 その喜びを、トリットさんはSNSでシェアした。

これは、オークリーと名付けた鹿です。オークリーは、私の妻が子鹿の時に保護して育てた孤児の鹿でした。

今夜、私が自宅の敷地内を散歩している時に、オークリーが後ろに忍び寄ってきたんです。長い間オークリーに会っていなかったので、嬉しいサプライズでした。

オークリーは、今でも私のことをちゃんと覚えていて、私が危険な存在ではないことを知っていました。自然は素晴らしいです!

 シェアされた動画には、トリットさんに近寄って撫でてもらったオークリーが、思慕の情を示しているかのように、トリットさんの腕を舐めている。

 「あの時のこと、忘れてないよ。助けてくれてありがとう、こんなに大きくなったんだよ」と感謝の気持ちを表しているようにも見える。

 ずっと会っていなくても、オークリーとトリットさんが特別な絆を共有していることは明らかだ。

 この動画を見た人からは、

「なんて美しいの。素敵な友情ね」「そのうち、オークリーに家族ができて、紹介しにつれて来てくれるかもしれないね」「野生の美しい鹿をこんなふうに撫でることができるのってうらやましいな」「助けてくれたことを覚えているのがすごいね」といったコメントが寄せられている。

References:Deer Makes Surprise Visit To Famous Friend Who Cared For Him As A Baby/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 40件

コメントを書く

    1. ※1
      映る角度で目が白っぽく見えるだけで白内障と決めつけてて草

      • +15
    2. ※1
      おそらく目の中にあるタペタムという部分が光を反射して白く見えるのだと思います
      専門家ではないので間違っていたらすみません

      • +3
  1. 「あの時助けていただいた鹿でごさいます」

    人間は自分たちの生存に適した状態に環境を染めてしまえる生物なので、できる限り野生動物とかかわり合いにならない方がいいんだが、この鹿はうまく「人間離れ」をして鹿の世界に戻れたと考えていいのかな。
    それならいいんだが。

    • +16
  2. そのうち鹿が集まる家になる。
    楽しみですね。

    それとは別にダニには注意を。
    動物と触れあうのは素晴らしいことだけど感染には気をつけよう。
    (蝸牛でも蛙でも、ザリガニ他でも触ったら手を洗うように)

    • +11
  3. 違うんだけど
    腹が減ってエサ貰いに来たんだけど

    • -6
  4. 照明のせいではなく、3歳なのに白濁が進んでる

    もしかして別の鹿なのでは?

    • -7
  5. オークリーお利口さん鹿。
    オークリーと優しいご夫婦共々お幸せにね(-人-)

    • +8
  6. グッドボーイ(ペロペロ)でとても和むし良いお話なんだけど
    これ最後のシカはオークリーさんじゃないのでは
    三年後に来た時に夏なのに角が無いからオークリーさんはメスじゃない?
    今年の10月の映像は角からして3~4歳の雄鹿って感じがしないし
    そもそも3年前の最初の画像以外はもしかしたらオークリーさんじゃなくて
    トリットさんのお宅は鹿が集まりやすい素敵なおうちなだけの可能性も…

    • +12
  7. 超有名人じゃん。トラヴィス・トリット。YouTubeでカントリー系聴くとオススメされるよ。

    • 評価
  8. オークリーからあの家に行くとエサを貰えると教えられた別の鹿だったりして

    • +6
  9. 下手すると敷地内が鹿だらけになるから適度な距離感保たないとねえ…。

    • +1
    1. >>16
      コロナ前に奈良公園に行ったら30歳前後のカップルが前歩いていて、彼女が英語で鹿って何て言うの?と質問したら彼氏がバンビーノ!と自信たっぷりに答えて、それ聞いて鼻水出そうになったの思い出した。

      • +5
      1. ※18
        ディアーッ!って言われてもそれはそれでおもろい
        パッとは出ないよなぁ…

        • +1
      2. >>18
        バンビーノはスペイン語だかイタリア語だか忘れたけど、確か『赤ちゃん』って意味ですよね?

        だから仔鹿をバンビって言ったりするとか。

        • +4
        1. ※31
          バンビーナはイタリア語で「ちっちゃくて可愛い」という意味を込めて女性に呼びかける時に使ったりします。「チャオ チャオ バンビーナ」という名曲があります。

          • +1
  10. 広大なってあるからそれなりのお金持ちなんじゃないの
    なら何エーカーもあってリアルに東京ドーム何個分?みたいな可能性あるから普通に鹿住んでるんじゃないかな

    • +1
  11. 動物は放し飼いが理想だと私は思っています
    これこそ人と動物の一番理想の姿なのです

    • -8
  12. 右側の角の方が短いから一回折れたのかな。
    苦労しながら生きて会いに来てくれたんだね

    • +4
  13. 人間はエサをくれるって学習したからヒモジイときは人間の元にって話だろ…

    • -2
  14. 3年に1回ぐらい来てくれるのが
    一番うれしいね

    • +2
  15. 四国も鹿が増えて実家の庭に5m迄寄って来る様に成ったぞ。
    奴等、こっちが何もしないと分かると完全にナメてやがる。

    • +1
  16. 鹿の行動範囲が広がると同時にヤマビルも広がるから
    何か関係があるのかもしれない

    • +1
  17. 同じ鹿だと確信できた理由をなぜ言わない?
    絆があるから一目でわかる!みたいなつまらん言い分でないことを願う

    • -2
  18. 奈良の鹿と違って、普通は野生の鹿は人間見たら逃げるのに、触れ合えたからオークリーだと思ったんじゃない?
    別にええやん、君らもこれがオークリーやと思えば。ええ話やなーで終わるやん

    • +6
  19. 人も動物も変わらない
    むしろ動物のほうが純粋で

    • 評価
  20. 野生動物にエサをやってはならない
    本当に動物愛護を行いたいならそうすべき
    安易な感情と脊髄反射でしか生きられない人は別なんだろうけど

    • +1
    1. ※36
      人間のせいで不利益被った分をカバーしてるだけだしなぁ
      あれこれ理由つけて何もしないどうにでもなれ主義は無関心なだけで愛護だ保護とは逆

      • +2
      1. ※38
        自己満足を「野生動物の役に立ってる」と思い込みたいだけのコドモw

        • -1
  21. 鳥も同じようなことします。昔母が助けた雀のヒナは大人になっても友だちを連れて来たりして会いに来てくれていました。

    • +6
  22. かなり前だけど親が事故死したエゾシカの子を保護して家の元薪小屋で育てて自然に返したら、ある朝その小屋で里帰り出産してたっていう話をテレビでやってたのを見た
    それからも基本は野生で暮らしてるけど時々遊びに来るって

    • +1
  23. ちゃんと覚えてくれてるなんて健気で泣ける
    ただの便利屋扱いで良い様に使われてポイされる自分の様な人間よりよほど恵まれてるし健全な関係ね

    • +1

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