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ライオンの夫の尊い愛情。病気の妻に死の瞬間まで寄り添い支え続ける

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image credit:Animal Defenders International/Facebook
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 南アフリカの保護区で、ムニェカと名付けられた1頭のメスライオンが旅立った。ムニェカは、夫であるレオや子供たちと一緒に、ペルーのサーカスから救出された保護ライオンだ。

 第2の生きるチャンスを与えられたライオン夫婦、ムニェカとレオは、いつも寄り添い合っていた。ムニェカが病気になった時も、レオはそばを離れることなく、ムニェカを抱きしめ続けた。

 これは、生涯にわたる愛を、伴侶の最期の時まで貫いた尊い2頭のライオンの物語だ。

LOVE REUNITED Leo and Muñeca’s Tale

サーカスから救出されたレオとムニェカ

 アメリカとイギリスを拠点とし、国際的に動物救済活動をしている非営利団体『Animal Defenders International(ADI)』は、2014年にペルーのサーカスからひどい扱いを受けていた多くの動物を救い出した。

 オスライオンのレオとその息子チノ、ココ、ロレックスは、2014年8月の最初の強制捜査で無事にサーカスから救出されたが、サーカス側は残りの動物たちの押収を阻止し、その後姿を消した。

 ADIがサーカスの行方を掴んだのは、6か月後のことだった。

 およそ1000km離れた場所にいるサーカス一団から、ADIはメスライオンのムニェカとその娘たち、アフリカとキアラを含む合計100以上の動物たちを救い出した。

 一時期、離れ離れになってしまったレオとムニェカは、再び一緒になることができた。

保護区で元気を取り戻し、家族仲良く暮らしていたレオとムニェカ

 救出された当初は、荒んで元気がなかった様子のレオだったが、他のライオンたちと一緒にペルーの一時保護施設かから南アフリカの広大な保護区に輸送されると、本来の姿を取り戻した。

 写真右が、保護されて元気になったレオの姿だ。

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 第2の生きるチャンスを得たレオとムニェカの一家は、保護区ではほとんどいつも一緒にいたという。

 特に、レオとムニェカが木の下で仲睦まじく、のんびりと寄り添う姿をADIのスタッフはよく目にしていたそうだ。

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病になったムニェカを労わるレオの愛

 しかし、今年8月にムニェカは突然病に襲われた。

 レオは、ムニェカの状態がおかしいことに気付くと、いつにも増してそばで見守るようになった。

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食べる体力が衰えたムニェカに、レオは食べ物を勧めようとしたり、抱きしめるようにして慰めたりしていました。

 ライオンの仲間や夫婦が分かち合う絆の親密さを何度も見てきたADIのジャン・クリーマーさんは、その瞬間2頭の強い愛を感じたという。

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研究によると、ライオンは社会的絆を強めるために、お互いに抱き合うことがわかっています。レオとムニェカは一緒に過ごしている間、何度も何度も抱き合っていました。

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最期までレオに愛されて旅立ったムニェカ

 9月、ムニェカは19年の命を終えて旅立った。

 レオは、最期の瞬間までムニェカのそばにいた。ムニェカは、レオに愛されていることを肌で感じながら、この世を去った。

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 2頭を見守ってきたスタッフたちも、ムニェカとの別れがとても悲しかった。と同時に、最愛のムニェカを労わるレオの姿や、2頭の美しい愛の瞬間を目の当たりにして、大きな感動を覚えたようだ。

 レオの救助スタッフたちは、今後レオがムニェカの死を乗り越えていけるように、たくさんの特別なごちそうを与えて、より注意深く見守っていく予定だということだ。

References:Lion Husband Stays By His Sick Wife’s Side Until The Very End/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 20件

コメントを書く

  1. 人間の男は妻に先立たれると、みるみる元気を無くすからな・・・
    愛情の深いライオンも同じなんだろうね。つらいわ。

    • +37
  2. ライオンの夫婦ってそんなに愛情深いイメージなかったからちょっと驚き

    • +17
    1. >>2
      多分、群から離れさせられて特殊なサーカスという環境下に居たから、他のライオンより特殊かもしれないね。

      • +11
  3. 傲慢な人間に無下に扱われたライオン夫妻可哀そう
    最後は幸せに暮らしたんだろうな
    ニンゲンってほんとう悪よね

    • +9
    1. >>3
      保護するために動き、保護した後も見守り続けた人たちは何に分類されてんの?

      • +15
  4. >3
    それを救った人間もいたって話なので一括りには出来ないと思いますよ。

    • +30
  5. やめろ
    いま昼休み中なんだ泣かせるな
    うわぁああ(TДT)

    • +11
  6. 良い話だ
    もっと妻にやさしくしようと改めて思った

    • +10
  7. 問題です

    剥製にしたらどんな態度をとるとおもいますか?

    ①寂しくないから寄り添う
    ②ドン引きして寄り付かない
    ③その他

    • -46
  8. 基本的にライオンはメスの群れにオスが迎えられて家族を作る。
    オスが年を取ってヨボヨボになると新しいオスがハーレムを奪いに戦いを挑んできて、元のオスは負けると追い出される。
    こういうツルのようにずっと一匹と寄り添うのはとても稀。人間に飼われていた影響かもしれないが、自然界でも
    メスに優しく思いやりのあるオスがヨボヨボになってしまって若いオスに戦いを挑まれたが、メスがこの人が良いと若いオスを代わりに追い払って、ずっとそのオスが群れに居続けたって例もあるから
    レオはよっぽど人格者だったと思われる。

    • +39
    1. ※13
      ライヤが死斑病で死んだときもレオに見守られながら息を引き取ってたな

      • +1
  9. ライオンはネコの仲間としては、コロニーを形成するし社会性が高いのかもね
    他のオスに追い払われてコロニーの主が変わるけど、それまではメスとはそれなりに仲が良いのかも
    個体差も大きいと思うけれど

    • +3
  10. 20年前に亡くなったアフガン・カブールの動物園にマルジョーンというライオンのことを思い出すな。
    1995年におこった事件で失明したのだけど妻のチューチャがエサの場所を教えたり助けていた。
    チューチャが先に亡くなった時は4ー5日間悲しげな鳴き声をしきりに上げていたそうだ。

    • +12
  11. 飼育下だと
    新しいオスが来て
    年を取ったオスが追い出される事もないから
    ずっと同じ夫婦でいられるし
    長い年月を積み重ねた絆は
    動物同士の方が強く感じるんだろうな

    • +10
  12. レオはオッドアイかと思ったけど、7年前の写真を見ると白内障かな??

    • 評価
    1. >>23
      管理状態が悪くて瞬膜が出てたんじゃないかな

      • +5

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